抜け毛ケアグッズは成分で選ぶ！女性の髪を守り育てる14種類

年齢を重ねると、女性であっても徐々に気になるのが抜け毛トラブルです。朝起きたときの枕の上やドライヤー後の洗面台など…ゴッソリ抜けた髪を見ると、危機感が募ります。

こんなときには、抜け毛トラブル改善に効果が期待できる成分を積極的に取り入れましょう。

具体的にどんな成分をどんな方法で取り入れれば良いのか、詳しく紹介していきます。

食べ物から摂取したい7つの成分

人間の体は、口から摂取する栄養素から作られています。栄養バランスが崩れれば、当然抜け毛の原因になってしまいます。

健康な髪を育てるためには、頭皮を健やかに保ち、また健康な髪を育てるためのサイクルを、栄養面からサポートすることが大切です。

抜け毛トラブルの改善や健康な髪を育てるために欠かせない7つの成分は以下のとおりです。

• 亜鉛
• ヨウ素
• ビタミンA
• ビタミンB群
• ビタミンE
• アミノ酸
• ゲルマニウム

髪に深く関わるミネラル類

髪と各種ミネラルには、深い関係性があると言われています。この中でミネラルにあたるのは、亜鉛、ヨウ素、そしてゲルマニウムです。

特に亜鉛は、髪の原料を生成する過程で使われるだけではなく、抜け毛の原因となる酵素の働きを抑制してくれます。

女性特有の抜け毛にも効果を発揮してくれますから、積極的に摂取しましょう。

ヨウ素は、細胞の代謝を良くし、髪を根元からサポートしてくれます。また頭皮の炎症を防ぐ作用も期待できます。

しかし過剰摂取の状態が続くと甲状腺の病気を引き起こす可能性もあるので注意しましょう。

ゲルマニウムには抗酸化作用があるので、頭皮や毛包内の細胞を健康に保てます。

髪の原料になるアミノ酸

アミノ酸は、髪の原料として使われます。髪の毛を成長させるためには、欠かせない栄養素の一つです。

アミノ酸は肉や魚など、さまざまな食材に含まれていますから、バランスの良い食生活の中で自然に摂取するのがオススメです。

頭皮の健康を守り、栄養素の働きをサポートするビタミン

抜け毛を防ぐためには、頭皮を健康に保ち、また摂取した栄養素がスムーズに働ける環境を整える必要があります。

このために役立ってくれるのが、各種ビタミンです。

ビタミンAには頭皮を健やかに保つための作用が、ビタミンEには抗酸化作用が、そしてビタミンB群には亜鉛の働きをサポートする作用が期待できます。

関連記事：女性の抜け毛は食生活の見直しで改善！おすすめの食べ物

頭皮に直接塗布したい7つの成分

次は、育毛剤などで頭皮に直接塗布したい成分を紹介します。抜け毛対策に有効な成分は以下のとおりです。

• センブリエキス
• グリチルリチン酸ジカリウム
• エビネ蘭
• 酢酸トコフェロール
• CTP
• アデノシン
• ニンジンエキス

それぞれの成分の特徴と、髪や頭皮への作用について解説します。

【センブリエキス】細胞の活性化

中国原産の薬用植物、センブリから抽出されるのがセンブリエキスです。古い時代から「薬」として活用されてきました。

センブリには強い苦みがありますが、この苦みの原因になっているのがスウェルチアマリンという成分です。頭皮の血液循環を良くする効果が期待できます。

このほかにも皮膚の炎症を抑える効果や毛乳頭活性化、活性酵素の働き抑制といった効果が期待できる成分が含まれており、厚生労働省にも「育毛剤の有効成分」として認められています。

【グリチルリチン酸ジカリウム】抗炎症作用

漢方にも用いられる甘草に含まれている成分です。頭皮の炎症やアレルギー反応を鎮め、頭皮環境を改善する効果が期待できます。

炎症やアレルギー反応は、毛根に負担を与え抜け毛の原因になってしまうことも…。

積極的な育毛効果があるわけではありませんが、炎症やアレルギーが原因で増えている抜け毛を減らす効果が期待できます。

【エビネ蘭】女性の抜け毛と相性抜群

日本薬学会で育毛効果を認められているエビネ蘭は、女性の抜け毛対策としても有効に働いてくれる成分です。エビネという植物の球根に含まれています。

頭皮に塗布することで血行を促進し、抗炎症作用でバランスを整え、フケやかゆみを抑制できます。

年齢を重ねると、頭皮にもさまざまなトラブルが起こりがちですが、エビネ蘭ならトータルに働きかけることが可能です。

【酢酸トコフェロール】若返り効果

ビタミンE誘導体の一種である酢酸トコフェロールは、育毛剤以外にも化粧品や医薬品にも広く使われています。

優れた抗酸化作用を発揮して、頭皮の細胞を活性化させてくれます。

年齢を重ねれば徐々に細胞は傷つき、働きが鈍くなってしまいます。こうした悪い流れを断ち切り、細胞を若々しく保ってくれます。

トコフェロールとはビタミンEを示す言葉で、成分を安定させるために酢酸を加えています。

【CTP】女性ホルモンへの働きかけ

女性特有の抜け毛には、女性ホルモンの働きが関わっているケースも多くあります。加齢により女性ホルモンが減少すれば、「びまん性脱毛症」になってしまいます。

CTPは毛母細胞に働きかけ、髪の原料となるケラチンの生成を促してくれます。加齢により減ってしまう成分を増やすことで発毛・育毛につなげてくれる成分で、高い効果が期待できます。

育毛効果がある成分として正式に認められており、さまざまな育毛剤に活用されています。

【アデノシン】毛根の成長期間を伸ばす！

女性向けの育毛成分として、その効果を認められているアデノシンは、核酸の一種。もともと人間の体内に存在する物質です。

アデノシンを頭皮に塗布することで得られる効果は、血行促進や炎症抑制など。さらに毛根に直接働きかけ、成長期間を伸ばしてくれます。

成長期間が長くなれば、その分頭髪のボリュームアップが狙えますし、もともと体内にある成分なので、副作用の心配もありません。

【ニンジンエキス】頭皮環境の適正化

古い時代から育毛効果が期待できる成分として、人々の生活に取り入れられてきたニンジンエキス。その中には「サポニン」という成分が含まれています。

サポニンには血流改善効果の他、抗炎症作用、さらにたんぱく質の合成を促進するという効果が期待できます。

頭皮の血流を良くして隅々まで栄養を届け、皮膚の炎症を鎮め、さらに髪の原料の合成もサポートしてくれますから、抜け毛が気になる頭皮の状態を、改善に導いてくれることでしょう。

効率よく摂取するなら「サプリメント」がオススメ！

体の中から抜け毛抑制をサポートしてくれる成分は、毎日の食事から摂取するのが理想です。しかし忙しい毎日の中、継続摂取が難しい成分もあるでしょう。

こんなときに役立ってくれるのがサプリメントです。気になる成分を単独摂取できるサプリメントもありますが、「抜け毛」や「薄毛」のトラブルを改善するためのサプリを選ぶのもオススメ。

健康な髪を育て、そして抜け毛を減らすために必要な成分をまとめて摂取できますから、早い段階から摂取すると良いでしょう。

関連記事：育毛サプリで女性の抜け毛対策！メリットデメリットとおすすめサプリ

育毛剤は成分表をチェックしましょう

頭皮に直接塗布するタイプの成分は、女性用の育毛剤を使用しましょう。育毛に有効な成分、そしてその成分を効率よく働かせるための成分など、バランス良く塗布できます。

育毛剤を購入するときには、必ず成分表をチェックしてみてください。

• 育毛に良い成分としてどんな成分が配合されているのか
• どれぐらいの濃度で配合されているのか
• 自分の原因に直接アプローチしてくれそうかどうか

これらのポイントをチェックして選ぶことで、高い効果を期待できます。

関連記事：抜け毛ケアに女性用育毛剤を使おう！重視したい成分と使い方のコツ

成分の役割を知って、自分にピッタリなものを選ぼう！

サプリメントや育毛剤など、抜け毛に良いとされる製品は数多く存在します。しかしそのどれもが、同じ成分を採用しているわけではありません。

育毛や抜け毛対策に良いとされる成分が、それぞれ具体的にどのような役割を果たしているのかを知ることで、選ぶ目安も見えてくるでしょう。

気になるケアグッズを見つけたときには、ぜひ含有されている成分にまで目を向けて、自身の抜け毛の症状に合うものを選択してください。