バナナダイエットは正しい方法で効果を狙おう!注意点は4つもチェック

バナナダイエットをしている女性

バナナダイエットが流行ってから数年が経ち、時の流れとともにバナナダイエットの方法が歪曲されていたり、忘れ去られていたりしませんか?

バナナダイエット=ただバナナを食べればよいと考えているなら、大きな間違いです。

バナナには糖質が含まれているからダイエットに向かないという人もいますが、バナナの糖質は“果糖”です。果糖は分子が荒いために吸収も穏やか。血糖値が急上昇することはありません。

なぜダイエットにバナナなのかを理解し、正しいバナナダイエットの方法を知ることが大事です。

1度は試したことがある人も、全くの初心者も、再びバナナダイエットに注目してみてください。

バナナは、ダイエットに効果的な栄養素を5つも含んでいる!

そもそもバナナがダイエットに向いている食材として、選ばれる理由は何でしょうか。

それは、必要な栄養素とカロリーがバランスがとれているから!

ただやみくもに痩せればいいダイエットなら、カロリーを摂らなければ良いだけなのですが、美しく健康的に痩せるダイエットとしてバナナはとても最適なのです。

【カリウム】むくみを予防する栄養素

エネルギーを作るのを助ける働きをするミネラルは、カリウムです。カリウムの特徴はナトリウムと共に排出されやすいことです。そのため、食品で補給してあげることが大事です。

カリウムが不足すると筋肉でのエネルギー作りが滞るため、代謝の悪い身体になってしまいます。

また、カリウムは余分な水分を排出する働きがあって、むくみ予防に効果的です。ダイエット中も、顔のむくみが気になる時がありますね。バナナを食べてカリウムを補給しましょう。

【食物繊維】ダイエットには欠かせない栄養素

便秘になりやすいダイエット時に、食物繊維は欠かせない栄養素の一つです。バナナは果物の中では、食物繊維が豊富な部類に入ります。100g中の食物繊維は1.1gです。

同じく食物繊維が豊富といわれるキャベツ100gの場合は1.8gなので、キャベツとバナナは、ほぼ同じくらいの食物繊維が含まれていると考えていいでしょう。

ダイエットのみならず、腸内環境を整える働きも持っている食物繊維。特に、便秘になりやすい若い女性は積極的に摂るように努力しましょう。

【ビタミンB群】代謝アップが期待できる栄養素

ビタミンB群が代謝を助ける栄養素だということは意外と知られていまいようです。ビタミンB1は糖質の代謝に欠かせない栄養素で、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせない栄養素。

ビタミンB1が不足すると、糖質が代謝できずに体内に乳糖が溜まってしまいます。疲れやすかったり手足のしびれやむくみを引き起こすことがあります。

たんぱく質を代謝するビタミンB6の方は、アミノ酸を作り髪の毛や爪、皮膚になるのを助けます。現代人の食生活はたんぱく質が多すぎると指摘されることがあります。

たんぱく質を多くとっているな…と感じている人は、同時にビタミンB6の方も摂取するように努力すると良いですね。バナナの他に、バナナの他にレバーやマグロにも含まれています。

【ペクチン】太りにくい身体を作る栄養素

食物繊維の一種であるペクチンという成分にはコレステロール値を抑える働きがあるといわれています。

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つがあります。ペクチンは後者の不溶性食物繊維に分類され、水分を含んで膨張することで、便の動きをスムーズにして排便を促します。

他にもペクチンは血糖値の上昇を抑制したり疲労回復にも効果的だといわれています。

コレステロールや血糖値の上昇は太りやすい身体の原因でもあります。その2つを押さえてくれるペクチンの働きを、ダイエットに利用しない手はないでしょう。

【ヒスチジン】食欲を抑えてくれる栄養素

ダイエット中は、常にドカ食いの欲求と戦うことを迫られます。せっかく痩せられてもドカ食いを繰り返す日々では、体調を崩して逆効果です。

そんな時に役立つのはアミノ酸の一種であるヒスチジンです。ヒスチジンは神経機能を補助して食欲を抑えたり肥満予防にも効果的だといわれています。

ヒスチジンは必須アミノ酸なので、体内で作ることができません。バナナを定期的に食べることで、ヒスチジンを補給しつつ上手な食欲のコントロールをしていきましょう。

ただ食べるだけじゃダメ!バナナダイエットで注意するポイント4つ

バナナダイエットと聞けば、ただバナナを食べればいいだけのように思ってしまいますが、そんなに簡単なダイエットはありません。

ダイエットの結果にこだわるなら、守らなければいけないポイントがあります。

水と一緒に食すのは、バナナダイエットの常識

バナナダイエットの基本は、バナナと一緒に水分をとることです。水分はコーヒーやミルクではなく、常温の水を選びましょう。

バナナダイエットは朝食をバナナに代えるのが一般的。朝食のカロリーカットと胃腸を休めることが狙いです。

コーヒーは胃腸への負担が大きく、ミルクではカロリーオーバーです。常温の水なら胃腸に優しく、カロリーカットへも貢献します。

バナナに含まれるショウ酸の摂り過ぎは尿路結石のもとになる

バナナダイエットで気をつけなければいけないのは、バナナの食べ過ぎです。バナナは1日1~2本にしましょう。

バナナのカロリーは1本360キロカロリーほどあって、決して低いカロリーではありません。加えてバナナにはシュウ酸が多く含まれていて、摂り過ぎは尿路結石のもとです。

シュウ酸はカルシウムと一緒に摂取すると尿ではなく、便と一緒に排出される性質を持っています。例えば、バナナにヨーグルトをかけるなどして食べるのも良いですね。

栄養の偏り注意!バナナに置き換えるなら1日1食にしよう

置き換えダイエットはバナナ以外の食材でも提案されていますが、置き換えは1日1食を守りましょう。

栄養バランスの偏りは体調不良のもと。さらには代謝が落ちて、痩せにくい体質を作ってしまいます。

上記のようなショウ酸の摂り過ぎといったケースは、「1日1食をバナナにする」との決まりを守らない場合に発生することが多いです。

早く結果を出したい気持ちはよくわかりますが、健康的なダイエットにはある程度の時間が必要と知っておきましょう。

バナナジュースは栄養とれても、満腹感に欠ける可能性あり

バナナと水を摂取すれば良いなら、バナナをジュースにして飲んでも良いはずです。栄養素的には同じことですが、満腹感が違います。

人の満腹中枢は、噛むことで刺激される仕組みになっています。噛まずに飲めてしまうバナナジュースだと、満腹感を得られないからより多く食べてしまうという人がいます。

個人差もあって、バナナジュースがあっている場合は良いでしょう。お腹がいっぱいにならない感覚が強いなら、よく噛める普通のバナナを選ぶ方が良いでしょう。

NG?OK?バナナと合うもの試してみました

バナナダイエットといっても、毎日同じバナナを食べ続けるのは飽きてしまってつらいということがあるでしょう。

ちょこっとかけるだけ、もしく一緒に食べるだけで、いつものバナナが美味しく変化する食材があるはず…。いちからでは、そんなお助け食材を探してみました。

オリーブオイル
意外に思われるかもしれませんが、バナナとオリーブオイルの相性は抜群です。オリーブオイルにはオレイン酸が含まれていて、便秘解消に効果的。バナナの食物繊維と合わせて、ダブルの排便効果が狙えます。

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お酢
バナナ酢という食べ物があるくらい、バナナとお酢の相性は実証済みです。お酢に含まれるクエン酸で疲労回復効果が期待できます。疲れが溜まると、精神的にも不安定になってドカ食い行為に走ることが増えます。バナナとお酢で、疲労を吹き飛ばしましょう。
ヨーグルト
整腸作用があるヨーグルトは、言わずと知れたバナナの“お供”です。乳酸菌を含むヨーグルトはお腹の調子を整える効果が抜群。加えて動物性たんぱく質が豊富なヨーグルトは、バナナにない栄養素を補充してくれる優れものです。

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バナナもアレンジ次第で味に変化を!楽しく続けられる方法を見つけて

バナナダイエットのような置き換えダイエットの落とし穴は、1種類の食材に途中で飽きてしまうということ。

ならば、バナナと好相性の調味料や食材を探してみましょう。ここで紹介した以外にも、抜群の食材が見つかるかもしれません。

食べ合わせの他に気を付けるべきは、カロリーの問題です。チーズや牛乳もバナナと好相性と思われますが、カロリーが高いのでダイエット中にはおすすめできません。

豆乳やアーモンドミルクにしたり、ヨーグルトなら無糖を選ぶなどの工夫が必要でしょう。

食事制限を強いられるダイエット中は、とかく悲観的になることもありますが、楽しむ気持ちを持ち続けることが大事。楽しんでやれば、その分、良い結果もついてくるはずです。

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