コーヒーは美味しくダイエットできるって本当?その理由と正しい飲み方

目覚めのコーヒーや食後のコーヒーはとってもホッとできる時間…コーヒー好きにはたまらない極上の味ですね。

最近は、「カフェインが良くない」や「歯に色が付く」など、コーヒーに関する良くない噂も広まっています。

摂取量さえ守れば、コーヒーは身体に良く、ダイエット効果も期待できる優秀な飲み物です。

コーヒーの成分やダイエット効果を高める飲み方を知れば、あなたもきっとコーヒーが好きになるはずです。

コーヒーを飲めば「痩せる」の理由は3つあった

コーヒーを飲むことがダイエットに繋がるという話を知っている人は多いでしょう。

飲むだけで痩せるなんて、嘘のような話に聞こえますが、「コーヒー=痩せる」の方程式にはきちんとした理由があるのです。

カフェインは脂肪の分解を助ける

コーヒー100mlには約60mgのカフェインが含まれているといわれています。コーヒー1杯を飲んだら、100mgほどのカフェインを摂取することになります。

紅茶1杯のカフェインは約75mg、ウーロン茶や煎茶が約40mg~50mg、ココアは約10mg~20mgなので、比較するとコーヒーのカフェイン含有量はかなり多いといえます。

カフェインは興奮作用を持つ、神経刺激薬の一種です。とはいえ、摂り過ぎなければ体に害はなく、むしろ良い効果をもたらしてくれます。

その一つが脂肪の分解。カフェインには脂肪の燃焼を促す効果があります。

基本的には、脂肪は運動によって燃焼されるものですが、コーヒーに含まれるカフェインが脂肪燃焼の火付け役となってくれます。

コーヒーに含まれる利尿作用で老廃物を排出しよう

カフェインのもう一つの効果として注目したいのが利尿作用です。コーヒーや紅茶を飲んだ後に、トイレに行きたくなるという人は多いはず。

それは、カフェインの利尿作用によるものです。利尿作用が促進されることで、老廃物を排出するというデトックス効果が期待できます。

とはいえ、水分補給を忘れてはいけません。利尿作用により水分不足になってしまうと、脂肪を燃焼できなくなって逆効果です。

コーヒーを飲んだら、同時に水分補給も忘れずに行いましょう!

コーヒーポリフェノールが脂肪を撃退!

カフェインと同じく、コーヒーには脂肪に働きかける成分がもう一つ含まれています。ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸です。

クロロゲン酸には脂肪の吸収を抑える働きがあって、脂肪分解を促すカフェインと一緒にとることでダイエットの相乗効果が期待できます。

クロロゲン酸で脂肪の吸収を抑えながら、カフェインで脂肪を分解していくといったダブルのダイエット効果です。

クロロゲン酸には食後の血糖値を下げる効果がみとめられていて、コーヒーを頻繁に飲む人に糖尿病の発症率が少ない傾向があるといわれています。

気を付けたい勘違いダイエット…痩せるコーヒーは「○○コーヒー」

カフェインとクロロゲン酸という2つの成分を含むコーヒーには、確かにダイエットに繋がる効果が期待できます。

とはいえ、ただ飲んでいれば痩せるというわけではありません。正しい飲み方を継続して、適度な運動も心掛けるべきでしょう。

勘違いのコーヒーダイエットは体調不良に繋がってしまいますよ。

流行のラテはNG!「ブラックコーヒー」で痩せる

某コーヒーチェーンで流行りの、クリーム入りコーヒーやシロップたっぷりのラテ等、飲みやすくて女性に人気を集めるコーヒーがあります。

デザート感覚で美味しく飲めても、ダイエットには向きません。コーヒーのダイエット効果も砂糖や生クリームの脂肪で全く発揮できずに、むしろ逆効果です。

ダイエットを意識しているのなら、コーヒーはブラックコーヒーを選びましょう。

ブラックコーヒーが苦手という人は、豆の種類にこだわってみてはどうでしょう。

コーヒーの苦みが嫌いならマイルドな味のコナやトラジャを、酸味が好きという人にはグゥアテマラやモカをおすすめします。

本気で痩せたいなら「朝コーヒー」がおすすめ

身体が一番痩せやすい状態は、朝時間ということを知っていましたか。体内時計という言葉があるように、身体がこれから活動する状態になっているのが朝なのです。

朝にランニングをしたり、ストレッチをしたりすることはダイエットにも健康のためにも非常に良いことです。

健康的なサイクルをよりダイエット効果の高いものにするためには、身体を動かす前にコーヒーを飲むことです。

コーヒーの成分が脂肪燃焼を助けてくれることは先に書いた通りです。カフェインが脂肪燃焼の起爆剤となって、運動中の脂肪燃焼を活発にしてくれることでしょう。

手軽なインスタントより手間暇かけた「ドリップコーヒー」

ダイエットの観点からコーヒーを飲むなら、インスタントコーヒーよりドロップコーヒーをおすすめします。

理由は、カフェインやクロロゲン酸の含有量が違ってくるから。インスタントコーヒーはドロップコーヒーの含有量の約半分程度しかありません。

コーヒーはジテルペン類といって、中性脂肪や血中コレステロールを増加させる働きを持つ成分を含んでいますが、ドリップコーヒーにすることで、それを除去することができます。

忙しい朝時間ですが、少しだけ手を休めて手間暇かけたドリップコーヒーを楽しみたいところです。

飲み過ぎ厳禁!コーヒーダイエットで気を付けること

コーヒーの良い効果についてたくさんお話してきましたが、一つ気を付けてほしいことは飲み過ぎです。

コーヒーに含まれる成分カフェインの摂取は、一定量なら健康に効果的でも、飲み過ぎは健康被害に繋がります。

カフェインの摂り過ぎは害となる

カフェインは神経刺激薬の一種なので、摂りすぎてしまえば自律神経に異常をきたすことも。夜眠れない、身体が冷えるといった症状を持っている人は要注意です。

眠気覚ましにコーヒーを飲む人が良くいますが、それはカフェインの神経を刺激する効果を期待してのことです。効きすぎてしまえば、睡眠の妨げになるということです。

世界保健機構WHOは1日のカフェイン摂取量を300mgまで抑えることを推量しています。コーヒー1杯のカフェインは約100mgなので、1日に飲めるコーヒーは2~3杯です。

妊娠中のカフェインは控えよう

妊娠中のカフェイン摂取には注意が必要です。基本的には1日1杯程度なら問題ないとされていますが、個人差もあります。

カフェインが赤ちゃんに与える影響は詳しくはわかっていませんが、たばことコーヒーの習慣のある妊婦さんは早産や発育の遅れが出る傾向にあるのは事実です。

そもそもカフェインは胃もたれを起こしやすいため、つわりや臨月で胃が苦しくなっている妊婦さんにはおすすめできません。

妊娠中のコーヒーについては、かかりつけのお医者さんと相談してから対応する方が安心でしょう。

コーヒー飲んだら水も飲もう

カフェインの利尿作用については良く知られていること。老廃物を排出できる点ではとっても良い効果ですが、行きすぎると水分不足になります。

脂肪燃焼には水分が欠かせません。それどころか、水分無しには身体の機能全てがうまく作用しなくなってしまいます。

他の飲料と比較してもコーヒーのカフェイン含有量は多いことがわかっています。コーヒーを飲んだ際は他の飲み物で水分補給をするよう心がけましょう。

美味しく痩せられるコーヒー!摂取量を守ればダイエッターの味方

食後のコーヒーや朝起きてすぐのコーヒーを習慣にしている人は、結構いるのではないでしょうか。

習慣として行っているから、特に気にしていなかったかもしれませんが、朝のコーヒーと食後のコーヒーは理にかなっています。

朝は脂肪燃焼を促す効果を促進して、食後は脂肪の吸収を抑制する働きをしてくれるからです。

ただし、飲み過ぎは厳禁。冷え性や血行不良、不眠など様々な体調不良の原因を作ってしまいます。

健康的なダイエットに欠かせないコーヒーも飲み方を間違えれば、健康被害となることも忘れないでください。

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