女性でも気になる頭皮の臭い!原因は生活習慣?対策を徹底調査!

頭皮の臭い、といえば男性を思い浮かべるかもしれませんが、女性だって気になりますよね。

実際、頭皮の臭いが気になってしまうと、

  • 人とすれ違ったり、密集する場所に行くのが怖い
  • 後ろに立たれると臭いが気になる

など、生活に支障をきたす可能性も…。

また、「憧れはサラサラヘアなのに、べたついたりかさついたりして理想とはほど遠い…」という人。

実はそれも、頭皮が原因なのかもしれません。

気になる頭の臭いの原因を探って、悩みを解消しましょう。

その行動が頭皮の臭いに直結しているかも。普段やりがちな原因とその対策

頭皮の臭いは、やはり頭皮に何らかのトラブルがあることが原因で強くなります。

頭皮のマッサージをしていたり、フケ・かゆみ(もしくはべたつき)専用のシャンプーを使っているにも関わらず頭皮の臭いが改善されない人は、普段なにげなくしている行動が、頭皮にとっては良くないのかも。

普段の行動を思い出して、原因を探ってみましょう。

帽子など、被り物による蒸れ

帽子やウィッグなど、被り物を常用する人は頭皮の臭いの原因になっている可能性が。

通常、汗は外気と私達自身の体温で蒸発していきますが、被り物をしているとそれができずに、皮膚の上に汗がとどまる、もしくは帽子などに付着します。

とどまった汗は皮脂や細菌と混ざりあい、臭いを発するようになります。

頭皮の臭いが気になっている方は帽子を控えるか、こまめに帽子を脱いで、外気にさらすようにしましょう。

外気にさらすときには、タオルや頭皮用の汗拭きシートなどで、こまめに汗をぬぐうのを忘れずに。

紫外線は頭皮にも影響する
とはいえ、紫外線の下に長時間さらされると、頭皮が傷ついてしまうため、日焼け対策に帽子はとても有効です。
荷物に余裕があれば日傘も用意したいところ。仕事柄帽子も日傘もNGという方には、スプレータイプの日焼け止めがおすすめです。
また、紫外線によってダメージを受けてしまった髪の毛には、ダメージ補修に優れているケラチンPPT配合のトリートメントを選ぶことをおすすめします。

シャンプーのやり方が合っていない

ちゃんとシャンプーができていないと、頭皮に汚れが蓄積され、臭いの原因になってしまいます。

まずは毎日のシャンプーのやり方を変えてみましょう。

【頭皮にやさしくすっきり洗える、シャンプーの仕方】

  1. お風呂に入る前に、ブラッシングをする。
  2. お湯(シャワー)のみで予洗いを2~3分かけて行う。
  3. 軽く濡らしたタオルを頭に巻き付け、5分ほど蒸しタオルする。
  4. シャンプーを手に取り、泡立てる。
  5. マッサージをしながら洗う。爪は立てずに指の腹で洗う。
  6. シャンプーを1分以上、よくすすぐ。
  7. リンスやトリートメント・コンディショナーは毛先を中心に。頭皮にはつけないように気を付けて。
  8. 最後にもう一度よくすすぐ。

実は、シャンプーを使わない、お湯だけの予洗いだけで汚れの7割を落とすことができると言われています。できるだけ丁寧に予洗いを行っておくことで、シャンプー本来の効果も発揮しやすくなります。

また、蒸しタオルをすると、頭皮の皮脂や汚れが浮き、洗い流しやすくなります。頭皮の臭いが気になっている方は、汚れをすっきり落とすことが先決です。ぜひ試してみてくださいね。

このとき、ベタベタが気になっている方は市販されている頭皮用のクレンジング剤を塗ってから蒸しタオルすると効果的です。

シャンプーは手に取ったらまず、泡立てるのが正解。シャンプーのCMを見てみても、モコモコの泡でシャンプーしていますよね。あれは、泡の状態が一番効果が発揮できるからなんです。

洗い残しを防げる上にモコモコ泡で洗うのは気持ち良く、一石二鳥ですよ。

泡立てるのが苦手な方は、泡で出てくるポンプに変えたり、洗顔用のネットを使ってみるのも手。ネットはシャンプー用と洗顔用で分けてくださいね。

シャンプーが終わったら髪を汚れから守って指通りを良くするためにリンス・トリートメント・コンディショナーなどを使います。

ですが、これらは特に洗い残しやすく、臭いの原因になります。必ず頭皮につかないように使用し、よく洗い流してくださいね。

アウトバスケアとして、タオルドライの後、ドライヤー前に頭皮用のローションを塗布し、軽く頭皮マッサージをすると効果的です。

そもそもシャンプーが合っていない

きちんとシャンプーしていても頭皮が臭ってしまっている人は、そもそもシャンプーが合っていないのかもしれません。

頭皮に悪影響を与える

  • シリコン
  • 着色料
  • パラベン
  • タール系色素
  • 酸化防止剤
  • 合成ポリマー
  • 石油系界面活性剤

などの添加物が入っていないことを確認しましょう。

新しくシャンプーを選ぶのであれば、アミノ酸系のシャンプーが地肌への刺激が少なく、洗浄力もあるのでオススメです。

最近はやりのオーガニックは、洗浄力もあり肌への刺激も少なめですが、アレルギーが起こりやすいのが難点です。特に、食物アレルギーを持っている方は注意してください。

朝も夜もお風呂に入る人に多い、洗いすぎ

「頭皮のべたつきやかさつきが気になって、一日に何回もシャンプーしてしまう」人は、洗いすぎが原因で余計に頭皮の状態を悪化している可能性があります。

シャンプーは一日一回が適正量です。それ以上は頭皮の乾燥を招き、カサカサになってしまう、もしくは乾燥を防ごうと皮脂量が増えてしまうはたらきをし、ベタベタになってしまうんです。

とはいえ、汗をかく時期や外での仕事をしていると、日に何度かお風呂に入ることがあるかもしれません。そんな時は、シャンプーは夜だけにし、昼間はお湯でよく洗い流すだけにとどめましょう。

繰り返しにはなりますが、お湯だけ(予洗い)でもだいたいの汚れを落とすことができますよ。

ドライヤーでちゃんと乾かしていない

お風呂からあがって、すぐにドライヤーをしない人や半乾きでドライヤーをやめてしまう人も要注意。

実は、カビは皮脂が大好き。濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすくなっている上、皮脂が出やすくなっており、カビの格好の餌食です。

頭皮のカビや雑菌は臭いの原因になります。

せっかく洗ってきれいになった髪です。しっかり乾かして余分な皮脂が出ないようにしましょう。

長時間のドライヤーが苦手な人は、「髪を持ち上げて頭皮から乾かす」を試してみて。頭皮に当てた風は自然と毛先へ流れるので、頭皮が乾けば毛先も乾き、ドライヤーの時間を短くできますよ。

出かける前にすっきりしたい、朝シャン派

肌のゴールデンタイムと呼ばれる、睡眠中に美容効果が大きく得られる時間があるのは、有名ですよね。

22:00~深夜2:00までとされていたゴールデンタイムも、近年の研究結果では「時間帯は決まっておらず、寝入り~1時間半~3時間程度のこと」と認識されるようになりました。

このゴールデンタイム、実は肌のメンテナンスの時間でもあります。頭皮も例外ではありません。

ですが、ゴールデンタイムに一日の汚れが残った状態では、上手にメンテナンスされなくなってしまう、もしくは効果が半減してしまうことがあります。

朝シャン派の人は、せっかくのゴールデンタイムに恩恵が受けられなくなってしまいます。

どうしても「朝シャンで、すっきり一日を始めたい!」という人なら、夜に頭だけ洗って、朝のシャワーで寝汗を流す、というのはいかがでしょうか。

髪を乾かす時間も時短になるのでおススメです。

食べ物やお酒、運動不足などの生活習慣

乱れた食生活や生活習慣で頭皮が臭うこともあります。

脂っこい食べ物やスパイスなどの刺激的なものが好きな人は、皮脂の分泌が過剰になってしまうことがあるからです。

お酒が好きな人も要注意。アルコールを分解するときに臭いの原因になる成分が分泌されるため、余計に臭いが強くなってしまいます。

運動不足の人も頭皮が臭いやすい傾向に。血液がうまくまわらなくなり、頭皮に必要な栄養が足りなくなってしまいます。

栄養が足りなくなった頭皮は雑菌に対する免疫力が低下してしまうため、臭いの原因になるんです。

生活習慣を見直して、体の中から防臭を目指しましょう。

紅茶が好きな人なら、「バタフライピー」がオススメ。青くてフォトジェニックなバタフライピーは、見た目がキレイなだけじゃなく、毛細血管の血流を改善してくれるため、頭皮の臭いにも効果があります。

加齢臭は女性にだってある

35歳を過ぎたあたりから、男女問わず年齢に比例して増加するのが、加齢臭です。

イメージとしては「加齢臭=男性」ですが、男性は女性より皮脂量が多いのが原因で悪目立ちしているだけで、女性にだって加齢臭はあります。

特に女性は、女性ホルモンのはたらきで皮脂を分泌しないように制御しますが、35歳前後に女性ホルモンが減り始め、男性ホルモンのはたらきが活発化します。

これが加齢臭の原因になるのです。

頭皮の加齢臭の対策には、

  • 一日一回のシャンプー
  • 肉類を控える
  • 食物繊維・抗酸化作用の高い食材を摂る

などが有効です。

特に動物性たんぱく質が臭いの原因となるため、肉類は控えましょう。

食物繊維なら

  • こんにゃく
  • きくらげ
  • ひじき
  • おから
  • きのこ類 …など

抗酸化作用の高い食材なら

  • アボカド
  • トマト
  • バナナ
  • 大豆食品
  • 緑黄色野菜
  • ナッツ類 …など

上手に組み合わせて毎日の食卓に並べましょう。

枕が不潔だと、雑菌の繁殖の恐れが

枕やシーツ、どれぐらいの頻度で洗っていますか?

「寝てる間にコップ一杯の汗をかく」と言われているほど、私たちは意外と寝ている間に汗をかいています。そして汗だけでなく、汗に含まれた皮脂やホコリで汚れてしまうのが、枕やシーツです。

頭皮の臭いには雑菌も余分な皮脂も大敵。ですが枕を洗わないでいると、枕自体に皮脂が残り、それを餌に雑菌が繁殖している恐れがあります。そこに頭を付けて寝れば…結果はわかりますよね。

夏場の汗をかきやすい時期なら最低でも2~3日に1回、冬の時期なら1週間に1回。できれば枕カバーだけでも、毎日洗うのが理想的です。

枕カバーの素材にもよっては乾燥機NGのものもありますが、乾燥機能付きの洗濯機なら、洗濯~乾燥まで一気に済ませることができるため、天候に左右されずふっくら仕上がります。オススメです。

からだのあちこちにフケが!頭皮の病気かも?

かゆみがない・もしくはあまりないのに、フケが多く、頭だけでなく

  • 眉毛
  • 鼻の両脇
  • こめかみ
  • 首回り
  • 背中
  • わきの下

などにも油っぽくて小さい、フケのような皮がこびりついている場合には、「脂漏性皮膚炎」という皮膚の病気を疑った方がいいかもしれません。

脂漏性皮膚炎の初期症状としてフケや頭皮の臭いがあげられます。ケアをしてもなかなか治らなかったり、かゆみを伴わないのに、先程あげた箇所にもフケのようなものが見つかった場合には、皮膚科を受診しましょう。

脂漏性皮膚炎は自然に治ることが難しいため、放っておいても改善することはまれです。

頭皮の臭い対策にはシャンプーとインナーケアが重要

実は、頭皮にはTゾーンの2倍もの皮脂腺があると言われています。

このため、頭皮のケアを怠ると、分泌された皮脂がたまりやすく、たまった皮脂は細菌の温床になり、結果、臭いの原因となってしまうんです。

これらを改善するためには、毎日のシャンプーやインナーケアが欠かせません。今日やってすぐに改善するものではありませんが、続けていれば数週間で違いを実感できるはず。

もし改善の兆しが見えてこなければ、皮膚科の受診も検討してくださいね。

一番の臭い対策は、やっぱりシャンプー。気持ちよくスッキリ洗って、頭皮の臭いを撃退しましょう。

Topics頭皮の臭い

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