クマが目の下に出来てしまった…効果的な治療法でなかったことに!

目元の老化現象はホームケアや生活習慣の見直しでも改善させていくことも可能ですが、より効果的かつ即効性を求めるのであれば、医療機関でのクマ治療という方法があります。

実際にクリニックなどで目の下のクマを治療する場合は、どのような診療科にかかり、どんな治療方法が取られるのでしょうか。

老化で気になるクマに対して行われる治療方法とその費用についてご紹介します。

クマの治療が受けられるのは美容外科と美容皮膚科

クマ改善の治療が受けられるのは、大きく分けて2つの診療科「美容外科」と「美容皮膚科」になります。

  • 美容外科:主にメスを使った外科的治療で美を叶える
  • 美容皮膚科:主に皮膚や肌に対しての治療を行い美を叶える

どちらの科も美容に特化した医療を行うため、2つの診療科が併設されているクリニックも少なくありません。

一方、普通の外科や皮膚科では、クマは「生活に悪影響を及ぼす病気ではない」というスタンスでとらえられるので、あくまで「美しくいるため」に行われるクマの治療を取り扱っていない所がほとんどです。

基本的に「美容」を扱う医院であればクマの治療相談が出来ると考えられますが、クマの治療を取り扱っているクリニックなのかどうかホームページで調べたり、電話で確認するなどしてから病院にかかると間違いないでしょう。

また、クマに対しての治療方法は、治療したいクマの種類や原因をカウンセリングや問診などで特定して希望を聞きながら決められていきます。

代表的な治療方法について、美容外科で行われる治療と美容皮膚科で行われる治療を分けて、費用の目安と合わせて見ていきましょう。

【美容外科の治療】下眼瞼脱脂術が主流

美容外科でのクマの治療は手術方式が取られます。

主に眼窩脂肪という眼球の下でクッションの役割をしている脂肪のふくらみによるクマに効果的な施術が取られます。

下眼瞼脱脂術

下まぶたの裏側から結膜を切開して眼窩脂肪と呼ばれる脂肪を取り出し、膨らみをなくす手術方法です。

深刻な黒くまにはかなり効果的な方法ではあるものの、1週間以上腫れが出たり、クマの具合によっては脂肪を取るだけでは余計にたるみが生じる危険性があるため、顔のリフトアップの手術など他の治療方法と同時進行で行われることもあります。

費用の目安は20万円~40万円前後です。

関連記事:目の下のクマは整形で手軽に治せる。治療内容や費用、効果

【美容皮膚科の治療】メスを使わない注射やレーザーなど

美容皮膚科では、メスを使わずに注射による成分注入や高周波治療、レーザー治療などによってクマを治療していきます。

また、塗り薬の処方や血行不良が原因の青クマに対しては内服薬やサプリメントを出してくれる場合もあります。

眼窩脂肪溶解注射

黒くまの主な原因となっている眼窩脂肪による膨らみに脂肪溶剤を直接脂肪層に注射することによって脂肪を除去します。

上記の脱脂術よりも体に負担が少なく、メスを使わずに治療が出来ます。(美容外科でこの方法をとる場合もあります)

費用目安は、1回につき3万円~5万円程度で、年に数回通う必要があります。

ヒアルロン酸注入

目の下がくぼむことでクマが出来てしまっている場合に有効な治療法で、くぼみにヒアルロン酸を注射して肌表面を持ち上げます。

ヒアルロン酸注入により目元にハリが出るので、肌そのものを若々しく見せる効果もあります。

費用目安は注入量によって差が出ますが、1回につき5万円~20万円ほどです。

高周波治療(レーザー治療)

美肌治療やアンチエイジング治療でも用いられる高周波危機を使って肌の深部を温め、血流やリンパの流れを促進し、血行不良が原因となる青くまを解消したり、色素沈着した部分にレーザーを当てて治療する方法です。

クリニックで使っている機材によって効果に差がありますが、クマの治療と同時にコラーゲン生成促進効果やターンオーバーの促進効果など、クマ以外にも様々な美容のアプローチが期待できます。

費用目安は治療時間や使用機器によって異なりますが、1回につき1万円~5万円です。

薬、サプリメントの処方

色素沈着によるクマに対して、医療機関での治療に加えてホームケア用に外用薬が出されることがあります。

また、血行不良やターンオーバーの乱れ、自律神経の乱れの改善のために、医療的な内服薬、サプリメントによって、体の内側からクマにアプローチする場合もあります。

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メリットとデメリットをよく見極めて治療を検討しよう

医療機関で行う治療のメリットは、くまの原因を専門家の目線で的確に診断してもらうことで、早期の改善が期待できるところです。

しかしその一方で、最先端技術を利用する場合も多く費用がかなりかさむこともあったり、治療方法によってはリスクや痛みがある場合があるのがデメリットです。

治療方法を検討する際は、安易に病院や治療法を決めるのではなく、メリットとデメリットをよく考慮した上で決定しましょう。

まずは自宅で出来るホームケアを行って改善が見られない時に、自分では気付けていない別のところに原因がある可能性に思いあたってクリニックに相談するのも良いですね。

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