脂性肌のファンデーション選び。ベースメイクでテカらない!

脂性肌の女性がファンデーションを塗っている姿

オイリー肌のあなた、メイク崩れでお悩みではありませんか?朝丁寧にメイクをしてバッチリ決めても昼には顔がテカテカ。ファンデーションが脂浮きしてムラになり、メイク直しが欠かせない…。脂性肌さんには避けられない悩みだと思います。

脂性肌とは皮脂の分泌が盛んでテカリやすく、ニキビが出来やすい肌質の事。大人の脂性肌の主な原因はコチラ。

  • 遺伝的な体質
  • 食生活
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 肝機能の低下
  • 不適切なスキンケア

脂性肌さんがメイクで気をつけたい事は、なんと言っても皮脂崩れ。これを抑える為には化粧崩れしにくいベースメイクをする必要があります。

始めにしっかりと化粧下地を塗る事でファンデーションの持ちが良くなりますし、仕上げにフェイスパウダーを使うことで崩れにくくなります。そして何より肌質に合ったファンデーションを使う事。

ではどのようなファンデーションが適しているのでしょう?脂性肌のファンデーションの選び方についてご紹介したいと思います。

ポイントは、「油分が少ないものを選ぶ」

ひと口にファンデーションと言っても、色々なタイプがありますよね。

  • パウダータイプ
  • ルースパウダータイプ
  • リキッドタイプ
  • クリームタイプ

主にこのようなタイプがありますが、マットな仕上がりにしたいならパウダーやルースパウダータイプ、毛穴やシミなどをカバーしたい場合はリキッドやクリームタイプが適しています。

「じゃあ私はシミを隠したいからリキッドにしよう」と思った方、ちょっと待って下さい!実は脂性肌さんにはパウダーやルースパウダータイプのファンデーションの方がおすすめなんです。

リキッドやクリームタイプは確かにカバー力には優れていますが、油分が多く含まれているため、脂性肌の場合皮脂と混ざり合って崩れやすくなる欠点があるのです。

パウダーやルースパウダータイプのファンデーションは油分が少なく、皮脂を吸着する働きがあるので脂性肌でも化粧崩れしにくいのが特長です。

肌の粗をカバーするのはコンシーラーに任せて、オイリー肌の人は極力パウダータイプやルースパウダータイプのファンデーションを選びましょう。

どうしてもリキッド、クリームタイプがいいという人は、皮脂吸着パウダーが配合されたものや油分が少な目でサラっとしたテクスチャーのものもありますので、そういったファンデーションを選んで下さいね。

薄づきタイプのものは肌にフィットしやすく崩れにくいのでおすすめです。また、日焼け止めクリームを重ねづけするとメイクが崩れやすくなりますので、日焼け止め成分が配合されたファンデーションを選ぶと良いでしょう。

「水あり」と「水なし」の違い。脂性肌さんには水ありがオススメ

パウダーファンデーションのパッケージでよく見かける「水あり」「水なし」という表示。これって何のことかご存知でしょうか?

通常、ファンデーションは乾いたパフ(スポンジ)にとって肌になじませます。これが「水なし」。一方「水あり」は、水を含ませたパフにつけて使用します。

水分を含ませる事により肌への密着度がアップしベースメイクが長持ちするんです。それでいてリキッドに比べるとベタつかずサラっとした仕上がり。汗で崩れにくくひんやりとした使い心地なので、夏のメイクには特にオススメです。

スポンジに含ませる水を少な目にするとカバー力がアップし、多めだとツヤ感を出す事が出来ます。崩れにくくサラサラ仕上げの水あり使用は脂性肌に適しています。水ありで使えるのは、パッケージに「水あり専用」または「水あり・水なし両用」と記載されたもの。

水ありで使用する際の注意点は、パフを清潔にしておくこと。水ありで使ったパフをそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすいので、使用後のパフは洗ってよく水を切っておくよう心掛けましょう。

覚えておきたい!ファンデーションを選ぶ時の注目キーワード

「水あり・水なし」の他にも、商品名やパッケージでよく見かける言葉ってありますよね。実はそれが脂性肌に適した製品を見分ける手がかりになることも。是非意味を覚えて、ファンデーション選びの参考にして下さいね。

崩れにくくて肌に優しい「ミネラルファンデーション」

ミネラルファンデーションとは、原料に天然鉱物が使用されているものを指します。原料とされる鉱物には、

  • 酸化亜鉛(抗炎症効果があり医薬品にも使用される。紫外線防止効果を持つ)
  • 酸化チタン(カバー力の高い白色顔料。紫外線を反射する働きがある)
  • 酸化鉄(安全性が高く肌への密着性に優れている。透明感のある明るい肌に仕上がる)
  • マイカ(肌をキメ細かく見せる効果がある)

などがあります。成分に水分や油分が使用されておらず、ミネラル成分が余分な皮脂を吸収する働きを持つので、化粧崩れしにくくオイリー肌さんにおすすめ。また、化学物質が使われていないので肌に優しいのも嬉しいですね。

基本的に粉末状で、ブラシを使って肌につけるタイプになります。ナチュラルな仕上がりになるので普段使いに適しており、ミネラル100%のものは石けんだけで落とすことが出来ます。

パウダーのようなクリームタイプの「エマルジョンファンデーション」

エマルジョンファンデーションは、クリーム状のファンデーションを固形に押し固めたタイプのもの。パウダーファンデーションのようにコンパクトに収められています。

見た目はパウダーのようですが、肌につける前は液体。肌に定着すると水分、油分が蒸発し、パウダーのような仕上がりになります。通常のパウダーファンデーションよりも肌への密着度が高く、カバー力にも優れています。

  • 毛穴
  • シミ
  • そばかす
  • 色ムラ
  • 赤み
  • くすみ
  • 小ジワ

などをカバーし、均一な仕上がりに。気になる部分には重ねづけすることも出来るので、ポイントカバーも出来てコンシーラー要らずです。

空気に長時間触れるとファンデーションが乾燥してしまうので、使用した後はコンパクトの蓋をしっかり閉めるようにしましょう。

肌トラブルを回避する「ノンコメドジェニック」

ノンコメドジェニックとは、ニキビができにくい成分を使用した化粧品のこと。コメドというのは、ニキビの第一段階の症状で、毛穴が詰まって小さくふくらんでいる状態のことを指します。

ニキビの原因菌となるアクネ菌の養分になりにくい成分を使用することで、毛穴を詰まりにくくし、ニキビが出来るのを防ぎます。

一定の試験をクリアし、毛穴が詰まりにくいと証明された製品には、「ノンコメドジェニックテスト済み」「ノンコメドジェニック処方」などと表示されます。

試験は脂腺性毛包を多く持つ(=比較的皮脂腺が多い)人を被験者とし、背中などにサンプルを塗布して、皮膚の組織学的な検査をすることでコメドが出来ているかどうかを確認します。

すべての人にコメドが出来ないと必ずしも言いきれるものではありません。個体差はありますが、それでもテストにパスした製品は信頼性の高いものと言えるでしょう。

脂性肌の人はニキビや吹き出物が出来やすいので、このような表示のある製品を選ぶこともおすすめです。

ファンデーションを上手に選んで、皮脂崩れしないサラサラ肌に

いかがでしたか?毎日のメイクにお困りの方は、ファンデーションを変えるだけでも皮脂崩れが防げるかも知れませんので、是非今使っているファンデーションを一度見直してみましょう。

そして出来ればファンデーション選びだけでなく、日頃のスキンケアや生活習慣、食生活なども改善することで、更に脂性肌の悩みは回避出来ると思います。色々な面からのアプローチで、根本的な肌質改善も目指していきたいものです。

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