ダイエットにお茶は最適の飲み物!おすすめのお茶と飲み方

手軽にダイエットを始めたいというのであれば、是非おすすめしたいのがお茶を利用したダイエットです。

自分でお茶を抽出するのが面倒な人でも、コンビニやスーパーなどでお茶を購入して持ち歩くことも可能なので、非常に手軽にダイエットとして取り入れることが出来ます。

今回は、ダイエットにおすすめのお茶とダイエットに適したお茶の飲み方についてご紹介します。

ダイエットとお茶の関係

ダイエットにお茶が適していると言われるのには、いくつかの理由があります。

  • ノンカロリー
  • 美容効果
  • 脂肪の分解をサポート

お茶の種類ごとに異なるダイエット効果も期待できますが、様々なお茶でも共通しているダイエット効果とその理由について詳しく見ていきましょう。

ノンカロリーはダイエットの強い味方

ダイエットの際におすすめするお茶はノンカロリーであることがほどんどです。

カロリーを気にせずに水分を摂れるので、日頃ジュースやお酒中心の生活を送っている人は、それらをお茶に変えるだけで毎日の摂取カロリーに変化が見られ、痩せていくという場合もあります。

後述するように毎日の目安量はありますが、どれだけ飲んでもカロリーを気にしなくて良いというのは、ダイエットする際にかなり得です。

様々な美容の付随効果が期待できる

お茶によって含まれている様々な成分によって、ダイエット以外にもたくさんの美容効果を得られると考えられています。

例えば、緑茶などに含まれているカテキンはポリフェノールの一種で抗酸化作用を持っており、老化防止の効果を期待できますし、ミネラルが豊富なお茶はむくみの解消に役立ちます。

食物繊維が豊富なお茶であれば便秘解消の効果があるなど、美容や健康に良いプラスアルファの効果を得ることが出来るのです。

ダイエットの大敵脂肪の分解のサポート作用

お茶の成分によっては、脂肪の分解をサポートしてくれるものも少なくありません。

また、特に脂肪燃焼効果が謳われていない身近なお茶であっても、トクホ(特定保健用食品)マークがついているお茶は、脂肪の分解を助けてくれる成分をより強く打ち出しているものもあります。

運動やバランスの取れた食事などのダイエットの際にお茶を飲むことで、脂肪燃焼効果を上げることも考えられます。

ダイエットに最適!手軽に手に入るおすすめのお茶

では、実際におすすめのダイエット向けのお茶をご紹介します。

たくさんの種類のお茶がある中でも、比較的手に入りやすく安価で継続しやすいお茶を厳選してピックアップしました。

  • 緑茶
  • ルイボスティー
  • プーアル茶
  • 杜仲茶
  • ゴボウ茶

それぞれのお茶について、そのお茶を飲む際の注意事項とともに詳しく見ていきましょう。

手軽に手に入る緑茶は殺菌美容にも効果的!

日本では1番飲まれているお茶だとも言われている緑茶は、ダイエットだけでなく健康にも効果的だということで有名です。

緑茶はタンニンという成分が豊富に含まれており、脂肪の分解を促しエネルギーに変換する働きを担っているので、食事中や食後に飲むことでその効果を発揮します。

また、緑茶に含まれる渋みの元となっている成分はポリフェノールの一種であるカテキンですが、これは抗酸化作用があります。

カテキンは血中のコレステロール値をを下げてくれたり、血糖値を抑制する効果が期待出来るだけでなく、殺菌効果によって口の中の雑菌の繁殖を防いで口臭を予防することも出来ます。

緑茶は1日に5杯程度飲めば、十分に含まれている成分の効果を期待することが出来ます。

一方でカフェインが豊富に含まれているお茶でもあるため、就寝前に飲みすぎると十分な睡眠がとれなかったり、胃腸が荒れてしまうこともありますので、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

なお、緑茶はコンビニなどで売っているペットボトルのものでも成分に変わりはありませんし、トクホの緑茶はカテキンの成分を多く含ませていたり、健康面に配慮して工夫している商品もあります。

自宅で茶葉から淹れる場合には何度も同じ茶葉で淹れて出がらしまで飲んでも、最後まで成分をしっかりと摂取できます。

アンチエイジングにも効果的なルイボスティー

ルイボスティーは、最近になってからスーパーやコンビニでも手軽に手に入るようになりましたが、南アフリカでしか育たないルイボスという植物で作られたお茶です。

昔からアフリカの先住民の間で飲まれており、「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」と呼ばれるほど健康に良いとして愛飲され続けてきた伝統的なお茶です。

ルイボスティーは「SOD酵素」と呼ばれる成分が含まれており、老化の原因である活性酸素を抑えて新陳代謝を正常にし、肌を綺麗にしてくれたり老化現象を引き留める作用があると考えられています。

日々呼吸の中で体に取り込む酸素のうち約2%が活性酸素に変化し、シミやしわなどの老化現象を引き起こす一因とされている中で、活性酸素を抑えるルイボスティーはアンチエイジングに効果的であるとされているのです。

また、食物繊維が豊富なので便秘改善の効果もあり、新陳代謝を促す効果と相まってダイエットを助けてくれるお茶とも言えます。

ルイボスティーはノンカロリーなだけでなくノンカフェインですので、あまり量を気にせず寝る前でも飲むことが出来ますが、食物繊維が豊富なため場合によってお腹が緩くなる可能性もあるので注意しましょう。

ペットボトルのルイボスティーもありますが、茶葉から淹れる場合は、しっかりと煮出してから飲むのがおすすめです。

脂肪の燃焼を助けるプーアル茶

中国の雲南省を原産地としたお茶であるプーアル茶(普洱茶)は、脂肪の燃焼を助ける成分が非常に多く含まれているので、ダイエットに効果的なお茶として人気です。

そもそもプーアル茶は緑茶を黒麹菌で発酵させたものなので、緑茶にも含まれているカテキンが豊富であり、さらに発行により「重合型カテキン」が生成され、脂肪の吸収を抑える効果があると考えられています。

カテキンだけでなく、むくみの解消に欠かせないビタミンB類やミネラルが多く含まれているので、体内の水分の代謝に非常に役立ちます。

脂質の吸収を抑えてくれる役割を鑑み、食中や食後を中心に飲むことがおすすめですが、1日2~3杯程度を目安にすると良いでしょう。

利尿作用が強いお茶ですので、飲みすぎると頻尿になってしまったり、お腹が緩くなってしまう原因にもなります。

茶葉から淹れる場合には、お茶葉のメーカーごとにおすすめの淹れ方が示してありますので、それに従って淹れるのをおすすめします。

ダイエットに効果的な栄養豊富な杜仲茶

中国原産の落葉高木の杜仲の葉を乾燥させて作られたのがこの杜仲茶ですが、実はこの杜仲の樹皮は漢方薬にも使われているほど、健康効果が古くから認められてきました。

特に内臓脂肪や中性脂肪を減らしたり、コレステロールの吸収を抑えたり、脂肪の代謝を上げるのを助ける効果もあります。

杜仲茶はゲニポシド酸という成分が含まれており、脂肪やコレステロールの吸収を抑える効果や、副交感神経を高めて血行促進や便秘の緩和を促す効果が期待できます。

さらに、アスペルロシドという成分は血中の胆汁酸を増やし、脂肪の代謝アップを促すので、ますますダイエットに効果的だと言われる所以となっています。

杜仲茶は様々な栄養素が含まれているもののノンカフェインのお茶なので、カフェイン摂取による睡眠不足などを心配する必要はありません。

しかし、杜仲茶は独特の苦みやくせがありますし、なかなかペットボトル製品では売っていないため、茶葉から煮出す必要があります。

初めて煮出す際には5分程度から始めて徐々に長くしていき、自分が飲みやすいと感じられる濃さでお茶を淹れるようにすると、継続して飲みやすいと思います。

どうしても飲みづらいと感じたら、レモン汁を混ぜたり、アレンジとしてお茶漬けに使うなどの方法もあります。

また、杜仲茶にも利尿作用が少なからずありますので、飲みすぎには注意し、1日5杯程度を目安として飲むようにすると良いでしょう。

腸内環境に効果抜群のゴボウ茶

ゴボウ茶は名前通り根菜のゴボウを使ったお茶で、野菜としても食物繊維が豊富で美容効果があると言われているゴボウの効果をそのまま引き継いだ成分を多く含みます。

特に食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのにも最適な成分が色々と含まれているので、便秘などでお悩みの方には特におすすめです。

実はゴボウは薬膳としても活躍している根菜で、食物繊維だけでなくオリゴ糖も豊富に含まれているのが特徴です。

オリゴ糖は腸内環境を整えるのに役立ち、食物繊維が腸の働きを活発にするという形で相乗効果が生まれ、さらに脂肪の分解を助けるサポニンという成分も含まれているので、体の中から美しくダイエットを目指す際におすすめなのです。

また、血行促進効果や冷え性にも効果が期待でき、ノンカフェインであるのも飲みやすい理由の一つですが、飲み過ぎるとお腹が緩くなりやすいので注意をしましょう。

ゴボウ茶もなかなかペットボトルでは出回っていませんが、茶葉から淹れるコツは茶葉の硬さに注目して時間をかけることです。

柔らかい茶葉の場合は約3分、根や実などの硬い部分を使った茶葉の場合は約5分を目安にして、ゆっくり抽出すると適度な濃さでお茶を作ることが出来ます。

ダイエットにお茶を取り入れて成功させる秘訣!

ここまでダイエットにおすすめのお茶を紹介していきましたが、潜在的なお茶のダイエット効果を最大限に生かすためには、ダイエットに適した飲み方をするべきです。

また、体に負担がかからないように心がけながら、どんなダイエットでも共通する「継続」を念頭に置いて飲んでいくことが大切です。

ダイエットにお茶を取り入れて成功させる際に心がけておくべきポイントについて見ていきましょう。

  • 温度と頻度
  • 摂取量とタイミング
  • あくまでサポート

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

常温か温かいものをこまめに摂る

お茶がダイエットに良いからと言って、毎回がぶ飲みをしていたり冷たいものを一気飲みしていたりすると、胃腸への負担が大きくなるだけでなく体調不良を引き起こしてしまう可能性があります。

アイスのものをたくさん飲んでしまうと体が冷えて必要な栄養や酵素が巡りにくくなるので、お茶を飲む際にはなるべく常温か温かい状態のものを飲むのがおすすめです。

また、一度に大量に飲むのではなく、1日のうちに何度かに分けてこまめに飲むようにすると、体への負担も少なくより成分の効果を得られやすくなります。

摂取量は銘柄のおすすめを厳守!タイミングにも注意

お茶の飲みすぎは利尿作用によって体の負担になったり、むくみの原因となってしまう場合もありますので、銘柄別の推奨量を守ってお茶を飲むようにするのをおすすめします。

特に緑茶などカフェインが含まれているお茶は、利尿作用だけでなく睡眠を妨げる効果や胃腸を荒れさせてしまうこともありますので、睡眠前には飲むのを控えたり、空腹時には避けるようにした方が良いでしょう。

お茶はあくまでサポートとして活用

痩せるためにお茶を飲む生活を継続していても、なかなか痩せられなかったり、ある一定の体重を過ぎたら痩せなくなってしまった…という人も少なくありません。

お茶によってダイエット効果を得られない人は、ダイエットに効果的な飲み方をしていなかったり、お茶に頼りきりでその他のことを全く健康的には行っていないという場合が多く見受けられます。

お茶は飲む「だけ」で痩せるものではなく、あくまでもダイエットをサポートしてくれるものだと考え、お茶を飲むことを習慣化しながら、バランスの良い食生活や適度な運動も心がけると良いでしょう。

継続的にお茶を飲んで健康的にダイエット

ダイエットに効果的なお茶は様々な種類がありますし、それぞれの味の好みや身体との相性もあります。

そのため、自分が飲みやすく体調にも合っているお茶を探し、最低でも2ヶ月程度は継続してお茶を飲んでいくことが大切です。

すぐに効果が出ないからと言って諦めず、ダイエットの基本である「継続」を念頭に置いて、お茶を効果的に取り入れたダイエットを行えると良いですね。

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