40代の口元を彩る口紅を選ぶポイントとリップケアのポイント

人の顔を見た時に、ぱっと目に入ってくる口元は、顔の中でもやはり特別なパーツですよね。肌色の中に口元だけがぱっと赤っぽく目立ちます。

目立つだけに、ちょっと年齢にそぐわない口元を作ってしまうと、痛々しさを感じたり、一気に老け顔に見えてしまいます。

40代にふさわしい落ち着いた雰囲気を作り、今の自分を綺麗に彩れる口紅の選び方をご紹介します。口紅を塗るために必要な、土台作りとなるリップケアのポイントもご紹介します。

口元を彩る3つのアイテムの用途と違い

リップメイクをするアイテムにはいくつかの物がありますが、実は用途の違いがよく分からないという方も多いですよね。

簡単に3つのアイテムについて用途の違いをご紹介します。

鮮やかな発色が特徴なのが口紅・ルージュ

口紅やルージュと呼ばれるものは、鮮やかな発色が特徴のメイクアップアイテムです。どちらも口元を赤く彩るものという意味がありますが、赤以外の色でも、口紅やルージュと日本では呼んでいます。

口紅だけを塗ると唇が乾燥しやすいため、40代の方は口紅を単独で使うことは避けます。メイク落ちもわるいので、口紅でメイクをした後はポイントリムーバーを使って落としましょう。

つややかな口元を作るのがグロス

つややかな唇に仕上げられるのがグロスです。艶っぽい光沢のある口元を演出できるアイテムです。

乾燥しがちな40代の口元に自然な艶を出せます。適度に使えば非常に便利なアイテムですが、塗り過ぎるとギトギトした印象になってしまいます。

グロス自体は薄い色合いのものが多いため、口紅と合わせて使うのもおすすめです。

口元の乾燥を防ぐのがリップクリーム

口紅やグロスがメイクアイテムなのに対して、リップクリームは唇を乾燥から守り保湿を行うもので、リップケアアイテムになります。

色付きのリップクリームも多くありますが、発色は口紅に比べ薄くなります。より自然なメイクをしたい場合は、色付きのリップクリームでも可能ですが、発色を求める場合にはやや力不足です。

似合う口紅を選ぶためには試すことが大事

流行の色やカタログやネット通販のカタログで見た口紅の色合いが気に入ったからと言って買い、実際に自分の唇に塗ってみたら、思ったような色ではなかった。という経験はありませんか?

また若いころ使っていた口紅を塗ってみたら、なんとなくしっくりこないという経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

年齢と共にもともとの唇の色にも変化があり、若いころに合っていた色がに合わないということが起こるのが40代です。

思いこみで購入せず、自分に合う色をもう一度探してみましょう。

もともとの唇の色で明暗を考える

同じ口紅を使っても、体調が良い時と少し体調が悪い時では、発色の仕方が違います。これは、唇のもともとの色が異なるためです。

体長が良い時は、やや唇も赤く血色がよく見えますが、体調が悪いとどうしても青っぽく見えますよね。この唇の色の上に、口紅の色が重なるため、発色に違いが出てきます。

体調の違いだけではなく、もともと唇の色が薄い方、濃い方、持病などがあり唇の色合いが少しくすんでいる方など、人により唇にも個性があります。

この個性に合わせて口紅の色を選ぶことも必要になります。

体調が良い時・唇の色が濃い方:薄い色合いの口紅
体調が悪い時・唇の色が薄い方:濃い目の鮮やかな色合いの口紅
唇の色がくすみがち:光沢を見せられるパール感があるもの

体調に合わせて薄い色合いのものと鮮やかなものを用意するのも良いですよね。

パーソナルカラーを知ると選びやすい

黄色い服を着ると顔が明るく見える方と、ちょっと疲れて見えてしまう方に別れますが、これはパーソナルカラーの違いから起こります。

  • 顔が明るく見える方はイエロー系
  • 疲れて見える方はブルー系

と呼ばれるパーソナルカラーを持つ方になります。このパーソナルカラーに合う口紅の色を選ぶと、自分に合う口紅を見つけられます。

例えば、同じピンク色の口紅でも、イエロー系の方はコーラルピンクやオレンジ系が、ブルー系の方はローズピンクやピンク系が似合います。

他のポイントメイクとのバランスを考えた色選び

アイメイクをしっかりとするタイプの方やチークを鮮やかにする方は、口紅はベージュ系などヌーディーカラーと呼ばれるタイプの落ち着いた色合いを選びます。

逆にアイメイクやチークはあまり力を入れない方は、明るい色合いの口紅を選ぶようにします。

40代のメイクは、どこか一つにポイントを置くことで、視線を集中させて華やかさを見せることで、他の部分の衰えがカバーできます。

ポイントメイクの全てに力を入れてしまうと「頑張りすぎていて痛々しい」と感じられ、逆にポイントメイク全てをあまりしないと「老け顔で疲れて見える」と感じられてしまいます。

40代が使いやすくカラー展開が豊富な口紅

唇は想像以上に乾燥しやすく、40代になればより一層渇きが気になってきます。荒れてしまうことも多くなります。

  • 唇に負担をかけにくいこと
  • 肌なじみが良く使いやすいもの
  • 似合う色合いがあるもの

40代の口紅選びではこのような事も考えていく必要があります。

マイナス5歳を叶えるアテニアのプライムルージュ

3色展開とカラー展開は少ないものの、独自の隠しピンク設計でくすみや縦ジワ、たるみの溝といった影をカバーし、無かったことにする効果が得られます。

密着艶オイル配合で、唇をふっくらとうるおわせ、艶感も出せます。官能的ななめらかさを実現できる口紅です。

混ぜることで色の変化も楽しめ、3色そろえておきたい口紅です。

【商品紹介】
商品名:プライムルージュ
メーカー:アテニア
種類:3色
参考価格:1,620円

プチプラなのに高機能なステイオンバームルージュ

13色という豊富なカラー展開に加え、まるでリップバームのような保湿力も備えています。ですが軽い付け心地で自然な艶感が出ます。

価格も1,000円以下というプチプラながら、口紅、バーム、グロス、UVケアといった機能が備わった高機能口紅です。

【商品紹介】
商品名:キャンメイク ステイオンバームルージュ
メーカー:井田ラボラトリーズ
種類:13色
参考価格:626円

マットよりはツヤ感。グロスを上手に活用しよう

40代のお肌は乾燥しがちです。これは唇も同じで、以前は冬だけカサカサとしていたという方でも、1年を通して唇の乾燥を感じるという方が増えてきます。

かさかさした唇はとても年齢を感じさせます。若いころには似合っていたマットな仕上がりの口元は、40代ではカサカサ乾燥した「オバさんっぽい口元」にみられがちです。

艶感をだすグロスを上手に使い、みずみずしさを感じさせる口元を作りましょう。ただし、塗り過ぎは、脂っぽい料理を食べた後のように見えてしまうので、適度なツヤ感を目指します。

魅力的な口元を作るための2つのポイントは輪郭とハイライト

何となく輪郭がぼやけ気味でうまくリップメイクができない悩みを持ちやすい40代が、魅力的な口元を作るためにはどのようにすればよいのでしょうか。

リップメイクの手順をご紹介します。

  1. リップベースで唇を整える
  2. 輪郭のやや外側のラインにハイライトで縁取りをする
  3. 指先で軽くなじませる(ぼかしすぎない)
  4. リップライナーで上唇の山を描く
  5. 口角から山へつなぐ
  6. 下唇の口角から中心に向けて輪郭を描く
  7. 輪郭の内側に口紅を縦方向に向かい彩色をする

艶感が出せる口紅であれば不要ですが、マットなタイプの口紅の場合には、グロスを使い艶感を出すのを忘れないようにしましょう。

リップクリームではなくリップベースで整える

保湿だけであればリップクリームでも良いと思いがちですが、口紅の発色を良くしたい場合には、リップベースで整えることがおすすめです。

化粧下地と同じように、唇を整え口紅を塗りやすくして、持ちを良くする効果があり、口紅から唇を保護する働きもあります。メイクオフも楽になるので、洗顔時にかかる負担も低減します。

しっかりメイクをしたい時には、特にリップクリームではなくリップベースで整えましょう。

薄い色の唇の方におすすめのリップコンシャスプロテクター

ほんのりとコーラルカラーが付いたリップバームで、唇の色が薄い方、くすみがちな方におすすめです。血色のよい唇に見せてくれます。

紫外線カット効果もあり、唇を紫外線からも守ってくれ、口紅の仕上がりを良くしてくれます。

【商品紹介】
商品名:リップコンシャスプロテクター
メーカー/ブランド:ACRO/THREE
参考価格:2,800円

夜も使えるリップトリートメントベース

リップベースとしてだけではなく、トリートメントとしてメイクオフをした後、夜間にリップケアアイテムとして使えます。

保湿成分が入り、唇を優しくいたわりながらリップメイクができます。

【商品紹介】
商品名:リップトリートメントベース
メーカー:アテニア
参考価格:952円

ハイライトを入れることで立体感のある唇に

40代になると唇が薄くなり口角が下がりやすくなるのでどうしてもいつも不機嫌に見える、怒っているようにみえるといった悩みも出てきます。

ハイライトを上手に使うことで、唇に立体感が生まれ、口角が上がって見える若見え効果が出てきます。

(イラスト化画像1-1 出典URL:http://antiaging45.com/003/003-26.html)

ハイライトの効果を得るために、なじませる際は軽く行い、ぼかし過ぎないようにします。

口角を上げて見せるためには、口角から1㎝程、下唇にハイライトで縁取りを入れ軽くなじませます。

メイク直しの時も使えるテクニックです。

輪郭を描くのに使いやすいリップライナー

口紅を塗る前にしっかりと輪郭を描くことで、にじみを防ぎ、縦ジワも目立ちにくくなります。塗る口紅をリップブラシにとって輪郭を描くよりも、リップライナーを使った方が、にじみは防ぎやすくなります。

リップライナーにはペンシルタイプや繰り出しタイプ、クレヨンタイプなどさまざまあります。

  • ペンシルタイプはしっかりとした輪郭を描ける
  • 繰り出しタイプは手軽に使える
  • クレヨンタイプはナチュラルメイク向き

このような使い分けもできます。

色落ちしにくいカラーステイリップライナー

繰り出しタイプのリップライナーですが、比較的芯が硬いため、しっかりとした輪郭を描くこともできます。

ペンシルのように削る手間がない分、使いやすくなっています。

すっぴん唇に違和感がない、なじみやすい色合いの2色が用意されています。

【商品紹介】
商品名:カラーステイリップライナー
ブランド名:レブロン
参考価格:1,296円

3つの種類のリップクリームの効果的な選び方

口元を彩るリップメイクとは異なり、メイクをする前の土台作りや、口元の乾燥を防ために使うのがリップクリームです。

ドラックストアに行けばさまざまなリップクリームが販売されていますが、実は用途によって3つの種類に別れていることはご存知でしたか?

リップクリームの種類とおすすめのアイテムをご紹介します。

普段使いやプレゼントには化粧品をチョイス

保湿をメインとして、ほんのりと色がついていたり、香り付きなど個性豊かなものが多くあるのが化粧品に分類されるリップクリームです。ナチュラルメイクをする時に口紅代わりに使う方も多いです。

リップベースの代わりに口紅の下地として使うという使い方もできます。紫外線カット効果などがあるのも、化粧品タイプに多く見られます。

日中に使う、普段使いをする、プレゼントに友達に贈るといった目的で使うには使いやすいリップクリームです。

シアバター入りの唇に優しいリップスティック

100%天然由来色素を使ったリップクリームで、シアバターやホホバ種子オイル、オリーブ果実油という3つのオーガニック植物原料を配合しています。

アプリコットオレンジは40代におすすめのオレンジ系で、くすみがちなお肌を明るく見せる効果を期待できます。

【商品紹介】
商品名:カラーリップトリートメント アプリコットオレンジ
メーカー/ブランド:ビーバイイー/ママバター
参考価格:1,200円

荒れが目立つときには医薬部外品を使う

パッケージに「薬用」と記載されているものが、一般的に医薬部外品のリップクリームです。唇の乾燥を防ぎ、トラブルを予防する効果もあります。

すこし唇が荒れていると感じる場合には、医薬部外品のリップクリームでケアをすることがおすすめです。

バランスの良いリップケアクリーム

乾燥性敏感肌の方向けのブランドとして知られているキュレルのリップクリームで保湿力が高くなっています。

無香料、無着色で、口角から中心に向かって滑らせるように使うことで、リップクリームがぴったりと密着します。

【商品紹介】
商品名:リップケアクリーム
メーカー/ブランド:花王/キュレル
参考価格:918円

唇がガサガサの時は医薬品のリップクリーム

医薬品のリップクリームは第三類医薬品で、治療薬として使えます。ひどく唇が荒れてしまっている場合は、化粧品や医薬部外品のリップクリームではなく、医薬品のリップクリームでのケアがおすすめです。

  • 皮むけ
  • ひび割れ

トラブルがあるときには治療が必要です。医薬品のリップクリームを使いましょう。

ただ、医薬品のリップクリームは常用はしないようにします。お薬を常用することは通常ないですよね?医薬品リップクリームもお薬ですから、普段使いには向きません。
有効成分が吸収されるメディカルリップ

乾燥性敏感肌の方向けのブランドとして知られているキュレルのリップクリームで保湿力が高くなっています。

無香料、無着色で、口角から中心に向かって滑らせるように使うことで、リップクリームがぴったりと密着します。

【商品紹介】
商品名:メディカルリップ
メーカー/ブランド:花王/キュレル
参考価格:918円

リップケアでやってはいけない二つの間違え

唇が荒れてしまいカサカサになった時や、皮むけが起こってしまったときにメイクで隠そうとしてもうまくいきませんよね。そのため、ついやりがちなことがありますが、これは唇にさらにダメージを与える間違えた習慣です。

潤いを保つために多くの人が行うケアにも、唇に大きな負担がかかる行為でした。

多くの人がやりがちな、間違えた二つのリップケアをご紹介します。

皮むけを剥がすのはやめよう

カサカサに唇が渇くと、表面の皮膚がはがれ皮むけの状態になります。口紅を塗るのにもうまく濡れなくなるため、つい皮むけを剥がしたくなりますよね。

皮むけを剥がして痛い思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。皮むけを無理にはがすのは正常な部分まで傷つけてしまうことも多いので、やめましょう。

皮むけが気になる時は、しっかりと保湿をして唇の回復を待つのがベストです。唇は新陳代謝も早いので、適切なケアを行えば1日で荒れた唇も元に戻せます。

就寝前にリップクリームは塗らないのが正解

冬などは乾燥が激しいため、夜寝ている間に唇がカサカサになってしまうかもしれないから、予防のためにリップクリームを塗って寝ている。という方もいますよね。

ですがこれは、唇に大きな負担をかけてしまいます。

さらに、唇が自ら回復しようとする力も衰えさせてしまい、どんどん唇が老化してしまう原因となります。

就寝前はリップクリームを塗らないのが正解です。ですが、乾燥が気になる場合には、美容液を利用します。

プチプラなのに優秀なリップジェリー

ドラックストアでも気軽に購入できるプチプラプライスなのに、美容効果も期待できる生ロイヤルゼリーやミツロウ、ハチミツを配合した唇用美容液です。

リップグロスやパックにも使え、あまい香りで癒し効果も期待できます。

【商品紹介】
商品名:リップジェリー
メーカー/ブランド:SANA/ハニーシュカ
参考価格:800円

荒れ気味の唇にも使えるリップエッセンス

カモミラエキス、ローズマリー、アロエエキス、オレンジオイル、ホホバオイル、ローズヒップオイル、さらに有効成分グリチルレチン酸誘導体の6つの成分でたっぷりのうるおいが補給できます。

ひび割れ、皮むけといった荒れてしまっている状態の唇にも使える医薬部外品の唇用美容液です。

水分の蒸発を防ぐハイパーグオイルも配合しています。

【商品紹介】
商品名:薬用リップエッセンス
メーカー:エテュセ
参考価格:1,200円

ガサガサ唇のレスキュー法はハチミツパック

乾燥しがちな季節や、塩分が強い食事をとった時など、唇の皮膚が乾燥してガサガサになってしまうことがあります。いち早くどうにかしたいですよね。

おすすめなのがハチミツパックです。やり方はとても簡単です。

  1. 唇にハチミツを塗る
  2. ラップで上唇と下唇をしっかりと覆う
  3. 5分置く

たったこれだけでガサガサ唇がぷるぷる唇に蘇ります。はちみつは食品なので、体に害がないという点も嬉しいですよね。

唇はとても繊細だからこそ、丁寧なケアが大事

皮膚の中でも血液の色が透けて見えるくらい薄いのが唇の皮膚です。とても繊細な部分です。だからこそ、荒れやすい部分です。

一方で、唇は一度荒れてしまっても、ケア次第で回復が早いのも特徴的です。丁寧なケアを行えば、他のお肌よりも早くぷるんとした状態を取り戻せます。

丁寧なケアで良い状態をキープして、お気に入りのリップメイクができるようにしていきましょう。

コメントする