顔イボが出来た…市販薬で治すなら知っておきたい種類・効果・注意点

顔イボの薬をぬっている女性

イボ治療薬の市販品がたくさん出てきました。貼るタイプや内服薬、敏感肌の人には天然成分のオイルなど、需要に応えられるのも心強い限りです。

薬の使用には、注意書きをきちんと読むことを忘れないでください。使用できる場所や使用頻度を守ることが最善の治療につながるからです。むやみな使用は逆効果です。

薬にどんな種類があって、それぞれの効果はどれ程か、ということを知っておくのは、使用の大前提です。

イボを薬で治す方法は大きく分けて4種類

病院で手術を受けたり、イボケア化粧品を使ったりと、イボの治し方は様々です。

レーザー治療や液体窒素などイボ手術のバリエーションは増えてきていますが、手術でイボをとるとなると勇気がいりますね。他方、化粧品で治すのはスタートのハードルが低いです。

市販の治療薬は手軽に使えて、効果も認められるので試してみる価値がありそうです。

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【内服薬】即効性があるものはほとんどない…長い目で効果を実感

イボの内服薬といえば、ヨクイニンです。ヨクイニンはハトムギとほぼ同じ成分で、古くから肌に良い薬として利用されてきました。

消炎作用や身体の水分を整える効果があるとされています。イボだけでなく、肌荒れが気になる際にも服用すると良いでしょう。

ヨクイニンはイボに即効性があるものではありません。どちらかといえば、肌環境を整えるためのお薬だからです。

肌の免疫力をあげることで結果的にイボの撃退に繋がるとの考え方です。

素早く治すことはできないけれど、長期的に服用することでイボのみならず肌全体のきれいさを保てるのがヨクイニンの効果です。

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【塗り薬】定番のイボコロリは顔には使用NG…

塗り薬も種類がたくさんある中で、有名なのはイボコロリでしょう。イボコロリには即効性があるとあって、イボに悩む多くの人の支持を集めているところです。

イボコロリが他の塗り薬と違うところは、サルチル酸が配合されていることです。皮膚の角質を柔らかくするというサルチル酸の成分を利用してイボをとる薬です。

サルチル酸は非常に強い成分。イボ以外の肌にまで影響を与える可能性があります。皮膚が薄く、デリケートな部分への使用は避けた方が良さそうです。

ヨクイニンは塗り薬に配合されていることもあります。ヨクイニン自体は漢方の一種で、身体に良いものです。顔や首筋等、目立つ部分には優しい成分の塗り薬が安心です。

▼顔イボにイボコロリは?についてはコチラも参考にしてみて!

【天然オイル】安心して使えるとあって人気上昇中

天然成分のオイルは「強い薬で無理に治すよりも、安心して使い続けられるものが良い。」という人の間で人気です。

具体的にはドクダミ、杏仁、木酢液といったもの。ドクダミや木酢液には殺菌・除菌作用があり、杏仁は肌の代謝を助ける働きがあります。

どれも民間療法で用いられていたものです。身体に優しい成分ではありますが、当然ながら即効性はありません。長期にわたって使い続けられる人におすすめの方法です。

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【貼り薬】種類が少ないが手軽で簡単なところがメリット

種類は少ないですが、貼るタイプの薬も市販されています。1日1回貼りなおすだけで治療できるので、とっても楽です。

貼り薬は、顔や首筋の治療には向いていません。即効性が高いゆえに、強い薬を使っているものが多く、そもそも薬を貼っている部分が目立ちます。

せっかくイボが治っても、周辺の肌が荒れてしまったり、イボが余計に広がってしまうなら本末転倒ですよね。

貼るタイプの治療薬は、足裏や腕など目立たない部分で使用することをおすすめします。

薬の効果には個人差がある…すぐに効果が出なくても仕方ないと思おう

市販薬はすぐに手に入り、それほど高くありません。

イボ治療に時間とコストをかけたくない人には、もってこいの治療方法です。とはいえ、イボは簡単に治るものばかりではありません。

ウィルス性、老人性に2分されるイボ。ウィルス性イボの原因はヒトパピローマウイルスとわかっています。

ヒトパピローマウイルスの種類は100以上あって、特定するのは困難です。市販の薬では効かないウィルスかもしれません。

老人性イボはレーザー等の手術を除き、ほとんどの治療法が長期戦になります。つまり、市販薬でイボを治すということは、ある程度の機関を覚悟しなければなりません。

薬が合わない場合は、肌荒れや周囲への転移の危険があります。

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イボ治療に薬を使うなら、注意しておきたいこと3つ

薬を使う際に一番大事なのが、説明書きをよく読むことです。使用回数や使用料を守ってこそ初めて効果が発揮されるものです。

説明書きには注意して使用すべき項目もあるでしょう。例えば、皮膚が薄い部分への使用や妊娠中の使用についてです。

顔・首に使用禁止なものもある!使える場所を確認しよう

先に紹介した、サルチル酸のような強い成分を含む薬の場合は顔・首筋への使用が禁止されていることが多いです。

知らないで使ってしまっては大変。周辺に皮膚が荒れると、免疫力が下がるのでウィルス性イボなら増殖の危険があります。使用可能箇所の確認は必須です。

効果は人それぞれだけど…治らなければ医者に行くことを考えよう

治療薬を塗ったからといってイボはすぐには治りません。それでも徐々に良くなっているようなら少し安心です。

問題は、一向に変化なしの場合と余計にひどくなる場合です。

酷くなるなら、そのイボはウィルス性の可能性が高く、さらに現在の治療薬が効かないということを示しています。広がる前に、医者にみせましょう。

一向に変化がないなら老人性なのかもしれません。老人性イボには長期の治療がつきものですが、医者に相談することでより良い手段が見つかるかもしれません。

薬の注意書きを読もう!妊娠中は使用できない薬もある

妊娠中の薬の使用には気を配りましょう。例えば、身体に良いとされるヨクイニンですが、妊娠中は避ける方が良いでしょう。

ヨクイニンとほとんど同じ成分のハトムギ茶は健康茶として知られていますが、余分なものを排出する働きがあります。

イボという異物を排出してくれることを期待して、ヨクイニンを服用・塗布します。ただ、赤ちゃんを異物とみなしてしまうなら大変です。

普段からヨクイニンを服用している場合は、妊娠した時点でいったん服用を中止し、お医者さんに確認しましょう。

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イボの薬がたくさん出ているのは心強いが、頼り過ぎは禁物

塗り薬・貼り薬・服用など、イボ治療薬のバリエーションは広がっています。薬のメリットは3つ。

  • 手軽に使える
  • 高額な治療費がかからない
  • 治療を始めるハードルが低い

仕事や家庭のことで大変な現代人は、病院に行く時間もなかなかとれません。そんな時に、薬局で簡単に手に入る治療薬は本当に助かります。病院での治療に比べてコストもかかりません。

他方、デメリットもあります。

  • 治療は長期にわたる
  • 薬が効かないこともある
  • 薬が使えない状況・場所がある

様々、種類があるイボにピッタリ合った薬を見つけるのは大変なことです。医者でのない限り無理でしょう。うまく効けば幸運ですが、そうでなければ周辺に転移することも。

市販薬は応急措置としては素晴らしいですが、症状が長引くようなら病院で診断してもらうことをおすすめします。

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