疲れがとれる寝方はどんなもの?姿勢を良くするために必要な寝具選び

女性が寝ている様子

仕事や子育てなどで疲労がたまっていて、毎日眠れないと言う方は多いのではないでしょうか。寝てもなかなか疲れがとれないという場合もあるでしょう。

実は、夜眠れないと身体を老化させる活性酸素が増えてしまうのです。そのため、眠りはアンチエイジングと深い関わりを持っています。

疲れをとり、体の老化を防止するためにはどのような方法があるのでしょうか。寝る時の姿勢などについて解説します。

眠っている時に活性化するアンチエイジングホルモン

活性酸素とは、言葉の通り活発に活動している酸素の事です。酸素は人の生活に欠かせないもので、本来活性酸素はある程度体の中に存在しています。

ですが、その活力が問題なのです。活性酸素の量が増えると、分子の活動量が高くなりすぎて細胞を攻撃してしまうのです。そのため、老化が進みます。

その活性酸素の働きを阻害してくれるのが、アンチエイジングホルモンとも言われるメラトニンです。

メラトニンは夜寝ている時間帯に脳から分泌されて、全身をリラックスさせます。そのためメラトニンが多いと深夜熟睡しやすいと言われています。

熟睡すると成長ホルモンが分泌されます

成長ホルモンと言うと、子どもに必要なものと考えられがちですが、実は大人にとっても重要な働きを持っているのです。

成長ホルモンには新しい細胞を作り出す働きがあり、そのため古くなったり傷ついてしまった細胞を修復する作用があるのです。

そのため、成長ホルモンがしっかり分泌されていると、肌がいつまでも若々しかったり、疲れを知らない身体になれるのです。

反対に夜なかなか眠れなくて成長ホルモンが分泌されないと、細胞の損傷が進みます。そして見た目がどんどん老けて行きます。

そこで、正しい寝方を身に着けて、夜ぐっする眠れるようになることが重要です。すると疲れも取れて毎日元気に過ごせるようになります。

疲れを取るためには寝る時の姿勢が重要

しっかり寝て疲れをとるためには、寝る時の体に負担がかかっていないことが必要です。特に脳を支えている首の位置は重要です。

身体に余計な負荷がかかっていると、その部分がストレスになり、安眠を妨げます。そこで首や体に負担のかからない姿勢をまとめました。

首の位置が正しいことが熟睡のために必要

首は、普段頭をまっすぐに保って立っているために、大きな負担がかかっています。そのため肩こりや頭痛を経験する人も多いのです。

首の負担を無くすことが出来る瞬間というのが、実は寝ている時。唯一頭の重さから解放されている瞬間なのです。

そこで、横になっている時は首の位置が正しい場所にあることに気をつけましょう。

首の正しい位置

  • 高すぎない
  • 低すぎない
  • ねじれていない
  • 曲がっていない

この条件を満たしていると、首への負荷がかなり無くなっています。そして熟睡しやすくなります。

首の位置を調整するためには、自分の体形に合った枕を使うことが重要です。なんとなく寝付けない、肩こりが治らないと言う方は、枕を変えてみるのもいいですね。

寝返りを打ちやすいようにリラックスしておく

窮屈な寝床に寝ていると、身動きがとりづらく、寝返りが出来ません。これも熟睡を妨げている原因になります。

人は夜眠っている間に大体30回程度の寝返りを打っていると言われています。寝返りは血行やリンパの流れを良くするために行われます。

ですので、寝返りがうまくいかないと、体中の血流や水分の代謝が滞り、疲れが残ったり寝起きにむくんだりしてしまうのです。

寝返りを打つためには、適度な固さの寝具や、体に合った大きさのベッドを使いましょう。そして体をまっすぐにしてリラックスすることがポイントです。

正しい姿勢を保つための枕選びのコツ

安眠のために欠かせないのが、首を支える枕です。自分の体に合っていない枕を使っていると、健康にも良くありません。

そこで、正しい枕を選び、しっかり眠って疲れをとりましょう。自分の体に合っている枕とは、寝た時に首と頭を結ぶ線がまっすぐになっているものです。

そして、朝起きた時に枕がドーナツ型にへこんでいるなら、それは枕がしっかり首を支えてくれている証拠になります。

また寝返りを打つために、堅過ぎる枕や柔らかすぎて沈んでしまう枕は避けましょう。大きさも、左右に転がれる幅があることが理想です。

自分に合った枕を選ぶためには、寝具の専門店に行って実際の商品を試させてもらうのが一番です。

素材や形も様々です。首の形や長さは個人差があるので、自分のぴったりのものを選ぶには専門店でいろいろな枕を試してみるのがおすすめです。

夜ぐっすり眠るために必要な習慣

熟睡のためには寝具や寝る時の姿勢も大切ですが、何より必要なのはストレスを減らす事です。

そこで、ストレス解消のために生活習慣を見直してみましょう。ちょっとした工夫で寝つきが改善して疲れが取れるかもしれません。

お風呂に入る時間を調節する

人の体は、体温が急激に上がった後ゆっくり下がっていく事によって、眠気に誘われるようになっています。

そこで、お風呂は寝る直前ではなく、遅くても寝る1時間前くらいのタイミングで済ましておきましょう。

そうすると、一度上がった体温が徐々に下がっていくので、眠りたい時間帯がきたら自然に眠くなります。

そして、お風呂でしっかり温まった方が熟睡もしやすくなります。シャワーの習慣しかない方は、湯船にちゃんと浸かるようにしましょう。

朝目覚めたら朝日をしっかり浴びる

夜になってからぐっすり眠れるようになるためには、体のリズムを整えることが必要です。そのために、体に「朝が来た」と言うことを知らせなくてはいけません。

朝起きたらすぐカーテンを開けるなどして、朝日をたくさん浴びましょう。朝日を浴びることで眠っていた体が目覚め、1日のリズムがリセットされます。

そして夜になると眠るというリズムが整います。そのため、きちんと眠れるようになるのです。

出来れば1分程度は、しっかり太陽の光を浴びる習慣をつけましょう。そうすると、日中も元気に過ごす事が出来るようになります。

枕や布団で姿勢を改善。疲れをとって若返り効果も

質の良い睡眠は、疲れを取るために欠かせません。なかなか寝られないと毎日の疲れがたまっていく一方で、病気の原因にもなります。

そして熟睡することは、アンチエイジングとも深く関わっているのです。夜の時間帯はアンチエイジングに効果的なホルモンが多く分泌されるからです。

眠りの質を改善するには、自分に合った寝具を選ぶことが重要です。正しい姿勢で寝られるようになるからです。

またちょっとした生活習慣の改善で、寝つきが良くなります。自分なりにぴったりなものを探してみてください。

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