クマ対策に有効な食べ物一覧…老け顔に効果的な食事でオバサン化防止

女性がクマを食事で改善しようとしている様子

老け顔の原因にもなる目の下のクマは、原因や種類が様々ですが、食生活を通して改善を見込める場合もあります。

毎日の食事の中でクマを改善していきたい時、どのような栄養素が含まれる食べ物がより効果的なのでしょうか。

栄養素の種類と代表的な食べ物についてご紹介していきます。

クマの原因は1つではない!食事で足りない栄養を補おう

目の下のクマを作ってしまう原因は、生活習慣やストレス、体調不良や加齢など様々な要素が重なっていることがほとんどです。

主なクマの原因

  • 骨格などの遺伝的要因
  • 睡眠の乱れ
  • 疲れやストレス
  • 肌のたるみ
  • 色素沈着
  • 体調不良 など

さらに、日頃の食生活が乱れていたり栄養が不足していても、クマが出来やすい環境へと一歩近づいてしまいます。

様々な種類のクマを改善するために出来る事の一つが、食事でクマ解消に役立つ栄養素を補い、意識的に効果のある食べ物を取り入れた食事を摂ることです。

では、実際に目の下のクマを作る血行不良や皮膚のたるみ、色素沈着などを改善するのに効果を発揮する栄養素と、代表的な食材を見ていきましょう。

ビタミン類は万能選手

様々な種類のあるビタミン類は、クマにだけでなくお肌を美しく保つためには必要不可欠の栄養素です。

特にクマに対して効果的なのは、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEです。

それぞれの働きと食材について見ていきましょう。

ビタミンA

皮膚や粘膜の免疫力の向上効果や、抗酸化作用があります。また、視力機能の改善など目の健康維持の効果もあります。

視力を改善することで目の付近の体内活性酸素を増やさないことにもつながり劣化を防ぐことが出来ます。

ビタミンAは動物性と植物性がありますが、動物性はとりすぎに注意が必要です。

ビタミンAが含まれている食材例

  • 植物性(カロテン)…かぼちゃ、ピーマン、ブロッコリー、ホウレン草、小松菜など色の濃い緑黄色野菜 など
  • 動物性…レバー類、うなぎ など

ビタミンB1

疲れ目で出てくるクマには必要不可欠な疲労回復に欠かせない栄養素です。

疲れ目だけでなく体全体の疲労をそのままにしておくのも目の下のクマが出来やすくなる要因になりますので、ビタミンB1の回復作用はクマ解消に効果を発揮します。

ビタミンB1が含まれている食材例

  • にんにく、玄米、豚肉、小麦胚芽、小麦粉、大豆やグリンピースなど豆類 など

ビタミンB2

体の中にある細胞の代謝促進機能や、皮膚の健康維持に働きかける栄養素です。

特にタンパク質の合成に欠かせない補酵素としての役割もあり、美しい皮膚はタンパク質が十分摂れていなければなりませんので、大切な栄養素と言えます。

ビタミンB2が含まれている食材例

  • 納豆、レバー、牛乳、卵、サンマ、アーモンド、ウナギ など

ビタミンC

抗酸化作用があり、肌にハリを与えてシミを予防する効果もあり、クマ対策だけでなく美白効果や美肌効果も見込まれる栄養素です。

紫外線などによるメラニン色素の生成を抑制する働きもあるので、エイジングによるクマなどの肌トラブルや紫外線による色素沈着クマ予防など、様々な肌トラブルに欠かせません。

ビタミンCが含まれる食材例

  • 新鮮な野菜やフルーツに豊富に含まれていますが、加熱すると壊れてしまう場合があります。
  • ジャガイモとトマトに含まれるビタミンCは加熱しても壊れないという研究がなされています。

ビタミンB6

タンパク質の合成に欠かせない栄養素です。

また、体内のアミノ酸が不足している時にはエネルギーの代謝を助ける役割を果たします。

ビタミンB6が含まれている食材例

  • ゴマ、マンゴー、胡桃、レバー類、アボカド など

ビタミンE

肌だけでなく体内をめぐる血管や細胞などの様々な要素の老化予防と血流を促す効果、老化の原因となる活性酸素を除去する事が出来る強い抗酸化作用があります。

これらの性質から、ビタミンEはクマだけでなくエイジングケアに欠かせない栄養素で、肌のたるみにも働きかけるので黒クマにも効果的です。

ビタミンEが含まれている食材例

  • 玄米、カボチャ、ナッツ類、納豆、アボカド、ウナギ など

日常生活で不足しがちなクマ対策向け栄養素

ビタミン類以外にも、クマに対して効果的な栄養素がありますが、特徴は現代人の食生活では不足する人が多いということです。

特にここでご紹介する鉄分と亜鉛は、ぜひ意識的に食事に取り入れ補うことをおすすめします。

鉄分

鉄欠乏性貧血の原因ともなる鉄不足は、目の下の青クマの原因にもなりえます。

もともと日本人は鉄不足が注意喚起されているため、意識的に鉄分が多く含まれた食品を取り入れるようにしましょう。

鉄分が多く含まれる食品例

  • 鰹、レバー類、大豆、赤身の肉、ほうれん草、ひじき など

亜鉛

DNAやタンパク質の合成に欠かせない栄養素で、体とエネルギーを作るために重要な働きをするミネラルです。

特に昨今不足がちだと指摘されており、不足すると肌荒れやストレス過多などの悪影響が出ます。

亜鉛が多く含まれる食品例

  • ココア、桑の葉、牡蠣、豚のレバー、ウナギ、納豆、数の子、牛肉 など
  • インスタント食品では亜鉛を分解してしまう成分が含まれていることもありますので注意してください。

サプリメントにも採用される栄養素

様々な栄養素を手軽に取り入れられるので便利なサプリメントには、クマ対策に効果的だと謳っているものも少なくありません。

そのようなサプリメントで多くの場合配合されている栄養素は、実は食生活の中でも取り入れる事が可能です。

よく見る栄養素の効果と食材をいくつかご紹介します。

アリシン

香味野菜に多く含まれるにおい成分で、ビタミンB1の吸収を高め、疲労回復を助けます。

ニンニク、ネギ、ニラなどに含まれています。

ポリフェノール

強力な抗酸化作用があり、血行の改善や肌のターンオーバーにかかわります。

様々な種類のポリフェノールがありますが、角膜の中にまで入って目の中の活性酸素を除去したり、眼精疲労の改善や目のクマの予防に効果を発揮するものもあります。

ポリフェノールの種類と食品例

  • アントシアニン…ブルーベリー、カシスなど
  • イソフラボン…大豆、豆腐や豆乳といった大豆加工食品など
  • レスベラトロール…ぶどう、赤ワインなど
  • リグナン…ごまなど
  • カテキン…緑茶など
  • タンニン…緑茶、紅茶など
  • ヘスペリジン…柑橘類のすじ、皮など
  • クルクミン…ウコン

毎日の食生活でクマを改善

スキンケアだけではなかなか効果が出ない…とクマにお悩みの方は、生活サイクルを見直してみましょう。

睡眠時間をきちんと確保しているか、ストレスをため込んでいないかなどチェックしていく中で、ぜひ食事内容にも目を向けてみてください。

忙しい現代の女性は、なかなか栄養素が豊富なバランスの良い食事を毎食摂るのは難しいかも知れませんが、若々しい目元を手に入れるために日々の習慣から一工夫する勇気が大切です。

毎日欠かせない「食事」の中で、目もとに効く栄養素を美味しく取り入れて、美しい目元に近づけると良いですね。

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