乾燥肌さんのお風呂での注意ポイント!肌を傷めない入浴法や保湿ケア

お風呂は一日の疲れを癒す大切なリラックスタイムですが、普段何気なく行っている入浴法が肌の乾燥を悪化させている可能性があります。

「きちんとケアしているのになぜか体が乾燥する」という方は、もしかしたら入浴法が良くないのかもしれません。

乾燥肌を傷めずにお風呂を楽しむ方法を紹介します。

乾燥肌さんにベストなお湯の温度と浸かる時間

乾燥肌に悩む方は、お風呂のお湯の温度や浸かる時間にも気を付けてみましょう。熱いお湯にゆっくり浸かるのが好きな方でも、肌の乾燥が気になるときは避けた方がいいでしょう。

乾燥肌さんのお風呂のお湯の適温は38~40℃の少しぬるめです。また長時間浸からないよう10分程度に抑えましょう。

熱いお湯に浸かると、肌の皮脂膜が溶け、角質層にある保湿成分が流れ出てしまい、肌の乾燥が悪化してしまいます。

そして長時間お湯に浸かると肌がふやけてしまい、バリア機能が低下することで、角層が刺激を受けやすい状態になってしまうのです。

肌がそんな状態で、ボディソープなどを付けて体を洗ってしまうと、肌に必要な角質まで落としてしまう場合があります。

また乾燥による痒みを感じている場合は、血行が良くなることによって痒みが増してしまうようになります。

炭酸ガス入りの入浴剤を使って、体感温度アップ!

「ぬるま湯に浸かってもお風呂に入った気がしない!」という方は、炭酸ガスが入った入浴剤を使うことで、お湯の温度は低めでも体はしっかり温めることができますよ。

ただし、炭酸ガスが入った入浴剤はさらに血行を良くするので、痒みを感じている方は使用を控えてください。

乾燥肌さんは半身浴にも注意が必要

美容と健康のために半身浴をよくするという女性も多いかもしれませんが、長時間湯船に浸かる半身浴も乾燥肌の方にはオススメできません。

乾燥肌の方の半身浴は少し短めに20~30分程度にしてください。

短時間の半身浴は新陳代謝を促進して肌を美しくするなどメリットも充分に期待できますよ。

乾燥肌を悪化させるお風呂での悪習慣

お風呂は一日の疲れを落とす大切なリラックスタイムですが、普段何気なくしているその行為が肌の乾燥を悪化させてしまっているかもしれません。

  • 硬いボディタオルでゴシゴシ肌をこする
  • 一番風呂が好き

硬いボディタオルで肌をゴシゴシとこすってしまうと、その摩擦や刺激によって肌の乾燥が悪化してしまいます。

また、一番風呂のお湯には塩素がたくさん含まれており、その塩素が肌の刺激となる場合があります。

どうしても一番風呂を避けられない場合、お湯にレモン汁や柚子、ビタミンC誘導体(アスコルビン酸)を配合した入浴剤を入れることで塩素を減らすことができます。

折角のリラックスタイムが肌を痛める原因にならないよう、少し注意してみてください。

シャワーの使い方で乾燥肌が悪化する場合も

湯船に浸からずシャワーで済ませてしまう場合、少しでも温まろうとお湯を高温に設定していませんか?先ほども触れましたが、暑すぎるお湯は乾燥肌を悪化させてしまいます。

シャワーを浴びたあとの肌が赤くなっていませんか?赤くなっていればそれは温度が高すぎるというサインです。

また水圧の高さや、水道水の塩素をそのまま肌に浴びてしまうことが肌の刺激になる場合があります。

シャワーヘッドを交換して水圧を下げる、塩素を除去できるタイプのものにするなどの工夫で乾燥を防ぐことができますよ。

温泉が好きな方も要注意

温泉が好きな方、きっとたくさんおられますよね。広いお風呂に浸かることはもちろん、美肌成分をたっぷり含んだお湯に浸かって肌がつるつるになるのはうれしいものです。

しかし、乾燥肌や敏感肌の方は温泉の質によっては肌荒れを悪化させてしまうことがあるのです。

アルカリ性と酸性の温泉は、肌の角質を溶かしやすく、肌のバリア機能を下げてしまうからです。

しかしもちろん、アルカリ性の温泉も酸性の温泉もデメリットばかりではありません。

酸性の温泉にはニキビを改善したり、自然治癒力を高める効果が期待でき、アルカリ性の温泉は毛穴の汚れが落ちて肌がキレイになることが期待できます。

しかし残念ながら、肌が敏感な乾燥肌や敏感肌の方には、メリットの部分よりもデメリットの部分(肌への刺激)の方が大きく影響する場合があるのです。

肌が敏感な方には、弱酸性、中性、弱アルカリ性の温泉がオススメです。肌の乾燥が気になるときは、温泉の成分にも気を配ってみてくださいね。

乾燥肌さんにオススメのプチプラ入浴剤

お風呂上りは肌がしっとりとしているので、保湿されていると勘違いする方もおられるかもしれません。

しかし実は、ただの水道水に浸かっただけではお風呂から出たあとは肌の水分が急速に蒸発してしまいます。

そこで、保湿成分が配合されている入浴剤を使うことで、入浴中に乾燥肌のケアをすることができます。次に、オススメの入浴剤を紹介します。

Wのショウガパワーでしっとり潤う!「バスクリン」の「温美浴」

コンフォートローズの香り、リラクシングフラワーの香り、リフレッシュハーバルの香りの3種類の香りがあります。

温浴効果を高める「ショウガ末」と、保湿成分がある「炭酸+ショウガ」を配合し、Wのショウガパワーで肌を健やかにしてくれます。

また「納豆エキス」、「ゴールデンホホバオイル」、「月見草オイル」などの保湿成分を配合しているので肌がしっとりと潤います。

ボトルタイプは480g(約12回分)入り 参考価格 619~861円(分包40gタイプもあります)

ミルクの潤いベールが肌に潤いを与える「アース製薬」の「バスロマン スキンケア ミルクプロテイン」

保湿成分である「ミルクプロテイン」が肌の角質層まで浸透し、乾燥肌にしっとりうるおいを与えます。

さらに、塩素除去成分を配合しているので、塩素の刺激から肌を守ってくれます。

肌を守る「グリチルリチン酸」も配合しており、お風呂上がりも肌はしっとり。白いにごり湯で甘いミルクの香り。680g(約22回分)入り 参考価格 323~995円。

しっとり肌が1日中続く「アース製薬」の「保湿入浴液 ウルモア」

赤ちゃんでも使える液体タイプの肌にやさしい入浴剤です。

「アミノ酸」、「吸着型ヒアルロン酸」、「セラミド」、「コラーゲン」、「エラスチン」の5種類のモイストスキン成分を配合しています。

さらに、天然オイル成分である「シアバター」を配合している上に、潤いベール成分を高配合しているので潤いを逃さず、しっとり肌が1日中続きます。

クリーミーローズの香り、クリーミーフローラルの香り、クリーミーベリーの香り、クリーミーミルクの香りの4種類で乳白色のにごり湯。

600mL(約15回分)入りで参考価格 489~810円。

入浴後に使うオススメの保湿クリームやオイル

いくらしっとりタイプの入浴剤を使っても、お風呂上りの肌を放置していては乾燥を招いてしまいます。次にオススメのボディ用保湿剤を紹介します。

乾燥性敏感肌の方でも安心して使える「花王」の「キュレル クリーム」

潤浸保湿セラミド機能成分、ユーカリエキスなどの潤い成分が、角層の深部まで浸透して肌をやさしく潤します。

肌を潤すだけでなく、外部刺激からも肌を守ります。また、デリケートな赤ちゃんの肌にも使えます。

顔、体用 90g入り(ジャータイプ) 参考価格 1,620円

ローションタイプの「資生堂」の「しっかりうるおうボディローション ヴァーベナの香り」

爽やかな柑橘の香りに癒される、ボディ用保湿剤です。ローションタイプなので、素早く全身を潤すことができます。

プチプラで惜しみなく使えるのもうれしいポイント。カサつきが気になる肌を滑らかな手触りにしてくれます。特に夏場に使用するのがオススメです。

ちょっとしたプレゼントにも喜ばれる、ピンクボトルのかわいいデザインです。200ml入り、520円(税込)

頑固な乾燥肌もしっかり潤う「ザ・ボディショップ」の「ボディバター シア」

頑固なカサカサ肌もしっかり潤すボディクリームです。甘いシアの香りを最初はキツく感じる方も多いようですが、少し時間が経つとやさしい香りに変わります。

保湿成分である、シアバター、ココアバター、ババスオイルを配合し、全身はもちろん、ヒジ、ヒザ、かかとなどの特に乾燥しやすい部分の肌もしっとり潤します。

「これを使うようになって長年の乾燥肌の悩みが解消された」、「妊娠線対策にも使えた」、「ほのかな甘い香りは男性でも使える」、などの口コミが見られました。

200ml入り、2,484円(税込)

乾燥肌さんにオススメのアロマオイル

アロマオイルの香りが好きな女性は多いですよね。天然のやさしい香りは、一日中がんばって疲れた心と体を癒してくれます。

アロマオイルの中にも、乾燥肌対策になるものがあることをご存知でしょうか。

乾燥肌さんにオススメのアロマオイルは、ラベンダー、カモミール・ローマン、キャロットシード、サンダルウッド、パルマローザ、ローズウッドの6種類。

それぞれ詳しくみていきましょう。

ラベンダー
安眠効果があることで有名なラベンダーには、皮脂の分泌量を調整する働きがあります。さらに保湿効果があるので肌をしっとりさせ、皮膚の細胞を強化する働きも。
カモミール・ローマン
敏感肌や乾燥肌、アトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビを改善し、硬くなった角質をやわらかくする働きを持っています。その他、くすみやシミなどの改善も期待できます。
キャロットシード
皮膚の細胞を活性化する働きを持ち、自ら潤いを保てる強い肌に導きます。シミやくすみを改善する働きも。
サンダルウッド
サンダルウッドには、硬くなってしまった乾燥肌をやわらかくする働きがあります。
パルマローザ
保湿効果、抗菌作用を持ち、乾燥肌を改善します。
ローズウッド
皮脂の分泌量を調整したり、硬くなった角質をやわらかくする働きを持っています。シワやたるみの改善も期待できます。

アロマオイルの使い方

湯船に数滴垂らして入浴してください。またワセリンなどと混ぜてボディクリームとして使う方法もあります。

アロマオイルには妊娠中の使用に注意が必要なものもあるので、妊娠中は医師に相談してください。

乾燥肌は入浴法に気を付けて改善する

肌の乾燥を招くきっかけは、日常生活の中にたくさんあふれています。毎日何気なく行っている入浴法もその一つです。

せっかくのリラックスタイムが台無しにならないよう、乾燥肌を守る入浴法を行ってみてください。ちょっとした注意で潤い肌をキープできますよ。

また、お風呂での洗顔やお風呂上がりのスキンケアなども見直してみてください。乾燥肌さんが気をつけるべきポイントなどがまとめてある記事はこちらです。

そして乾燥肌を少しでも改善するためにできることもチェックしておきましょう。

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