【クマの種類別】目の下のクマを消すおすすめの目元用クリーム

第一印象や見た目年齢に大きな影響を与える目の下のクマへの対応に苦慮している女性は多いと思います。

対策のひとつに目元用クリーム(アイクリーム)がありますが、いざ買おうとすると様々な種類があって迷ってしまいがちです。

実は、クマの種類によって選ぶべきアイクリームの成分は異なり、より適切なアイテムを使うことで絶大な効果を発揮できます。

そこで今回は、目の下のクマの種類別にどのようなアイクリームが効果的なのか、詳しく見ていきましょう。

クマの色が決め手!自分のクマの種類を見極めてクリームを選ぼう

実は、クマは種類によってそれぞれ特徴があり、最も簡単に見分けることが出来るのがクマの色味です。

クマの種類の見分け方については他の詳しい関連記事で見て頂きたいのですが、それぞれの特徴に留意した上でクマ対策を行うと、より効果的な方法を実践することが出来ます。

クマの種類には大きく分けて3つあります。

  • 青クマ:血流が悪く目の周囲にある薄い皮膚の下の組織が透けて見えてしまっている状態。
  • 茶クマ:様々な理由からメラニン色素が目の周囲で色素沈着を起こしてしまっている状態。
  • 黒クマ:目の下の皮膚にたるみによって影が出来てしまっている状態。

それぞれのクマの特徴を踏まえながら、クマの種類別にオススメできる目元クリームをご紹介します。

関連記事:クマ 種類 の関連記事(タイトル失念しています、加筆して頂けると助かります)

【青クマ】皮膚の厚みを増す作用のあるクリームを選ぼう

先にも述べましたが、青クマは血行不良によって目の周囲の薄い皮膚の下部組織が透けて見えてしまっていたり、血流の悪さから皮膚の色が暗くなっていることが原因で起こっています。

元々皮膚が薄い人や色素が薄く色白の人は青クマが発生しやすい状態だと言えますし、年齢を重ねるごとに目元の皮膚は薄くなるため青クマが表面化しやすいと言われています。

そのような特徴のある青クマに有効なのは、目元の皮膚の厚みを増すことを期待して「皮膚内のコラーゲンを増やす」作用のあるクリームです。

しかし、一言で「コラーゲンを増やす」と言っても、コラーゲンがただ配合されているクリームであれば良いわけではありません。

手軽な価格で購入できるコラーゲン入りの化粧品の多くは、肌の上にコラーゲンを乗せることで保湿効果を増加させるものであり、皮膚の厚みにまで影響を与えるように皮膚の奥の真皮層へ働きかける効果がないものがほとんどだからです。

より正しく言うならば「真皮層のコラーゲンを増やして皮膚の厚みを増す」作用が期待できるアイクリームを選ぶことが大切です。
  • レチノール誘導体
  • FGF(繊維芽細胞増殖因子)

これらの具体的な成分と関連商品を見ていきましょう。

【レチノール誘導体】線維細胞へ直接作用

レチノール誘導体は、ビタミンAにヤシの油や牛脂などに含まれているパルミチン酸という成分を結合させてつくられた物質で、線維細胞のコラーゲンを増やす役割を果たし、皮膚の厚み増強に作用します。

皮膚の奥にある線維細胞に働きかけることから、肌の奥の層から弾力を上げたり、保湿力を上げたり、外部からの美容成分の浸透力を上げる効果もあります。

また、肌の新陳代謝を活発化させてターンオーバーを正常に保持することで、常に肌のコンディションを整える手助けをする作用も期待できます。

他にも、皮膚表面の硬くなった角層を柔らかくする医薬品としても使用されている実績があるので、毛穴のつまりの解消などにも効果的です。

レチノール誘導体が配合されているおすすめ商品

  • エリクシール 美容濃密リンクルクリーム(資生堂)/本体価格15g5800円
  • QuSomeレチノA(ビーグレン)/本体価格15g5800円

【FGF(線維芽細胞増殖因子)】成分増強の効果

FGF(線維芽細胞増殖因子)は、まさに真皮層のコラーゲン、エスラチン、ヒアルロン酸など成分を増強してくれる成分で、化粧品の成分表示では「ヒトオリゴペプチド-13」と記されていることが多いです。

「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が含まれている基礎化粧品は多いのですが、実はこれらの成分は人間の「真皮層」の線維芽細胞で生成されているものです。

しかし、年齢を重ねるとこれらの分泌量が減少し、お肌の老化を引き起こす原因になるため、外部から補強することでアンチエイジングを叶えようとしている商品が多いのですが、FGFがあればこれらの分泌量を正常に保ってコントロールする手助けを担うことが出来ます。

ちなみに、よく市販されている飲むタイプのコラーゲンサプリは、目の下のクマには効果が期待できませんのでご注意ください。

FGFが配合されているおすすめ商品
アイクリーム(ホメオバウ)/15g5400円

【茶クマ】メラニンの還元と排出を促す美白成分に注目!

茶クマは、メイクや洗顔などによって目元の薄い皮膚に刺激が与えられすぎてしまって色素沈着が起こってしまったり、紫外線などによってメラニン色素が増えてしまったりといった過度の刺激によるものが多くを占めます。

眼を擦るなど分かりやすい刺激による色素沈着のみであれば、単純にその刺激をなくせば時間とともに解決してきますが、複数の原因が混在している場合はなかなか難しいものです。

そこで着目したいのが、茶クマの元となっている「メラニン」の還元と排出を促してくれる美白成分が配合されているものです。

  • ビタミンC誘導体
  • ヒト型セラミド
  • ハイドロキノン

これらの具体的な成分と関連商品を見ていきましょう。

【ビタミンC誘導体】メラニンの還元と生成防止

茶クマの主な原因である色素沈着は、皮膚にメラニン色素が残っている状態で生じていますが、これは紫外線によるダメージやメイクを落とす際に生じる摩擦、ターンオーバーの乱れなどが原因で皮膚にメラニン色素が残っているからです。

実はビタミンCにはメラニン色素の生成を防ぐ働きだけでなく、すでに生成されてしまったメラニン色素を薄くする還元作用もあるため、色素沈着が原因の茶クマには大変有効であると考えられています。

しかし、ただの「ビタミンC」だと肌の角質層まで浸透しないので、肌の奥深くの組織にまで浸透するように改良された成分である「ビタミンC誘導体」が配合されているものを選びましょう。

また、ビタミンC誘導体にはコラーゲンを増やす作用もあるので、青クマで悩んでいる人にもおすすめできる成分です。

ビタミンC誘導体が配合されているおすすめ商品

  • ビタミンC誘導体アイクリーム(パーフェクトC)/本体価格3000円
  • ホワイトクリーム2 エクストラリッチ(Tout Vert)/本体価格30g3900円

【ヒト型セラミド】バリア機能の回復

茶クマができてしまっている目の下の皮膚の多くは、外部からの刺激に対するバリア機能が弱まっています。

これ以上のダメージをなくすためにもバリア機能を回復する必要がありますが、特に有効なのが角質層の吸水力と保湿力を向上させることです。

この機能を担うのが「セラミド」という成分で、その中でも特に「ヒト型セラミド」が高濃度で入っている商品を選ぶことをおすすめします。

セラミドにはヒト型セラミドの他にも、天然セラミド、植物性セラミド、合成セラミド(疑似セラミド)と呼ばれるものがありますが、もともと持っているセラミド成分とほぼ同じなのがヒト型セラミドです。

尚、天然セラミド、植物性セラミド、合成セラミドは保湿効果はあるものの、角質層での働きはヒト型セラミドに比べて期待できません。

また、セラミド配合を謳っていても、ほんのわずかな量の含有量だとその効果を実感することは難しいですので、なるべく高濃度で配合されているクリームを選ぶようにしましょう。

ヒト型セラミドが配合されているおすすめ商品

  • モイスチャライジングクリーム(エトヴォス)/本体価格30g3800円
  • ヒフミド ストレッチアイケア(小林製薬)/本体価格15g5600円

【ハイドロキノン】劇薬的扱いの美白成分

ハイドロキノンは、すでに作られてしまったメラニン色素の色味を淡色化、つまり漂白することが出来る強い成分として知られています。

効果は確かに高いのですが、酸化しやすく刺激も比較的強いため、肌質や体質によっては目元に過大な刺激を与えてしまう可能性もあります。

ただし、自分の肌質に合って使い方さえ間違えなければかなりの効果が期待できますので、使用の前には少量でのテストを行うなどの対策をして、用法用量を守って使うようにしましょう。

ハイドロキノンが配合されているおすすめ商品
ラグジュアリーホワイトコンセントレートアイ(アンプルール)/本体価格18g6000円

【黒クマ】ハリを実感出来る保湿メインのクリームをサブとして投入

黒クマは別名「影クマ」とも言われ、皮膚に着いた色ではなく目の下に出来てしまった影によってクマが表面化している状態です。

加齢によって目の下に皮膚のたるみが出てきたり、眼窩脂肪(目の周りの脂肪)が膨らんでくることで、目の下が暗く見えて黒クマになります。

ここまで見てきた青クマ、茶クマと異なり、皮膚そのものの色素の問題ではないため、アイクリームのみで解決していくことは正直不可能に近いです。

黒クマに対してアイクリームを使ってアプローチするのであれば、ハリを実感できる保湿重視のものを選び、以下の点に気を付けましょう。

アイクリームはあくまでサブとして使う

黒クマを完全になくしたいのであれば、皮膚のたるみを押さえることが必須となります。

そのため、黒クマそのものを消滅させたいのであれば、眼輪筋のトレーニングや専門クリニックでの治療が先決です。

あくまでその補助役として保湿中心のアイクリームを投入するようにし、アイクリーム一強で黒クマ対策を行わないように注意しましょう。

ハリを実感できるものをチョイス

目元のハリを謳っているアイクリームは様々で成分も多種多様ですが、皮膚の状態や肌質によってより効果的な保湿成分は異なってきます。

以下に代表的な保湿成分を挙げますが、他にも各メーカーごとの独自成分配合のものも多くありますので、参考にしながら出来れば一度サンプルやお試しセットなどで使用感を試して選ぶことをおすすめします。

ハリを感じられる保湿成分例
FGF、ヒト型セラミド、アスタキサンチン、リコピン、植物性エキス など

また、目元のハリの継続を重視するのであれば、皮膚の表面だけの保湿ではなく、皮下組織から保湿力を高める先述のFGFやヒト型セラミドの配合されているものを選ぶのも良いでしょう。

尚、黒クマと茶クマの混合など、他の種類のクマが同時に現れている場合、他のクマの症状を軽減させることで黒クマ自体も薄くなったように感じられることもあります。

ハリを実感できるおすすめ商品

  • サブリマージュ ラクレームユーN(シャネル)/本体価格15g19000円
  • アスタリフト アイクリーム(富士フィルム)/本体価格15g6600円

クマごとにクリームを使い分けてより効果を実感しよう!

一言でクマ対策のクリームと言っても、どのような原因でクマが出来たのかによって出来るケアは様々です。

まずはクマの種類を見極めた上で、より効果の高い成分が含まれている目元クリームを使うようにするとアンチエイジングを叶えることが出来ます。

クリームを投入する順番にも気をつけましょう。基礎化粧品の順番は油分が少ないものから塗っていくほうが浸透率が高いと言われていますので、テクスチャーによって使うタイミングを変えてみるのも良いですね。

塗る際には過度な力を加えずになるべく刺激がないように気を付け、三日坊主で終わらせず継続して続けていくと、日に日に効果を実感できます。

効果が分かるとアンチエイジングを楽しんで取り組めるようになっていくと思いますので、クマ対策も毎日継続して行っていくことをおすすめします。

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