40代が選びたいクレンジングの種類とおすすめの5つのアイテム

クレンジングスキンケアで使う基礎化粧品の中で、お肌に対して最も刺激を与えるものです。

それだけに自分でも老化を感じやすくなった40代にとって、クレンジングの選び方や効果的な使い方を知ることは重要になります。

お肌に掛かる負担を最小限に、そして毛穴の汚れまですっきりと落とすためのクレンジングの選び方と、種類別におすすめしたいクレンジングを5つご紹介します。

5つの種類とその特徴

クレンジング剤は5つの種類に分けられます。5つの分類で、おおよそクレンジング剤の強さや特徴が決まってきます。

クレンジング選びをするときには、まずこの5つの種類の特徴を知る必要があります。

脂とのなじみが良くしっかり落とせるのがオイル

メイクアイテムに含まれる油分となじみが良く、毛穴に詰まってしまった皮脂もしっかりとオフできるのがオイルクレンジングの特徴です。

一方で、必要な皮脂までも洗い流してしまい、強力な界面活性剤の効果でお肌に刺激を与え、お肌を乾燥に傾かせてしまう危険性もあります。

しっかりメイクをした日や、ウォータープルーフのメイクアイテムを使ったときは、汚れを残さないためにもおすすめですが、普段使いの軽いメイクの場合には、刺激が強すぎます。

オイルクレンジングは乳化させることで汚れや油分をしっかりとオフできます。ベタベタが気になる、肌に強い刺激を感じる場合には、乳化がしっかりできていない可能性が大です。

オイルよりさらっとしたリキッドも洗浄力は強い

オイルに比べるとさらっとしたリキッドクレンジングですが、洗浄力はオイルとほぼ同等で、油分も界面活性剤も多く含まれているクレンジング剤の一つです。

実はリキッドの方がオイルよりも界面活性剤の量が多いという特徴もあります。

さらにオイルに比べて滑りが悪くなるため、摩擦によって肌にダメージを与えてしまう危険性も高くなります。

コットンにとり、ポイントメイクをした部分や汚れが気になる部分に1分ほど置き優しく拭き取るなど、こすらないで使うといった工夫をすれば、使いやすいクレンジング剤です。

摩擦が少なく汚れ落ちが良いクリームタイプ

こってりとしたクリームは、お肌ののせて拡げる時に、指が直接肌に触れにくく、伸ばしやすいために、クレンジングでありがちな過度な摩擦を避けられます。

洗浄力としては比較的強く、界面活性剤も多く含まれますが、摩擦が少ないという点で肌に優しいタイプになります。

クリームクレンジングはもったいないからと言って適量よりも少量にしてしまうと、摩擦を避けるというメリットがなくなり、肌に対する刺激が強くなります。たっぷりと使うことが必要です。

油分と馴染みやすくするために、手で温めてから使うようにしましょう。

ジェルタイプはさっぱりとした洗い心地

さっぱりとした洗い心地が特徴的なジェルタイプのクレンジングは、油性と水性に分けられます。

油性のジェルクレンジングはオイルをジェル化したものなので、メイクなじみが良く洗浄力は強めです。

一方水性はオイルが入ったものと入っていないものがあり、市販のクレンジングジェルの多くは水性でオイルが入ったものです。

オイルフリーの場合は、脂汚れに対する洗浄力が非常に弱くなります。

少量のオイルが入った水性のジェルは日常生活で行うメイクであればほぼきれいに落とせます。さっぱり洗い上げたいかたにおすすめです。

ノーメイク派や軽いメイクの日はミルクがおすすめ

乳液のようにしっとりとしたミルククレンジングは、洗浄力が弱いものの、お肌には優しく、乾燥しにくいという特徴を持っています。

もともとノーメイク派といった方や、軽いメイクの方であればメイクを落とすせますが、しっかりメイクやポイントメイク、ウォータープルーフといったものを落とす力はありません。

軽いメイクの場合でも、他のクレンジングよりはゆっくりとメイクをなじませるように洗浄をする必要が出てきます。

馴染ませているときに肌と指先が摩擦を起こりやすくなるため、強くこすらないように気を付けます。

ポイントメイクはリムーバーで落とす

乾燥が気になる40代のお肌に、オイルやリキッドなど、強い洗浄成分のクレンジングを毎日使うのは避けたいところです。

リムーバーでポイントメイクは落とし、他はクリームを使う方がお肌のためにはおすすめです。

軽いメイクやノーメイクの場合は、ミルクや水性ジェルで対応する。といったことも必要です。

  • アイメイク
  • リップ

これらを必ず専用のリムーバーを使うようにすれば、クリームやミルクでも十分に洗えるケースが多くなります。

正しい方法で行えば同じクレンジングでも効果が高まる

クレンジングはお肌に塗り広げてメイクになじませればOKと思いがちですが、拭き取りクレンジングを除けば、そのあとの工程がとても大切になります。

特にオイルクレンジングでは欠かせない乳化をしっかりと行うかどうかで、同じものを使っても効果に大きな差が生まれます。

一度正しいクレンジングの使い方を確認しましょう。

  1. クレンジング剤を肌に優しく塗り広げ優しくメイクになじませる
  2. 水または30度程度のぬるま湯を重ね塗りしクレンジングと馴染ませる(乳化)
  3. 馴染ませたクレンジング剤をぬるま湯で優しく洗い流す

多くの人が忘れがちなのが、2番目の工程「乳化」です。汚れを包み込んだクレンジング剤に水を与えて乳化させることで、油分が洗い流されやすくなります。

クレンジングをすすぐ時間を短く出来るため、肌に掛かる負担が低下します。結果として天然保湿因子や必要な皮脂の流出を減らし、乾燥を防げます。

体温に近い、体温より熱いお湯を使ってすすぎをすると、やはり必要な皮脂が溶けだし流れ落ちてしまいますので、水またはぬるま湯を使うこともポイントです。

ミルククレンジングの場合には、水よりも30度前後のぬるま湯を利用するようにしましょう。

短時間で済ませることも大切です。ミルククレンジングは丁寧になじませる必要がありますが、その他の場合は30秒以内に済ませるようにしましょう。

40代におすすめの5つのクレンジング

乾燥をできるだけ抑え、お肌に刺激を与えにくいクレンジングをご紹介します。

40代女性におすすめのクレンジングランキングでも上位に来るアイテムで、お肌に優しい洗顔をしましょう。

ファンケルのマイルドクレンジングオイルはオイルでもやさしい

石油系界面活性剤を使っていないファンケルのマイルドクレンジングオイルは、メイクなじみが良く、こすらず洗えるクレンジングとして非常に人気です。

角栓までしっかりと落とせる洗浄力を持ちながらも、お肌の乾燥を起こしにくいため、40代のゆらぎやすいお肌の洗浄にはおすすめのアイテムです。

まつエクを使っている方でも安心して使え、濡れた手でも使えるために、入浴中のクレンジングも可能です。

【商品紹介】
商品名:ファンケル マイルドクレンジングオイル
内容量:120ml
参考価格:1,836円

脱毛サロン発。美容液ベースのリキッドクレンジング

若い世代に人気が高い脱毛サロンキレイモが考案した拭き取りタイプのリキッドクレンジングです。お肌を引き締める効果や、保湿効果がある成分も含まれています。

忙しい時の拭き取りクレンジング剤として使いやすいという特徴も持っています。

朝起きた時にTゾーンのべたつきが気になるようなときに、さっと油分をオフをするといった使い方が40代にはおすすめです。

【商品紹介】
商品名:msh キレイモ美容液クレンジング
内容量:300ml
参考価格:1,200円

エモリエント成分も配合されたリッチなリペアクレンジングクリーム

こっくりとしたクリームタイプのクレンジングで、お肌の角質層を柔らかくしてくれるエモリエント成分が配合されています。

たっぷりと手に取ってお肌になじませれば、摘み立ての植物から抽出されたライトフローラルの香りで癒されます。

ポイントメイクはリムーバーで落とすことが必要ですが、お肌にはやさしいクレンジング剤です。

【商品紹介】
商品名:コスメデコルテ AQ ミリオリティ リペア クレンジングクリーム
内容量:150g
参考価格:10,000円

お肌に乗せると温かいマラナホットクレンジングゲル

お肌にのせて優しく伸ばしていくとじんわりと温まるジェルタイプのクレンジング剤です。91.3%が美容液成分で、水性のオイルインタイプジェルです。

エモリエント効果もあり、洗顔後のお肌を柔らかく整え、その後のスキンケア成分がしっかりと浸透します。ブースター効果も期待できます。

【商品紹介】
商品名:マラナ ホットクレンジングゲル
内容量:200g
参考価格:3,800円

ドラックストアで気軽に買える牛乳石鹸のクレンジング

ドラックストアで、気軽に購入できるクレンジング。として非常に人気が高いミルククレンジング剤です。

低刺激性で、無添加処方という敏感肌の方にも使いやすく、ゆらぎが気になる40代のお肌にも安心して使えます。

アミノ酸系洗浄成分を配合し、セラミドNGが保湿成分として含まれています。

【商品紹介】
商品名:カウブランド 無添加メイク落としミルク
内容量:150ml
参考価格:950円

成分で気になる界面活性剤の存在

水では落とせない脂汚れを綺麗に落とすためには、水と脂をなじませる成分が必要です。それが、界面活性剤です。

界面活性剤が含まれることで、脂などの汚れを包み込み、お肌から取り除けるようになります。そのため、クレンジング剤には界面活性剤が含まれます。

界面活性剤は身体に悪いものと思いがちですが、界面活性剤がなければつるんとメイクや皮脂汚れを落とせず、ごしごしとこすってしまう、汚れが残ってしまうといったデメリットが出てきます。

老化の影響が出始める40代のお肌を守るためにも、界面活性剤は無くてはならないものですが、どのような界面活性剤が使われているクレンジングなのかを見極める必要があります。

クレンジング剤の中に含まれる界面活性剤として、避けたいのは石油系界面活性剤です。洗浄力が強い反面、お肌を極端に乾燥させる危険があります。

また界面活性剤の成分の名前に「硫酸」「スルホン酸」「TEA」といった名称が入ったものは、洗浄力が強い合成界面活性剤です。こちらも避けた方がいいですね。

普段のメイクに合わせてクレンジングを選ぶことも大切

普段自分がしているメイクによっても、クレンジングを選ぶことが必要です。

しっかりメイクをしている方なら、メイク汚れをしっかり落とせるオイルクレンジングがおすすめですし、ノーメイク派という方ならミルクでも十分です。

肌質に合わせることも重要です。40代になると乾燥しがちと聞くのに、なぜか脂っぽいと感じている方は、逆にインナードライの状態かもしれません。あえて洗浄力が弱いタイプのクレンジングに変える必要も出てきます。

お肌の変化を感じた時が、クレンジングの見直しの時期です。ぜひお肌に合ったクレンジングを見つけてくださいね。

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