膝に黒ずみがあるとふけて見える?膝が黒ずむ原因とケアの方法
手や膝は、年齢が現れやすいパーツと言われています。膝が黒ずんでいるとなんとなく老けてみてしまうということですね。
そのため膝丈のスカートが履けなかったり、コンプレックスになって外出を控えてしまうのはとても残念です。
年齢を重ねると膝が黒ずんでしまうのは何故なのでしょうか。膝が黒くなっていく原因と、ケアの仕方を見ていきます。
黒ずみの原因は色素沈着
肌に黒くくすんだシミのような箇所が出来てしまう原因は、多くの場合色素沈着です。
- 色素沈着とは
- 表皮の最下層で生成されるメラニン色素が、過剰に生まれることで皮膚の中に蓄積し肌の色が部分的に濃くなっている症状のこと
膝に出来る黒いしみも、この色素沈着が原因であることがほとんどです。色素沈着の原因となるものはいろいろあります。
- 年齢によるホルモンバランスの乱れ
- 怪我や虫刺されのあと
- 衣服のこすれ
- 肌への刺激が長期間続いた場合
- 紫外線の浴びすぎ
この中でも、膝が黒ずんでしまう原因は衣服がこすれたり、きつめのパンツで圧迫してしまったり、膝の皮膚に刺激が加わってしまった場合が多いのです。
特に日本人には正座という独特の習慣があります。和室をご利用で正座する機会の多い人、お茶などの習い事をしている人は、どうしても膝の黒ずみリスクが高くなります。
膝の黒ずみをケアするには肌のターンオーバーを回復
メラニン色素は、本来刺激から肌を守るために作られます。そして、皮膚の細胞は毎日排出と再生を繰り替えすターンオーバーによって、きれいな状態に保たれています。
ですがこの働きが鈍くなって古い細胞が排出されず、皮膚の上に残って角質になってしまうことがあります。そうなると、メラニンも肌に蓄積していくのです。
そこで膝の黒ずみをケアするためには、まず肌のターンオーバーを回復しなくてはなりません。その手順を見ていきましょう。
古い角質を取り除いて肌を柔らかくする
黒ずみが目立つ膝は、長い時間刺激に晒されていたために硬くなっていることがほとんどです。
それは古い角質が溜まって層を作ってしまっているからです。そこで、まずはこの溜まってしまった角質を取り除いて肌に柔らかさを取り戻さなくてはなりません。
角質と取り除くには美容外科に行ったりするのも効果的ですが、自宅で出来るケアとしてはスクラブの使用があります。
- ボディスクラブで角質除去
- スクラブとは、塩や砂糖などの粒子を使ったクリームで、肌に塗りこむことで表皮を掃除する効果があります。
そのため黒ずみの気になる箇所にスクラブを使うと、色素沈着の改善につながります。膝にも同様の効果が期待できます。
ですが、スクラブを使う上では注意が必要です。それは、角質を取ろうとして皮膚をこすり続けると、余計刺激を加えてしまい黒ずみがひどくなるということです。
尿素配合クリームを膝の黒ずんでいる部分に塗ることで、硬くなった表皮を柔らかくする効果が期待できます。
ドラッグストアなどで手軽に購入できるものなので、コスパも抜群です。ただ、ケアをするときはやさしく塗りこむようにしましょう。
角質が落とせたら保湿をしっかりと
尿素配合クリームは、1~2ヶ月をめどに使うと成分が肌によくなじんで角質が柔らかくなるといわれています。
膝を触ってみてなんとなくざらざら感がなくなってきたな、と思ったら、次は保湿に力を入れましょう。
ターンオーバーの回復には、肌の適度な水分が欠かせません。乾燥が色素沈着の原因にもなるように、肌が乾いてしまうと様々なデメリットがあるのです。
膝の保湿に良く使われているのが、有名なニベアクリームです。青い缶入りのものを見たことがある人は多いことでしょう。
ニベアクリームは低価格かつ高い保湿効果があるので、お子様から高齢の方まで幅広く乾燥による肌荒れ対策に用いられてきました。
お風呂上りなど表皮にしっかり水分が残っている場合に、膝に塗ってみてください。こちらも刺激を与えないようにやさしく塗りこみましょう。
美白クリームでメラニンに対処
保湿することで黒ずみはかなり解消できますが、色素沈着の程度が強い場合には美白クリームを使用することも効果的です。
- 美白クリームとは
- メラニンが生成されるのを抑える成分が配合された美容クリームのことです。よくしようされているのは次のようなものです。
- プラセンタ
- トラネキサム酸
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
これらの成分は、抗酸化力が高かったり、炎症を抑えたり、代謝をあげる効果があります。そのため出来てしまったシミや黒ずみのケアに利用されています。
そこで、角質ケア、保湿ケアの後に美白クリームを使うことで、頑固な膝の黒ずみにもしっかり対処することが出来るのです。
日常の食や服装を変えて膝の黒ずみを防ぐ
黒ずみが酷くなってしまう前に、早めの膝ケアをすることも重要です。年齢肌になってしまわないための対策です。
それには、食べ物や行動など普段の生活で何気なくやってしまっている習慣を見直すことも大切です。
黒ずみ対策に効果的な食べ物
黒ずみを防ぐためには、肌の乾燥を防いだりターンオーバーを回復するのに効果的なものを積極的に食べましょう。
代表的なのがビタミンCですね。ビタミン類は肌の老化に抵抗する効果が高いので、膝の黒ずみ予防にも適しています。
そのほか、ビタミンB郡を意識して取るようにしてください。ビタミンB郡には乾燥を防ぐ作用があるからです。
ビタミンBを多く含む食品です
- 赤みの肉や魚
- 大豆製品
- 乳製品
- 卵
こうした食材を日常的に食事に取り入れるようにするといいですね。特に豆製品は豆腐や納豆、味噌汁などで食事に加えやすいのでおすすめです。
衣服の刺激や過剰なピーリングを避ける
きつめのジーンズや膝丈のスカートをいつも履いていたりすると、締め付けや摩擦によって肌が疲労するので黒ずみの原因になります。
そこで、あまりそうした服装をせずにゆったりしたパンツや長めのスカートなども着用してみましょう。
色素沈着の原因は肌にストレスが掛かることにあります。ピーリングもやりすぎると肌ストレスになるので、程度や回数を加減しながら行いましょう。
膝が綺麗になることでいつまでも若々しく見られます
膝が黒ずんでしまう原因は加齢でもあります。長年の強い膝への刺激や、間違った肌ケアなどでメラニン色素が沈着してしまうからです。
そこで、まず硬くなった肌を改善し、それから保湿や美白などに効果的な成分を取り入れて綺麗な膝を取り戻しましょう。
膝が綺麗になると、年齢よりも若く見られることもあります。アンチエイジングの面でも膝のケアは欠かせないポイントなのです。
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