くるぶしの黒ずみの原因は何?簡単にできる対処方法や治療法

肌に古くなった細胞である角質が溜まっていくと、その部分だけが黒ずんでしまうことがあります。

くるぶしは中でも特に黒ずみのできやすい部分と言われています。くるぶしがきれいでないと、夏にサンダルを履いた時など人の目線が気になってしまいますよね。

くるぶしが黒くなってしまう原因はなんなのでしょうか。そして、どうすれば黒ずみをケアできるのかまとめました。

くるぶしの黒ずみは摩擦による色素沈着

黒ずみの原因は、肌にストレスが加わって細胞が防御反応を起こすことから始まります。防御反応とは、メラニン色素の生成です。

肌の表皮細胞のもっとも深いところから作られるメラニン色素は、紫外線や衝撃、乾燥などから肌を守る働きをしています。

ですが、この肌刺激が長い時間加わりすぎると、本来なら新しい肌になって生まれ変わっていくはずのターンオーバーが正常に働かなくなり、色素が沈着してしまうのです。

さらに日本人は独特の風習として正座という座り方をしますね。この正座こそ、くるぶしに刺激を圧迫を加える大きな原因なのです。

正座をする習慣が日常的にある人は、どうしてもくるぶしに負荷がかかるので、黒ずみができやすくなってしまうのです。

できてしまった黒ずみ…適切なケアの方法は

摩擦によるターンオーバーの阻害によって、くるぶしの黒ずみは形成されます。そこで、できてしまった黒ずみはどのように消すことができるのでしょうか。

そのためには肌ストレスを減らし、正常な皮膚再生がおこなれるようにしなくてはいけません。ポイントをまとめました。

しっかり温めて血流をよくする

細胞の生まれ変わりを促進するためには、1つ1つの細胞にしっかり栄養分とエネルギーが届いていなくてはいけません。

そのためには、血行の改善がまず重要になります。血流が悪いと細胞に栄養が届かないので、細胞代謝の不具合を起こしやすくなるのです。

簡単に実践できるくるぶしの血行改善方です

  • 洗面器にお湯を張って足元を温める(時間がないときにおすすめ)
  • 湯船にしっかり浸かってくるぶしをマッサージする
  • ぬるめのお湯で半身浴をして体全体を温める

中でも、くるぶしの辺りをしっかりとマッサージすることは大切です。マッサージによって周辺の血管が刺激されることによって、老廃物が出て行き新鮮な血駅液が届きます。

また、湯船に浸かる習慣がない人や、時間がなくてシャワーで済ませている人は、蒸しタオルを空いた時間にくるぶしに当ててその後アイスノンで冷やすのもいい方法です。

温める、冷やす、を繰り返すことで、血管が収縮と膨張を繰り返し、自然と血の流れがよくなっていきます。

尿素で皮膚を柔らかくした後保湿する

黒ずみができている部分は、角質が溜まって皮膚が硬くなっています。そのため、血行を改善するだけではなかなか効果が出ないこともあります。

硬くなった皮膚をスクラブなどで洗い落とすという方法もありますが、使用頻度を間違えると余計に肌にストレスをあたえ、炎症反応を起こす危険性もあります。

そこで、尿素配合クリームを使うのがおすすめです。尿素とは、タンパク質を分解する成分を持っているので、溜まった角質を溶かして肌を滑らかにする効果があります。

くるぶしで黒ずみが気になる部分に尿素配合クリームを塗り込んでいくと、徐々に表皮が柔らかくなっていくのが分かるでしょう。

おすすめ尿素配合クリーム クロキュア
尿素の効果で溜まった角質を落とし、グリチルリチン酸モノアンモニウムで炎症を抑え、トコフェノール酢酸エキスが肌のターンオーバーを改善します。

手触りが変わったなと思ったら、次は保湿を行います。よく使われるのがニベアクリームです。

ニベアクリームはコスパもよく幼児もつかえる安心のロングセラー商品ですので、長期的に黒ずみを直したい場合におすすめです。

もっとも手軽な黒ずみケアは靴下!

くるぶしの黒ずみは、正座などによる皮膚ストレスが原因だと書きました。そのため、皮膚への刺激を少なくすることがもっとも重要なケアの方法でもあります。

そこで、仕事や日常的な習慣で、正座をすることが多い人は、必ず長い靴下を履くように心がけましょう。

するとくるぶしへの圧迫や摩擦を少なくすることができますし、ふくらはぎまである長い靴下なら下半身を温める効果もあります。

刺激を防ぎかつ保温もできるので、靴下はくるぶしケアにとって簡単であり効果も高い方法といえます。

早く直したい場合は美容外科などのレーザー治療も

ひどくなってしまったくるぶしの色素沈着を直すためには、美容外科などを受診するという方法もあります。

美容外科や美容皮膚科と看板を出しているクリニックでは、肌のあらゆる相談に乗ってくれています。

そこで、しつこい黒ずみを治すために、一般的な皮膚科ではなく、美容皮膚科を探して受診してみるのもいいでしょう。

黒ずみを消すレーザー治療

美容外科で行われている黒ずみ治療は、多くがレーザー治療です。これは、黒ずみの原因であるメラニン生成機関メラノサイトを攻撃して、しみの根源を消すというものです。

レーザーには様々な種類があります。一般的なものです

  • YAGレーザー 最新式の治療用レーザーマシンです。それまでアプローチできなかった深部のしみまで対処します
  • 美白レーザー 毛穴を収縮させる効果と、メラニンを排除する効果を持った治療法です
  • ピコ秒レーザー 敏感肌の人向けの刺激の少ないレーザーです

このように、その人の症状にあわせて適切な治療法を探してくれます。多くはまずカウンセリングから始まりますので、気軽に受診することができます。

ですが、保険は利かず自己負担になりますので、その点はしっかり費用面の相談をして治療を受けるか決めてください。

保湿や保温。それでもダメなら美容外科へ

くるぶしにできてしまった黒い跡は、長年の皮膚ストレスによる色素の沈着が原因です。そのため、肌のターンオーバーを促進することが必要になります。

古くなった細胞を新しい正常な細胞にするためには、血流を改善することと、表皮に十分な水分を補給することが欠かせません。

そこで、お風呂にしっかり入る、クリームで保湿をするなどのセルフケアをしましょう。それでも改善しないしつこい黒ずみは、美容外科に相談するといいですよ。

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