眉ティントで失敗…ありがちな失敗と長くもたせる正しい使い方

もはや定番となりつつある「眉ティント」、ご存知ですか?

眉ティントとは、塗ってはがすだけで、眉毛と皮膚に着色し、数日間メイクしたような眉を保つことができるという、優れものです。

一回使えば病みつきになるという眉ティント。

ですが、少々コツがあり失敗例も続出しているんです。眉ティントは一度使うと数日間は色が残ってしまうので、できるなら失敗したくないですよね。

今回は、その失敗を踏まえ、眉ティントの正しい使い方をご紹介いたします。

眉ティントでありがちな失敗。水分・油分は大敵!

眉ティントは「絶対落ちない」と勘違いされやすいのですが、残念ながら絶対落ちない、という商品ではありません。

しっかりと理想の色を出すにはそのコツがあり、眉ティントの着色離れを早めてしまうNG行動もあります。

まずはそのNG行動集を知ることで、失敗を遠ざけましょう。

薄く塗り過ぎて色がつかない!

実際に眉ティントを手に取るとわかりますが、思った以上に色が黒々としています。

これにたじろいでしまい、「色が付き過ぎたら困る」と薄塗りをしてしまう人がいるようです。

ですが眉ティントの性質上、つける量を増やしたからといって、真っ黒(もしくはまっ茶色)にまで染まることはありません。

むしろ、しっかりつけないと思ったように色がつかないので、安心してしっかりたっぷり、つけてくださいね。

また、眉毛が長い人、一本一本が太い人には着色しづらい傾向にあります。

使用前には眉毛を短めにカットし、使用時にはきちんと地肌につくように塗るようにすると比較的安定して着色できますよ。

塗った直後に落ちてしまう

眉ティントが終わった直後にもかかわらず、眉ティントが落ちてしまう場合。これにはいくつかの原因が考えられます。

洗顔後の水分残り・油分残り
眉ティントは素肌の状態で行いますが、素肌にするための洗顔時の水分や、クレンジング時の油分が残ったままだと、うまく着色してくれません。
必ず水分・油分がない状態で行いましょう。
はがすのが早すぎる
眉ティントの着色にははおおむね2~3時間かかります。
ですが、着色具合には個人差があるため、2時間程度では足りない場合があります。
眉ティントは長く時間を置いても色が付きすぎることはまれですので、時間に余裕があれば長めにおいてみましょう。
クレンジングやこすったりもNG
眉ティントは角層に着色しているに過ぎないので、クレンジングをすればするほど、角層がはがれて色は薄くなっていきます。
塗った直後にクレンジングする人は少ないとは思いますが、水のみの洗顔も、眉ティントを薄くしてしまう一因です。
もちろん、こすってしまえば角層がはがれてしまうため、こすらないよう気を付けてください。

色むらによる不自然な仕上がり

色むらができてしまい、不自然な仕上がりになってしまう場合があります。

考えられる原因としては、

  • 眉ティントの量が一定ではない
  • 洗顔後時間を置いたため、皮脂が浮いてきてしまった

この2つが考えられます。

眉ティントの量がまちまちになってしまうと、薄い部分と濃い部分に分かれてしまいます。薄い部分は着色が弱いため、濃い部分よりも早く眉ティントが取れてしまう原因にもなります。

一定量を左右塗るようにしましょう。

また、脂性肌さんや混合肌さんの場合、洗顔後しばらくすると皮脂が浮き出てしまう場合があります。

しばらく時間を置くなら、塗る直前にティッシュや綿棒で皮脂をオフしましょう。この時、眉毛だけでなく地肌までしっかりぬぐうのが大切です。

顔にも使える、低刺激のアルコールで拭ってしまうのもひとつの手ですよ。この場合も、かならず最後にはティッシュでふき取るようにしてください。

眉が腫れた!…肌が弱い人、特に注意

たまに、眉ティントを放置している間にぴりぴりとした痛みを感じ、取ってしばらくしたら眉毛の周りが赤く腫れた!…という人がいます。

眉ティントは角質までの染料であり、肌にとっては多少なりとも刺激になります。

敏感肌さん、肌の弱い人や肌トラブルにあったことのある人には、眉ティントの成分が合わない場合もありますので、人から見えない肘の内側などで一度試してみるのをおすすめします。

他にも、

  • よく知られていないメーカー
  • 安価なもの
  • 国外ブランド

は肌トラブルの原因にもなり得るため、避けた方が良いでしょう。

基本的には刺激の少ない染料ですので、これまで肌につける商品で肌トラブルになったことのない人なら、安心して使えますよ。

おすすめの眉ティントについてはこちらに詳しく載っています。

眉ティントはこう使う!共通の正しい使い方

失敗例を学んだところで、いよいよ眉ティントの正しい使い方をご紹介します。

どの商品を使うにしても、抑えるポイントは大体同じ。

眉ティントは修正もきくので難しくはありません。まずは試しに、休日にチャレンジするのはいかがでしょうか。

1、クレンジング・洗顔をすまし、顔をフラットな状態にする

皮脂やメイクの油分が残っているとうまく着色しないので、かならず洗顔後にしましょう。
水分も同様、色がうまくつかない原因になるので、丁寧なふきとりを。

酵素洗顔やピーリングのあとだと着色されやすく、おすすめです。

前述した通り、脂性肌の方だと、しばらく時間を置くと皮脂がでてきてしまう場合があるので、洗顔後なるべく時間を置かないようにしてください。

眉毛はカットして整えておくと、色むらもでにくくなりますよ。

2、眉ティントをぬる。たっぷりと、均一に。

素肌の用意ができたら、早速眉ティントを塗っていきましょう。

失敗しないためには、塗る順番も重要です。

  1. 眉山~眉尻に眉ティントを塗る。
  2. 綿棒で形を整える
  3. 反対の眉も同様に。
  4. 眉頭~眉山に眉ティントを塗り、綿棒で形を整える。
  5. 反対の眉も同様に。
  6. 最後に全体を眉ティントの筆で整える。

【挿入:3画像1】

眉毛が少なく、着色しづらい眉尻からやっていくと均一に塗りやすいのでオススメです。

普段の眉メイクでは右眉が終わってから左眉…と片方の眉ずつ進めていくのが一般的ですが、眉ティントの場合はパーツごとに左右切り替えて塗ると、色むらがでにくくなります。

⑥の仕上げ時に、顔を左右に動かし、薄い部分がないかどうかをチェックするのを忘れずに。

塗るときのポイントとしては、

  • 均一に塗る
  • たっぷり塗る
  • はみ出したらその都度綿棒でふき取る

以上の3つを守るようにしましょう。

うまく形が取れないときには、眉毛テンプレートを使うとうまくいきますよ。

3、2時間~1晩放置する

一般的な眉ティントの放置時間は2時間程度ですが、オススメは1晩放置すること。寝る前にできるので焦ることなくでき、人目も気になりません。

寝る前に塗って、枕につかないか心配な方はラップ+医療用テープでガードすると安心です。

4、マスカラブラシを使って眉尻からはがす

マスカラ液など何もついていないマスカラブラシで、眉尻から眉ティントをからめとるようにとかしあげます。

眉ティントが浮いたところで、指で少しずつはがしましょう。

【挿入:3画像2】

一気にはがしてしまうと、眉毛が抜けてしまい痛い思いをしてしまう場合も。どうしてもうまくとれなければ、眉頭からはがしましょう。

眉ティントが眉に残っていない事を確認し、マスカラブラシで整えれば、完成です。

応用編:着色がものたりない!そんなときの裏ワザ

試した眉ティントが薄い色だったり、肌と相性が悪く着色が悪い場合でも、せっかく購入したなら使い切りたいですよね。

そんなときオススメな裏ワザが、「重ねづけ」です。

その方法は2通り。

1、放置後しばらくしてから重ねづけする
眉ティントは1晩放置することをオススメしましたが、5~10分ほど放置したところで再度重ねづけをします。
初めての場合は眉頭にはつけず、眉尻のみ重ねづけしてみましょう。
2、翌日・翌々日に同じ工程を繰り返して重ねづけする
大体3日間は持つと言われている眉ティントですが、薄くなる前(3日目以降)に使用すれば、濃さをキープすることができます。
これを利用し、翌日・翌々日に連日眉ティントを使用し、好みの濃さになるまで繰り返してください。

どちらの方法も、いきなりガツンと色がつくことはありませんので、自分好みの仕上がりになるように試してみてください。

基本的には色素沈着しない眉ティントですが、あまり長い日数重ねてしまうと、色素沈着してしまう恐れがあります。何回かに一回は、眉ティントが完全に抜けるまで肌休みさせてください。

眉ティントでナチュラル・簡単。眉メイク!

眉ティントをすれば、3日間は色が残ると言われていますが、コツをおさえた今回の方法で、一週間以上もったという人もいます。

眉ティントで着色した眉毛は、自然な仕上がりのため、ナチュラルメイクにぴったり。「休日はメイクせずに、眉ティントとルースパウダーのみで過ごす!」という人もいるくらいです。

人の顔は、眉毛で大きく印象が変わりますので、メイクされていれば「きちんとメイクしている」という判断を受けやすいんです。

肌休みの時こそ活用してほしい眉ティント。ぜひ試してみてくださいね。

30代におすすめのナチュラルメイク術についてはこちらをチェック!

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