アーモンドの効果効能!栄養抜群で美肌・ダイエットにもおすすめ

美容のため、アーモンドを食事に摂り入れる人が増えています。アーモンドには美肌に良い栄養素がふんだんに含まれているのです。

とはいえ、アーモンドは日本人にとって親しみの薄い食材です。お酒のつまみくらいしか思いつかないという人も多いのでは?

工夫次第でアーモンドはもっと身近な食材になるのです。アーモンドの選び方と共にアーモンドレシピを習得しましょう。

アーモンドが身体に良いのは、4つの栄養素を持っているから

美容フードとして、アーモンドが女性に人気です。アーモンドはビタミンEが非常に豊富で、その含有量はナッツの中でもトップクラス。

さらには、近年注目を集めているオレイン酸が含まれているのもアーモンドです。オレイン酸は酸化されにくい特徴を持っており、肌の艶やしわ予防にも欠かせないものです。

【ビタミンE】抗酸化作用で老化防止を!

アーモンド100g中にビタミンE(α-トコフェロール)は30.3mg含まれています。ピーナッツの3倍でゴマの300倍もの分量です。

抗酸化作用を持つビタミンEは、細胞膜の酸化を抑制して老化を防止する働きを持つことから、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

加えて、血管を拡張して血液の流れを良くする効果もあるので、血行不良の改善に役立ちます。冷え性で悩んでいる女性には、食事にアーモンドを摂り入れることをおすすめします。

【ビタミンB2】健康な皮膚をつくる栄養素

「若返りのビタミン」はビタミンEでしたが、アーモンドにはもう一つ美容に欠かせない栄養素が含まれています。

「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB2です。ビタミンB2はたんぱく質の合成に関わっているビタミン。私たちの爪や髪の毛、皮膚をつくるのに欠かせない栄養素です。

育児や仕事で忙しい時期に、口内炎や口角炎ができて困るという女性は多いと思います。それは、ビタミンB2 が不足している証拠です。

ビタミンB2 が不足すると、有害な過酸化脂肪を身体の中で分解・消去する作業ができなくなってしまうのです。

ストレスを抱えやすい環境にいる人や肌荒れ、口内炎等に悩んでいる人は、積極的にビタミンB2を摂取しましょう。

【食物繊維】腸内環境を整えて美肌を目指す

柔らかいものばかりを好む現代人は、食物繊維が不足しがちです。食物繊維の不足は、肥満や動脈硬化、高血圧など生活習慣病を引き起こします。

もちろん、便秘や血行不良といった美容の大敵ともいえる症状とも関係しています。

アーモンド100gに含まれる食物繊維は10.3gで、レタスと比較すると約9倍ということになります。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つに分けられ、アーモンドに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維とは水に溶けない食物繊維のこと。デトックス効果が高く、腸内環境を整えるのに役立ちます。

スムーズな便通は美肌と深い関係にあります。身体の中に不要な物質が溜まっていては、お肌のターンオーバーも立ち行かなくなるということです。

【ミネラル】肌荒れや吹き出物予防に有効

食物繊維と同じく、現代人に不足しがちと指摘されるのはミネラルです。ミネラルは直接エネルギー源になるものではありませんが、健康維持に欠かせない栄養素です。

例えば、味覚障害はミネラルの一つである亜鉛不足によって起こるといわれています。女性に多い骨粗しょう症はカルシウムやマグネシウムの不足によるものです。

風邪をひきやすい、吹き出物ができやすい、肌荒れが気になるといった症状もミネラル不足によるものかもしれません。

アーモンドには、カルシウム、マグネシウムはもちろん鉄、マンガン、カリウムといったミネラル成分がバランスよく含まれているのです。

美容フードのアーモンドを最も効果的に摂取する方法

美肌と健康に効果的なアーモンドは、是非とも今日から食事に摂り入れたいところです。とはいえ、アーモンドを摂取するうえで気を付けたいポイントがあります。

美味しく味付けされたアーモンドは、お酒のおつまみとしては最適でも塩分の摂り過ぎとなるので美容・健康の観点からおすすめできません。

さらに、不溶性食物繊維を多く含んでいるので、消化しにくい性質を持っています。過剰に摂取すれば、胃に負担をかけてしまうでしょう。細かく砕いて料理に使用するなどの工夫をすると良いですね。

ローストしたものより生のものを摂取しよう

ローストしたアーモンドは香ばしくて食べやすいことから、人気のおやつです。ただ、栄養素に重点を置けば、ローストしない生のアーモンドの方を選ぶべきでしょう。

アーモンドは脂肪分を含んでいるので、火を通すと酸化してしまいます。アーモンドに含まれる栄養素や酵素が熱により失われてしまってはもったいないです。

ローストしたタイプでも栄養はある程度接種できますが、より効率よくアーモンドの栄養素を吸収するためには、生タイプをおすすめします。

スーパーのお菓子コーナーには生タイプが置いていないこともあります。その際は、製菓コーナーを覗いてみると取り扱っている場合が多いです。

塩分・糖分はもちろん無しが良い

アーモンドを使ったお菓子はたくさんあります。アーモンドチョコレートはじめ、塩バター味のおつまみやキャラメルをコーティングしたもの等です。

味はとっても美味しいのですが、糖分・塩分が気になります。バターで味付けされたアーモンドなどはカロリーも非常に高くなっています。

そもそも、ナッツ類のアーモンドはカロリーとしては100gで587キロカロリーと、結構高めです。美容のために摂取するアーモンドなら、味付け無しの生アーモンドにしましょう。

料理に使えばもっと身近に!アーモンドレシピ3選

アーモンドが日本に入ってきたのは江戸時代といわれています。南蛮船でポルトガル人が持ち込んだのが最初だそうです。

最近では家庭料理にアーモンドを使用するレシピも増えてきましたが、メジャーというにはほど遠く、まだまだアーモンドそのままをおやつ感覚で…というのが多い印象です。

おやつで食べるのに飽きてしまった時に、サラダや副菜の隠し味として使用してみてください。ナッツのコクが加わって、いつもと違う味付けに仕上がりますよ。

【サラダ】ほうれん草サラダがナッツでオシャレに変身!

【画像5-1】

分量2人分
ほうれん草…3束
アーモンド…7粒
オリーブオイル…大さじ1
白ワインビネガー…小さじ1
塩…ひとつまみ

  1. ほうれん草を洗って食べやすい大きさに切る
  2. アーモンドを粗みじん切りにする
  3. ボウルにほうれん草とアーモンドを入れて、オリーブオイル、白ワインビネガーと和える
お好みで、粉チーズをふって食べてもおいしいです。アーモンドは、粒々感を残す程度にカットすると歯ごたえがあって香ばしさもアップします。

【白和え】アーモンドを入れるだけでいつもと違う美味しさ

【画像5-2】

分量2人分
絹豆腐…
リンゴ…8分の1
アーモンド…8粒
塩…小さじ2分の1
オリーブオイル…小さじ1

  1. キッチンペーパーで軽く豆腐の水けを拭き取る
  2. リンゴは皮つきのままいちょう切りにする
  3. アーモンドは細かく切っておく
  4. ボウルに豆腐、リンゴ、アーモンドを入れてスプーンで混ぜる
  5. 塩とオリーブオイルを入れて、豆腐がつぶれるくらいに混ぜる
長く置くと豆腐の水気が出てきてしまうので、食べる直前につくりましょう。手軽さ重視で水切りをササっと済ませていますが、気になる人は豆腐の水切りに時間をかけても、よりおいしく仕上がります。

【デザート】小腹がすいたらヘルシーおやつで満たそう!

【画像5-3】

分量1人分
イチジクのドライフルーツ…1つ
クリームチーズ…9g
アーモンド…2粒

  1. イチジクを2つにカットして、中心に切れ目を入れる
  2. クリームチーズを食べやすい大きさにカットする
  3. イチジクの切れ目にクリームチーズを入れて、アーモンドを埋め込む
アーモンドに含まれるビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果が発揮されます。イチジクのドライフルーツにはビタミンCが豊富です。2つを一緒にすることで、より栄養価の高いおやつへと変身します。

最近ではアーモンドミルクも人気…アーモンドはより身近な食材になる

アーモンドの栄養価値を知っていても、食べ方はおやつやおつまみくらいしか見当たらないという人は多いです。

おやつやおつまみとしてだと、すぐに飽きてしまって日常的に摂り入れるのは難しいです。アーモンドを料理の食材として、摂り入れることができたならもっと身近なものになるのではないでしょうか。

最近注目されているのはアーモンドミルクです。手軽にアーモンドの栄養素を摂れるとあって、人気を集めています。牛乳の代わりに飲む人もいるそうです。

アーモンドミルクを使用したクリームパスタなど新しいレシピも出てきており、より身近な食材へと進化していくアーモンドから目が離せません。

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