顔の歪みは「老け顔」の原因に!チェック法と原因、対処法を知ろう!
顔の歪みは、女性の見た目に関わる重大な問題の一つです。多少の歪みは仕方がないものの、ちょっとした生活習慣が原因で、どんどん歪みがひどくなってしまう可能性も…。
口やあごの高さが違う顔は、やはりどこか違和感を抱かせるものです。歪みがひどくなるまえに、自身の状況を知り、改善策を頭に入れておきましょう。
「顎が長い」「骨格が目立つのが気になる」なんて悩みにも、対応できるかもしれません。顔の歪みの原因と、避けるべき生活習慣、改善策をお伝えします。
顔の歪みは、ほうれい線やたるみの原因にもなる!
人間の顏は、生まれた瞬間から多かれ少なかれ歪んでいるもの。「完璧な左右対称」というのは、なかなかお目にかかれません。こうした歪みも、外見の個性につながっている、というわけですね。
とはいえ、数十年も生活していく中で、歪みが徐々にひどくなってしまうケースがあります。
人間の顏は左右対称に近ければ近いほど「美しい」とされていますから、顔が歪むことで、外見の劣化にもつながってしまう可能性があるのです。
顔の歪みは、以下のような困った事態を引き起こします。
- 顔が大きく見える
- 顎が伸び、顔が長くなる
- 各パーツのバランスが崩れ、不自然な表情になってしまう
- 肩や顔のこり
- 顔のむくみ
- たるみ
- シミ・しわ
- ほうれい線が目立つようになる
なぜこれらのトラブルが引き起こされるのか、歪みとの関連性について詳しく解説していきます。
顔の大きさ、あごの長さは「筋肉」のバランスが原因
顔が大きく見えたり、あごが伸び、顔が長く見えたりすると、女性の見た目にも多大な影響を与えてしまいます。実際に「若い頃と比較すると、顔の輪郭が変わってしまった」なんてお悩みを抱いている方も多いことでしょう。
顔が大きく見えてしまう原因は、歪みにより発生した「顔の筋肉のアンバランスな発達」です。歯を食いしばったり物を噛んだりするとき、私たちは口元の筋肉を使っています。
左右バランスよく噛めていれば、左右の筋肉もバランスよく発達します。見た目に違和感が生じる可能性も少ないでしょう。
しかしどちらか一方だけが発達すれば、顔の筋肉のバランスは崩れてしまいます。過度に発達した筋肉や骨格がうまく収まらないことで輪郭が変わり、顔が大きく見えてしまう可能性があるのです。
また、顔に歪みが生じることで、顔の筋肉がうまく働かなくなってしまうことがあります。人間の下あごは、非常に重いもの。筋肉が働かなければ支えきれずに、下に落ちてしまいます。
「なんとなく顔が伸びた気がする…」というのは、単なる気のせいではなく、歪みから引き起こされたトラブルである可能性も否定できません。
当然、表情筋が作り出す各種「表情」にも、不自然さが現れてしまうでしょう。
歪みが生み出すエイジングサイン
顔の歪みが生じると、左右どちらかに偏った動きを無意識に継続していくことになります。実はこの偏った動きが、こりやむくみの原因になってしまうケースもあります。
また30代以上の女性が悩みを抱えやすいシミやしわ、ほうれい線に関しても、顔の歪みは無関係ではありません。顔が歪めば、不必要なシワが生まれる可能性も高く、新陳代謝が悪くなればシミなどのトラブルを引き起こしてしまいます。
まずは自身の歪み状態をチェックした上で、適切なケアを行う必要があります。
顔の歪み、自宅でセルフチェックするための3つのポイント
日本人女性の約9割は「顔の歪み」を抱えていると言われていますが、自身の歪みについて、客観的に判断できる方は少ないはずです。
毎日鏡で見ている自分の顏。「少しずつ変化したからといって、それを把握するのは難しい!」という気持ち、よくわかります。
こんなときには、簡単な方法を使って、まずは顔の歪みをセルフチェックしてみましょう。
笑った顔を写真撮影してみよう!
歪みをチェックしたいときには、まず笑った顔を写真に収めてみてください。正面から顏を大きめに撮影するのがコツとなります。
自分ではナチュラルに笑っているつもりでも、笑ったときの口角の高さが違う方は要注意です。
左右非対称の笑顔は、顔に歪みが生じている証拠でもあります。
上の歯と下の歯をかみ合わせてみよう!
写真を撮影するのは面倒!というときには、上の奥歯と下の奥歯をしっかりと噛み合わせ、前歯の状態をチェックしてみるのもオススメの方法です。
奥歯がきちんとかみ合っている状態で、上の前歯の中心線と下の前歯の中心線がずれている人は、歪みが生じている可能性も大。
口腔内の事情が、顔の歪みに関係していることも考えられます。
鏡の中の自分をチェックしてみよう!
より気軽に、という場合には、毎日のメイクの時間に鏡の中の自分をチェックすることを習慣づけてみてください。
このときにチェックするべきなのは「二つの目の中心を結んだライン」と「左右の口角を結んだ線」です。
この二つのラインが平行になっていない場合にも、顔が歪んでいると考えられます。
なぜ顏は歪んでしまうの?今すぐ辞めるべき生活習慣5つ
実際に自分で自分の顔の歪みをチェックしてみて、愕然とした方も多いことでしょう。ではいったいなぜ、このような顔の歪みは生じてしまうのでしょうか。
そこには、以下のような生活習慣が関連していると言われています。
- 頬杖をつく
- いつも同じ方の奥歯で、物をかんでしまう
- 足を組む
- 常に同じ方の手で、物を持つ
- ストレスが溜まっている
それぞれを詳しく解説していきます。
骨格にダイレクトに影響する「頬杖」
頬に手をつけて体重をかける頬杖は、「ボーっとしているときについやってしまう」という方も多いですよね。
とはいえ骨に手をかけ、上半身の体重をかけることで、顔の骨格にかける負担は非常に大きくなってしまいます。よく頬杖をつく方の頬だけが上がってしまえば、当然「歪み」の原因になってしまいます。
一度の頬杖ですぐに歪みが生じるわけではありませんが、長年の習慣が積み重なると、確実に骨格バランスは崩れていってしまいます。
歯の動きが筋肉に影響を与える「噛み方」について
奥歯を使って硬い物を噛むときには、歯を使って「思い切り噛む」という動作をすることになります。このときに使われるのは筋肉で、噛めば噛むほど、筋肉は発達していくことになります。
もしも「どちらか一方だけで噛む」という習慣が身についていたら、筋肉の発達もアンバランスなものになってしまいます。
筋肉の影響で骨格のバランスが崩れてしまうこともあるのです。
特に「噛み方」は、顔の大きさや長さなど、見た目に関わるトラブルを引き起こす可能性も大。どちらか一方で噛む癖がついていないかどうか、早めにチェックしてみましょう。
全身のバランスを崩す「足組み」
仕事中やリラックスしているときには、「足を組みたい!」と思いますよね。しかしこの「足を組む」という行為、姿勢を悪くする悪習慣としても知られています。
全身のバランスが崩れれば、当然その影響は顔にまで及びます。何気ない瞬間にやってしまう生活習慣だからこそ、注意する必要があります。
利き手だけを使うのも要注意!「荷物を持つ手」も関係
普段自分がどちらの手でバッグや荷物を持っているのか。意識して行動している方は少ないことでしょう。
無意識のうちに、「自分にとって楽な方を選んでいる」という方も多いはずです。
しかし、荷物の量が多く重ければ重いほど、体にかかる負担は大きくなってしまいます。常に同じ方の手や肩を使っていれば、当然歪みの原因になってしまうのです。
ストレスによる影響は多方面から
最後のポイントは、日常生活の中でつい溜めてしまう「ストレス」についてです。日常的に強いストレスを抱えている方は、以下のような癖を持つケースも少なくありません。
- 作り笑い
- 歯を食いしばる
ナチュラルな笑いではない「作り笑い」は、ストレスフルな場面をなんとか乗り切るため、自己防衛手段として繰り出す方も多いもの。
しかし自然に笑ったときと比較して、筋肉の動きは不自然になってしまいます。その動きが定着すれば、それがそのまま歪みの原因になるでしょう。
またぐっと我慢するときには、歯を食いしばる方も多いはず。強いストレスのもとで習慣化してしまうと、常に歯に力を入れてしまうことに…。
こちらも、あごや歯のバランスを崩す原因になってしまいます。
まずは自分で挑戦しよう!顎トレーニングと歪み解消法
顔の歪みが気になったときに、まず挑戦したいのが「セルフメンテナンス」です。自分自身で少しずつ調整できれば、顔全体の歪みも解消できることでしょう。
顔の歪みを解消する方法は、いくつかあります。自分にピッタリなものを見つけてみてください。
筋肉の凝りをほぐすストレッチ
顔の歪みは、バランスの崩れた筋肉から引き起こされているケースも多いもの。この場合、一度筋肉を緩めた上で、再度正しい動きを身につける必要があります。
この「筋肉を緩める」目的で行うのが、顔のストレッチです。具体的な手順は、以下のとおりとなります。
- 口元の力を抜き、自然に口を開ける
- そのままの状態で、ゆっくりと首を右に傾ける
- 同様に左にも傾ける(5回ほど繰り返す)
- 口元の筋肉を緩めたまま、ゆっくりと右を向く
- 同様に左を向く(5回ほど繰り返す)
- 最後にゆっくりと上を向き、10秒ほどキープする
知らない内に、顔に負荷をかけている方は多いもの。一日の中で「筋肉を緩める時間」も意識して作ってみてくださいね。
間違った筋肉の動きが定着するのを防ぐことができるでしょう。
割りばしを使って簡単ゆがみ矯正
自分でできる歪み矯正法として、良く知られているのが割りばしを使った方法です。
- 全身の力を抜いて、左右の奥歯で割りばしを噛む
- どちらの口角が下がっているのか、割りばしのバランスで確認する
- 下がっている方の奥歯で、割りばしを強く噛む
- 5分程度のトレーニングを毎日続ける
自分自身の歪みの特徴を知り、解消法まで一気に試せるのがこちらの方法の魅力です。用意するものも「割りばしだけ」なので、非常に手軽に試せるでしょう。
割りばしを使うときには周囲の環境に注意してください。のどを突くことがないよう、落ち着いた環境の中で行うのがベストです。
マウスピースなどの専用グッズも
近年は、顔の歪みを調整するための専用グッズも多数販売されています。特にマウスピースは人気の品だと言えるでしょう。
手軽に購入できる市販品を使うのも良いですが、できれば歯科で自分にピッタリのものを作ってもらうのがベスト。
一度作ってしまえば、あとは手軽にケアできるようになります。
セルフで駄目なら専門家に相談してみよう!
ある程度自分で頑張ってみて、それでも駄目なときには専門家に相談するのがオススメです。相談先としては、以下のような場所が挙げられます。
- 口腔外科
- 美容外科
- 整体院
口腔外科や整体院が定番ですが、「顔の歪み」に対して、積極的に取り組んでいるクリニックを選択すると良いでしょう。
また美容外科を受診したからといって、すぐに「整形」を勧められるわけではありませんから、安心してください。
診療内容は自費診療となりますが、何が歪みの原因になっているのかを詳しくチェックした上で、最適な治療方針を打ち出してくれます。
顔の歪みを引き起こす病気もある!気になったら一度受診を
顔の歪みと聞くと、「外見的な問題」にのみ目を向ける方も多いことでしょう。しかし何らかの病気が原因で、顔の歪みを引き起こしている可能性もあります。
- 三叉神経痛
- 顔面神経麻痺
- 破傷風
- パーキンソン病
- 顎関節症
いずれも、顔の歪みだけではなく、ピリピリとした刺激や舌のもつれ、小刻みなふるえなど、別の症状と同時に出るケースがほとんどです。
もし思い当たる節があれば、早めに医療機関を受診してみてください。
最後に紹介した「顎関節症」には、二つのパターンが考えられます。
- 顔の歪みが原因となり、顎関節症を発症するタイプ
- 顎関節症が原因となり、顔の歪みにつながってしまうタイプ
いずれにしても、顎関節症をきちんと治療し、顔の歪みを解消することが求められます。自分の調整だけで完治させるのは難しいので、早めに口腔外科を受診してみてください。
他人事ではない顔の歪み!早めケアで美顔を手に入れよう
顔の歪みは、誰にとっても他人事ではありません。だからこそ、自身の歪みにいち早く気付き、適切なメンテナンスを行うことが大切です。
顔の歪みを矯正することで、「小顔になった」「表情が明るくなった」なんて効果を実感する方も少なくありません。
健康美を目指す際にも、欠かせないポイントだと言えます。
Topics顔の歪み・形
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