爪のでこぼこを改善する4つの方法と気をつけたい生活習慣を徹底解説
爪のでこぼこは、見た目も悪いため早く治したいと思っている方も少なくありません。なぜ、爪がでこぼこになるのか原因を知って解消しましょう。
日々の生活習慣の見直しや正しいケアで、爪は少しずつ改善できます。ここでは、いくつかの注意点に気をつけながら、実践するポイントをご紹介!
また、爪がでこぼこになる6つの原因や改善策についても解説します。健康な爪へ導くために気をつけたい生活習慣も、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
爪のでこぼこタイプ別の原因
爪は健康状態を現すといわれています。加齢とともに、症状が出てきた方もいるかもしれませんね。
爪のでこぼこには、タイプがあります。自分の症状がどのタイプに当てはまるのか知ることで、改善策も見えてきます。
縦線にでこぼこしている場合
爪のでこぼこが縦線になっている症状は、主に乾燥が原因です。加齢や老化により、身体の水分量が低下することでトラブルが起きる場合も。
爪は、12~16%の水分とタンパク質のケラチンでできています。これらが不足すると、乾燥が進んでしまい縦線状に爪がでこぼこします。
横線にでこぼこしている場合
でこぼこが横線の場合は、爪甲横溝(そうこうおうこう)といいます。この症状は、ストレスや栄養不足、又は爪にダメージが加わったことが原因になります。
爪の根元を強くぶつけると成長が鈍り、でこぼこと横線の入った爪が生えてきます。もう一つのダメージとしては、甘皮処理による爪への負担です。
爪に小さい穴があってでこぼこしている場合
爪に小さい穴があり、でこぼこしている状態を、爪甲点状陥凹(そうこうてんじょうかんぼつ)といいます。これは、乾癬や円形脱毛症などが原因となります。
乾癬は、過度なストレスなどが原因で起こります。そのストレスにより、抗体や免疫力が低下してカビ菌に感染してしまうのです。
湾曲したでこぼこ
スプーンのように、爪先が湾曲した状態を、卵殻爪(らんかくそう)といいます。この症状は、過度のダイエットが主な原因となります。
絶食などのダイエットや不健康な生活で、身体の栄養状態が悪くなると、爪にも影響を与えてしまいます。
一本だけがでこぼこしている
爪の一本だけが、でこぼこしている場合もありますね。これは、親指に症状が出ることが比較的多いですが、それぞれの指によって原因が違います。
- 親指・・・過労や精神的ストレス
- 人差し指・皮膚のトラブル
- 中指・・・尿酸の排泄不良
- 薬指・・・目または気管支系のトラブル
- 小指・・・神経痛
爪を噛んだり、むしるのも原因となる
爪母への刺激や栄養不足と違い、爪を噛む癖がある方は、でこぼこになりやすいといえます。また、爪をむしるなどの行為も影響を与えます。
- 爪を噛む
- 爪をむしる
- 甘皮処理のしすぎ
- マニキュアやリムーバーによる爪への負担
このような原因も考えられます。心当たりがないか振り返ってみましょう。
爪のでこぼこの改善策4つ
爪のでこぼこは、見た目も気になるので早く治したいですよね。栄養のとれた食事を心がけること以外にも改善策があります。
ここでは、でこぼこを改善するための4つの方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ネイルオイル&ハンドクリームで保湿する
ハンドクリームは、手の乾燥を防ぐために使用している方も多いですよね。爪の乾燥には、ハンドクリームとネイルオイルの兼用がおすすめ!
ネイルオイルは、爪の周りに塗ることでしっかりと保湿されます。爪の甘皮部分に塗布したら、指の腹で優しくマッサージしましょう。
指先の乾燥が気になるたびに塗って大丈夫です。ネイルオイルを塗る際は、はじめに手を清潔にしてから行いましょう。
▼ネイルオイルについてはコチラも参考にしてみて!
▼クリームで爪ケアする方法についてはコチラも参考にしてみて!
爪もみマッサージで免疫力UP!
爪もみマッサージは、いつでもどこでもできて簡単!ネイルオイルを塗ったついでに行うのもオススメですよ。
- 爪もみマッサージのやり方
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- 親指と人差し指で、爪の生え際付近を適度な力加減で挟んで揉みます。
- 1本10秒程度でOK!
- 1日数回行いましょう。
爪もみマッサージは、免疫力UPや自律神経のバランスを整えてくれます。また、血行も良くなるので、取り入れてみてくださいね。
- 注意点
夜間に行う場合、親指の爪もみは避けましょう。親指には、交感神経があるため睡眠前は行わないのがベスト。
親指は、今が頑張りどき!という時など、眠気を回避したい場合にマッサージするといいかもしれませんね。
やすりで磨いて目立ちにくくする
爪のでこぼこは、やすりで磨くと目立たなくすることができます。ほかの改善策を実践しながら取り入れることをお勧めします。
やすりはスポンジバッファーとシャイナーを用意しましょう。爪の表面を削ったあとに磨くと、きれいな爪に仕上がります。
バッファーのグリット数は、100~180以上がおすすめ。
- やすりの使用方法
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- バッファーの粗い面で、爪の表面を力を入れずに削ります。
- 次に、細かい面で削っていきましょう。
- ある程度、表面が平らになったらバッファーでのケアは完了です。
- 今度はシャイナーで爪を磨きます。
- 爪の表面がピカピカになったら完成!
- 最後に、ネイルオイルでしっかり保湿しましょう。
爪が薄くなっている状態の場合は、やすりでのケアは控えましょう。
甘皮の処理をする
セルフでの甘皮の処理は、取りすぎる可能性もあります。取り過ぎてしまうと、さらにでこぼこのトラブルを招いてしまいます。
正しい処理の方法で、注意して行いましょう。
- 甘皮処理の方法
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- キューティクルリムーバー、キューティクルプッシャー・ガーゼを用意しましょう。
- まず、キューティクルリムーバーを塗布し、指を3分間お湯に浸します。
- 水気を取り、再度キューティクルリムーバーを塗ります。
- プッシャーを、爪に対して45度になるように甘皮部分に当てます。
- 爪の根元に向かって、優しく押しましょう。
- 湿ったガーゼを人差し指に巻き、甘皮をこすりながら取って完了です。
定期的に甘皮処理をして、きれいな爪を保ちましょう。
マニキュアやジェルでカバーする方法もある
でこぼこしていないキレイな爪が伸びてくるまで、見た目も気になりますよね。その場合、マニキュアやジェルでカバーする方法があります。
オフィスなどで色のついたネイルをして行けない方も、透明色など目立たないもので試してみてくださいね。
ジェルでカバー
でこぼこの爪の上に、ただジェルをコーティングするだけではキレイになりません。でこぼこや溝が目立つようでは意味がありませんよね。
- ジェルで上手にカバーする方法
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- 爪にベースジェルを塗ります。(この状態ではまだ凸凹が目立ちます。)
- 次に、爪が凹んでいる部分にジェルを埋めましょう。
とても簡単ですよね。これで爪の表面がツルッと綺麗になります。上手に溝が埋まったら、カラージェルを塗って楽しむのもいいですね。
▼ジェルネイルのやり方についてはコチラも参考にしてみて!
マニキュアでカバー
マニキュアでカバーする場合は、ジェルのように溝を埋めることはできません。でこぼこや溝を、光の力で目立たなくさせる方法をご紹介します。
でこぼこの爪は、マットなマニキュアでは上手に仕上げることが難しいので、ラメ感の強いものがおすすめ!また、透明度の高いほうが効果があります。
爪のでこぼこにおすすめのネイルオイルを紹介!
- チューブタイプで、使用感はサラサラ
- 香りはフローラル系
- 参考価格 800円
- ペンタイプで、使用感はしっとり
- 香りは、10種類
- 参考価格 1080円
- 筆タイプで、使用感はしっとり
- 無香料
- 参考価格 410円
高価なオイルも良いですが、長く愛用するならコスパ重視で選びたいですね。香りやべたつかない使用感も考慮してみましょう。
爪のでこぼこケアの前に気をつけたい生活習慣
爪のでこぼこケアも大切ですが、生活習慣の見直しもしてみましょう。爪は「健康のバロメーター」とも言われています。
ここでは、爪の健康維持のために気をつけたい生活習慣をご紹介します。できることから見直し、でこぼこケアをより効果的なものにしましょう。
ストレスを和らげる
ストレス社会と言われるこの時代。ストレスを感じないようにするのは難しいですよね。ストレスを和らげるには、意識して取り組まなければなりません。
趣味を見つけたり、運動で汗を流すだけでもストレスを軽減することができます。カラオケが得意な方は、思い切り歌うのもいいですね。
ちょっとしたことでも、ストレスは軽減できるものです。上手にガス抜きして、ストレスを和らげましょう。
▼ストレス解消法についてはコチラも参考にしてみて!
栄養のある食生活
爪の健康維持は、食生活も需要です。爪は、水分とタンパク質でできています。タンパク質の中でもケラチンというタンパク質が変化したもの。
- タンパク質:大豆製品・卵・魚・鶏肉など
- ビタミンA:レバー・かぼちゃ・にんじんなど
- ビタミンB:鶏ささみ・マグロ・牛乳・納豆など
- ビタミンB6:ピーナッツ・赤身の魚など
- ビタミンD:干ししいたけ・しらす干し・いくらなど
- 亜鉛:するめ・あさり・牡蠣など
- 鉄分:牛もも赤肉・しじみ・カツオなど
タンパク質やビタミン類を意識した食事を心がけ、身体の中から健康になってキレイな爪を作っていきましょう。
▼爪に必要な栄養素についてはコチラも参考にしてみて!
水周りの家事に気をつける
水周りの家事といえば、食器洗いですよね。食器洗いは、素手で行うと手荒れや乾燥を招き、爪のトラブルにつながります。
さらに悪化させる原因として、お湯の使用が挙げられます。お湯は、肌だけでなく爪も乾燥させてしまいます。
水周りの家事をする際は、ゴム手袋を使用して、お湯や洗剤が直接手に触れることがないように注意しましょう。
質の良い睡眠
爪は、寝ている間に作られることを知っていましたか?睡眠不足や、質の悪い睡眠は、爪にも健康にもよくありません。
質の良い睡眠とは、長時間寝ることではなく、生活リズムを整え毎日同じ時間に同じ睡眠時間を取ることです。
睡眠の質を上げるコツは、就寝3時間前には夕食を済ませること。また、温かい飲み物で眠気を促すのも良いでしょう。
▼更年期の睡眠についてはコチラも参考にしてみて!
アトピーの人はでこぼこになりやすい
アトピー性皮膚炎にかかっていると、爪がでこぼこになる人が多いです。アトピーと爪は、どのような関係があるでしょうか?
ここでは、アトピーが理由で爪がでこぼこになる原因を解説します。
アトピーで爪がでこぼこになる3つの原因
アトピー性皮膚炎は、乾燥やかゆみなど辛い症状が続きます。手指に症状がある場合、爪のトラブルも招く場合があります。
- 爪の乾燥
- アトピーは、肌が乾燥している状態。同時に、爪も乾燥しています。十分な水分が得られていない爪は、でこぼこしてしまうのです。
- 甘皮がなくなる
- 甘皮は、角質化した皮膚です。健康な爪が生えてくるための重要な役割を果たしています。
アトピーの症状が指に出ている場合、角質にトラブルが起き甘皮がなくなってしまいます。
- ステロイドの副作用
- アトピーの治療に効果的なステロイドですが、使用頻度が高いと副作用を起こします。爪の甘皮に影響を与え、でこぼこした爪になります。
爪水虫の可能性も視野に入れる
爪のでこぼこは、爪水虫に感染しているかもしれないことも視野に入れておきましょう。
ここでは、爪水虫の特徴を解説します。自分の爪の状態と比較し、疑いがあるようなら早目に皮膚科の受診をおすすめします。
爪水虫の原因
爪水虫の正式名称は、「爪白癬」といいます。その名の通り、白癬菌に感染することで。水虫になります。
爪白癬の特徴として、初期のうちは爪の色が白濁し白い筋が入ることもあります。症状が進むと、白濁から黄色、黒色と変化します。
爪は盛り上がったように厚くなり、剥がれ落ちる場合もあります。悪化すると、歩行困難や靴が履けない状態になる可能性も。
爪水虫かも?と疑ったら、早目に専門医に診てもらいましょう。
爪のでこぼこを改善して、指の先まで美しく!
爪は健康状態をあらわすもの。身体の中から健康になって、美しい爪を取り戻しましょう。
爪のでこぼこは、正しい生活習慣や食生活、ネイルケアなどで改善できます。できることから始めて、ストレスなく取り組むことが大切です。
爪は毎日少しずつ生えています。焦らずにケアすることを心がけましょう。
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