40代女性が将来を見据え最適な働き方を見つけるポイント
現代の40代女性は、多くのことに不安を持っています。
今のままでいいのか。本当に想像していた未来に自分がいるのか。将来、自分は幸せになれるのか。どれも自分ではなかなか分からないことです。
少しでも自分が幸せと感じられる未来を迎えるために、今、40代女性が最適な働き方をするために、ポイントとなる事をご紹介します。
独身の方も、既婚の方も、この先の本当の幸せをつかむための働き方を見つけていきましょう。
Contents
一番大切なものはお金ではなく自分自身の充実感
独身の方も、既婚の方も、一番大切な物は?と聞かれたときの答えとして、お金と答える人は少ないですよね。
家族や子ども、恋人など、身近な人物だったり、充実した生活を送ることが大切ですよね。
働く目的はお金を稼ぐためです。ですが、その先にある本来の目的は、稼いだお金を使って充実した生活をするためではないでしょうか。
時間配分を考えることが40代の課題
一日の時間は24時間と決まっていますが、そのうち約8時間は睡眠や休息、8時間が仕事、8時間がプライベートな時間と割り切れれば、かなり楽ですよね。
困ったことに働く40代は、管理職になっている方も多く、自分自身の仕事だけではなく、部下の教育なども行わなければならなくなってきます。仕事量は30代よりも増えます。
生活面でも、今までは無かった親の介護などが視野に入り始め、中には子供が思春期を迎えていろいろな問題が出てくる家庭も増えます。
独身の方も、将来のパートナー探しや自分自身の老後といった部分に悩みを持つ頃にもなります。
プライベートの部分にも、大きく時間を取られることが増えるのが40代です。
体力が低下してきた40代にとって、十分な睡眠や休息も必要不可欠となってきます。疲労からの回復、免疫力の向上のためにもしっかりと取る必要があります。
全てにおいて、やらなければならないことが増え、時間が足りなくなってしまっています。ですが、時間配分を考え、24時間という中に収めていく必要があります。
自分にあった働き方にシフトするとき
24時間という時間に丸く収めるためには、何かを削る必要が出てきます。
- 仕事
- プライベート
- 睡眠や休息
この3つの中で削りやすいものとしては、睡眠や休息かもしれません。ただ、睡眠や休息を削ると、身体を壊してしまう危険がでてきます。
そもそも更年期にさしかかってきたころには不眠が続く…という悩みも多いです。
プライベートの時間を削るということは、本来最も大切とするべき充実した生活を送る、という部分を削ることになります。
残るのは、仕事の部分となります。今のままの状況では、仕事も削れる部分がないという場合、働き方を変えることも考える必要が出てきます。
整理しよう。4つの働き方のメリットデメリット
40歳以上の女性のうち、半数以上は何かしらの仕事をしています。
このうち約4%の人が正社員として働き、約24%が契約社員や派遣社員、約65%がパートやアルバイト、約4%が自営やフリーランスとして働いています。
それぞれはどのような特徴を持つ働き方なのかをご紹介します。
安定性抜群の正社員。責任という負担も感じやすい
企業に正社員として雇用されると、社会保険にも加入ができるため、厚生年金い加入できるため、将来受け取る年金額は多めになります。
ボーナスの支給、交通費の支給などもほとんどです。
お給料がずば抜けて高いという事はありませんが、毎月決まった金額以上の給与が保証されていることが多いため、経済的な安定が期待できます。
一方で40代になると管理職として部下の教育なども担うことになり、責任は重くなってきます。
終業時間に合わせた勤務時間で働くことが求められ、残業や転勤にも応じる必要が出ることもあります。
再出発もしやすい契約・派遣。やりがいは少なめ
契約社員は有期で企業に直接雇用される働き方で、派遣社員は派遣会社に登録し、実際の勤務先に有期で派遣される働き方になります。
自分の契約したい内容に合わせて仕事を選べるといった自由があります。残業の有無なども契約条件の中で決められるため、残業をしない契約をすれば、残業をする必要はありません。
社会保険については、契約時間や登録する派遣会社によって異なりますが、社会保険に加入できる条件を満たしていると、多くのケースで加入が可能になるため、正社員と同様に年金は多めに貰えます。
ただ、働く期間が有期となるため、契約が切れた時に再契約ができないケースもあります。
そうなると仕事を失うことになり、新たな契約先や派遣先を探さなければならないという不安定さがあります。
経済的な部分や働く内容は正社員に近いものの、契約が切れると職場を離れてしまう存在になるため、責任が有る仕事を任せられず、やりがいが見いだせないと感じる方もいます。
同じ仕事をしているのに、正社員の方が待遇が上と感じることも多くなります。
始めやすく辞めやすいパート・アルバイト
短時間だけの勤務や、働きたい職種、職場を自分で選んで応募して働くパートやアルバイトは、自分の都合を優先しやすい働き方です。
比較的仕事を始めやすく、辞める時もしがらみなどが少なく辞めやすいといった特徴もあります。
この点はメリットの一つではありますが、同時にいつ辞めるか分からないために、責任が有る仕事は任せてもらえないことが多くなります。
社会保険は条件によって加入が可能ですが、企業側の負担もあるため、社会保険に加入しないギリギリの条件ないで働くことを求められることも多くなります。
有給休暇なども法律としては認められているものの、取りにくいケースも多くみられます。
生涯現役も可能な自営業・フリーランス。安定性はない
会社を起こしたり、フリーランスとして請負の仕事をこなしたり、中にはハンドメイド作品などを作って売るといった自営業者として働く方も増えています。
自分の都合で働く時間や条件を決められる働き方である反面、全ての責任を自分で負う必要があります。万が一仕事上のトラブルが起こると、全てを自分の責任で解決する必要があります。
収入面も安定性には欠けます。万が一働けなくなると、収入を失う結果にもなります。
信頼の上で成り立つ仕事も多く、信頼を一度失うと、仕事が続けられなくなる可能性もあります。
社会保険に加入することができないため、既婚者で配偶者が社会保険に加入していて、収入が少ない場合には扶養者になれます。
独身者、既婚者でも配偶社が社会保険に加入していない、扶養者となれる上限以上の収入がある。このような場合は国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。
定年や働く期間に定めがないため、仕事によっては生涯現役で働くことも可能です。自分が好きなことを仕事として、それで収入を得る働き方も選べます。
独身女性が考えたい今の働き方、今後の働き方
配偶者がいる40代女性に比べると、独身女性の場合には、将来に対する不安を感じることも多いですよね。
今の40代女性は、就職氷河期を乗り越えて仕事を得たという経験を持つ方も多く、今の職場を離れると、次の職場がすぐに見つからないのでは。という不安もあります。
ですが、同年代の男性に比べても、女性はどうしても給料は低めです。既婚者の女性に比べると、子どものためや家庭のためといった理由で残業を避けることもできなければ、時短勤務も難しくなります。
体力の衰えを感じながらも、今の仕事にしがみつくしかないと考える40代独身女性は多いですよね。
いつまで働く?働ける?セカンドキャリアを目指すのもあり
30代の頃に比べると、40代になると年齢の影響を確実に実感できるほど、体力の衰えを感じます。一方で、今まで以上に仕事の成果を求められ、管理職としての責任も背負うことになってきます。
この状態でいつまで働けるのかを一度冷静に判断をする必要が出てきます。
仕事をしなければ生活が苦しくなりますが、無理を重ねれば体に跳ね返ってきます。体調を崩せば、仕事もできなくなり、収入が断たれるという大きなリスクがあります。
忙しすぎて1カ月先、1年先、5年先、10年先といった未来を見ることができないようなら、そのまま今の職場で働くことが、ベストと言えるのでしょうか。
例え多少収入が減ったとしても、自分の体に無理がかからない部署へ転属をさせてもらったり、セカンドキャリアを目指し転職を考えることも必要です。
体調を崩せば働けないだけではなく、病院や施設などのお世話にならざるを得なくなります。
結果として出費がかさみ、がむしゃらに働いて得た収入が、すべて流れてて行ってしまう可能性すら出てきます。
せっかく働いて得た収入です。充実した老後を迎えるために使いたいですよね。
身軽さをアピールして続けられる仕事を探す
年齢的に転職が難しいと感じるかもしれませんが、独身であるということを強みにした転職活動を行うことも考えてみてはどうでしょうか。
40代の女性を必要とする職場も多くありますが、どうしても既婚女性が多い年代ということもあり、転勤はできない、残業はできないといった条件が付きます。
独身女性であれば、ある程度転勤にも対応ができる。残業もある程度なら対応可能。といった部分をアピールすることで、転職の壁も低くなってきます。
今よりも体に負担がかかりにくい、ちょうどよい働き方を目指してみることはおすすめです。
人脈やスキルにより生涯現役を貫ける働き方も視野にしよう
40代まで仕事を続けてきた方の中には、仕事で得た人脈や、磨き上げてきたスキルを持つ方も多いですよね。
近年女性が起業をしやすい環境も生まれてきています。
定年までがむしゃらに働くというスタイルから、日々をほどほどに、生涯現役を貫ける働き方にシフトするということも、考えてみてはいかがでしょうか。
既婚女性が考えるべき壁と自分に合わせた働き方
40代の既婚女性が仕事をする上では、自分ではどうにもならない壁を感じることが多いですよね。
具体的にどのような壁があるのかを見ていきましょう。
家事・育児・介護が壁となり立ちふさがる
日本ではどうしても男性よりも女性が家事を担うことが多いため、仕事だけではなく家事での負担、消耗を感じやすくなります。
さらに子どもがいる場合には、育児や教育といった部分の負担が出てきます。自分の両親や夫の両親、もしかしたら祖父母など近親者の介護の問題にも直面する世代です。
仕事をしたいと思っても、このような事が壁となって立ちふさがるケースもあります。
- パートを探していたら子どもが病気の日でも働けるか聞かれた
- 小売店の仕事は土日のどちらかの出勤を求められるため家族が反対する
- 仕事中要介護の父から頻繁に連絡が入り困っている
働きたいと思っても、このような事が起こり働きにくい思いをしている女性は多くいます。
これらの壁は壊せるものでも、取り除けるものでもない場合も多く、大きく立ちふさがってしまいます。
40代女性にのしかかってくる様々な悩みについてはこちらを参考に!
テレワークや短時間勤務制度の活用で無理なく働く
壁を超えることが難しければ、壁の内で働くという働き方を選ぶこともおすすめです。
自宅で電話やインターネット回線を利用して働くテレワーク。
子どもたちが学校に通っている間、要介護者がデイサービスなど介護施設を利用している間だけ働く時短勤務。
このような働き方も考えましょう。
確かにフルタイムで働くのに比べると収入は下がりますし、待遇面も下がってしまうかもしれません。その分メリットになる部分も多くあります。
バランスの良い仕事を探すことで充実した生活が送れる
40代で家庭があり、仕事もこなす女性の中には、自分の時間さえ取れないくらい忙殺された日々を過ごしている人も少なくありません。
結果として何が起こるかといえば、疲労の蓄積です。30代の頃のように疲労の回復が早く行われることがなくなり、さらに更年期の影響が始まり、精神的にも不安定な時期です。
心のバランスも崩してしまう危険性がある年代となってきています。
また、日々の忙しさに追われることで、自分自身の時間を持てなくなってしまうことも多いですよね。
- 交友関係が狭まる
- 趣味の時間が取れない
- 自分の視線が狭まる
このような事が起こってしまいます。
ある程度余裕を持てるようにすれば、自分の時間も持てるようになり、結果として疲れにくく充実した日々を送れるようになる可能性もあります。
自分一人が無理をして家庭を切り盛りするのではなく、仕事、家事、育児、介護、自分のための時間といったようなことを、バランスよく配分できる働き方を目指すことが必要になってきます。
そろそろ今だけではなく、将来を見据えた働き方を考える時期です。
趣味を仕事にすることは良い点も悪い点もある
ハンドメイド作品を作ることが好きという方の中には、商品として売れるレベルの作品作りができ、回りからもすすめられ、手作り作品を作って売ることを仕事にする方もいます。
その他にも、お料理教室やお菓子教室を主宰したり、手工芸教室を開く主婦の方も増えています。趣味を実益にしたよい仕事です。
軌道に乗れば定年などもありませんし、生涯現役で働き続けることもできる仕事になります。
休みなども柔軟に設定できますし、なにより自分自身も楽しみながら仕事をこなしていけるというメリットもあります。
ただ、趣味を仕事としたとたん、それは趣味ではなくなってしまう危険性もあります。
楽しかったはずの作品作りが、作業と化してしまったり、納期に追われ作品の質の向上よりも効率を優先させなければならなくなるという事も起こります。
趣味を新たに見つけたい!という方はこちらの記事が参考になりますよ。
一番は身体、二番はやりがい、三番はお金くらいがちょうどいい
40代女性は身体の変化も感じる時期で、20代や30代と同じように仕事をこなせる体力は残念ながらありません。無理をしても何んとなかる世代では確実になくなっています。
将来を考えた時どんなにお金があっても健康を損ね、体がボロボロの状態では生きがいも感じられなくなります。
個人差もありますが、今後は無理は効かないということをしっかりと理解して、一番大事にすべきは身体や健康であること。そして二番目はやりががあること、3番目にお金を稼ぐこと。
このような気持ちで働ける働き方を選んでいくことが必要です。
40代女性におすすめの雑誌でも、情報を得ていきませんか。
素敵な40代女性になるべくがんばっていきましょう。
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