ヨーグルトの効果は多種多様!正しい選び方・食べ方で健康美人に
ヨーグルトは、スーパーなどでも手軽に購入できる「健康に良い食べ物」として知られています。「整腸作用」や「美肌効果」に注目する女性たちも多いのではないでしょうか。
とはいえヨーグルトに含まれる乳酸菌には非常に多くの種類があり、それぞれで期待できる効果は異なっています。
ヨーグルトを食べてさまざまな効果を実感するためには、正しい知識を身につけて商品を選び、適切に摂取することが重要です。ヨーグルトを味方につけて健康美を手に入れるため、知っておきたいポイントをまとめます。
Contents
ヨーグルトに含まれる乳酸菌と効果を知ろう!
腸内環境正常化に役立つヨーグルトには、以下のような作用があるとされています。
- 便秘の改善・予防
- 免疫力アップ
- アレルギー症状の緩和
- 肌荒れ症状改善
- 脂肪燃焼効果
- コレステロール値の低下
- 血糖値の急激な上昇の抑制
これらの作用について耳にすると、「ヨーグルトを食べるだけですべての作用が期待できるなんて、素敵!」と感じるかもしれません。
しかし残念ながら、これは大きな間違いです。店頭には数多くのヨーグルトが並んでいますが、これらの商品にはそれぞれ別の乳酸菌が含まれており、それぞれで異なる作用をもたらしています。
つまりは「便秘改善効果が高い」ヨーグルトもあれば、「ダイエット効果が期待できる」ヨーグルトもあるということ。
ヨーグルトで健康効果を期待するなら、まずは「自身の目的をはっきりさせて、それに合ったヨーグルトを選ぶ必要があるのです。
目的別オススメヨーグルト一覧
ヨーグルトを食べる目的ははっきりしているけれど、どのヨーグルトを選べば良いのかわからない…と悩んだときには、以下の表を参考にしてみてください。
スーパーなどで手に入る人気のヨーグルトと含まれる乳酸菌の種類、そして期待できる効果について一覧表にしています。
メーカー | 名称 | 乳酸菌 | 期待できる作用 |
---|---|---|---|
明治 | ブルガリアヨーグルト | LB81乳酸菌 | 便秘改善・美肌効果 |
メグミルク | ナチュレ恵 | ガセリ菌SP株、ビフィズス菌SP株 | コレステロール値の低下・ダイエット効果 |
森永 | ビヒダスヨーグルト | BB536 | アレルギー症状の緩和 |
小岩井 | 大人の元気ヨーグルト | KW3110株 | 免疫力の強化 |
フジッコ | カスピ海ヨーグルト | クレモリスFC株 | 血糖値上昇の抑制 |
明治 | 明治プロビオヨーグルトR-1 | 乳酸菌1073R-1株 | インフルエンザワクチンの効果を高める可能性 |
ヨーグルトは味や価格で選ぶ!という方がほとんどだと思いますが、健康効果を期待するのであれば、目的に沿った乳酸菌を含む商品を選ぶのがオススメです。
スーパーには、これら以外にもさまざまな商品が並んでいます。ヨーグルト選びで悩んだときには、
- どんな乳酸菌が含まれているのか
- その菌にどのような作用が期待できるのか
をリサーチした上で購入銘柄を決定するのがオススメです。
腸内環境は、人によって異なるもの。効果なしと感じた時点で、別の乳酸菌が含まれる製品へと切り替えてみるのもオススメの方法です。
ヨーグルトは正しく食べよう!知っておきたいコツ5つ
ヨーグルトの健康効果を実感するためには、「正しい方法で摂取する」ということも大切です。
どれだけ「体に良いヨーグルト」を選んでも、食べ方一つで意味がないものになってしまう可能性もあるのです。ヨーグルトを食べる際に頭に入れておくべき、5つのコツを紹介します。
目安は1日200グラム
ヨーグルトの健康効果に注目すると、「じゃあとにかく頑張って食べよう!」と考えてしまう気持ち、よくわかります。
しかし残念ながら、ヨーグルトは1日に200グラム以上摂取しても意味がないと言われています。
乳酸菌は、一度にたくさん摂取したからといって、体内に留めておけるものではありません。それよりも、一日で減少してしまう分を補うため、毎日継続して食べることが大切です。
毎日の食事シーンの中で、ヨーグルトを食べる習慣をつけていきましょう。
大パックよりも小分けパックがオススメ
スーパーでヨーグルトの価格をチェックしてみると、小分けパックよりも大容量パックの方が、価格が安い傾向があります。
毎日食べることを考えると、グラム当たりの単価が安い方が魅力的ですが…大パックを数日間に分けて食べるのは、あまりオススメできません。乳酸菌の活性度が弱まってしまうためです。
毎日新鮮な乳酸菌を摂取するためには、やはり小分けパックが便利です。ただし家族で分け合って、同時に大量摂取する場合には、大容量の方がお買い得です。
臨機応変に使い分けをしましょう!
銘柄を決めたら、最低1週間は継続を
ヨーグルトにはそれぞれ含まれている乳酸菌が違っていて、異なる作用が期待できることを説明しました。
こう聞くと、「じゃあ日替わりでいろいろな銘柄を食べれば、より多くの作用を実感できるのでは?」なんて考えがちですよね。
しかし一つの乳酸菌が腸内に定着して、安定して作用するまでには1週間ほどの時間がかかります。この期間に銘柄を変えると、結局どの菌も定着しない…なんてことにもなりかねません。
これ!と決めたヨーグルトは、最低でも1週間は食べ続けてみてください。自分にとって効果があるかどうかは、それからじっくり確かめるようにします。
1ヶ月が経過したら切り替えの時期
摂取する乳酸菌の種類をあまりあれこれと変更するのもオススメできませんが、一つの銘柄をずっと食べ続けるのも良くありません。
特定の乳酸菌を継続摂取することで、今度はその乳酸菌が過剰状態になり、腸内バランスが崩れてしまうためです。
腸内細菌のバランスを意識するのであれば、約1ヶ月のペースでヨーグルトの銘柄を切り替えるのがオススメです。
複数の効果を期待したい場合には、このときに乳酸菌の種類を意識してみると良いでしょう。味の好みもチェックしながら、お気に入りをいくつか探してみてください。
乳酸菌の「エサ」も大事!
ヨーグルトの効果を実感するためには、乳酸菌を継続摂取することが大切ですが、体内に取り入れた乳酸菌を、定着させ増やす意識も重要です。
そのために必要なのは、ずばり乳酸菌のエサ。キウイやリンゴに含まれる水溶性食物繊維や、バナナやハチミツ、きな粉などに含まれるオリゴ糖がこれに当たります。
どれもヨーグルトとの相性が良い食材ばかりですから、ぜひ同時に摂取してみてください。
ヨーグルトの効果的な摂取タイミングは、目的で変わる!
ヨーグルトを効果的に摂取するためには、「いつ食べるのか」を意識することも重要なポイントです。
朝や夜、食前や食後など、ヨーグルトを食べるタイミングはいくつもありますよね。実は「自身が求める効果」によって、効果的なタイミングも変わってきます。
求める効果別に、オススメのタイミング、ヨーグルトの食べ方について解説します。
便秘改善効果には「食後」がベスト
ヨーグルトの効果の中でも定番の「便秘改善効果」を期待するなら、ヨーグルトは食後に食べるのがベストです。
実は乳酸菌は胃酸に弱く、空腹状態で乳酸菌を摂取しても、腸内に届く前に死んでしまうためです。
乳酸菌は死んでしまったからといって、効果がゼロになるわけではありませんが、やはり定着率は悪くなり、効果も鈍くなってしまいます。
食事の後であれば、胃酸はある程度中和されています。乳酸菌が生きたまま腸内にたどり着く可能性も高くなります。
ダイエット効果には「食前」がオススメ
一方で、ヨーグルトにダイエット効果を期待したい!という場合には、食前に摂取するのがオススメです。
食事の前にヨーグルトを摂取することで満腹感をアップできますし、血糖値の急激な上昇を避けられるでしょう。
ただしヨーグルトにもカロリーはありますから、食べ過ぎには注意してくださいね。
免疫力アップには「夜」に食べよう
ヨーグルトで免疫力アップを目指すのであれば、上手く乳酸菌を腸内で定着させ、その働きを活発にする必要があります。
実は腸の働きにも「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯があり、22時から翌朝2時がそれに当たります。この期間は腸の働きが活性化しますから、乳酸菌を摂取することで効率よく働かせることができます。
夜遅くまで起きていて、なんとなく小腹が空いたな…なんてときにも、ヨーグルトは絶好のお夜食になります。
幸せな気持ちを味わえ、さらに健康にも良い習慣として、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
ヨーグルトは上手に選んでおいしく食べよう!
女性に人気の健康食材・ヨーグルトは、上手な選び方・正しい食べ方のコツを実践することで、そのパワーをより強くすることができます。
簡単に「効果なし」と諦めるのではなく、ぜひ自身の目的に沿った選び方・食べ方を実践してみてくださいね。
乳酸菌のパワーを味方につけて、腸内から生き生きと、健康美人を目指しましょう!
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