脂性肌の洗顔方法。正しい洗い方でオイリー肌の悩みを改善!

脂性肌の女性が洗顔をしている姿

顔のテカリやベタつきでお困りの方、どんな風に顔を洗っていますか?脂性肌だからってしっかり皮脂を落とそうとしてゴシゴシ強くこすったりしていませんか?

…その洗顔方法、間違っています。脂性肌の原因は色々ありますが、「間違った洗顔方法」もその一つ。今日は脂性肌の改善に効果的な、正しい洗顔方法についてご紹介したいと思います。貴方の洗顔方法は大丈夫か、確かめてみて下さいね。

脂性肌さんにオススメ!洗顔料の選び方

まず脂性肌の人にはどのような洗顔料が適しているのか、という事にも触れておきたいと思います。是非選んで頂きたい洗顔料のポイントは次の2つです。

固形石鹸がオススメ
固形石鹸の特長は、

  • 油分があまり含まれていない
  • 添加物が少ない

という事です。必要な皮脂は残しつつ、汚れをしっかりと落としてくれます。
洗い上がりはさっぱりとした使用感です。
固形石鹸はどうしてもつっぱり感が気になる…という方は、保湿成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。
透明・半透明の石鹸には保湿成分が含まれています。

弱アルカリ性の洗顔料がオススメ
人の肌は弱酸性です。そのためボディーソープや洗顔料も「肌に優しい弱酸性」をうたった製品が沢山あります。
でも実は弱酸性のものは洗浄力が弱く、古い角質や余分な皮脂を落としきれない事もあるのです。
また、弱酸性の製品には洗浄力の弱さを補う為に界面活性剤が含まれている事もあるため、すすぎが不十分だと逆に肌に良くない影響を与えてしまいます。

正常な肌サイクルの為にも、汚れをしっかり落とすのは大切なこと。特に余分な皮脂が出やすい脂性肌には、汚れがよく落ちる弱アルカリ性がおすすめです。

なお、肌が弱アルカリ性になるとあの洗顔後に感じる「つっぱり感」が現れます。しかしこれは一時的なもので30分も経つと肌は自力で弱酸性に戻りますのであまり問題はありません。
ただし、肌に炎症がある場合や敏感肌の人は弱アルカリ性のものは避けた方が良いでしょう。

正しい洗い方とは?大切なのは「皮脂を落とし過ぎない」こと

脂性肌さんは皮脂の分泌が過剰なため、余分な皮脂を落とす必要があります。しかし気をつけなくてはならないのは、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまわない事。その為の正しい洗顔の手順を見ていきましょう。

毛穴を開いて汚れを落とす!洗顔の前の「蒸しタオル」

顔の表面だけではなく、毛穴につまった汚れもしっかりと落とす必要があります。その為に是非行って頂きたいのが、洗顔する前に蒸しタオルを顔に当てること。

蒸しタオルの熱と蒸気により毛穴が開き、毛穴の汚れをしっかり落とす事が出来ます。これによって毛穴の黒ずみや吹き出物を予防できます。また、血行がよくなりますので、むくみやクマ、くすみなどを改善する効果も。

温かいタオルを顔にあてるだけでも、じんわりとした心地よい温かさで、一日の疲れが取れるような気がします。リラックス効果もありますので是非洗顔の前の蒸しタオル、やってみて下さいね。以下が蒸しタオルの手順になります。

  1. 清潔なタオルを水で濡らして軽く絞ります。(水が滴らない程度に)
  2. お皿に載せるかラップで包む、またはジップロックなどに入れて電子レンジで温めます。目安は500Wまたは600Wの電子レンジで30秒~1分程度です。
  3. レンジから出したタオルは熱くなっていますのでヤケドには気をつけて!顔に当てる前に一度広げて少し冷ましましょう。
  4. 適温になったら約2~3分程、顔に優しく当てましょう。タオルでゴシゴシこすったりしないように!あくまでも「当てるだけ」です。

蒸しタオルが終わったら、毛穴が閉じないうちにすぐに顔を洗いましょう。

洗顔料はよく泡立てる

それではいよいよ顔を洗います…が、そのまえにまず手洗いをして下さい。手に雑菌が付いていると洗顔料の泡立ちが悪くなりますし、ニキビや炎症の原因にもなります。

手を洗ったら洗顔料を泡立てていきましょう。適当にサササっと水で泡立てて洗うのではなく、たっぷりとキメの細かい泡を作る事が大切なのです。

泡立てネットを使うと簡単に泡が作れるのですが、実はネットで作った泡は少しキメが粗いのでまず最初はネットでたっぷりの泡を作って、更にそれを少し手で泡立ててから洗うと良いでしょう。

上手に泡立てるコツとしては、水が少ないと泡立ちが悪くなりますので、水を数回に分けて加えること。そして泡立てる時は空気を含ませるように意識してやってみて下さい。

ゴシゴシ擦らず、撫でるように

泡を顔に乗せたらゴシゴシ擦るのではなく、優しく撫でるように手を動かします。手で洗うのではなく泡で洗うイメージです。

鼻→額→アゴ→頬という順番で、皮脂の分泌が多いところから、全体で約20秒位かけて洗いましょう。

ぬるめのお湯で優しくすすぐ

すすぎに使用するのは約30~38℃のぬるめのお湯が理想的です。冷たい水だと汚れが落ちにくくなり、また、熱過ぎるお湯は必要な皮脂まで落としてしまいます。肌に洗顔料が残らないよう、ぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。

すすぐ時にシャワーのお湯を直接顔に当てるのもNGです。実はシャワーの水圧は肌に結構な負担を与えてしまうのです。角質が剥がれてしまったり、浮かせた汚れを毛穴に押し戻してしまうことも。また、皮脂を過剰に流してしまうのです。

肌を保護する為に必要な皮脂を洗い流してしまうと、身体は肌を守る為に更に大量に皮脂を分泌します。この悪循環が脂性肌を悪化させてしまうため、くれぐれも「皮脂の落とし過ぎ」には気をつけなければいけません。

洗い終わったらすぐ保湿!

清潔なタオルで優しく顔を押さえ、しっかりと水気を拭き取ったらすぐに保湿をしましょう。

皮脂の落とし過ぎと同じく、乾燥も脂性肌の大敵です。やはり肌を守ろうとして過剰に皮脂を分泌してしまうのです。「顔を洗ったら1分以内に保湿をする」位の心がけが大切です。

洗い過ぎは禁物!洗顔は1日2回まで

脂性肌ですぐに顔がテカテカになるからこまめに顔を…洗ってはいけません。顔を洗い過ぎると顔に必要な油分まで無くなってしまいます。そうすると…もうお分かりですね?そう、また沢山皮脂を出してしまうのです。

ですから、「こまめに洗顔」はNGです。顔を洗うのは朝晩2回に留めておきましょう。

正しい洗顔方法で、脂性肌を改善していきましょう

いかがでしたか?「私の今までの洗い方、間違っていた…」とショックを受けている方、落ち込まないで是非明日からご紹介した正しい洗い方を試してみて下さいね。

また、洗顔方法だけではなく、是非生活習慣や食事にも目を向けて頂ければと思います。出来ることから気をつけて、肌質改善を目指していきましょう。

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