目の下のクマは整形で治せる。治療内容や費用、効果

クマを整形で治療している女性

目元の老化現象はホームケアや生活習慣の見直しでも改善させていくことも可能ですが、より効果的かつ即効性を求めるのであれば、医療機関でのクマ治療という方法があります。

その中でも特に整形手術によって目の下のクマを治療する場合は、どんな施術方法が取られるのでしょうか。また、費用の相場はどれくらいなのでしょうか。

老化で気になるクマに対して行われる整形について詳しくご紹介します。

整形外科でのクマ治療は麻酔を用いた手術

まずはクマの種類について知っておくことから!こちらの記事でおさらいしておきましょう。

クマ改善の治療が受けられるのは、大きく分けて2つの診療科「美容外科」と「美容皮膚科」になります。

  • 美容外科:主にメスを使った外科的な整形手術を行う
  • 美容皮膚科:主に皮膚や肌に対して治療を行う

どちらの科も美容に特化した医療を行うため、2つの診療科が併設されているクリニックも少なくありません。

美容外科で行われるのは、麻酔を用いて切開をし、患部を治療してクマを目立たなくさせるより高度な技術が必要な施術ですので、格安を売りにしている病院では美容皮膚科の治療方法のみが取られることもあります。

では、実際に美容外科で行われる整形手術でクマを取る場合、どのような手術方法があるのでしょうか。

クリニックによって取り扱いのある手術方法に差がありますが、ここでは代表的な施術方法について、費用目安やメリットデメリットも合わせてご紹介します。

【下眼瞼脱脂術】目元の脂肪除去でたるみ改善

下まぶたの裏側から結膜を切開して眼窩脂肪と呼ばれる脂肪を取り出し、膨らみをなくす手術方法です。

傷跡を残さないために、まぶたの裏側にレーザーで小さな穴を開けて余分な脂肪を外に出して除去する場合もあります。

人間の目の下の脂肪の量は除去後に増えてくることはほとんど考えられませんので、1度この手術を正しく行えば、再び脂肪が膨らんでくることは皆無です。

  • 麻酔:局所麻酔
  • 所用時間:約20分
  • メリット:効果が持続する、即効性がある
  • デメリット:1週間以上腫れることがある、ちりめんじわが生じるリスクがある
  • 費用目安:20万円~40万円

【ハムラ法】目元の脂肪異動で影を消す

脂肪を取るのではなく、ふくらんでいるところからくぼんでいるところに眼窩脂肪を移動させてたるみによるクマを改善する手術方法です。

ふくらみの範囲により、切開する場所が瞼の外側(切開ハムラ法)もしくは外側(裏ハムラ法)になります。

比較的大掛かりな手術かつ技術が必要なものなので、取り扱いのある病院が少ないのも特徴です。

  • 麻酔:局所麻酔・希望によって静脈麻酔も可能
  • 所用時間:40分~120分(切開場所によって異なる)
  • メリット:効果が半永久的で再手術の必要がない
  • デメリット:ダウンタイムが長く1か月かかることもある、抜糸が必要、炎症による赤みが出ることがある、目元が乾燥しやすくなる
  • 費用目安:40万円前後

【ゴールデンリフト(金の糸)】免疫効果を利用した治療

髪の毛ほどの細さの純度の高い純金の糸を、たるんでいる部位の真皮層に格子状に埋め込む施術です。

金の糸と同時に抜糸の必要のない溶ける補助糸を同時に埋め込む病院が多いです。

金の糸周辺の組織が金の糸を埋め込まれたことで傷つくので、肌が傷を治そうとする力と異物の金の糸を体外に出そうする免疫反応が高まり、美肌効果やたるみ改善に効果があると考えられています。
  • 麻酔:局所麻酔
  • 所用時間:1時間前後
  • メリット:皮膚のハリが出てアンチエイジング効果が同時に期待できる、比較的安価
  • デメリット:アレルギーや異物反応などの合併症のリスクがある、手術後内出血が起こる
  • 費用目安:20万円~40万円(糸の長さによる)

整形は効果とともにリスクもある!

老化現象とともに気になるクマは、1つの原因だけでなく複数の原因が重なってできているものがほとんどです。

そのため、整形手術であるクマをなくしても、他の原因によって出来たクマはそのままになってしまうことも少なくなく、完全に消すのは難しい場合も多いそうです。

また、整形手術は少なからずリスクを伴います。体にメスを入れる事、麻酔をかける事に対してのリスクマネジメントは自分で行いましょう。

美を求めるのも、自分の身体を守るのも自分自身であることを忘れずに、クマの治療方法を検討してみてはいかがでしょうか。

家でできる対処法もあります。

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