椿油や馬油は頭皮の味方!女性の薄毛にオススメのオイル5選
女性だからと言って、油断はできないのが「薄毛」のトラブルです。「男性が抱えやすい悩み」として認識されてきましたが、女性には女性の薄毛トラブルが存在しています。
髪の印象が寂しくなり始めたら、これまでとは違うケアを実践しましょう。頭皮と髪に潤いを与えるためには「オイル」が有効だと言われています。
椿油や馬油、ホホバオイルにココナッツオイルなど…髪や頭皮に良いとされるオイルの特徴や、シャンプー・クレンジング・マッサージなど、活用方法を紹介します。
Contents
オイルを使った薄毛ケアで頭皮環境正常化を目指そう!
薄毛ケアにはオイルが良いと言われていますが、オイルそのものに発毛効果が期待できるような成分が入っているわけではありません。
オイルが得意とするのは、「薄毛で悩む女性たちの頭皮環境を改善すること」です。
女性の薄毛には、さまざまな要因が潜んでいますが、頭皮環境の悪化もその中の一つ。そこに「老化」や「ホルモンバランスの変化」が組み合わさることで、トラブルはどんどん進行してしまいます。
「老化」や「女性ホルモンの減少」をストップさせるのは難しいでしょう。しかし頭皮環境なら、自分の努力でなんとかなるはず。髪への影響を最小限にできます。
オイルを使って薄毛ケアするときのポイント
オイルを使って薄毛ケアをするときには、
- 今ある髪に潤いを与え、強くハリがある状態へと導くこと
- 頭皮を刺激・乾燥・汚れなどから守り、細胞に栄養が回りやすくすること
これらのポイントを意識してみてください。
「今ある髪」のしなやかさを守るのはもちろんのこと、頭皮環境の悪化を防ぐことで、「これから生えてくる髪」をサポートすることができるでしょう。
関連記事:抜け毛ケアに女性用育毛剤を使おう!重視したい成分と使い方のコツ
関連記事:薄毛に良い育毛サプリ。女性用の特徴とオススメしたいタイプを紹介
関連記事:育毛サプリで女性の抜け毛対策!メリットデメリットとおすすめサプリ
髪との相性が良いオイル5つ
オイルを使って薄毛ケアをするときには、オイルの種類を見極めることが大切です。薄毛ケアとの相性が良いオイルの代表は以下の5つです。
- 椿油
- 馬油
- ホホバオイル
- ココナッツオイル
- アルガンオイル
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
日本に古くから伝わる【椿油】
平安時代から、日本の女性のヘアケアに使われてきたという椿油は、椿の種子から絞った天然のオイルです。
その特徴は、「オレイン酸」が豊富に含まれていること。このため「水に溶けにくい」という性質を持っています。
一方で、人間の皮膚や髪への浸透力は抜群で、頭皮や髪に潤いを与えてくれるでしょう。切れ毛や枝毛を予防し、頭皮を外的刺激から守る効果も期待できます。
シャンプーの後の頭皮マッサージや、アウトバストリートメントとして使うのがオススメです。
血液循環作用で薄毛対策ができる【馬油】
古い時代から、民間療法でも盛んに使われてきた馬油は、人間の皮脂に非常に近い性質を持ったオイルです。
肌馴染みがよく、すっと馴染んでべたつかないため、やけどや皮膚トラブルの治療薬としても親しまれてきました。
- 抗菌作用
- 抗酸化作用
- 血液循環作用
- 保湿作用
馬油にはこれらの作用があり、薄毛で悩む女性の頭皮を総合的にサポートしてくれます。頭皮に薄く塗るほか、頭皮マッサージに使うのも効果的です。
安全性の高さが魅力の【ホホバオイル】
「ホホバ」という植物から採取できる天然のオイルのことを、ホホバオイルと言います。その主成分は「ワックスエステル」という物質で、人の肌に非常になじみやすいという特徴を持っています。
このほかにもホホバオイルには、
- 抗酸化作用
- 殺菌作用
- 保湿効果
これらの嬉しい特徴があります。このため、頭皮や髪だけではなく、皮膚全体をケアできる人気アイテムとして知られています。
人間の毛穴に詰まらず、頭皮クレンジングにも安心して使えるほか、シャンプー後にうすくなじませることで、皮脂分泌量をコントロールしてくれます。
抗酸化作用で老化予防!【ココナッツオイル】
ホホバオイルと同様に、ココナッツオイルもヘアケアに適しています。酸化しづらい性質を持っているため、頭皮の保湿対策にも安心して使えます。
ココナッツオイルの特徴は、高い抗酸化作用を持っていること。頭皮の老化を防ぎ、より良い環境へと導いてくれます。
またホホバオイルと同様に、殺菌作用にも優れており、水で洗い流しやすいという特徴も持っています。
オイルクレンジングにもオイルマッサージにも便利に使えます。
ヘアケアに使うときには、必ず「ココナッツオイル」を選ぶようにしましょう。
紫外線対策効果も期待できる【アルガンオイル】
アンチエイジングの味方として、美容面のさまざまな場所で取り入れられているアルガンオイル。「モロッコの黄金」とも呼ばれています。
アルガンオイルの魅力は以下のとおりです。
- 紫外線対策
- 抗酸化作用
- 血管拡張作用
- 保湿効果
アルガンオイルは、皮膚に薄く塗るだけでSPF10程度の日焼け止め効果を発揮してくれると言われています。頭皮を守ってくれるでしょう。
また血管を拡張させ、栄養分を細胞に届けやすくしてくれます。
シャンプーを終えたあとに薄くつけてマッサージやケアを行うのがオススメです。
オイルクレンジング・マッサージから取り入れよう!
オイルを使って薄毛ケアを行うときには、頭皮環境改善につながりやすい「オイルクレンジング」や「オイルマッサージ」から取り入れるのがオススメです。
やり方と注意点を紹介します。
オイルクレンジング・マッサージの実践法
オイルクレンジングでは、オイルを毛穴の奥深くに馴染ませ、汚れを除去する目的で行います。シャンプー前の、髪が乾いているときに実践しましょう。
手順は以下のとおりです。
- ヘアブラシを使って髪をよくとかし、汚れを浮き上がらせておく
- オイルを500円玉大くらい、手の上に出す
- 頭頂部から順番に、頭皮に馴染ませていく
- 髪の生え際、頭頂部、後頭部の順にマッサージしていく
- シャンプーでオイルを洗い流す
注意点は、オイルを長時間頭皮の上に放置しないことと、クレンジング後はきちんとシャンプーで洗い流すことです。
オイルが地肌に残っていると、それが新たなトラブルを引き起こしてしまいます。マッサージは「気持ちいい」と感じられる程度に行い、5分を目安にしてください。
関連記事:頭皮マッサージで女性の抜け毛を解消!ツボやグッズでより効率的に
頭皮と髪のコーティングにもオイルがオススメ
オイルクレンジング・マッサージで汚れをスッキリ除去したあと、そのままの状態でいると、頭皮がより乾燥してしまう恐れがあります。
きれいに洗い、血行を良くした後だからこそ、オイルを使って最後の仕上げもしておきましょう。
オイルを少量手にとって、頭皮や毛先に馴染ませれば、保湿やコーティングの効果を発揮してくれます。
頭皮を乾燥した状態のまま放っておくと、皮脂分泌が盛んになり、かえって毛穴が詰まってしまう可能性もあります。
オイルを使うとベタつくのでは?と不安なときには、肌馴染みが良く、サラっとした感触のオイルを使うと良いでしょう。
オイルを使うときに覚えておきたい注意点4つ
薄毛ケアに各種オイルを使うなら、頭に入れておきたい注意点もあります。実践前にしっかりと覚えておきましょう。
- クレンジングに使うなら、頭皮用がベスト
- オイルの特性を見極める
- 使用期限が過ぎたオイルは使用しない
- 育毛剤・発毛剤を使うときは、オイルは最後に使おう!
ヘアケアにも使えるオイルは、さまざまなスタイルで販売されています。頭皮のオイルクレンジング用に使うのであれば、「頭皮用」と明記されているものを選ぶと安心です。
お湯やシャンプーで洗い流したときに、皮膚に残りにくいよう工夫されているものが多いので、余計な刺激を与えません。
またオイルを使ったヘアケアには、「べたつき」などのトラブルも付き物。この場合、オイルの特性や使い方を誤っている可能性がありますから、見直してみましょう。
また天然の素材で作られるオイルは、時間の経過と共に性質が変化してしまいます。
使用期限はオイルによって異なりますが、ココナッツオイルやホホバオイルの場合は、「1年」を目安に使い切るようにしてください。
最後に、オイルケアと育毛剤・発毛剤ケアを同時進行で行う場合、「順番」が重要です。オイルは最後に「ふた」をする役割ですから、育毛成分はその前に届けてあげましょう。
関連記事:薄毛ケアは女性用育毛剤と発毛剤で!違いを知ってベストを選ぼう!
身近なオイルでも薄毛ケアは可能!すこやか頭皮を目指そう!
薄毛ケアと聞くと、「シャンプーや育毛剤など、専用アイテムを用意しなければいけないのでは?」と考える方も多いかもしれません。
しかし身近にあるオイルを使うことでも、育毛ケアの一歩は踏み出せます。自分の頭皮の状態に合ったオイルを選び、ケアを実践してみてください。
頭皮環境を改善するだけで、「抜け毛が減った!」と感じる女性も決して少なくありません。育毛剤などを取り入れる準備段階としても、オススメの方法です。
コメントする