スパイスの効能がダイエットに役立つ!女性に嬉しい効果紹介
料理の味や香りを良くするだけでなく、脂肪燃焼や血行促進など、健康に良い効果をもたらすスパイス。健康志向の高まりから、スパイスへの注目度は高まる一方です。
スパイスは種類が多いため、わかりづらいという人もいます。最初から全てを把握しようとせずに、わさびなど身近なものから使いこなせるようにしてきましょう。
美肌やダイエットなど女性に嬉しい効果を持つスパイスと、その使い方を紹介します。
美肌とダイエットに効果的なスパイス7選!それぞれの効能と特徴
スパイスには生のまま使う「フレッシュ・ホール」と乾燥させる「ドライホール」があります。形を残したものをホール、形をつぶしたものをパウダーやペーストと呼んでいます。
さらに、フレッシュ・ホールをすりつぶした「フレッシュ・ペースト」とドライホールを挽いた「ドライパウダー」などがあります。
スパイスは乾燥させた方が、香りが強くなることが多いです。形状については、用途によって使い分けます。ここでは、美肌とダイエットに効果的なスパイスを選びました。
- 【クミン】脂肪燃焼効果で大注目
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クミンに脂肪燃焼効果があるという実験結果を示したのは、イランのシャヒード大学の研究者たちです。3か月間クミンを食べ続けた結果、平均で7.3キログラムの体重減少が見られたそうです。
- 【ジンジャー】女性に嬉しい効果がたくさん
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ジンジャーには、脂肪燃焼効果や抗酸化作用による免疫力アップなど、女性に嬉しい効能がたくさんあります。
ダイエット目的なら脂肪燃焼効果を狙って加熱して食べるのがおすすめ。生のジンジャーは、免疫力アップや殺菌作用が期待できます。
- 【胡椒】血行促進には黒コショウが効く
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脂肪燃焼や血行促進に効果的なペッパーは、採取するタイミングや加工状態によって、呼び名が変わります。たとえば、ホワイトペッパーやグリーンペッパー、ピンクペッパーなどです。
なかでも香りと辛味が強いブラックペッパーは、消化機能アップと脂肪燃焼、血行促進に効果的といわれています。
- 【クローブ】子宮機能を整える役割も担う
- クローブは抗酸化作用が高く、その効果はシナモンやクミンを上回るといわれています。また、血行促進にも効果的で、子宮の機能を整える働きもあるとされます。
- 【シナモン】コレステロールの減少に効果的と注目が高まる
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シナモンの効果として最近注目されているのが、血糖値を下げる効果です。
加えて、米国で発行された「家庭薬の実体」(2013年9月)に掲載されたメタ・アナリシス(10の臨床試験データによると、中性脂肪やコレステロール値の減少にも効果的との見解です。
- 【唐辛子】カプサイシンで脂肪燃焼
- 辛味のスパイスのイメージが強いレッドチリですが、実際はマイルドで野菜に用に食べられるものもあります。カプサイシンが多く含まれる辛いタイプの方が、脂肪燃焼の効果は高いです。
- 【ワサビ】デトックス効果で美肌も叶う
- 脂肪燃焼やデトックス効果が注目されて、女性人気が高いスパイスです。美肌やむくみ改善にも効果があるといわれています。薬味としてはもちろん、市販のドレッシングに和えるなど、多様に使えるのもメリットです。
部位 | 風味 | 効能 | 特徴 | |
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クミン | 種 | ツンとくる力強い香り | 食欲不振・肝機能障害・胃弱・下痢 | カレーのスパイスに欠かせない。アフリカのクスクスやアメリカのチリコンカンに使用される。モンゴルや中国でもメジャーな香辛料の一つ。 |
ジンジャー | 根 | 土っぽい香りとピリリとした辛み | 風邪、冷え性、食欲不振、胃弱、乗り物酔い | アジアではニンニクとセットで使われることが多い。ジンジャーブレッドやチャイなど飲み物にも。甘みのある飲み物と合わせて、バランスをとる効果がある。 |
ペッパー | 果実 | さわやかで深みのある刺激的な辛味 | 食欲不振、糖尿病、肥満、利尿作用 | 世界中で広く使われているスパイス。サイズが大きいものほど価値が高く、昔のヨーロッパでは、金と同じ価格で取引された時代があった。 |
クローブ | 花 | 甘くふくよかで奥深い香り | 神経痛、関節炎、頭痛、胃弱、口臭 | 花が咲く前のつぼみを収穫する。中国ではクローブで口臭を消したといわれ、インドではクローブが歯痛に効くといわれている。西洋ではタンスの芳香剤に使用されていた。現在ではウスターソースの主成分。 |
シナモン | 樹皮 | ほのかな甘みを感じる香り | 風邪、不眠、ストレス、虚弱児 | シナモントーストやシナモンココアなど甘みを引き立てる役割をすることが多い。スティック状のものは、木の一番外側の上質な樹皮を使用。スリランカ産のセイロンシナモンは最高級品 |
レッドチリ | 果実 | 強く刺すような辛味と風味 | 食欲不振、胃弱、風邪、冷え症 | 辛味のもとであるカプサイシンは、熱に強いので、火を通しても辛味をキープすることのできるスパイス |
ワサビ | 根茎、葉、茎、花 | ツンとした鋭い辛味と風味 | 抗酸化作用、抗菌、食欲増進、美容 | 日本では全国各地で親しまれているスパイスの一つ。涼しい山間部の渓流で多く自生している。根茎をすりおろすと独特の辛味と風味があって、日本ならではの調味料 |
簡単にはじめられる!スパイスを日常にとり入れる方法
スパイスの効能が取りざたされるようになって、興味を持つ人は多いですが、スパイスの種類の多さから途中であきらめてしまう人も少なくありません。
難しく考えるより、手軽に生活にとり入れることからはじめてみませんか。今すぐにはじめられるスパイスの活用法を3つ紹介します。
- 市販の調味料も活用してみる
- いつものお料理にスパイスをちょい足ししてみる
- スパイスドリンクを作ってみる
スパイスが流行りの昨今では、スパイスを含んだ調味料まで市販されるまでになりました。マジックソルトやFAUCHONシーズニングシリーズなど、手軽で美味しいと評判です。最初はあまり気負わず、市販の調味料を活用することからはじめてもいいかもしれませんね。
慣れてきたら、いつものカレーに好きなスパイスをプラスしたり、サラダにかけたりすると良いでしょう。
スパイス好きにおすすめはスパイスウォーターを作って持ち歩くこと。水に2~3時間ホール状のスパイスを浸しておくだけの簡単ドリンクです。お茶のように煮だして作ることも出来ます。
ややこしいと敬遠されがちなスパイスも、意外と簡単に取り入れられる
書店に足を運ぶと、スパイスに関する分厚い本が並んでいます。一から勉強しようとすると、スパイスは大変な時間と労力を費やす分野です。
とはいえ、難しいとやめてしまうのは、効果が体験できなくてもったいないこと。市販の調味料を利用したり、ドライパウダーを使えば簡単に採り入れられるのがスパイスです。
香水や洋服を選ぶように、まずは好きなスパイスを見つけてみましょう。その後は、組み合わせを試行錯誤すると、さらに深いスパイスの世界を楽しむことができます。
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