まぶたのくぼみは原因を知って元から解消!体操とマッサージのコツ

老化サインが現れやすい、目の周り。「最近なんだかまぶたのくぼみが気になってきた!」と思ったら、それも加齢の合図です。

放っておくと、くぼみはどんどんひどくなり、目の周りの印象を大きく変えてしまうでしょう。一気に「おばあちゃん化」が進むことも考えられます。

そこで今回は、目のくぼみを解消するための方法を紹介します。体操やマッサージで根本的な解消を目指せば、顔全体の若返りにもつながります。毎日のケアで、若々しさを取り戻しましょう。

まぶたのくぼみの原因は、加齢による様々な現象!

まぶたのくぼみを解消するためには、まず「なぜ加齢と共にまぶたのくぼみが気になり始めるのか」という仕組みについて知りましょう。

まぶたのくぼみを引き起こすのは、加齢による以下のような現象です。

  • まぶた周辺の表情筋の衰え
  • 代謝の低下
  • 保水力の低下による乾燥の進行

加齢と共にこれらの現象が起こるのは、ごく自然なことだと言えるでしょう。

表情筋が衰えて、まぶたを支えることができなくなれば、落ちくぼんだ印象になってしまいます。また代謝が低下して、老廃物をうまく流せなくなれば、まぶたはさらに重くなり、垂れ下がりやすくなります。

加齢と共に皮膚のハリが失われたように感じる方は多いことでしょう。まぶたにとっても、それは例外ではありません。特に目元の皮膚は薄く、乾燥によるダメージを受けやすい場所。

乾燥によるダメージが進行することで、皮膚のハリが失われ、やはりまぶたを支えきれなくなることで、くぼみが生じやすくなってしまいます。

加齢による変化を、完全に食い止めるのは難しいもの。しかし、いつまでも若々しい目元を維持できる方もいれば、40代ですでにまぶたのくぼみが気になってしまうような方もいます。

まぶた周辺の異変に気付いたら、できるだけ早いタイミングでくぼみ解消のための対処法を取り入れていきましょう!

筋力の衰えは体操で解消しよう

加齢によるまぶたのくぼみは、それぞれの原因を一つずつ確実に対処していくのがオススメです。目元の表情筋の衰えは、「表情筋を鍛える体操」を取り入れることで、解消できます。

まぶたの印象に大きく関わっているのは、「眼輪筋」と呼ばれる筋肉です。眼輪筋は、まぶた全体を支えると共に、まぶたを閉じる際に重要な役割を果たしています。

まぶたのくぼみが気になり始めたら、まずはこの眼輪筋を意識した体操を行いましょう。まぶたを支え、正しく動かすためのサポートができます。

眼輪筋の体操は、毎日実践してみよう!

眼輪筋を鍛えるための体操は、以下の手順で行ってみてください。

  1. リラックスして、目を軽く閉じる
  2. そのままぎゅっと力を入れていく
  3. 力を入れた状態で、5秒間キープする
  4. ゆっくりと力を抜いて、眉を上に上げるイメージで目を見開く
  5. そのまま5秒間キープする
  6. ゆっくりと元の状態に戻す

特に上まぶたを鍛えたいときには、以下の体操もオススメです。

  1. 口を縦に大きく開く
  2. 目線は上に向け、鼻の下は伸ばすようにして、顔全体を伸ばす
  3. 下まぶたを引き上げて、目を細めたまま5秒間キープする
  4. ゆっくりと元に戻す

次は下まぶたを鍛える体操です。

  1. 人差し指を眉に置いて、固定する
  2. ゆっくりと眉を上げながら、指はその動きに逆らうようにして、しっかりと固定する
  3. 上まぶたが伸びる感覚を確かめながら、5秒間キープする
  4. ゆっくりと元に戻す

これらの体操を実践してみると、普段あまり動かす機会がない筋肉が刺激されているのを実感できることでしょう。1日にそれぞれ5回ずつ行うのが効果的です。

まぶたの体操を行う際には、おでこや頬に余計なしわがよらないよう、注意しながら行うのがオススメです。おでこや頬を手で押さえて、伸ばしながら行ってみてください。

目元の血行不良は、マッサージで改善

次は、加齢による代謝の低下に対する対処法です。代謝を活性化することができれば、まぶたのくぼみはもちろんのこと、目の周りのさまざまなエイジングトラブルをケアできるでしょう。

代謝を良くするために、もっとも重要なポイントとなるのが、「血行を良くする」ということです。以下の方法で、血行を良くしていきましょう。

ホットタオルで温めてリラックス

冷えている状態では、血管は縮み、血行は悪くなりがちです。ホットタオルで目元を温めるだけでも、血流改善効果が期待できます。

ホットタオルは、電子レンジでチンして用意してみてください。もう一枚、冷たく濡らしたタオルも用意しておきましょう。

まず温かいタオルで目元を温めたら、次は冷たいタオルで冷やしていきます。温かいタオルを3分当てたら、冷たいタオルを1分あてるようにしましょう。

温かいタオルと冷たいタオル、両方を交互にあてることで、血行を良くすることができます。

簡単マッサージでくぼみの撃退

くぼみ改善のためのマッサージは、ちょっとした隙間時間に手軽に実践できますから、ぜひ取り入れてみてください。手順は以下のとおりです。

  1. 人指し指を眉頭にあてる
  2. そのままゆっくりと、眉尻の方へとなぞっていく
  3. 何度か繰り返す
  4. 目の下にある、骨のくぼみを優しく押す

マッサージは、夜のスキンケアのついでや、朝のメイク前の時間に行うのがオススメです。ちょっとしたマッサージですが、普段とは違う刺激を得られるでしょう。

リラックスしながら行ってみてください。

基礎化粧品による乾燥対策も重要

加齢と共に、細胞内の保水力は低くなってしまいます。若い頃と同じケアをしているだけでは、「気付いたら乾燥していた!」なんてことにもなりかねません。

だからこそ、年齢を重ねた肌にも、しっかりと潤いを与えてくれる基礎化粧品で潤いケアを実践してみてください。

しっかりとケアしているつもりでも、意外とケアできていないのが目の周辺です。アイクリームを使用して、徹底的にケアするのも良いでしょう。

アイクリームは、目元のトラブルに対処するための、専用ケアアイテムです。もちろん目元の潤いを守るため、そしてくぼみなどのトラブルに対処するために働いてくれます。

保湿成分や美容成分が、しっかりと配合されているものを選んでみてください。

眼精疲労を避けることも意識してみて

パソコンやスマートフォンを日常的に操る現代人にとっては、「眼精疲労」は非常に身近な症状です。普段の生活の中で、以下のような症状を実感している方も多いのではないでしょうか。

  • 目の疲れ
  • 目の痛み
  • 目のかすみ
  • ドライアイ

眼精疲労が起きるほど目を酷使している状態では、目の周辺の筋肉が凝り固まっていると予想できます。限られた筋肉しか使われなければ、当然そのほかの筋肉は衰えてしまいます。また血流も悪くなってしまうでしょう。

こうしたトラブルを放置すれば、まだ若いにも関わらず、まぶたのくぼみに悩まされてしまう可能性もあります。積極的なケアが必要となるでしょう。

またそもそも、眼精疲労が蓄積しないよう意識することも重要なポイントとなります。

  • パソコンやスマートフォンを使ったら、適度に目を休める
  • 気になる症状は眼科で相談する
  • 毎日しっかりと、睡眠時間を確保する

眼精疲労を後に残さないことが、まぶたのくぼみを根本的に解決するためのコツになるでしょう。

日常的にコンタクトレンズを使用している方も、まぶたのたるみやくぼみなど、トラブルが生じるリスクが高いと言われています。

「もはや手放せず、ロングユーザーである」という場合には、くぼみが気になり始める前から、積極的なケアを行うのがオススメです。若々しい目元を、長くキープしていけることでしょう。

まぶたのくぼみは、エイジングケアで根本的解決を!

まぶたのくぼみは、加齢と共に徐々に引き起こされていくものです。加齢による皮膚の内部のさまざまな変化が、見た目にも大きく関わる「くぼみ」というトラブルを引き起こしています。

「加齢だから仕方がない」と諦めてしまうのは、少々もったいないかもしれません。まだくぼみが軽度の状態であれば、くぼみの原因となっている加齢症状を食い止めることで、くぼみトラブルを元から解決できる可能性もあります。

体操やマッサージ、積極的なケアに日常生活の見直しなどで、気になるくぼみを解消して、美しい目元を手に入れてみてくださいね。

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