化粧品選びから目の下のクマ解消を意識!スキンケアで期待できる効果

目の下のクマをクリームで消そうとしている女性

普段のスキンケアの中に、目の下に出来てしまいやすいクマの解消効果のある化粧品を取り入れると、クマの改善が期待できます。

では、具体的にはどのような化粧品がクマに対してより効果的なのでしょうか。

今回は、クマの対策により効果を発揮するスキンケア化粧品の選び方とや使い方についてご紹介します。

目元のクマを解決するのは主に3種類の化粧品…クマのタイプ別に使い分け

目元専用の化粧品には、アイクリームや美容液、ロールオンタイプの物など様々なものがありますが、クマの種類に応じて選ぶことが大切になります。

  • 目もとの血行促進を促す効果のある化粧品…青クマ
  • 肌の色素沈着を抑え美白効果のある化粧品…茶クマ
  • 目もとにハリや潤いを与える効果のある化粧品…黒クマ

これらのタイプが代表的になりますが、クマのタイプには個人差があるだけではなく、複数のタイプが混在している場合もあります。

そういった時には、より多くのタイプへの効果を網羅している化粧品を選びようにするのをおすすめします。

関連記事:クマは何種類もある!代表的なクマの種類別の特徴と原因

ここからは、くまのタイプ別にどのような化粧品が効果的なのか詳しく見ていきましょう。

【青クマ】血行促進を促す化粧品

青クマは血行不良が主な原因で出来るクマですので、目元の血流を改善することで解消することが出来ます。

青クマの解消には、化粧品を使う際に蒸しタオルで目の周りを温めたり血行促進の軽いマッサージをしながら塗るようにするなどすると、より効果を発揮しやすくなります。

ただし、あまり強い力をかけて目もとの皮膚に触れてしまうとシワやたるみの原因になるので、注意しながらケアを行っていきましょう。

青クマの解消には化粧品としては「ビタミンC誘導体」「ビタミンK」が配合されているものが効果的です。

ビタミンC誘導体

肌のターンオーバーを正常にする効果があるとして知られている成分ですが、血行を促進する効果も持ち合わせています。

血行促進効果によって肌の新陳代謝が活発になり、肌のターンオーバー周期が整うというメカニズムです。

また、青クマだけではなくターンオーバーによって色素沈着の改善も見込めるため、茶クマやシミ、しわにも効果を発揮する美容成分です。

オススメ化粧品

  • メラノCC薬用しみ対策 美白化粧水(ロート製薬)
  • 薬用 美白ジェルクリーム(グレイスワン)
  • タカミゲル(タカミ)

ビタミンK

ビタミンKが配合されているアイケア化粧品はかなり多く、血行促進効果がある美容成分です。

肌に塗ることで血液を溶かし肌の毛細血管の血流を促し、うっ血を解消する形で青クマに働きかけます。

また、メラニン生成酵素であるチロシナーゼの活性を抑える作用もあるので、美白にも効果を発揮すると考えられています。

オススメ化粧品

  • エファクラ K(ラッシュポゼ)
  • ビタK レッドX(スキンアンドラボ)

【茶クマ】美白ケア出来る化粧品

茶クマは、化粧の落とし忘れや摩擦などの過度な刺激をきっかけに、メラニン色素が目の下に色素沈着して出来てしまったクマです。

そのため、シミの改善と同じように色素沈着の解消がクマの解消には必要不可欠となります。

色素沈着の解消は、美白成分として知られているビタミンC誘導体やハイドロキノンが特に効果的です。他にも、アルブチン、コウジ酸、プラセンタなどが効果的な成分として知られています。

化粧品会社によって独自に開発した美白成分を配合しているものも多くありますので、ぜひお気に入りを見つけて頂ければと思います。

ビタミンC誘導体

先にも紹介したビタミンC誘導体は、実は脂溶性と水溶性があり、それぞれ美白効果があるのは同じですが性質がやや異なります。

脂溶性のビタミンC誘導体は、皮脂や角質層にある細胞間脂質(主にセラミドなどの保湿成分)と馴染みやすいので、アイクリームや乳液といったこっくりとしたテクスチャの物に使われています。

水溶性のビタミンC誘導体は、吸収力が高くさらっとしているので、化粧水や液体状の美容液に配合されています。

いずれの場合も、血行促進により肌のターンオーバーを整え、メラニン色素を排出する作用があります。

ハイドロキノン

一時期セレブの方々の間で流行ったとされる「シミの消しゴム」とも呼ばれていた成分がハイドロキノンです。

メラニンを新たに生成することを抑える作用があり、皮膚科でのシミ治療の際にも用いられることが多くあります。

オススメ化粧品

  • 薬用アクアコラーゲンゲル スーパーモイスチャーEX(ドクターシーラボ)
  • クリーム ホワイトEX(資生堂)
  • ニューダームシステムクリア(オバジ)

【黒クマ】目元のくぼみを解消する化粧品

黒クマは、目の下がたるむことでくぼみが出来てしまい、その影が黒く見えている状態ですので、目の下のくぼみを解消することで黒クマも消えます。

そのためには、目の下の皮膚のたるみを改善し、ハリを与えてふっくらと見せる化粧品を選びましょう。

目の下にはりを与える効果のある成分として代表的なものは、レチノールとFGFです。他にも化粧品会社独自の成分がたくさんあります。

レチノール

レチノールは別名ビタミンA誘導体とも呼ばれるもので、肌の弾力に欠かせない成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を肌の内部で作り出す線維芽細胞に働きかける効果があります。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の3つの肌成分がバランスよく揃うことで肌のハリは保たれるため、その生成に直接働きかけるレチノールは重要な成分です。
オススメ化粧品

  • DHC薬用Qショートリンクルクリーム(DHC)
  • アンチサインズエッセンス(オルビス)

FGF

FGFは正式には美容成分ではなく成長因子の一つで、細胞の働きを活性化したり細胞を増やす効果を持っています。

FGFは、私たちの体の中に元々存在する成長因子ですが、加齢とともに減少していくので、化粧品で補うことが有効です。

また、肌の真皮層にあるコラーゲンなどを作り出す線維芽細胞の働きを活性化させる効果もあるので、目の下の肌のハリにも働きかけます。

オススメ化粧品

  • パーフェクトワン SPクリアエッセンス(新日本製薬)
  • リカバリィエッセンス(リルジュ)

化粧品を使う際には「優しく」「継続」が大切

クマの種類に応じて効果的な成分が配合された化粧品を選び、毎日のスキンケアの中で活用していくことがクマ解決の近道となります。

アイケア化粧品を使う時は、同時に血行を促すマッサージを行いながら塗るようにすると、より高い効果を期待できます。

ただし、目の周りの皮膚は本当に繊細な作りになっていますので、新しいクマの原因をお誘発しないためにも、目の周りの扱いは優しくそっと行うようにしましょう。

また、ある程度長く継続していくことで効果を発揮しますので、長い付き合いとなる事を念頭に置き、自分に合った化粧品を選ぶようにしましょう。

継続できる価格帯かどうか、使い方は分かりやすいか、生活サイクルの中に取り入れやすいかなどをチェックして選ぶことをおすすめします。

化粧品を上手に取り入れて、クマの解消に一役買うことを願っています。

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