ドライアイの原因を追求!瞳が潤う5つの解決策と気をつけたい注意点

ドライアイに悩む方は少なくありません。ドライアイは、日常生活の中でとても不自由なものですよね。目のかすみや乾燥だけでなく、異物感がある場合も。

また、ドライアイが進行すると、瞳がとても深刻な状態になってしまう可能性もあります。決して軽視してはならないのが「ドライアイ」なのです。

ここでは、ドライアイになる8つの原因を解説します。また、ドライアイを改善するセルフケア方法も併せてご紹介!

5つの注意点に気をつけながら、ドライアイの原因を見直し、深刻な状態になる前にしっかり改善していきましょう。

ドライアイの原因は?8つに分けて徹底解説

涙は、瞳を守るバリアの役割。その涙の分泌が減少するとドライアイになる可能性があります。涙の層はとても薄いですが、非常に重要なのです。

ドライアイになる原因は様々で、改善できるものがほとんど。あなたのドライアイの原因を突き止めましょう。

1.パソコンやスマホを長時間使用している

私たちの身の回りにはデジタル機器がたくさん存在します。長時間のパソコン作業やスマホを注視する時間が長いと、眼精疲労やドライアイに。

自然とまばたきの回数も減り、目が乾燥してしまいます。涙液の蒸発や分泌の低下により涙のバリアがなくなるためドライアイになります。

2.まばたきがしっかり出来ていない

まばたきの回数だけでなく、しっかり目を閉じてまばたき出来ていない場合も。また、就寝時にまぶたが薄目状態になっていることでもドライアイを招きます。

いずれにせよ、まぶたが完全に閉じることがないと、目の下側は常に空気に触れていることになります。

3.エアコンなどの空調で乾燥している

空気の乾燥や空調の影響で、ドライアイになる可能性があります。また、風が目に当たったり、タバコの煙なども目に良くありません。

湿度が低い日が続いたり、エアコンによる空気の乾燥はドライアイの原因になってしまいます。

4.コンタクトレンズの長期使用

コンタクトレンズ装用者の場合、ドライアイになってしまう可能性は高くなります。特にソフトコンタクトレンズ装用者の方が高い傾向に。

コンタクトと黒目の潤滑油代わりになっている涙が減ることで、角膜と結膜に炎症が起き重症になる場合もあります。

5.加齢による老化現象

年齢を重ねると「涙腺」の働きが低下します。涙を作る力が衰えるので、自ずと涙の分泌量が減ってしまいます。そのため、目が乾きやすくなりドライアイに。

加齢が原因の場合、「マイボーム腺」が機能低下し、脂不足になることで目の水分が蒸発しやすくなってしまいます。

6.冷えによって涙の油分が固まる

体の冷えは、ドライアイの原因になる場合があります。冷えは血行不良の要因。目元への血行が悪くなると、涙の油分が出にくくなります。

目の油分が足りなくなると、涙の質が落ち蒸発しやすい状態に。そのため、ドライアイを招いてしまいます。

7.睡眠不足や生活習慣の乱れ

夜になると、目がかすんだりドライアイの症状が出る場合は、睡眠不足の可能性があります。睡眠不足は自律神経を乱して血行不良になり目にも影響します。

睡眠不足や生活習慣の乱れは、体のバランスを崩す一番の原因。健康的な生活をしていないと、疲労がたまりドライアイの原因となってしまいます。

8.花粉症

花粉症とドライアイは同じような症状のため、気付きにくい場合があります。目のかゆみや充血、勝手に涙が出るなど、症状が似ているのです。

花粉症の方は、ドライアイになっていても自覚できない可能性も。花粉症の治療をしていても改善しない場合は、一度医師に相談してみましょう。

「長時間」「長期間」「老化症状」というキーワードがあるように、ドライアイと加齢は深く結びついています。

ドライアイの症状とは?セルフチェックしてみよう

これってドライアイ?と疑問を持っているあなた!セルフチェックしてみませんか?軽い症状でも長く続いているものはチェック対象ですよ。

それでは、ドライアイのセルフチェックをしてみましょう。

ドライアイチェック!5つ以上当てはまるならドライアイの可能性

下記の10個の項目のうち、5つ以上自分の症状に当てはまるならドライアイの可能性が高いです。軽い症状であってもチェックをつけましょう。

  • 目がかすむ
  • 目が疲れやすい
  • 目に異物感がある
  • 勝手に涙が出てくる
  • 目がかゆい
  • 充血しやすい
  • 目やにが出る
  • 目が痛い
  • 目が乾く
  • 眩しさを感じる

いかがですか?もし、5つ以上当てはまったら、早めに眼科で見てもらいましょう。早期治療が改善への第一歩です。重症になる前に治療をお勧めします。

ドライアイの症状で多いのは目の疲れ・目がかすむ・異物感

ドライアイ患者の方が訴える症状の中で多いのは、「目が疲れる」「物がかすんで見える」「目がゴロゴロして異物感がある」です。

ドライアイ=目が乾くだけではありません。目の異物感は、涙の量や質の変化でバランスを崩しゴロゴロする場合も。

また、物がかすんで見えるのは、ドライアイの場合、視力が良い人にも起こります。ドライアイは、ものの見え方にも影響を及ぼすのです。

ドライアイを予防改善!5つのセルフケア方法

日常生活の中で、ドライアイは改善していくことができる場合があります。生活習慣の見直しや、セルフケアでドライアイを予防改善していきましょう。

ここでは、ドライアイを軽減するための予防や改善のコツをご紹介します。ぜひ実践してみてくださいね。

目に涙を!「まばたきストレッチ」

デスクワークでパソコン作業が多い方は、意識的にまばたきすることで改善に向かう場合があります。

まばたきストレッッチ
  1. 2~3秒間、両目をギュッと閉じます。
  2. 目を閉じたまま、まぶたの力を緩めましょう。
  3. 次に、再度2~3秒間両目をギュッと閉じます。
  4. パッと目を開けます。
  5. これを1セットとし、数回繰り返しましょう。
目の乾燥がひどい時は、2~3秒ではなく20秒程度目を閉じるのも効果的ですよ。涙の分泌量を増やすことで、目のかすみにも効果を発揮します。

「ホットタオル」でマイボーム腺に詰まった油分を溶かす

涙には、水分だけでなく油分も含まれています。この油分は、瞳を守る働きがあり、マイボーム腺から分泌されているもの。

しかし、マイボーム腺が詰まるとこの油分は固まりドライアイになってしまいます。そこで、ホットタオルを使って固まった油分を溶かしてあげましょう。

ホットタオルを使った改善方法
  1. 濡らしたタオルをジップロックに入れます。
  2. レンジで1分加熱しましょう。
  3. ホットタオルを目の上に乗せ、10分ほど放置します。
とっても簡単ですよね。ホットタオルでの方法は、ドライアイの予防改善だけでなく、筋肉がほぐれることで眼精疲労にも効果があります。

「油出しマッサージ」でホットタオルの効果をさらにUP

ホットタオルでマイボーム腺に詰まった油分を溶かしたら、油出しマッサージを行うと効率的です。

マイボーム腺は、まぶたの上下にあります。目の周りをマッサージして、油分の分泌を促しましょう。

油出しマッサージの方法
  1. 上まぶたを上から下へ、油を押し出すイメージで撫でるようにマッサージ。
  2. 次に、下まぶたは下から上へとマッサージしましょう。
  3. これを10回行います。
  4. 今度は両手の中指と薬指を使って、横向きにVの字を作ります。
  5. 上まぶたに中指、下まぶたに薬指を置き、内側から外側に向かって撫でます。
  6. 10回やったら終了。
目元は、とてもデリケートな肌です。強くこすったり瞳を圧迫しないように、力加減に注意しながら行ってくださいね。

コンタクトは保水性に優れたタイプにチェンジ

ライフスタイルによっては、コンタクトレンズの装用がやむを得ない人もいますよね。そんな時は、コンタクトレンズのタイプを変えてみましょう。

目の乾燥を軽減する保水性に優れたタイプや、酸素透過性のあるコンタクトレンズがおすすめです。

また、帰宅したらすぐコンタクトを外したり、コンタクトのお手入れも欠かさず行ってくださいね。

「加湿」で目の乾燥を軽減

職場でのエアコンは、自分勝手に止めることもなかなかできませんよね。せめて、風向を変えることができれば目の乾燥を軽減できます。

また、加湿はとても重要。適切な湿度は50%以上です。小さな加湿器をデスクに置いておくと◎。

ドライアイを自覚したら気をつけたい5つの注意点

ドライアイは、日常の中でとても過ごしにくい症状ですよね。少しでも早く改善したいもの。そのためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

ここでは、 5つの注意点を解説。人間にとって目は非常に大切なパーツです。いたわる気持ちを持って確実に改善させることが重要となります。

早期治療が大切

市販の目薬だけでは改善しない場合も。その場合、放置せずに眼科を受診しましょう。眼科で処方される目薬でドライアイをしっかりケアすることが大切。

放っておくと、細菌が入ったり重症になってしまう可能性があります。症状が悪化した場合、コンタクトレンズの使用は避けましょう。

症状が改善しても医師からのOKが出るまでは通院しよう

点眼薬で症状が改善すると、通院するのが面倒になりがち。しかし、医師からのOKが出るまではしっかり通院しましょう。

自己判断は禁物です。改善されたからと安心せず、最後まできちんと見てもらってくださいね。

ドライアイは市販の目薬に注意

ドライアイは、涙が不足しているため市販の目薬では成分が涙で薄まらず、刺激になる場合も。また、点眼のしすぎにも注意が必要です。

ドライアイの微々たる大切な涙までも目薬で洗い流してしまう可能性があります。なるべく眼科を受診して、症状に合った点眼薬でケアしましょう。

パソコンやスマホは見下ろせる位置で見る

パソコンやスマホのディスプレイを見るときは、なるべく見下ろせる位置にすると◎。上を向いた状態だと、目の開きが大きくなってしまいます。

目の乾燥を防ぐために、ディスプレイの位置を下にしましょう。また、まばたきも意識的にするように心がけてくださいね。

視力検査をしよう

視力が低下していると、物を見るときに目を凝らすため、まばたきが減ってしまう可能性があります。まばたきの減少は、ドライアイの要因。

裸眼の方も眼鏡の方も、目の疲れやドライアイかな?と思ったら眼科で視力検査をしてもらいましょう。

ドライアイの進行は視力低下につながりやすい

ドライアイは、進行するととても深刻な状態になります。目は、人間にとって非常に大切なパーツ。ドライアイが原因で他の症状を発症してしまう場合も。

ここでは、ドライアイが進行してしまった場合に起こり得る2つの症状を解説します。

視力が低下する可能性

ドライアイは、瞳に潤いがなくなり栄養も行き届いていない状態。そのため、涙液の質が落ち、角膜が滑らかではなくなります。

この場合、目に異物感を感じることが多く、目に傷ができてしまい視力が低下していきます。極度のドライアイは視力を落とすことにつながってしまいます。

角膜上皮剥離になる可能性

ドライアイが深刻になると、角膜上皮剥離を引き起こす可能性があります。角膜上皮剥離とは、目の表面にある角膜が剥がれてしまうこと。

激しい痛みがあり、目を開けていられなくなります。また、角膜上皮剥離は治療しても再発しやすく、定期的に眼科を受診する必要があります。

ドライアイはセルフケアでも改善できる!潤う瞳をキープしよう

セルフケアで改善できる軽度な症状のうちに、しっかり改善しておくのがベスト。ドライアイが深刻な状態になると、視力などにも影響してしまいます。

生活習慣の見直しや、日常生活の過ごし方を気をつけるだけで、ずいぶん軽減されていきます。瞳が潤うために必要なのは、質の良い涙液!

質の良い涙液を出すには、セルフケアを日々実践していくことも大切です。エイジング世代は、特にケアが必要になってくる年代。

セルフケアでは改善できない場合は、必ず眼科を受診しましょう。潤う瞳を取り戻して、豊かな日常生活を送ってくださいね。

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