女性の薄毛は髪型でカバー!5つのテクと長さ別オススメアレンジ法

薄毛を髪型でカバーしようとしている女性

薄毛で悩む女性も増えている中、「毎日のヘアセットが決まらない…」と嘆く方も多いはずです。どんなに素敵にまとめたつもりでも、薄毛部分が目立てば、やはり老けた印象になってしまいます。

周囲の人にとっても、「髪の薄い場所だけが気になるけれど、指摘できない!」なんて悩みのポイントになってしまうことも。

こんなときには、髪型を工夫して薄毛をカバーしてみましょう!すぐに実践できるテクニックやオススメアイテム、長さ別アレンジ方法を紹介します。

毎日の髪形、実は女性の薄毛の原因になる!

女性の薄毛の原因は、実にさまざまです。ホルモンバランスの変化や細胞の働き低下、そしてストレスや皮膚トラブルなど…あらゆる要素が複合的に絡んでいます。

そして忘れてはいけないのが、「髪形も薄毛の要因の一つになり得る」ということ。髪型や習慣によっては、毛根にダメージが蓄積して薄毛につながってしまいます。

毎日の髪形が原因で薄毛になりやすい女性は、以下の条件に当てはまる方々です。

  • 毎日決まった髪型をしている
  • ギュッと髪を引っ張り、スタイリッシュに仕上げるのがが好み
  • 分け目が常に一定
  • 髪型をセットするときにべったりと整髪料をつけている

毎日決まった髪型をしていると、そこばかりにダメージが集中してしまいます。分け目の部分や引っ張られている部分から、薄毛が進行していきます。

引っ張る力が強ければ強いほど、毛根へのダメージもひどくなってしまうでしょう。また常に同じ分け目にしていると、紫外線や外気による刺激を受けやすくなります。

セットを決めるときに整髪料が欠かせない!という方もいるかと思いますが、頭皮にべったりとつけるような使い方は厳禁です。

頭皮環境を悪化させますし、毎日のシャンプーで落としきれない汚れが蓄積する原因になってしまいます。

これらの習慣は、即薄毛につながるわけではありません。しかし細胞の働きが衰えるにつれて、徐々に目立つようになってきます。薄毛が目立ち始める前に、予防するのがベストです。

パーマやカラーは工夫して楽しもう!

女性の髪型をオシャレに決めるために、欠かせないのがパーマやヘアカラーです。ボリュームがダウンしているときには、特に頼りにする方も多いのかもしれませんね。

とはいえ、ヘアカラーやパーマには、刺激が強い薬剤が付き物。「もしかしてこれも薄毛の原因になってしまうのでは?」と不安を抱いてしまいます。

結論から言うと、パーマやヘアカラーが原因で薄毛トラブルがひどくなる可能性は十分にあります。

パーマ液やヘアカラーの薬剤が頭皮に付着したときに、ピリピリとした刺激を感じることがありますが、これこそが頭皮の細胞にダメージを与えている証拠です。

このダメージを無視したままカラーやパーマを繰り返せば、髪のダメージが蓄積され、抜け毛増加にもつながってしまうでしょう。

女性らしいオシャレを楽しむためには、以下の工夫をしながらカラーやパーマを行うのがオススメです。

カラーリングはヘアカラー以外を検討してみて!

髪色を変化させる染料としては、酸化染毛剤と呼ばれるヘアカラーが定番です。カラーキープ力が高いというメリットがある一方で、頭皮への負担も大きくなりがち。

一方でヘアマニキュアは、カラーキープ効果が短く、2~3週間しかもたないものの頭皮や髪への刺激は穏やかです。

また自然素材を活用したヘナも、頭皮や髪に優しい毛染め剤として注目を集めています。薄毛が気になり始めたら、ぜひこれらの製品も検討してみてください。

パーマは回数を減らし、髪と頭皮に優しいものを!

パーマによる頭皮へのダメージは、短期間に繰り返すことで細胞内に蓄積されてしまいます。これを避けるためには、細胞が充分に回復するまで待つのがベスト。

頭皮の細胞のターンオーバーには、通常2~3ヶ月を要します。一度パーマをかけたら、次の機会までに2~3ヶ月以上空けるようにすれば、ダメージ蓄積を予防できるでしょう。

また地肌への影響を最小限に食い止めるため、ダメージの大きいチオグリコール酸を配合していないパーマ法も人気を集めています。

  • クリープパーマ
  • デジタルパーマ
  • エアウェーブ

これらの名称で呼ばれるパーマは、カール持続力は低いものの、頭皮や髪への悪影響を最小限にとどめていますから、ぜひ検討してみてください。

パーマをかけず、細胞のターンオーバーを待つ期間は、ホットカーラーやコテなどを上手に活用するのがオススメです。

こちらも多用しすぎれば、髪の傷みの原因に。しかし連続パーマと比較すれば、髪と頭皮へのダメージは少なくなります。

薄毛を徹底カバーするためのテクニック5つ

薄毛を隠しながらも、女性らしいヘアスタイルを楽しみたいときには、テクニックがあります。上手な髪型の作り方を実践して、見た目年齢を若返らせましょう!

すぐに実践できるコツを、5つ紹介していきます。

  • 分け目を変えて髪の立ち上がりを作る
  • ドライヤーで根元から髪を起こす
  • スタイリング剤は「スプレータイプ」が基本!
  • 前髪は「下ろす」か「上げる」!
  • 便利な小物も徹底活用

詳しくチェックしていきましょう。

分け目を変えるだけで自然とふんわり

普段使っている分け目は、毎日のヘアスタイルに馴染んでいるもの。髪を整えやすいというメリットがある一方で、「ペタンとした印象」になってしまいがちです。

あえて分け目を変えるだけで、髪が癖に逆らって、自然とボリュームアップします。丁寧に髪をブラッシングすることで、ごく自然になじみます。

分け目を変えたら、定期的に状態をチェックしましょう。「またペタンとしてきたな」と感じたら、再度分け目を変えるタイミングです。

ドライヤーテクで薄毛を隠す!

薄毛トラブルをカバーしたいときには、ドライヤーを使うのもオススメ。毛の流れに逆らうようにドライヤーの風を当てることで、ふんわりボリュームアップさせられます。

このときのコツは、髪の根本を手やブラシで優しく癖づけるようにして動かすこと。その後のスタイリングで、つぶさないよう注意してください。

頭頂部にこのテクニックを使うことで、動きのあるスタイリングに仕上がります。

関連記事:ドライヤー後の抜け毛がゴッソリ!女性が知りたい原因と正しい使い方

スタイリング剤も「つぶさない」が基本!

セットした髪をキープするために欠かせないのがスタイリング剤ですが、ワックスやクリームなど、重いテクスチャーのものは髪をべったりさせてしまいます。

重く垂れさがった印象になり、余計に薄毛を目立たせてしまいますから注意しましょう。髪型の仕上げに使うのは、スプレーがオススメ。

軽い印象のまま仕上げられますから、ぜひ取り入れてみてください。

薄毛が目立つ前髪は両極端の対策がベスト

頭頂部と共に、薄毛が目立ちやすいのが「前髪」です。しかしここをカバーすることができれば、「薄い」印象はかなり弱まるでしょう。

オススメなのは、前髪を重めに下ろしたフルバング、もしくはすべてを上にあげたポンパドゥールです。

フルバングでは、重めに下ろした前髪で、薄さが気になる部分を徹底カバーできます。ポンパドゥールにすれば、スッキリと出したおでこが人の目線を集め、さらに頭頂部のボリュームが、薄毛カバーのポイントとなります。

ヘアバンドやヘアピン、ウィッグなども活用しよう!

薄毛をカバーしたいけれど、ヘアアレンジに自信がない…という場合には、小物使いに工夫をしてみてください。便利なアイテムを活用することで、時間をかけず、手軽に髪の印象を変えられるでしょう。

オススメなのは、ヘアバンドで頭頂部の薄い部分を隠すというもの。オシャレでボリュームのあるデザインを選べば、「薄毛隠し」と気付かれる心配もありません。

ヘアピンで「注目させたいポイント」を作るのもオススメ。ヘアピンに注目を集めることで、薄毛部分の印象を和らげることができます。

また思い切って、部分用のウィッグを使うことで自信が持てるようになる方もいます。「前髪用」や「頭頂部用」など、ヘアピース型なら装着も簡単です。

関連記事:女性の薄毛を即効カバー!エクステ・ウィッグでオシャレを楽しもう

【ロングヘアーの薄毛隠し】「ゆる巻き」&「フルバング」

薄毛を隠すのが、もっとも難しいと言われるのがロングヘアーです。髪全体の長さがある分、薄い部分が目立ちやすくなってしまいます。

髪を切りたくない!というときには、以下のポイントを意識してみてください。

  • 前髪をしっかりと作り、ボリューム感アップ
  • 髪全体をゆるく巻いて、ぺたんこにならないようにする

長年ロングヘアーを楽しんでいる女性の場合、頭頂部の分け目に薄毛が進行しているケースも多くあります。

まずは「分け目を変える」などの方法で、頭頂部にボリュームを持たせましょう。その上で全体をゆるくふんわり巻くことで、全体を華やかな印象にできます。

頭頂部にボリュームを持たせたいときには、ハーフアップやポンパドゥールもオススメです。両方ともきつく束ね過ぎず、ふんわりルーズな感じを意識してみてください。髪を引っ張ることによるダメージも、低減できます。

【ミディアムヘア】「毛先フンワリ」&「華やか内巻き」

ミディアムヘアは、女性の髪形の中でも動きを出しやすく、ボリュームのコントロールがしやすい髪型です。上手な扱い方を覚えるだけで、顔の印象も若々しくできます。

ミディアムヘアで大切なのは、毛先に動きを持たせることです。パーマを当てるのも良いですし、それが不安なときにはコテなどで巻くのも良いでしょう。

毛先を内巻きに整えるだけでも、ボリュームはアップします。さらに上品な女性らしさも演出できますから、まさに一石二鳥と言えます。

スッキリさせたいときには、レイヤーを入れるのもオススメ。髪の表面を軽くすることで、頭頂部にボリュームを出しやすくなります。

【ショートヘア】「軽さ」と「動き」が命!

最後はショートヘアに関するテクニックです。ショートヘアも、薄毛をカバーしやすい髪型ですが、一歩間違えると「女性らしさ」を失くしてしまうので注意しましょう。

ショートヘアで薄毛をカバーするときのポイントは、全体的に軽さを出して「動き」を重視することです。

頭頂部がペタンとなりがちな方は、その部分だけでもパーマをかけたりホットカーラーで巻いたりすることで、問題を解決できるでしょう。

髪型で薄毛カバーしながら根本的な解決を目指そう!

男性と比較すると、さまざまなヘアアレンジを楽しむ女性は「薄毛を隠しやすい」と言えます。とはいえこの方法は、あくまでも「薄毛を隠す」だけ。

問題を根本から解決してくれるわけではありません。

自身の髪の状態が気になり始めたときには、まずは髪型でカバーしましょう。自分の見た目に自信を持っていられます。

その上で、頭皮と髪を守るための行動もスタートしてみてください。薄毛で悩み始めたときには、育毛剤や発毛剤、シャンプーにサプリメントなど…さまざまな対処法が存在しています。

同時進行でケアを実施することで、いつまでも輝く自分でいられることでしょう。

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