目の下のクマ対策にヒアルロン酸注入する際の効果と注意点

見た目を大きく左右する目の下のクマの治療方法には様々なものがありますが、中でもヒアルロン酸を注入する方法はよく知られています。

しかし、全てのクマのタイプにヒアルロン酸の注射が有効であるとも限らず、効果が出やすいことは確かですが、デメリットや注意点について知っておく必要があります。

クマの治療方法としてのヒアルロン酸注入の効果と注意点についてご紹介します。

ヒアルロン酸注入で改善されるのは黒クマ!

クマには種類があり、その中でもヒアルロン酸注入で治療効果があると考えられているのは「黒クマ」「影クマ」と呼ばれるものです。

クマの種類についてはこちらの記事でおさらいできますよ。

黒クマ、影クマ
頬の皮膚がたるんで目の下がくぼむことで影が出来てしまっている状態のクマです。
遺伝などによる場合と、加齢などで顔の筋肉が衰えて皮膚の張りがなくなってくる、小じわが増えてクマを余計に引き立てるなどといった場合が考えられます。
また、クマそのものが複数の原因が重なっている場合もあるため、黒クマ以外のクマの種類を併発していることもあるので注意が必要です。

黒クマを美容外科などで治療する場合、目の下にヒアルロン酸を注入することでクマの元となっている皮膚のたるみによる凹凸を馴染ませ、クマを薄くする方法が一般的です。

しかし、他のクマの種類でもヒアルロン酸注入を行ってしまうと、かえってクマが目立ってしまったり、他の原因のクマを引き起こしてしまう可能性があります。

そのため、まずは専門医にカウンセリングを行ってもらい、自分のクマの種類と原因を正しく理解してから施術に同意することが大切です。

クマに効果的な皮膚科治療の内容や費用についてはこちらの記事をチェック!

ヒアルロン酸注入によるクマ解消の具体的な流れ

では、ここからは具体的にクマのヒアルロン酸による治療方法について詳しく見ていきましょう。

ヒアルロン酸注入によるクマ治療手順

  1. 頬の皮膚がたるんだことで出来てしまった目の下の窪みに柔らかいヒアルロン酸を注射します。
  2. 0.5㏄など少量ずつ注射していきながら注入量を調節し、凹凸をなくして影を取り除きます。
  3. 同時に、目の下の影の原因を作っている頬のたるみを引き締める治療(超音波、レーザー、フェイスリフトなど)を並行して行う場合もあります。

目の下の皮膚は非常に薄い部分ですので、ヒアルロン酸を入れすぎてしまうとかえって膨らみすぎておかしくなったり、不自然な凹凸となって表れて失敗してしまう危険性があります。

そのため、ヒアルロン酸の量を入れすぎず、またヒアルロン酸そのものもなるべく柔らかくなじみやすくボリュームが出にくい質のものを用いることがポイントとなります。

しかし、先にも書いた通り、クマは1つの原因ではなく複数の原因が重なってできているものが多いので、ヒアルロン注入のみで完全にクマを治すことは難しい事が多いですし、病院によって価格も様々です。

そのため、きちんと施術前に説明を受けて、使われるヒアルロン酸について、どのような手順で行われるのか、どれくらいの治療効果を期待できるのかを納得した上で治療契約を行うことをおすすめします。

クマの原因は?についてはこちらの記事が参考になります。

ヒアルロン酸注入治療の注意点!副作用と術後のケア

ヒアルロン酸注入によるクマ治療は、化粧品によるケアなどと違っていわゆる「医療行為」ですので、効果が発揮されればかなりの改善が期待できます。

しかし、注射と言えど外科的な治療になりますので、注意すべき副作用がありますし、治療後しばらく日常生活で気をつけなければいけないこともあります。

  • 注射による副作用として注意するべき点
  • 注射後の生活で気を付けること

この2点について詳しく見ていきましょう。

注意するべき副作用は「内出血」

整形外科の医師が目元にヒアルロン酸を注入する際は、血管に触れることなく皮下にヒアルロン酸が入るように注意深く注射をします。

そのため、注射程度では腫れが出ることはほぼないですし、痛みもほとんどありません。

しかし、どれだけ慎重に注射を行っても10パーセントほどの確率で目の下に内出血が生じると言われています。

毛細血管に触れた程度の軽い内出血であれば、1週間程度あればほぼ消えることがほとんどですが、強めの内出血だと数週間かかることもあります。

ただし、注射のみの治療であれば当日からメイクすることも可能なので、内出血の上からファンデーションやコンシーラーでカバーすることは出来ます。

もし内出血が起こってしまったら、目の下を必要以上に触れるなどの刺激をなるべく避けたり、血行を促進するような行為は避けたほうが治りが早いです。

また、注射後に内出血を起こしたり万が一腫れてしまっても、必ず数週間でひきますし、最終的な仕上がり具合に影響を及ぼすことはないとされています。

注射後副作用を避けるために血行・刺激に気を付けて!

ヒアルロン酸注入は極細の注射針で行われるので、注射直後であっても腫れはわずかなものですが、針を刺している事には変わりませんので血行が良くなれば赤みが出たり、内出血が時差で出てきたりすることがあります。

このような事態を避けるために、注射した当日は激しい筋トレや運動、飲酒や長風呂を避けるなど、あまり血行を促しすぎるような動作は控えたほうは無難です。

また、目の周りのマッサージを日課にしている場合も、注射当日から1週間程度はマッサージを避けましょう。

マッサージが刺激となって注射した場所に腫れや内出血が出てきてしまったり、最悪せっかく注入したヒアルロン酸が思わぬ方向に移動したり、周囲に広がってしまう可能性があります。

一週間以上経ったら、効果的なマッサージや蒸しタオルなどを再度スタートさせるようにしてください。

自分でも出来る対策を行いながら効果的なクマ治療を選ぼう!

ヒアルロン酸注入によるクマ治療は、クマの種類さえ見誤らずに選択できれば、非常に効果が出やすく比較的手軽に出来る医療行為です。

しかし、クマの種類によっては効果が出にくく、期待したほどの改善が見られずに失敗だと感じてしまうこともあり得ますので、必ず医療機関で納得のいく説明を受けた上で施術を行うようにしましょう。

また、治療後も自分で気を付けるべきことは心に留めて生活することで治療効果はもっと高まります。

目の下は皮膚が元々薄い場所なので、睡眠不足やストレス、健康を害するような痩せすぎや栄養のかたより、喫煙、お酒の飲み過ぎなどの生活習慣を見直すことで、複合的なクマが改善されることも珍しくありません。

自分で出来るクマ対策を行いながら、もし自分のクマがヒアルロン酸注入治療に向いているようならば選ぶような気持ちで、治療方法を計画していくのをおすすめします。

自分でできるケアとしては、普段の生活で気をつけられることや、美容グッズ・化粧品選び、目元ケアエステなどがあります。対策できそうなことは沢山ありそうなので、各記事で内容をチェックすることをおすすめします。

また、これ以上老けないためにもクマ予防について知っておくことも必要ですね。

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