まつ毛がスカスカ…まつ毛貧毛症かも!?症状や原因を知って対策

まつ毛貧毛症かもしれない女性が対策している様子

目元の印象は「まつ毛」で決まると言っても過言ではありません。しかし現実には…「アイメイクを落とすと、貧相な印象になってしまう!」なんてお悩みを抱えている方も。

もしかしたらそれ、「まつ毛貧毛症」かもしれません。

まつ毛貧毛症について、気になる症状や原因、そしてまつ毛を守り、育てるための対処法を紹介します。

まずはチェック!まつ毛貧毛症の症状4つ

まつ毛貧毛症は、特別な病気ではありません。以下の4つの症状に当てはまれば、まつ毛貧毛症である可能性も高くなります。

  • まつ毛が細い
  • まつ毛が短い
  • まつ毛が少ない
  • 最近、まつ毛がよく抜ける

まつ毛のボリュームが足りず、目元の印象がなんとなく貧相…なんて悩みを抱えている方は少なくないはず。実は自分で気づいていないだけで、まつ毛貧毛症かもしれません。

医療機関を受診して「まつ毛貧毛症」と診断されれば、専門医のもとでまつ毛の短さやボリューム不足を治療できます。

マツエクやつけまつげ、濃いアイメイクに頼る前に、まずはまつ毛貧毛症の症状について、セルフチェックをしてみてください。

まつ毛貧毛症の原因4つ。当てはまる方は要注意!

「まだまだ私は大丈夫!」と思っている方も、生活習慣や体質によっては要注意です。徐々に症状が進行してしまう可能性もあります。

日常に潜むリスクを正しく理解するため、まつ毛貧毛症を引き起こす原因を紹介します。

間違ったメイク・目元ケア

若い世代の女性がまつ毛貧毛症になってしまう際に、もっとも多い原因がこちら。間違ったメイクやケア方法でダメージを蓄積してしまうということです。

  • まつ毛を長く見せるため、ビューラーで引っ張る
  • ビューラーを使うときには、まつ毛の根本からしっかりと上げる
  • ホットビューラー愛用中
  • マスカラは当然重ね付け!
  • ビューラーのゴムは、取り替えたことがない
  • まつ毛エクステは欠かせません!
  • 濃いアイメイクをきちんと落とすため、クレンジングはゴシゴシこする!

これらの項目に、当てはまる点が多い人ほど要注意です。かなりのダメージをまつ毛に与えてしまっています。

基本的に女性のメイクは、毎日の習慣です。まつ毛や目元の皮膚にとっては、非常に過酷な環境が延々と続くことになってしまいます。

徐々にまつ毛の量が減り、まつ毛貧毛症に至る可能性も高いです。

▼まつ毛を守るビューラーの使い方についてはコチラも参考にしてみて!

▼マスカラでまつ毛を増やす方法についてはコチラも参考にしてみて!

▼まつ毛エクステの利用方法についてはコチラも参考にしてみて!

まつ毛の老化

生活習慣に問題はなくても、年齢を重ねることでまつ毛貧毛症になるケースもあります。これはまつ毛を作り出す細胞の機能が衰えることが原因となります。

細胞の力が衰えれば、健康的なまつ毛を作り出したり、それを長くキープしたりすることは難しくなってしまいます。

簡単に抜けてしまうような弱いまつ毛が増え、さらに新しいまつ毛を生み出す力も少なくなっているとすれば、徐々にボリュームは減少してしまうでしょう。

「老化」と聞くと、「まだ私は若いから大丈夫!」と思う方も多いかもしれません。

しかし食生活や睡眠環境の乱れなどが原因で、年齢的には若くても、まつ毛の老化を速めてしまう可能性もあります。

単純に肉体の年齢のみで判断するのではなく、目元や体全体の若々しさで老化について検討するのがオススメです。

▼老化でまつ毛が抜ける原因についてはコチラも参考にしてみて!

アレルギー体質・各種皮膚疾患

まつ毛貧毛症は、アレルギーや皮膚疾患が原因で起きることもあります。

たとえばアトピー性皮膚炎や乾癬は、まつ毛が抜ける原因として知られています。またこれ以外にも、花粉症やハウスダストアレルギーなどにも要注意です。

アレルギー反応により、目元にかゆみが起きるケースは少なくありません。我慢できずにごしごしとこすれば、その分まつ毛にダメージを与えてしまいます。

アレルギーは体質で、元から断つことは難しい問題です。だからこそ、目元に刺激を与えるような行動が習慣化している方は、より一層注意する必要があります。

投薬治療の副作用

病気の治療で使われる薬の中には、脱毛という副作用をもたらすものがあります。この副作用は、当然まつ毛にも影響を与えます。

たとえば抗がん剤は、抜け毛が増える薬としてよく知られています。まつ毛の抜ける量が気になったら、まずは自分が摂取している薬についてもチェックしてみましょう。

もちろん、「まつ毛が抜けるから」という理由で、勝手に薬をストップするのは避けてください。

薬の副作用が原因でまつ毛貧毛症になっている場合、投薬が終了すれば、また生えてくる可能性も高いです。

もしかしてまつ毛貧毛症かも…。まずは落ち着いて対処しよう

症状や原因にギクッとした方にとって、気になるのは具体的な対処法についてです。「まつ毛貧毛症かもしれない」と思ったときにするべきこと、治療の流れを紹介します。

まつ毛貧毛症はクリニックで治療が可能です

まつ毛貧毛症かも…と思っても、慌てる必要はありません。まつ毛貧毛症は、クリニックで治療することが可能です。

一人で悩みを抱えるのではなく、「もしかして…」と思ったら、なるべく早く医療機関を受診しましょう。まつ毛貧毛症に対応してくれるのは、主に皮膚科や眼科、内科です。

まつ毛貧毛症に力を入れているクリニックかどうか、インターネットで情報収集をしておくと安心して受診できます。

▼病院でまつ毛育毛についてはコチラも参考にしてみて!

治療はまつ毛のチェックから!

医療機関での治療は、以下のような流れで進みます。

  1. まつ毛の悩みで来院したことを伝える
  2. 医師にまつ毛の状態をチェックしてもらう
  3. どのような異変を感じているのか、詳しく伝える
  4. まつ毛貧毛症かどうか、診断を受ける
  5. 医師から、治療方法の説明を受ける

厳しい検査や痛みを伴うような診察はないので、安心してください。

具体的な対処方法を知ろう

もしもまつ毛貧毛症と診断されてしまったら、医師からその後の治療、対処方法について説明を受けることになります。

  • 食事や睡眠、ストレスなど、生活習慣を整えること
  • 間違ったケア方法を改めること
  • まつ毛貧毛症の治療薬を処方する
  • 治療薬の効果が見込めない場合は、植毛についての説明

まつ毛貧毛症の深刻度や、そこに至るまでの原因を特定したのちに、医師から具体的な対処法を教えてもらえます。ぜひ参考にしてみてください。

まつ毛貧毛症を薬で改善!

まつ毛貧毛症に使われる薬には、「グラッシュビスタ」や「ルミガン」があります。

両方とも、緑内障の薬として使われてきたものですが、「まつ毛が伸びる」という副作用が報告されていました。

その副作用に注目し、まつ毛貧毛症の治療薬として用いられるようになりました。現在では、高い効果を期待できる治療薬として、多くの人に活用されています。

しかし一方で、結膜充血や色素沈着など、育毛以外の副作用も一定数報告されています。使用の際には、医師から注意点をよく聞いておくべきでしょう。

▼育毛剤でマツ育についてはコチラも参考にしてみて!

まつ毛植毛という方法もアリ

グラッシュビスタやルミガンは、まつ毛の根本にある細胞に働きかけて、その育成をサポートするための薬です。

しかし残念ながらまつ毛貧毛症で悩んでいる人の中には、「まつ毛を生やす細胞がない」という人もいます。

生まれつきまつ毛の本数が少ない人や、事故や疾患などの理由で細胞ごと傷ついてしまった人は、こちらに当てはまります。

この場合、いくらグラッシュビスタやルミガンを使っても、新しいまつ毛は生えてきません。「植毛」という治療法を選択することになります。

自身の髪を使って、まつ毛を植毛する方法が一般的です。投薬治療ができないからといって、諦める必要はありません。まずは医師に相談してみると良いでしょう。

目の機能を守るためにも、まつ毛貧毛症は素早く治療を!

女性にとってまつ毛は、「目元の印象を華やかにするためのパーツ」という認識が強いかもしれません。

しかし実際には、目に異物が混入するのを避けたり、眼病を予防したりするのが、まつ毛の役割です。

もしもまつ毛貧毛症で、まばらで短く弱いまつ毛になってしまったら…目の健康を守れない可能性も高くなってしまうのです。

まつ毛貧毛症は、「見た目」だけに関わる問題ではありません。気になる点があれば、まずは医療機関を受診し、きちんとした診断を受けるようにしましょう。

また治療だけではなく、まつ毛を守るための生活習慣を整えることも重要なポイント!

まつ毛美容液の使用や誤ったケア方法の改善など、自分にできる努力で大切なまつ毛を守っていきましょう。

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