30代になってから疲れが取れない…原因を取り除いて老化を防止

深呼吸で疲れを取ろうとしている女性

女性の30代は、仕事も子育てももっとも大変な時期ですね。責任のある立場に就いたり、子どもがまだ小さかったりなど。

特に子育てと仕事を両立している方は大変です。いくら休んでも疲れが取れないということもあるのではないでしょうか。

実は、疲れが溜まると体はどんどん老化して行きます。アンチエイジングのためには疲労回復が欠かせないのです。

長引く疲れは何が原因なのか。老けない毎日のためにもしっかり疲れをとる方法をまとめました。

疲労は細胞の抵抗力を低くしてしまう

体が年を取っていくと言うことは、細胞が老化して行くと言うことです。そして老化とは、体全体の細胞が攻撃されて弱っていくことでもあります。

細胞を攻撃しているものの原因には様々なものがありますが、その1つが活性酸素です。活性酸素は非常に運動量が多く、細胞に負荷を与えます。

体に抵抗力が付いていて、活性酸素に負けなければ、細胞が老化するスピードを抑えることが出来ます。

しかし、疲れが溜まった状態では体の免疫力や抵抗力が落ちています。そこで細胞が活性酸素の攻撃を受けて、傷ついて行ってしまうのです。

そのままの状態でいると、肌がどんどん酸化していって、シミやシワの原因になります。そして全体的に老けた見た目になってしまうのです。

疲れが取れない原因は何?身体に起こっている変化とは

普通、眠ったり休息を取ったりすると疲れが取れると言われていますね。しかし、どれだけ眠っても疲労が回復しない場合もあります。

疲れが溜まる原因とは何なのでしょうか。なかなか疲れが取れない時に、体にはどのような変化が起きているのでしょうか。

疲労が抜けないのは自律神経の乱れが原因

自律神経とは、内臓の動きなどをコントロールしている神経で、自分の意思の外で動いているものです。なので、意識的に動かすことは出来ません。

自律神経には2種類のものがあります。

  • 交感神経 攻撃的な神経。興奮を司っている
  • 副交感神経 安静になる神経。リラックスを司っている

この2つの神経の働きで、人の体は正常にたもたれているのですが、外からの刺激によってこの神経の働きが乱れてしまうことがあります。

特に、興奮を司っている交感神経が優位になると、脈拍が上がったり筋肉に余計な力が加わったりして、体に負担がかかります。

この状態が長く続いていることが、疲労の原因なのです。常に体が緊張状態にあって、リラックスできないから、疲れが取れないのです。

自律神経が乱れるのはストレスから

ストレスという言葉は、マイナスなイメージが大きいですが、もともとが体にかかる刺激全般そ指す言葉です。音や空気の流れもストレスの一種です。

ですが、ストレスが問題になるのは、刺激が強すぎる場合です。たとえば大きな音を聞き続けるとか、重い物を長時間持っているなどですね。

仕事や子育てをしていると、このような強い刺激と常に向かいあっていなくてはいけません。

そのために高ストレス状態に陥ってしまい、自律神経が負担を感じてバランスが乱れてしまうのです。

疲労回復のために自律神経の働きを正す方法

疲労の原因は自律神経の乱れにあり、そして自律神経は強いストレスに弱いことが分かりました。

では、ストレスを解消して疲労の蓄積を防ぐためには、どうすればいいのでしょうか。簡単に出来る方法を紹介します。

ストレスの原因から「逃げる」

ストレス解消の一番の方法は、ストレス刺激になっているものから逃げることです。逃げると言うと悪い印象かもしれませんが、要は一端離れると言うことです。

子どもが泣きやまなくて辛い場合は、安全な場所に置いてから一度外に出てみる。仕事が大変な場合はトレイに行って深呼吸してみる。

ストレスを作っている原因から、ほんのわずかでも離れることで、脳が疲労を回復し思考力や判断力をリセットできます。

時間は5分程度で十分です。それなら、子どもも心配ないですし業務にも支障を出しませんよね。

ストレスの徴候は鬱やいらいらです。「あ、今なんだかいらいらしている」と思ったら、少しその場から離れてみましょう。

ストレスや緊張を解消するための方法はこちらにも載っています。

軽い運動は疲労回復に効果的

スポーツをすると気分がすっきりするので、趣味にしている人も多いですが、体を動かすことはストレス解消に効果的です。

と言っても急に強い運動をすると、逆にストレスになってしまいますので、軽く体を動かすのがいいでしょう。

おすすめなのがストレッチやヨガ、ウォーキングなどです。お昼休みに軽くその辺りを散歩するのでもいいですね。

身体を動かすことによって、脳は疲労を解消するための快感ホルモンを分泌します。そのため、気分がすっきりするのです。

また軽い運動は血流を良くするので、疲れの原因になっている体内の老廃物の排出を促してくれるのです。

ゆっくり息をすることで副交感神経優位になります

自律神経を自分でコントロールすることは出来ません。しかし、自律神経は体の動きに影響を与えていますね。

そこで、体の方からアプローチすることで、乱れた神経の働きを正す事が出来るかもしれません。

そのために必要なのが、ゆっくりと息をする事です。交感神経が優位になると、興奮して呼吸が早くなります。

逆に副交感神経が優位になると、呼吸は落ちついてゆっくりになっていきます。この性質を利用します。

基本は口から息を吸って、鼻から吐く。5秒吸って5秒吐くを数回繰り返します。難しければ深呼吸するだけでも効果があります。

自律神経を整えて老けない体を作りましょう

30代になってからどうも疲れやすくなってしまった。それは体の老化が原因かもしれません。疲労と老化は密接な関係を持っているのです。

疲れが溜まったままでいると、活性酸素の影響で細胞はどんどん傷ついて行きます。それを防ぐためにも、ストレスを無くして自律神経の働きを正常にしましょう。

特にストレス発散のためには、ストレスの存在を忘れることも必要です。趣味に没頭したり、好きな音楽を聞くことも効果的です。

疲労とストレスはエイジングケアの大きなポイントになります。いつまでも若々しくいるために、この二つを解消する工夫が必要です。

特に髪の毛には顕著に現れるようですよ…。

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