効果的に水ダイエットをする方法。間違えると逆効果になる事も
お水を飲むダイエット方法は、誰でも試しやすい方法です。芸能界で活躍するスタイルがよいタレントさんやモデルさんも行っていると言われれば、その効果も期待できます。
水ダイエットとはどのように行うのか。本当に水を飲むだけで痩せるのかをご説明します。また、水ダイエットは注意点を守らなければ逆効果になってしまいます。
水ダイエットで守るべき注意点についてもご紹介します。
水を飲むだけで痩せる3つの理由
水を飲むだけで本当に痩せられるのかという疑問があります。そこで、なぜ痩せるのかという3つの理由についてご説明します。
この3つの理由はダイエットにとって必要不可欠なものにもなっています。
血流がスムーズになり基礎代謝が上がる
食事として取り入れた栄養や、体に蓄積している脂肪などを消費するためには、代謝という活動が必要です。
代謝に必要なものを身体の隅々に運ぶ役割を果たすのは、血液です。
水を飲むことで血液に水分がしっかりと含まれるため、血流がスムーズになり、代謝に必要な栄養素を送れるようになります。
現代人は比較的血液の粘度が高く、血流がスムーズではない方も多いため、水を飲むことで血流がスムーズになる事で、滞っていた代謝が活発になり、基礎代謝が上がる効果が期待できます。
デトックス効果で便秘もすっきり
体の中の老廃物を集めるためにも、血液の流れは重要です。いらないものを改修し、肝臓や腎臓などの器官に送り込むのも血液です。
そしてもう一つ、リンパ液にとっても水分は必要です。
リンパ液の流れがスムーズになる事で、いらない水分の排出もスムーズになり、むくみの解消にもつながります。
水を飲むとむくむと思う方もいますが、実はむくみは体の水分不足が招いていることも多くあります。体にとって必要な水分が足りないので、排出しないようコントロールしている可能性もあります。
食べ過ぎ防止効果がある
食事前や食事中に水を飲むことで、胃が膨らみ膨満感が得られます。結果として少しの食事でもすぐにお腹いっぱいになるため、食べ過ぎ防止の効果が期待できます。
カップラーメンを思い出してください。既定の時間を過ぎたカップラーメンがつゆの中で膨らむように、水分で食べものの嵩が増せば、それだけ満腹感も感じやすくなりますよね。
水ダイエットの正しい方法
日本では水道栓をひねればすぐに引用可能な水が手に入るため、水ダイエットは誰でもすぐに始められるメリットを持っています。
この水ダイエットをどのように行えばよいのかをご紹介します。
おすすめは軟水の水
水とひとことで言っても、さまざまなタイプの水があります。
- 軟水
- 硬水
- ミネラルウォーター
一般的にはこの3種類の水があります。
- 軟水とはどのような水か
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軟水は日本では最も一般的な飲料水で、水道栓をひねると出てくる水道水も軟水です。口当たりがよく、日本人にとっては最も飲みやすい水といえます。
軟水はミネラルの含有量が少ないため、口当たりがよくなっています。こまめに飲むという事を考えると、まずは軟水を飲んで水ダイエットをするのがおすすめです。
- 硬水はやや飲みにくくお腹が緩くなることも
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日本では少なくなっていますが、マグネシウムの含有量が多く、その他のミネラル分についても軟水に比べると多いお水です。ヨーロッパなどでは一般的な水です。
マグネシウムは便秘改善効果がありますが、もともとあまり便秘がちではない方が飲むとお腹が緩くなりすぎる可能性もあります。
飲みにくさも感じられるため、水ダイエット初心者の方には不向きです。
- ミネラルウォーターもおすすめ
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ミネラルウォーターはその名前の通り、ミネラル分が多く含まれた水です。ナチュラルミネラルウォーターと呼ばれるのは、水を採水する時点でミネラル分を多く含む天然水です。
ペットボトルで購入する水や、ウォーターサーバーで飲む水にはミネラルウォーターが多くなっています。
普段から飲用水はペットボトル入りを使うかたなら、水ダイエットにもミネラルウォーターを利用してもいいですね。
コスト面を考えると、少し割高になります。
目安量は1日2リットルをこまめに飲む
水ダイエットで飲む水の量は、体重の大よそ4%が目安となっています。
体重50㎏の方であれば、一日に飲む水の目安は2リットルということになります。
体重 | 水の量 |
---|---|
50kg | 2リットル |
55kg | 2.2リットル |
60kg | 2.4リットル |
65kg | 2.6リットル |
70kg | 2.8リットル |
体重が多ければ水の量は増えていきますので、参考にしてください。
常温または白湯を飲むのが理想的
水ダイエットでは、水は常温か白湯で飲むのが理想的です。
常温や白湯のお水は体に負担を掛けずに飲めますし、体にしっかりと浸透させやすい温度です。
欲を言えば体を温めてあげるために温かいお湯の状態で飲むことがおすすめですが、飲みやすいことも大切なので、常温または白湯が良いと言えます。
注意すべき6つのポイント
水ダイエットは水を飲むだけという簡単な方法ですが、単に水を飲めばよいわけではありません。
注意点を守り水を飲むことが必要です。
ここでは水ダイエットで気を付けたい注意点を8つご紹介します。
冷たい水は避ける
常温や白湯に比べると、冷たい水の方がおいしく飲めますし、すっきりとしますが、冷たい水はどうしても身体を冷やしてしまいます。
体が冷えると代謝が悪くなるため、せっかくの代謝アップの効果が軽減してしまいます。
水ダイエットでは冷たい水は避け、常温または白湯、場合によっては温かいお湯の状態で飲むようにします。
がぶ飲みせず一回にコップ1杯が目安
1日に目安となる量の水を飲めばよいといっても、がぶがぶと飲むのではなく、一日10~15回程度に分け、こまめに水分を補給することが必要です。
がぶ飲みをしてしまうと水分は一気に排出されてしまい、水ダイエットの効果がありません。少しずつ飲むことで、血流をスムーズにする効果が得られます。
一回に飲む量はコップ一杯、150ml~200ml程度が目安です。
- 朝起きて2杯
- 朝食前に2杯
- 昼食前に2杯
- 夕食前に2杯
- 夜寝る前に2杯
このように一日の中で分けてこまめな水分補給を心がけましょう。
お茶やコーヒーは水ダイエット中は避ける
お茶やコーヒーには利尿作用があります。せっかく取り入れた水分も、利尿作用によって排出されやすくなります。
水ダイエット中はできるだけ利尿作用を持つものは避けるようにします。
お水だけだと飽きてしまうかもしれませんが、ダイエット効果を実感するためにも、ダイエット中はお茶やコーヒー、アルコールなども避けましょう。
飲み過ぎは水中毒症を起こす危険がある
水も飲みすぎると水中毒症を引き起こす危険性があります。
- 低ナトリウム血症
- 痙攣
といった症状を引き起こし、重症化すると命の危険も出てくる症状です。
普段から水を飲む習慣があまりない方
水を4~5リットル飲んでしまう方
このような方は水中毒症の危険性があります。
自発的脱水症状に注意が必要
水を飲むのに脱水症状になるのはおかしいと思うかもしれませんが、水を取り過ぎると体の中の塩分濃度などが薄まり、脱水症状と同じような症状が起こります。
- 水を飲むことで体の中の水分量が増え、体液の濃度が薄まります。
- 体液の濃度を元に戻そうとする働きで、水分が排出されます。
- 必要な水分が失われ脱水の状態になります。
このような症状のことを自発的脱水症状といいます。
水ダイエットを行うときには、このような自発的脱水症状を避けるためにも、塩分やナトリウムなどを補うことも必要です。
お水を飲むだけでは効果は出にくい
お水を飲むだけと言われている水ダイエットも、実際に水を飲むだけではそこまで劇的なダイエット効果が得られるわけではありません。
- 適度な運動
- 適正な食生活
ダイエットの基本となるこれらを合わせて行うことが、水ダイエットの効果を高めることにつながります。
基本としては、健康的な日常生活を送ることにプラスして水ダイエットを取り入れることが、ダイエットにつながると考えましょう。
正しく行えば健康な体も手に入るダイエット法の一つ
水を飲むことは体にとって必要不可欠なことです。ただ、飲み方や飲みすぎ、そして日ごろの運動習慣などがないと、水ダイエットは逆効果になってしまいます。
正しい方法で行えば、水ダイエットは健康な体も手に入れられる効果的なダイエットとなりますので、無理せずゆっくりと水を飲む習慣を身に着けていきましょう。
また水を飲むだけではなく、適度な運動、適正な食生活も忘れずに実行しましょう。
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