アイプチの間違った使用が逆効果になる場合も…正しい使用方法や頻度
簡単にたるんだまぶたを引き揚げ二重にできるアイプチですが、アイプチを使いすぎる、使い方を間違えてしまうと、たるみをケアするどころか、たるみを悪化させてしまう危険性があります。
アイプチによって起こるトラブルと、たるみが悪化する理由をご紹介します。アイプチでたるみを悪化させないポイントもご紹介します。
Contents
ラテックスアレルギーの方は要注意。炎症で皮膚を傷めたるみを起こす
まずはまぶたのたるみの原因についてこちらでチェックしてみてください。
アイプチはまぶたの皮膚と皮膚を接着させたり、被膜を作って被膜通しをくっつけるといった方法で二重まぶたを作っていきます。つまり、接着成分をまぶたに塗っている、くっつけていることになります。
このアイプチに使われている接着成分は製品によってさまざまです。代表的なアイプチの場合をまとめてみました。
商品名 | 接着成分 |
---|---|
アイプチリキッドテープN | ゴムラテックス |
ローヤルアイム | コポリマーアンモニウム |
アイトーク | ゴムラテックス |
メザイク | アクリル酸アルキルコポリマーNa |
代表的な4つのアイプチ商品ですが、4つのうち2つがゴムラテックスという接着成分が使われています。これは絆創膏などに使われていることが多い接着成分です。
このゴムラテックスはアレルギーを持つ方が比較的多い成分となっています。もし絆創膏を使ってかゆみを感じるという方は、ラテックスアレルギーの危険性があります。
このような方がゴムラテックスを接着成分としているアイプチを利用すると、まぶたに強い炎症を起こし、かゆみや赤み、さらに痛みなどを感じることがあります。
皮膚トラブルを引き起こせばそれだけ皮膚には負担をかけることになります。ただでさえ老化により皮膚は衰えているところにアレルギーのよるダメージを加えてしまえば、皮膚にはより負担をかけ老化してしまいます。
プッシャーでまぶたの筋肉を損傷させて筋肉が伸びてしまう
二重まぶたを作るときには、プッシャーと呼ばれている道具でまぶたを押すということを行います。この行為が、まぶたにある筋肉を損傷させてしまう危険性があります。
上まぶたを支えている筋肉は、眼瞼挙筋という筋肉と、ミューラー筋という筋肉があります。どちらも筋肉といってもとても弱いもので、大きな力をかけてしまうと傷つき伸びてしまいます。
まぶたのまわりの筋肉は、老化によっても傷つき伸びやすくなっていますが、たるみ解消のためにとさらにまぶたのまわりの筋肉に負担をかけてしまうと、より筋肉が伸びてしまい、たるみを悪化させてしまいます。
- 無理に二重を作ろうと強くプッシャーを押す
- 何度も何度もプッシャーでまぶたを押してしまう
このような行為がまぶたのたるみをより悪化させてしまうことにつながります。
長時間アイプチを続けることで皮膚が伸びたるむ
まぶたのたるみ解消のためにアイプチをする場合、皮膚が伸びるという感覚がないかもしれません。ですが、やはりアイプチは皮膚を引っ張って接着する化粧品ですから、少しずつでも皮膚を伸ばしている状態が続くことになります。
無理やり皮膚を引っ張り続ければ、当然皮膚は大きな負担がかかることになり、よりたるみを悪化させることにつながります。
最悪の場合眼瞼下垂という視界まで遮られるたるみを起こすことも
- 皮膚がたるむ
- 筋肉がのびる
アイプチで起こる可能性があるまぶたのこのようなトラブルがさらに悪化していくと、まぶたが邪魔をして視界が遮られてしまう危険性が出てきます。
たんなるたるみではなく、黒目が二分の一以上隠れてしまうような状態を「眼瞼下垂」と呼び、疾患として治療を行う必要が出てくる可能性もあります。
たるみの改善のためにアイプチを使いたかったのに、アイプチのせいで余計にたるみを助長させてしまう危険性があるということをよく考える必要があります。
アイプチでまぶたのたるみを起こさないようにする方法
アイプチでまぶたのたるみのケアをするときに、できるだけまぶたに負担をかけず、たるみを増長させないための方法をチェックしていきましょう。
- アイプチのオフは無理やりはがさないでリムーバーを使う
- 蒸しタオルでまぶたの血行を改善させてあげる
- アイクリームを使いしっかりとまぶたをいたわり休ませる
- 長時間アイプチを使わない
- アイプチをするときには美容液タイプのものを選ぶ
アイプチのオフは無理やりはがさないでリムーバーを使う
糊付けによって二重をつくるのがアイプチです。無理やりはがしてしまうと、当然皮膚に大きなダメージを与えてしまうことになります。
アイプチの中にはコットンに水を含ませってまぶたに当ててオフができるものもありますが、リムーバーが必要なものもあります。リムーバーが必要なタイプのアイプチは、必ずリムーバーを使うようにします。
オフをするときには必ず肌をいたわることを忘れないようにしましょう。
蒸しタオルでまぶたの血行を改善させてあげる
アイプチで無理やり二重をつくると、どうしてもまぶたの皮膚の血行が悪くなっていることが起こります。血行が悪くなることで、まぶたには疲労物質が溜まり、老廃物も溜まり込みます。
この疲労物質や老廃物などがまぶたのたるみの原因になってきます。
蒸しタオルをまぶたの上にあてることで、まぶたをあたため、滞っていた血流を改善させる効果を得ることが出来ます。
アイクリームを使いしっかりとまぶたをいたわり休ませる
皮膚にも筋肉にも大きな負担をかけることで、まぶたは乾燥に傾きやすくなり、さらなるたるみを起こす危険性があります。このようなまぶたに負担をかけることでおこる乾燥をケアするために、アイクリームを使う。ということを行っていきましょう。
アイクリームにはまぶたにとって必要な保湿成分だけではなく、栄養成分なども含まれているものが多くあります。
長時間アイプチを使わない
長時間アイプチをすることで皮膚が伸びるということはアイプチによるトラブルということでご紹介しました。
繰り返しになるかもしれませんが、アイプチを長時間使わないことは、アイプチでさらなるたるみを起こさないためには大切です。
外出時にメイクの一つとしてアイプチをしたら、メイクオフと同じようにアイプチもしっかりとオフをする。ずっとアイプチをしたままで過ごさないということを忘れないようにしましょう。
アイプチをするときには美容液タイプのものを選ぶ
アイプチにも美容液タイプのものがあります。美容成分が含まれた美容液タイプは、老化によって衰えたまぶたに大きなダメージを与えないためには大切です。
一般的なアイプチにくらべるとやや価格は高めになりますが、まぶたを労わるということをしっかりと考える必要があるのがアンチエイジング世代です。
アイプチは非常手段として使うくらいにとどめることがおすすめ
アイプチはもともとまぶたにはとても大きな負担をかけてしまうものです。たるみの改善を根本的に行えるものではありません。できれば特別な時を除けば、アイプチをたるみケアに使うことは避ける方がよいということになります。
どうしてもアイプチを使うというときには、できるだけまぶたに負担をかけないようにすることが必要です。使用後のケアもしっかりと行うことがとても大切になってきます。
ご紹介したアイプチ後のこのケアは、たるみ改善につながるものになりますので、ぜひ行ってください。
またまぶたのたるみをこれ以上悪化させないための予防法もこちらで確認してみてくださいね。
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