足首を細くする方法。スラリと美しい足首を目指すには?
キュッと引き締まった足首でハイヒールをかっこ良く履きこなす女性、憧れますよね。でも「歳をとって、なんか足首(のくびれ)が無くなってきた…?」と気にしている人もおられるのではないでしょうか。
足首のくびれが無くなる事を、「象足」と言ったりするそうです。なんて残酷な表現だろうと思うのですが、象足になるのはやっぱり嫌ですよね。足首が太くなる原因と、象足を解消する方法を知って、ハイヒールの似合う細い足首を目指しませんか?
足首が太くなる原因は幾つかあります。「骨が太い」などどうしようもない理由もあるのですが、改善出来る原因も沢山あります。
「むくみ」が原因
足首は全身に血液を送り出す「心臓」から最も遠い場所にあります。この為他の部位に比べて血の巡りが悪くなりやすいのです。睡眠不足やちょっとした体調不良は心臓が血液を送り出す力を低下させます。
また、運動不足の人は血行が悪くなりがちです。塩分の摂り過ぎもむくみの原因になりますので、塩辛い食事を好む人も足がむくみやすいと言えるでしょう。
仕事柄同じ姿勢でいる時間が長い人はリンパの流れが悪くなり、セルライトの原因になる老廃物が溜まりやすくなります。立ち仕事の人は足に疲労が溜まりがちなので特に要注意です。足に合わない靴を履いている場合も同じです。
夕方、仕事が終わる頃になると明らかに足の太さが違うという人も多いと思います。見た目にはそれほど違わないけど、靴下の跡が足に付きやすいという人も足がむくんでいるサインです。
筋力不足が原因
加齢や運動不足などで足の筋力が落ちていると脂肪がつきやすくなります。また、筋肉は血の巡りにも深い関わりがあります。
つまり筋力低下も血行不良→むくみの原因になると言えます。
足の骨がズレている
足首には膝下の2本の骨(脛骨と腓骨)・くるぶし・踵の骨を繋ぐ関節が存在します。この関節を覆って支えているのが靭帯です。
関節部分の骨がズレている人はそれを支える為に靭帯が厚くなります。これも足首が太くなる一因なのです。関節の骨がズレてしまう原因は、
- 歩き方
- 骨盤の歪み
- 重心の偏り
- 足を組む等のクセ
- O脚やX脚
などがあります。
象足を解消!足首を細くする方法
それでは、むくみや筋力低下・足の骨のズレを解消して足首を細くしていきましょう。
マッサージでむくみを改善する
足のむくみを取るマッサージをご紹介します。足の疲労を取り去り、血液・リンパの流れを促進する効果があります。
肌への摩擦を抑え、マッサージしやすいようにボディクリームやマッサージオイルを使用しましょう。
- 手で握りこぶしを作ります。曲げた指の関節の部分を使って足首から膝の方へ、足をさすります。
- 片足の膝を立て、膝の裏にあるくぼみを両手の親指以外の指を使い5秒間押します。
- くるぶしの突起した骨のまわりを親指で円を描くように押していきます。まず内側、そして外側のくるぶしも同じように。
- 最後に足の甲をさすります。握りこぶしで足指からすねの方向に向かってさすりましょう。
ストレッチをする
ストレッチも足の疲労を取り除くのに効果的です。関節を柔軟にしておくこともむくみ防止に繋がります。
- 足首を回すストレッチ
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- 座って右足を左の太ももの上に乗せます。
- 左手の指と右足の指を組み合わせ、右手は右足の足首を軽く掴みます。
- 足指と組んだ左手で円を描くように誘導し、足首を回します。
- 時計回り→反対回りに回し、反対の足も同じように行いましょう。
- 仰向けで行うストレッチ
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- 仰向けに寝て、片足の膝を立てます。
- 立てた足のかかとを上げ、爪先を丸めて床に軽く押し付けます。
- 今度は爪先を上げ、かかとを床に押し付けます。
- 反対の足も同様に行います。
- 立って行うストレッチ
-
- 足を前後に大きく開いて立ちます。
- 前方の足の膝を曲げ、後方の足をピンと伸ばし、アキレス腱を伸ばしていきます。
- 足を入れ替えて反対側も同様に行いましょう。
- 座って行うストレッチ
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- 足を揃え、前方に伸ばして座ります。
- 足の爪先を、自分の方に向けて反らしていきます。
- そのまま10秒静止し、元に戻します。これを5回行います。
「冷え対策」を行う
前述の通り血行不良がむくみの一因となりますので、足だけではなく体をなるべく冷やさないよう、日常生活の中で意識しましょう。
足首だけではなく、首、手首の3か所を温める事が冷え対策に有効だと言われています。皮膚のすぐ下に大きな動脈が通っているため、ここを冷やさない事が大切なのです。
寒い時は厚手の靴下やレッグウォーマー、手袋、マフラーやネックウォーマーなどで冷気に晒さないよう注意しましょう。就寝時は湯たんぽなどを使用するのもおすすめです。お風呂に入る時は湯船にゆっくり使って体を温めて。
食べ物にも体を温める効果を持つものがあります。
- にんじん等の根菜類
- カボチャ
- しょうが
- にんにく
- シナモン等のスパイス
- 鶏肉
- サバ
等が良いと言われています。こういった「体を温める食品」を積極的に摂り、冷たい飲み物などは控えるようにしましょう。
正しく歩く・姿勢を見直す
骨の歪みや関節のズレを改善する為には日常の姿勢に注意する事が大切です。特に歩き方。おかしなクセのついた歩き方をしていると、足が疲れやすくなりむくみの原因にもなります。以下の点に気をつけて歩くようにしましょう。
- 着地はかかとから。重心を前へと移動し、しっかり足の指を使って爪先で地面を蹴る。
- 足だけ前に出すのではなく、骨盤を回旋し、みぞおちから足を出すようなイメージで。
- お尻とお腹(みぞおちの辺り)に軽く力を入れ、グッと引き締めるよう意識する。
- 背筋を伸ばし、猫背にならないよう肩甲骨を寄せて胸を開く。
- 目線を上げ、顔は前へ向ける
歩き方以外にも、
- 立っている時は重心を左右均等にする
- 座っている時は足を組まない
- 猫背にならないように気を付ける
など、常に良い姿勢で居るよう心掛けましょう。
サプリメントを利用する
脚痩せ効果を謳った様々なサプリメントが出回っています。脚痩せに効くサプリメントは大きく2種類に分かれます。むくみの改善に効果があるタイプと、脂肪を燃焼するタイプです。
むくみ改善に効くサプリメントは、
- カリウム
- メリロート
- シトルリン
- ポリフェノール
など。脂肪燃焼効果があるのは、
- Lカルニチン
- カプサイシン
などが配合されたものです。また、幾つかの成分を併せ持ち脚痩せ効果に特化したサプリメントも作られています。
サプリメントだけで足首を細くするのは難しいですが、補助的に使用すれば脚痩せをサポートしてくれる心強い味方になるでしょう。
着圧ソックス・タイツを利用する
履くだけで足に適度な圧力をかけ、足が細くなると言われている着圧ソックスやタイツ。どうして圧力をかけると足が細くなるの?と思う人も居るかも知れませんね。
先に述べた筋肉が血液を心臓へ戻す役割、これを外から圧力をかける着圧効果で補助する事により、血の巡りを良くしてむくみを改善する効果があるのです。
着圧ソックスは長さも様々で短いものから太ももまでサポートしてくれるものもあります。タイツやレギンスタイプのものはお腹やお尻までカバーしてくれますし、冷え対策にもなりますね。
また、オンタイム用やオフタイム用、就寝用など様々な生活シーンに合わせたものも販売されています。
むくみと歪みを撃退して、細い足首を手に入れましょう
足首の太さは食べ過ぎなどによる肥満よりも、疲労や冷えなどから来る代謝不良が原因であることが多いようです。
こういったものは日常の忙しさの中でつい見過ごしてしまいがちですが、蓄積し続けると病気の原因にもなり得るものです。足首のむくみ・歪みを解消する事は健康に繋がるとも言えるでしょう。
ハイヒールの似合う細い足首を目指して、体をケアしていきましょう。
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