ヒップアップガードル・履くだけ美尻のガードル効果、選び方
ボディラインの気になる部分をスリムに見せてくれる補正下着。中でもガードルは中年になると贅肉が付きたるみがちなお腹、お尻周りをスタイルアップしてくれるありがたいアイテムです。
悲しい事に歳を取ると身体のあらゆる部位が加齢と重力に負けて垂れ下がってきます。お尻もそう。いつの間にかお尻の太腿の境目がなくなっていませんか?細身のパンツを履いてもお尻が垂れ下がっているといまいち決まりませんよね。
ヒップアップを目指すならエクササイズでお尻の筋肉を鍛えるのが一番です。でもなかなかすぐに効果が出るものではありません。とにかく今何とかしたい、特別な装いの日だけでも綺麗に見せたい!そんな時にガードルは強い味方になってくれます。
「苦しそう」「体に悪そう」といった印象もあるかも知れませんが、上手に使えば非常に役に立つアイテムですので、是非ガードルについて詳しく知って頂きたいと思います。
ガードルってどんなもの?メリット、デメリットは?
ガードルはナイロン、ポリウレタン等の伸縮性のある素材で作られており、履くことでウエストとヒップのラインを美しく見せることが出来ます。特にお尻に関しては引き上げて中央に寄せることで小さく、キュッと上向きのヒップを作り出します。
お尻の脂肪と筋肉を繋ぐ筋膜という組織には、脂肪を引っぱり上げキープする役割があります。ところが加齢や筋肉の衰えなどによりこの筋膜にゆるみが生じお尻の脂肪を引っぱり上げる力が弱くなってく ると、お尻の脂肪は重力に逆らうことが出来ずに次第に垂れ下がってくるのです。
そして動いた時の揺れ等により、さらにたるみは酷くなっていきます。
歪んだ骨盤を矯正してくれるガードルもあります。適度な圧力を加えることで骨盤を安定させ、あるべき正しい位置へと直してくれます。姿勢が良くなることで筋肉を正しく使えるようになり運動の効率もアップします。
履いて歩くことによりエクササイズ効果が期待できるものもありますよ。また、ハイウエストタイプのガードルはお腹の冷えを防いでくれる効果もあります。
ガードルのデメリット
製品によっては通気性が悪く、ムレたり、汗をかくなど不快 感を感じる人も居るようです。また、肌の弱い人は締め付けによってかゆみが起こることも。
身体に圧力を加えることでボティラインを整えるので、長時間履いていると締め付け感で気分が悪くなったり、血行不良の原因になります。一日じゅう着用し続けるようなものではありませんので、長時間の使用は避けましょう。
そして、ガードルの補正効果はあくまで一時的、補助的なものです。切実に「この体型なんとかしたい!」と思うなら、やはり適切な運動(筋トレ)をする事が大切です。
ガードルの正しい履き方を知ろう
ヒップアップを助けてくれるガードルですが、間違った履き方をしていると十分な効果が期待できません。ガードルがスタイルアップ効果を十分に発揮できるように、正しい履き方で身につけるようにしましょう。
ガードルを選ぶ試着の際にも大切な事ですので、是非知っておいて下さいね。
- 履き口を半分ほど外側に折り返し、両足を入れ引き上げます。丈の長いロングガードルの場合は片足ずつ引き上げて、足の付け根部分を合わせます。 li>
- 前後を持って中心部分を合わせ、ウエストの部分を整えます。
- 後ろからガードルの中に手を入れて、ヒップを持ち上げガードルの中に収めます。
- 最後にもう一度ウエスト部分と裾を整えましょう。
自分に合ったものを見つけよう!ガードルの選び方
履き方が分かったらいよいよガードルを選ぶときのポイントを見ていきましょう。ひと口にガードルと言っても様々な種類があります。用途に合ったガードルを選んで下さい。
- ショートガードル
- お腹からヒップまでを覆う一番短いショーツスタイルのガードル。動きやすく快適です。
ミニスカート等、ショート丈ボトムを履く時に 適しています。
- スタンダードガードル
- 股下丈4~10cmのガードル。ヒップ下に段がつきにくい長さです。
ヒップの造形、ヒップアップ効果に優れたガードルです。太腿があまり張っていない人に適しています。
タイトなミニスカートを履く時などにおすすめです。
- セミロングガードル
- 股下丈12~14cmのガードル。お腹・ヒップに加えて太腿(中程まで)を補正します。
太腿上部の張った人や、パンツスタイル・タイトスカート等を着用する時に適しています。
- ロングガードル
- 股下丈17~19cmのガードル。ウエストから太腿までをしっかり サポートしてくれます。お尻だけじゃなくて太腿もすっきり見せたい人に。
- ハイウエストガードル
- はき込みが深く、ウエストラインより上(5cm以上)からお腹を包み込むタイプのガードル。
お腹をしっかり押さえてウエストをすっきり整える、ウエストシェイプ効果の高いタイプです。
丈はショートからロングまで様々。くびれがあまりない体型の人におすすめ。
- ジャストウエストガードル
- 履き口がちょうどウエストの位置にくる、最もポピュラーなタイプのガードル。
- ローウエストガードル
- 履き口がウエストよりも下の位置になる 、やや股上が浅いタイプ。
低い位置からお腹とヒップを包み込みます。ローライズのボトムスを履く時に、ガードルがチラッと見えるのが気になる…という人におすすめです。
- ライトガードル
- 圧迫感が少なく、比較的ゆったり楽に着用できるタイプ。
スタイルアップしたいけど苦しいのは嫌だなぁ、という人や、初めてガードルを着ける人はこのタイプを選ぶと良いでしょう。
- ミディアムガードル
- 強すぎず、弱すぎず、中間的な締め付け感。強度としては最も一般的なタイプ。
適度なサポート力と造形力があります。
- メイクガードル
- サポート力が高く、圧迫感強めのタイプ。
しっかりとした着け心地で、お腹押さえ・ヒップアップなどの造形力に優れています。
- 骨盤矯正ガードル
- 歪んだ骨盤の矯正に効果があるガードル。骨盤を正常な位置でキープ出来るようサポートします。
腰痛や尿漏れでお悩みの人、出産で開いてしまった骨盤を治したい女性にも適しています。
買いに行く前にボディサイズを測っておこう
正しいサイズのガードルを選ぶ為に、あらかじめ自分のボディサイズを測っておきましょう。ガードルを購入する為に必要なのは、
- ウエスト
- ヒップ
のサイズです。
ウエストはリラックスした状態で、腰回りの一番細いところ(おへそより2~3cm程度上)を水平に測ります。お腹を無理やり引っ込めたりすると正確に測れません。息を吐いた状態で測りましょう。
ヒップはお尻の膨らみの一番高い部分、ヒップラインの頂点で水平に測ります。
ガードルを試着してみよう!チェックしておきたいポイント
自分に合ったガードルは見つかりましたか?折角買ったのに帰って履いてみたら体に合わない…なんて事がないように、購入する前に一度試着をしてみましょう。
前述の正しい履き方でガードルを着用します。そして両足で2回程屈伸し、更に右→左と、2回ずつ足を上げます。そして履き心地を念入りにチェックしましょう。
- ウエストはゆる過ぎたり、食い込んだりしていないか
- ウエストは正しい位置で、前後水平になっているか
- ヒップは押しつぶされていないか、綺麗にヒップアップしているか
- クロッチ(股の部分の布)が浮いたり、食い込んでいないか
- 裾がめくれたり、ずり上がっていないか
- 裾に段差が出来ていないか
- はき込み丈は足りているか
- 後ろ見頃だけが余ったり、上がったりしていないか
ガードルを買う時は必ずジャストサイズのものを選ぶようにしましょう。スリムに見せたいから…といって自分のボディサイズよりも小さいものを選ぶのはNG。身体に合ったサイ ズのものでないと、ガードルの効果が十分に得られません。
運動と併用し、引き締まったヒップを目指そう
ガードルはその役割を十分に理解し正しく着用すれば貴方を理想のスタイルへと近付けてくれる、とても頼もしいアイテムです。
「キュッと上がったヒップラインを手に入れたい!」という方は、ヒップアップに効果的なエクササイズを習慣的に行いながら、ガードルを併用するのがベストではないでしょうか。上手にガードルを使って、気兼ねせずおしゃれを楽しんで下さいね。
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