枝毛の正しい処理方法はカット!セルフカット対策と枝毛カッターの特徴
枝毛ができてしまったとき、いったいどんな処理・対策をすれば良いのか、悩んだ経験はありませんか?
処理方法を間違ったり、適切な対策を怠ったりすると、枝毛トラブルがどんどん悪化してしまう可能性も…。
髪が傷めば、どんどん髪は「枝毛だらけ」の状態に近付いていってしまいます。でてしまった枝毛の正しい処理方法と共に、これ以上増やさないための対策を教えます。
枝毛になった髪は「カット」がベスト!
一度枝毛になってしまった髪は、どれだけケアをしても、元に戻ることはありません。放置すればどんどんひどい状態になっていってしまいますから、発見した際に適切な処置を行う必要があります。
枝毛の場合、「カットする」というのが一番です。枝毛になってしまった部位を切り落とすことで、再度健康なところから、髪を伸ばしていくことができます。
とはいえ、単純に「枝毛を発見したら、とにかく切れば良い」というわけではありません。正しい手順と注意点を解説していきます。
枝毛が少ない場合は、自分でカットしてOK
特に髪が長い人や、もともと髪質が強くない方にとって、枝毛トラブルは決して珍しいものではありません。
日常の髪のお手入れの中で、「あ、枝毛だ…」なんて気が付くこともあるでしょう。もしもまだ、枝毛の数がそれほど多くないのであれば、セルフカットで対処できます。
用意するものは、ヘアカット用の専用ハサミ。枝毛になっているところから、余裕を持って5センチ上をカットしましょう。このときのコツは、髪に対してハサミを垂直に入れるということです。
髪をまっすぐにカットすることで、枝毛になりにくい髪へと近付けられます。
枝毛だらけになってしまったら、美容師さんにお任せしよう
枝毛が多いときには、自分でいくらカットしてもキリがない状態になってしまいます。自分でケアするのではなく、潔く美容師さんにお願いしましょう。
このときには、「枝毛が気になるのでカットをお願いします」とハッキリ伝えるのがオススメ。腕の良い美容師さんであれば、髪の状態に合わせてカットをしてくれるはずです。
またできれば、髪を濡らさない状態でカットしてもらうと良いでしょう。シャンプーをして髪を濡らしてしまうと、枝毛は確認できなくなってしまいます。
特に「髪の長さはできるだけ変えたくない」という希望を持っている場合、どうしても枝毛の切り忘れが発生する可能性があります。
まずはシャンプー前のカウンセリングで、毛先の状態をしっかりとチェックしてもらいましょう。その上で、どうカットするのがベストな対策になるのか、相談しながら決定してみてください。
枝毛のカット方法、やってはいけない3つの行動
できてしまった枝毛はカットするしかありませんが、このときには「やってはいけない行動」も存在しています。
枝毛対策としてカットしているつもりが、実はより一層ダメージを与えているだけ…ということもありますから、十分に注意してみてください。
- 枝毛を力任せにちぎる・抜く
- 普通のハサミを使う
- 枝毛を裂く
枝毛を発見したけれど、手元にハサミが見つからない場合、つい力任せにちぎってしまったり、引き抜いてしまったりすることはありませんか?
ちぎられた髪の断面は、ぐちゃぐちゃになってしまいますし、余計な力を加えられた髪は、より一層ひどく傷んでしまいます。
さらに枝毛がひどくなったり、毛先がまとまらなくなってしまったりするので、注意が必要です。
一方で髪を抜くのもオススメできません。力を入れて髪を引き抜けば、今度は毛根にまでダメージを与えてしまいます。女性の薄毛や抜け毛増加のトラブルにつながってしまいます。
また特に枝毛が少ないときには、「ヘアカット専用のハサミを用意するのが面倒くさい」なんてケースも多いですよね。
しかし通常のハサミは、ヘアカット用のハサミと比較して切れ味が悪いです。ちぎってしまったとき同様に、断面が美しく仕上がりません。またすぐに枝毛ができる原因になってしまうでしょう。
「切れ味が良いから」という理由で、布用のハサミを使うことも避けてくださいね。
最後の「枝毛を裂く」という行為ですが、二股に分かれた髪を裂き、一方だけを残すことで、見た目的には枝毛が改善したように感じられるかもしれません。
しかし縦に大きく引き裂かれた髪は、キューティクルもボロボロで非常にもろい状態です。
枝毛部分だけではなく、髪全体を急速に傷める原因になってしまうので、絶対にしないようにしてください。
枝毛のみを切ってくれる枝毛カッターも人気!
枝毛ができてしまったときに、放置するとどんどん傷みが広がっていってしまいます。できるだけ早めに対策をとる必要がありますが、髪全体を毎日チェックするのは難しい!なんてこともありますよね。
こんなときに便利なのが、枝毛のみを切ってくれる枝毛カッターです。
アメリカで開発された「スプリットエンダープロ」という機械は、ヘアアイロンのように髪をすべらすだけで、枝毛のみをカットしてくれます。
「マイクロトリムシステム」という特許技術を搭載しており、枝毛部分のみをわずか数ミリ単位でカットしてくれます。長い髪が切れてしまうことはないので、髪型を変えたくないときにも安心です。
誰でも手軽に枝毛部分のみをカットできる画期的な商品ですが、残念ながらデメリットもあります。
枝毛になってしまった毛先は、すでにその上数センチも、傷んでスカスカの状態になっていることが予想されます。
しかしスプリットエンダープロでカットできるのは、あくまでも「すでに枝毛になってしまった部分のみ」。
一時的には「枝毛のない美しい髪」を作り出すことができるのですが、また数日たてば、同じように枝毛が発生してしまいます。
根本的な対策にはならないものの、
- 急いでヘアスタイルを整えたい
- 枝毛が気になるけれど、とりあえず美容院に行く時間がとれない
このような場合には心強いアイテムとなってくれることでしょう。ぜひ上手に活用してみてください。
一番の対策は、毛先を定期的にカットすること!
生え始めてからの期間が長い毛先は、根本と比較してどうしても傷みやすいもの。キューティクルが剥がれ、枝毛になりやすいのも、ある意味で当然のことだと言えるでしょう。
枝毛ができてしまってから慌ててカットするのも良いですが、「傷みが気になり始めたタイミングで、枝毛になる前にカットする」というのが一番の対策となります。
ある程度の髪の長さがある女性の場合、2~3ヶ月に一度は美容院を訪れ、毛先をカットしてもらうだけでも、枝毛トラブルは減少します。
シャンプーの変更や生活習慣の改善、髪に負担をかける習慣を改めることなどと共に、毛先のカットサイクルを見直すことが、もっとも効果的な対策と言えるでしょう。
関連記事:バサバサ枝毛を治す方法!トラブル改善ケア6つで美髪を目指そう
関連記事:枝毛の予防ケアはシャンプー&コンディショナーから!軟毛の人は特に注意
枝毛になってしまった髪は、正しいカットで悪化を防ごう
加齢と共に、髪のパサつきや枝毛トラブルが増えてきた…と感じる方は少なくありません。トラブルが気になり始めた段階で、その都度、正しく対処することが非常に重要なポイントとなります。
自分で枝毛をカットするときはもちろん、美容師さんに依頼をするときでも、「次は枝毛にならないように意識する」ことが大切です。
普段の生活の見直しと共に、枝毛カットの方法にも注意してみてくださいね。
コメントする