悩ましい髪のうねりの原因を知ろう!頭皮の老化や湿気などの要因

若い時期には、あんなにもツヤツヤサラサラだった髪なのに…いつの間にか、思うように髪型が決まらない!ストレスの原因になっている!なんて方はいませんか?

特に「髪のうねり」に関しては、「どうしてこんな風になってしまうの?」と思いがちですよね。

髪のうねりの原因は「親からの遺伝」だけではありません。また年齢や生活習慣の影響で徐々にひどくなっていくタイプのうねりも存在しています。うねりの原因を、まずはしっかりと頭に入れましょう!

うねりの原因…「親からの遺伝」は意外と少ない!

髪のうねりの原因として、もっとも広く知られているのが「親からの遺伝」です。いわゆる「くせ毛」と呼ばれるものですね。

このタイプのうねりは、髪の根本部分が曲がっていたりねじれていたりすることから生じます。

髪がまっすぐに伸びようとしても、根元部分のねじれや曲がりの影響を避けきれない、という仕組みになっています。

両親がくせ毛の場合には生まれた子どもは約8割の確率でくせ毛になると言われています。片方のみの場合には、3~4割程度の確率です。

髪のうねりの原因が「親からの遺伝」にある場合、残念ながら毎日のケアで改善することは難しいです。また生まれてすぐの時期から、くせ毛の状態をチェックできます。

髪にうねりが生じると、「私ってくせ毛だったんだ!」と思う方もいるかもしれませんが、純粋に遺伝的要素のみでうねりが生じている人は、「約1割」という話もあります。

遺伝的要素がゼロというわけではないにしても、そのほかの要因が関連して、「気になるうねり」が生じている、というわけですね。

後天的に「うねり」が気になるようになった場合、「遺伝だから」という理由で諦める必要はありません。髪にうねりを生じさせてしまう、そのほかの要因にも目を向けてみましょう!

毛穴の歪みがうねりの原因!生活習慣をチェック

髪のうねりを生み出す要因として、もっとも大きいのが「毛穴の歪み」です。

髪がうねるのは遺伝の影響だと思っていたけれど、実はこちらが原因だった!なんてケースも少なくありません。

毛穴とは、髪が生えてくる部分を指します。そこに歪みが生じてしまうことで、本来ならまっすぐに生えてくるはずだった髪にも影響が出てしまうというわけですね。

丸い形をした毛穴から生えてくる髪は、丸く美しい断面をしており、髪の毛の構造バランスも非常に優れています。

しかしさまざまな事情から毛穴に歪みが生じてしまうケースがあり、この場合、生えてくる髪もバランスが崩れた状態になってしまいます。

断面がゆがみ、構造バランスも崩れることで、うねりやすくダメージを受けやすい髪質に近付いてしまうのです。

ではなぜこのように、毛穴に歪みが生じてしまうのでしょうか。ここには以下の3つのポイントが隠されていると言われています。

  • 日常生活の中でかかる、毛穴への負担
  • 加齢による影響
  • 頭皮環境の悪化

それぞれを詳しく解説していきます。

乱暴なケアや整ったヘアスタイルが歪みの原因に!

日常生活の中で、頭皮の毛穴を意識して生活することはほとんどありません。しかしちょっとしたことでも、頭皮の毛穴は影響を受けます。

日々の小さな影響が少しずつ蓄積されていくことで、毛穴の歪みを引き起こしてしまうケースがあります。

たとえば、以下のような行動が毛穴の歪みを引き起こす原因となっています。

  • 乱暴なブラッシングやシャンプー
  • 常に同じスタイルで髪をくくっている
  • シャンプーをした後、しっかりと洗い流さない
  • トリートメントを頭皮に付着させている

乱暴なヘアケアは、頭皮を守るどころか傷つけてしまいます。一つ一つは小さな傷でも、日々蓄積していくことでゆがみの原因になってしまいます。

また女性にとって注意が必要なのが、ヘアスタイルについてです。毎日同じように髪を結んでいると、特定の毛穴に対して、特定の方向のみに負荷がかかり続けてしまいます。

薄毛の原因としても知られていますが、実はその前段階で、髪のうねりの原因にもなり得るのですね。髪にうねりが生じているということは、根元の毛穴が歪んでしまうほど、強い負荷がかかっているということでもあります。

なるべく早く状況を改善し、毛穴への負荷を取り除く必要があるでしょう。

また毛穴そのものの形は「丸」でも、そこに何かが詰まることで、いびつな形になってしまっているケースもあります。

洗い残したシャンプーやコンディショナーが毛穴に詰まれば、もちろんそれもうねりの原因になるでしょう。

またシャンプーケアが足りないことで皮脂が詰まることも、反対にお手入れを頑張り過ぎて過剰な皮脂分泌が起こり、それが毛穴の詰まりを引き起こす場合も…。

毎日きちんとケアすることはもちろん、定期的にヘッドスパや頭皮マッサージなどを行って、毛穴の汚れを徹底的に除去するのもオススメです。

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加齢と共にたるむ皮膚…毛穴への影響も

加齢と共に、皮膚のたるみを訴える方は少なくありません。

つい「目で見える範囲」のたるみのみに反応してしまいがちですが、目に見えにくい部分でも、こうした変化は確実に起きています。頭皮も、そんな場所の一つ。

加齢の影響で頭皮がたるみ、それによって毛穴の形が変わってうねりの原因になることもあります。

また加齢によって細胞がうまく働かなくなれば、皮膚は徐々に固くなってしまうもの。こちらも、頭皮の状況を変え、毛穴の歪みを引き起こす原因になります。

とはいえ、加齢による影響は個人差が大きいポイントでもあります。日常的なケアを続けていくことで、若々しさをキープできる可能性も高まるでしょう。

頭皮の加齢に対抗するためには、頭皮マッサージを毎日の習慣として取り入れるのがオススメですよ。

関連記事:頭皮マッサージで髪のうねり対策!老化による毛穴の歪みを撃退しよう

頭皮環境の悪化が生み出す、過酷な環境

人間の頭皮環境は、さまざまな要因の影響を受けています。一見髪とは何の関係もなさそうなことでも、頭皮環境悪化と共に、髪のうねりを生じさせてしまうことがあるのです。

  • 紫外線による頭皮のダメージ
  • ストレスによるホルモンバランスの変化
  • 過度なダイエットによる栄養不足

頭皮の細胞がダメージを受ければ、それが毛穴の歪み、髪のうねりにつながっていきます。あらゆる面で、生活を見つめなおす必要があります。

後天的に生じた歪みの場合、生活習慣を見直すことである程度改善させることも可能です。まずは自分に当てはまる点がないかどうか、チェックしてみてください。

髪のダメージが引き起こす「うねり」もある!

髪にうねりが生じてしまう原因には、もう一つ「傷んだ髪」という要素が挙げられます。髪のダメージがうねりを生み出す仕組みは以下のとおりです。

  1. ダメージを受け、髪の表面のキューティクルが剥がれる
  2. 剥がれたところから、たんぱく質や水分が流れ出る
  3. 傷ついた部分の髪の構成バランスが崩れる
  4. 外部から余計な水分を吸収し、膨張する
  5. うねりが生じる

髪のダメージがうねりの原因になっている場合、「雨の日に特にうねりを実感しやすい」という特徴があります。髪がより多くの水分を吸収しやすくなるためです。

とはいえこちらのパターンでは、毛穴に問題が生じているわけではありません。今ある髪を守り、そして新たに健康な髪を育てていくことで、徐々に問題を解消できるでしょう。

髪が傷んでいるときには、頭皮環境の悪化が進んでいることも…。頭皮ケアとヘアケアを同時に行うことで、より効果的なうねりケアにつながりますよ。

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髪のうねりの原因を知れば、それぞれの対策が見えてくる!

髪がうねる原因はさまざまで、自分の原因を知ることが、適切な対処法を見つけるための第一歩となります。

髪のうねりが遺伝によるものであれば、残念ながらそれは「体質」。日常生活の中で、うねりを変えていくことは難しいでしょう。ストレートパーマや縮毛矯正で髪をまっすぐにしていく方法が効果的です。

一方で、毛穴の歪みや髪のダメージがうねりの原因になっている場合、問題を取り除くことで、サラサラヘアーを手に入れられる可能性もあります。

「加齢の影響だから仕方がないのかな…」なんて諦めていた方でも、頭皮や髪のアンチエイジングケアを行うことで、改善効果を実感できるかもしれません。

うっとうしいうねうねヘアーを卒業し、再度、昔のような美しい髪を手に入れたい!と思ったときには、まず自分自身の髪と向き合ってみて。原因を正しく突き止めることで、その後の対策も自然と見えてくるでしょう。

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