肌に優しい無添加石鹸!製法までこだわりベストな選択をしよう!
にきびや乾燥、肌荒れなど…皮膚のトラブルが気になるときには、できるだけ刺激が少ない石鹸を使いたい!と思いますよね。
こんなときに注目されているのが、皮膚に刺激を与える成分を使わずに製造した「無添加石鹸」です。
「肌に良いイメージはあるけれど…具体的にどんなもの?」「どう選べば良いの?」と悩んでいる方のため、無添加石鹸を使うメリットや選び方のコツ、注意点などを紹介していきます。
Contents
無添加石鹸の最大のメリットは、「肌に優しい」こと!
通常の石鹸ではなく、無添加石鹸を使うメリットは、ずばり「肌に優しい」ということです。
通常の石鹸には、肌を洗浄したり洗っている最中の香りを良くしたり、また品質を一定に保ったりするために、肌に刺激が強い成分が使われていることがあります。
- 着色料
- 香料
- パラベン
- 合成界面活性剤
- 鉱物油
特に石鹸で問題になりやすいのは、合成界面活性剤です。
石油や石炭を使って作られた合成界面活性剤は、高い洗浄力を誇るものの、人間にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえって皮膚トラブルを悪化させてしまう可能性があります。
このほか、着色料や香料、防腐剤として使われるパラベン、安価な材料として重宝される鉱物油も肌に負担をかけやすい成分として知られています。
これらを使わずに製造した無添加石鹸であれば、「洗浄するたびに肌に負担をかけてしまう」なんてこともありません。
- ニキビ肌
- 乾燥肌
- アトピー肌
- 敏感肌
これらの肌トラブルが気になっているときには、皮膚のバリア機能が低下し、あらゆる刺激に対して弱くなっていると予想されます。
余計な成分を含まない無添加石鹸であれば、皮膚トラブルが気になる時期でも優しく使うことができます。一般の石鹸が肌に合わない…と感じている方には、特にオススメのアイテムだと言えるでしょう。
汚れをしっかりと落とし、必要な皮脂を守ってくれる無添加石鹸を使い続けることで、より健やかな状態へと導いていくこともできるのかもしれませんね。
無添加石鹸の選び方、3つのポイントを紹介
皮膚に優しい生活をしたい方にピッタリの無添加石鹸ですが、「どれを選んでも同じ」というわけではありません。
商品によって特徴はさまざまで、中には「自分が思っていた無添加石鹸とは、かけ離れた商品」も存在するので注意する必要があります。
自分にとってベストな無添加石鹸を選ぶために、頭に入れておきたい4つのコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
何が「無添加」なのか見極めること
無添加石鹸を選ぶうえで、もっとも重要なコツとなるのがこちらです。「無添加」という言葉を鵜呑みにせず、「なぜ無添加と表記されているのか」をしっかりと確認するようにしましょう。
実は「無添加」という言葉に対する、明確なルールは存在しません。たとえば「パラベン・合成界面活性剤は含むものの、香料は使っていない」ような製品でも、「無添加」と記載することができます。
肌への優しさにこだわって無添加石鹸を選びたい!と思ったときには、石鹸の成分表示にまで目を向けて、「本物の無添加石鹸」を選ぶようにしましょう。
- 石鹸素地100%
- 石鹸素地98%以上
- 純石鹸分98%以上
- 脂肪酸ナトリウム(カリウム)98%以上
これらの記載がある場合、無添加の順石鹸であることを示しています。安心して使うことができるでしょう。
これ以外の場合には、石鹸成分のほかに何が含まれているのか、より詳しくチェックする必要があります。
自身の肌に負担をかける成分が使われていないことを、成分表示欄でチェックしてみてください。
関連記事:「無添加」の真実を見極めてベスト化粧水を選ぼう!注意点も解説
石鹸の「製法」もチェックしてみよう
無添加石鹸の中には、天然の保湿成分である「グリセリン」を含むものと含まないものがあります。肌に優しく洗い上げたいなら、やはり保湿力は重要なポイント。
グリセリンが含まれているかどうかは、石鹸の製法をチェックすることで見極められます。
- 釜炊き(釜焚き)製法
- コールドプロセス製法
これらの記載があれば、石鹸に保湿力を持たせるために、こだわった製法で石鹸素地が作られていることがわかります。
特別な記載がない場合によく用いられるのが「塩析法」と呼ばれる製法ですが、こちらの場合、石鹸素地を作る過程でグリセリンが取り除かれてしまいます。
また石鹸素地を石鹸へと加工する際の製法によっても、保湿成分の差は生まれてきます。
機械を使って大量生産できる「機械練り製法」はコスパに優れている一方で、急激に乾燥がすすむため、保湿成分や美容成分が失われやすいという特徴があります。
一方で「枠練り製法」という手法で作られた石鹸は、手間はかかり価格は高くなりがちですが、一つ一つ丁寧にケアされているため、保湿成分や美容成分をしっかりと残しています。
このような場合には、石鹸素地を作る過程だけでもこだわってみてくださいね。
使い続けるために、コスパも重視!
無添加石鹸は、あくまでも「肌への負担を軽減しながら、汚れを除去する」という目的で使われるもの。
無添加石鹸を使ったからといって、すぐに劇的な効果を実感できるわけではありません。「肌にとってより良い環境を用意し、肌本来の力を取り戻すためのもの」と捉えると良いでしょう。
だからこそ大切なのは、「自分の肌に合うものを長く使い続け、健やかな肌環境を長期間キープしていく」ということです。
無添加石鹸の中には高価なものもありますが、「分にとって無理なく使い続けられる」という点を重視してみてください。徐々に肌質の変化を実感していけるでしょう。
無添加石鹸は正しく使おう!使用時の注意点3つ
せっかくの無添加石鹸も、正しく使うことができなければ意味がありません。使用時の注意点を3つ紹介していきます。
しっかりと泡立てること
無添加石鹸に限らず、石鹸はしっかりと泡立ててから使うのが基本です。
泡立てないまま皮膚に成分をこすりつけても、余計な負担を与えてしまうだけ。角質層に傷をつけないためにも、たっぷりの泡で包み込むように洗ってください。
無添加石鹸の場合は、泡立ちを良くするための成分も無添加であるケースも多いもの。泡立てるのが難しい!と感じたときには、泡立てネットを活用してみてくださいね。
石鹸成分を皮膚に残さないこと
たっぷりの泡で皮膚の汚れと馴染ませたら、しっかりと洗い流すことも意識してみてください。
いくら「無添加」といっても、石鹸の成分は肌にとっては「異物」です。洗い残した石鹸成分が、肌トラブルの原因になってしまうことがあります。
また、肌の乾燥が気になる方は、37℃~38℃程度のぬるま湯を使って洗い流すのがベストです。丁寧な作業を心掛けましょう。
できるだけ早めに使い切るのがベスト!
皮膚に優しいことが魅力の無添加石鹸ですが、石鹸としての品質を保持するための成分も無添加であるため、扱うときには注意するべきポイントもあります。
開封した石鹸の劣化を防ぐため、できるだけ乾燥した環境の中で使うのがオススメ。お風呂場などに置きっぱなしにすると、固形石鹸が溶けたり、雑菌が繁殖したりすることがあります。
また、通常の石鹸であれば未開封の状態で「3年」が使用期限だと言われています。防腐剤が入っていない無添加石鹸の場合は「1年」が期限の目安です。
もちろんこちらは「未開封」の場合の期限で、一度開封し、使い始めたものはできるだけ早く使い切る必要があります。
家族で使える無添加石鹸、人気アイテム5つ
無添加石鹸を実際に使ってみたい!と思ったときには、各種ランキングでも評価の高い、人気アイテムから選んでみてください。
家族みんなで使いやすい、おすすめの無添加石鹸を5つ紹介していきます。
- カウブランド 無添加石鹸/牛乳石鹸
- 牛乳石鹸のカウブランドは、無添加シリーズとして非常に人気のアイテムです。石鹸素地100%で、なおかつ釜焚き製法を採用。さっぱりした洗い上がりを楽しみつつも、天然保湿成分で皮膚を優しく保護してくれます。100グラム/162円
- 無添加 白いせっけん/ミヨシ
- こちらも石鹸素地100%の無添加石鹸です。釜炊き製法でじっくりと熟成させて作られた石鹸で、無添加でありながら泡立ちが良いことでも知られています。初めて購入する際には、2個入り+泡立てネット付きのセットがオススメですよ。40グラム×2個(ネット付き)/540円
- M-mark 釜焚き枠練りせっけん/松山油脂
- 釜炊きでさらに枠練りと、保湿成分や美容成分を残すことにこだわった無添加石鹸です。すすいだあとも、皮膚の上に保護膜を形成し、外部の刺激から皮膚を守ってくれます。濃密な泡立ちで、洗った後のツッパリ感も気になりません。140グラム/540円
- 釜焚き よもぎ石鹸/無添加石鹸本舗
- 石鹸素地に、ヨモギ葉エキスとグリセリンのみを加えて作られた無添加石鹸です。ヨモギ葉は古くから、皮膚病や切り傷の治療のために使われてきたもの。潤い成分も豊富です。アトピーや乾燥が気になる方でも、頭から足先まで全身気持ち良く洗い上げられます。140グラム/918円
- アレッポの石鹸<ノーマル>/アデルファンサ社
- シリアのアレッポという都市で生まれた、完全無添加石鹸です。原材料には、自然栽培のオリーブと月桂樹を使用。釜炊き・枠練り製法で、丁寧に作り上げられています。大人から赤ちゃんまで全身に使用可能で、優しく洗い上げられます。200グラム/680円
敏感肌にも安心の無添加石鹸は、正しく選ぼう!
肌への優しさが魅力の無添加石鹸は、アトピーやニキビなど、肌トラブルが気になる方にもおすすめのアイテムです。
また、まだ皮膚が弱い子どもや赤ちゃんとの生活にもピッタリの品。家族みんなで、皮膚を守りながら、汚れをスッキリ除去できることでしょう。
無添加石鹸の品質はどれも同じではないからこそ、品質や価格にまでこだわって、自分にとってのベストを決める必要があります。
今回紹介した知識もフル活用して、家族みんなで愛用できる無添加石鹸を探してみてはいかがでしょうか。
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