漢方薬で顔イボ撃退!身体の中から綺麗になれる天然由来成分

漢方薬で顔イボを何とかしようとしている女性

顔イボ治療の方法は日々進化しており、選択肢がたくさんありますね。時間がかかっても良いから、身体に優しい方法を選びたい人に漢方薬をおすすめします。

古代中国からはじまった漢方の考え方は、5~6世紀に日本へ伝来して以降、多くの人の健康に貢献してきました。

ナチュラル志向が高まる昨今では、自然由来成分の漢方に再び注目が集まっています。良く知られている漢方はヨクイニンですが、他にも漢方の種類は豊富ですよ。

そもそも漢方は、どんなものなのか?

  • 合う漢方は人によって違う
  • 自然素材を組み合わせて作られる
  • 「身体のバランスを整える・巡らす」といった考え方の下、作られる

漢方はもともと中国ではじまったものですが、日本に伝来してから長い時を経て日本人の身体に合うように改良されてきました。

そもそも漢方薬はミックスが普通です。「その人にあった」薬をつくるのが漢方の基本的な考え方だからです。

自然素材の組み合わせによってできる漢方は、同じ薬でも安心感が違います。強い薬は即効性があったとしてもそのぶん、身体に害を与えてしまうことがあります。

その点、漢方なら長く付きあっていける薬といえそうです。

漢方によるイボ治療は、一朝一夕にはいかないかもしれませんが、治療に加えて肌全体が美しくなると考えたら一石二鳥といえるのではないでしょうか。

顔イボ治療に漢方を使用する際のメリット・デメリット

メリット デメリット
安心して長く使える。肌をはじめ身体全体の健康のためになる。 即効性はない。苦みが気になる人もいる。

顔イボのために漢方を使用するなら、メリットと同時にデメリットも把握しておきましょう。漢方のメリットは、何といっても自然素材からつくられているという安心感です。

日本でも漢方は、古来より様々な症状緩和に使用されてきました。

西洋医学が科学をもとにつくられたものなら、漢方のような東洋医学は経験をもとにつくられたということができます。

漢方のデメリットでもある即効性が無い点は、薬で治すよりその人の免疫力を信じるという考え方によります。

顔イボを治すというよりは、漢方の力を借りながらイボを撃退するだけの免疫力を養うと捉える方が良いでしょう。

顔イボ治療で一般的な漢方はヨクイニン

病院で処方されることも多いヨクイニンは漢方の一種です。もともとはハトムギと同じもの。ハトムギ茶や雑穀米としてなじみのある人もいるでしょう。

ハトムギの皮を剥いで、中身だけを粉状にしたものをヨクイニンと呼んでいます。肌のターンオーバーを活発にしたり、余分なものを排出させる働きがあるといわれています。

ヨクイニンを服用する際に気を付けたいこと2点

ヨクイニンことハトムギは豊富な栄養素を含むスーパーフードともいえる穀物ですが、むやみやたらと食せばよいというわけではありません。

特に薬として処方された場合や、サプリメント服用の際は摂取量を守りましょう。さらに、以下の2点について心がけてほしいと思います。

「すぐに効く」と思ったら大間違い…継続が大事です
ヨクイニンを服用し始めてすぐに効果が出ると思っている人がいますが、漢方である以上、即効性を期待することはできません。

すぐに効果が出ないからといって辞めてしまわないことです。ヨクイニンの効きは、少しずつです。長期間続けることでしか、期待する効果は見られないと知りましょう

妊娠中の服用は避けましょう…妊活・授乳はOK
普段からヨクイニンを服用している人が妊娠した場合は一度、産科医と相談することをおすすめします。

老廃物を排出するといったヨクイニンの性質が裏目に出てしまうことも考えられるからです。ただし、妊活や授乳中は服用していても問題ないといわれています。

漢方は、ヨクイニン以外にもいろいろある…

イボ治療の漢方といえば、ヨクイニンが一般的ですが、イボに効果的と考えられる漢方は他にもあります。

先にも書いたように、漢方は様々な種類を混ぜて作るもの。本格的な漢方薬は、その人の体調に合わせて作られます。

例えばイボ治療なら、ヨクイニンと一緒に他のものを混ぜあわせることもあるでしょう。

【板藍根(ばんらんこん)】木の根っこに有効成分あり!
リュウキュウアイ(馬藍)、タイセイ(松藍)、ホソバタイセイの根を、板藍根(ばんらんこん)といいます。

木の根っこが薬と聞けば驚く人もいるでしょう。板藍根(ばんらんこん)には抗ウィルス作用や消炎作用、解毒作用があるといわれています。

板藍根(ばんらんこん)の有効成分については研究途中で、今後、新たな発見がなされるかもしれません。大きな可能性を秘めている漢方薬といえます。

最近では、のど飴として商品化されています。

【五行草(ごぎょうそう)】解毒作用がある優秀な雑草
道端でよく見かける雑草が、実は薬になるというウソのようなホントの話です。五行草(ごぎょうそう)はスベリヒユという雑草のことです。

名前の由来は、茎が赤、葉が緑、花が黄色、根が白、実が黒の5色で成り立っているからということです。

スベリヒユは身体の中の毒素を退治してくれる、ありがたい薬草です。加えて、皮膚の新陳代謝を高めて美肌を維持する効果もあります。

顆粒状のものをお湯に溶いて飲むタイプが主流です。
【五涼華(ごりょうか)】夏におすすめ!数種の漢方を合わせたバランスタイプ
五涼華(ごりょうか)は、5種類の漢方をバランスよく配合したタイプで、身体の熱を冷ましたり、皮膚の炎症を緩和する働きがあります。

金銀花(きんぎんか=スイカズラ)、野菊花(のぎくか=シマカンギク)、蒲公英(ほこうえい=モウコタンポポ)、紫花地丁(しかじちょう=ノジスミレ)、龍葵(りゅうき=イヌホオズキ)の5種類。

いずれも、イボを含むニキビや吹き出物の改善に効果があると考えられている成分です。

お茶として飲むのが一般的な摂取方法です。
【シベリア霊芝(しべりあれいし)】白樺の樹液を吸うキノコで免疫力を高めよう
ロシアや北海道の寒い地域にしか見られない貴重なキノコ。ロシアでは「チャガ」日本では「カバノアナタケ」と呼ばれているそうです。

シベリア霊芝(しべりあれいし)は、極寒の地にあって、白樺の樹液を吸いながら生き抜くキノコの生命力が凝縮されたエキスなのです。

免疫力を高める働きを持ち、婦人科系の腫瘍緩和にも効果的とされています。

粒状タイプが主流です。

使用する人に合わせて調合されるのが漢方

イボ治療といっても、イボができる原因や症状は1人1人違うでしょう。漢方はそうした細かな症状を考慮して配合されるものです。

とはいえ、本格的な漢方は簡単には手に入りません。本来であれば、専門医に診てもらったうえで調合してもらうのが一番でも、子育てママにそんな時間はありませんね。

イボ治療の中で最も一般的な漢方はヨクイニンです。成分はほとんど同じなのでハトムギでも大丈夫。両者は、元は穀物なので副作用の心配もほとんどありません。

イボの緩和と同時に肌全体が綺麗になってくのを実感できるところが漢方薬の良いところです。長期間の服用が効果的なので、気長に構えながら是非はじめてみてください。

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