シナモンの効能で血管を修復。肌や髪の毛が元気になります

シナモン

シナモンは世界中の色々な料理に使われている、ポピュラーなスパイスです。使用されてきた歴史も、もっとも古いと言われています。

独特の香りを持ち、肉料理などの臭み消しに使われることが多いのですが、最近シナモンには様々な健康効果があることが分かって来ました。

シナモンを適切に取る事で、アンチエイジングの効果も得られるかもしれません。効能をまとめました。

栄養が豊富なスーパーフー、ドシナモン

シナモンには様々な栄養素が豊富に含まれています。その中でも特に含有量の多い4つの成分を見て行きましょう。

鉄分
日本人に不足しがちな栄養素です。そして、効率的に摂取するのが難しい栄養素でもあります。

鉄分をしっかり取ると、肌荒れが改善したりイライラがおさまるなどの効果があります。シナモン1g中には、7㎎の鉄分が含まれています。

カルシウム
鉄分と同様に、今の日本人に不足している栄養素です。100g中に1200㎎のカルシウムを含んでます。骨を強くして、精神を安定させます。
カリウム
むくみを解消してくれる成分です。余計な水分の排出力に優れています。むくみ解消はダイエットにもつながります。
シナムアルデヒド
シナモンに含まれる香り成分で、血管を強くする効果があります。

その他、ビタミンBやビタミンKなども多く含まれており、疲労回復や健胃作用があるとして、漢方薬にも使われています。

シナモンに期待出来るアンチエイジング効果

栄養素をバランスよく摂取することは、健康維持のために重要です。特に代謝をあげたり免疫を強くする働きは医療面などでも注目されています。

そんなシナモンの効能で、肌や体の老化を食い止められるかもしれません。シナモンの持っているアンチエイジング効果はどのようなものでしょうか。

シミ、たるみの改善

シナモンには、ぼろぼろになってしまった毛細血管を修復する力があります。シナムアルデヒドの効能ですね。

血管が元気になると、血流が良くなって、肌の新陳代謝が進むのでシミが改善したり肌の張りが戻ってくる効果が期待できます。

また体中の水分の巡りも良くなるので、乾燥していた肌に適度な水分を補給してくれるようになります。

抜け毛、薄毛の改善

シナモンを適量取っていると、血管が修復されて全身の血流が良くなります。それは頭皮も同じことです。

血行が改善すると、毛根に栄養がしっかり届くようになり、髪の毛が太く健康になって抜け毛や薄毛が改善されます。

髪の毛の量で年齢の印象は変わってしまうので、健康な頭皮を取り戻すことはアンチエイジングに大きな意味を持っています。

紅茶やコーヒーで手軽にシナモンを摂取

シナモンの1日の摂取量は、4g程度がよいとされています。料理に入れてもいいですが、独特な香りを持っているため種類が限られます。

そこで、紅茶やコーヒーに入れることで適量を簡単にとることができます。シナモンそのものでもお茶が作れます。

シナモンティーの作り方
材料 シナモン 蜂蜜

  1. シナモン小さじ2分の1と蜂蜜小さじ1をカップに入れる
  2. お湯をそそいで良くかき混ぜて飲む

これで身体がぽかぽかと温まるので、寝る前などに飲むのにおすすめです。このシナモンティーには、血糖値を下げたり痩身効果もあるのが魅力です。

摂り過ぎには要注意!シナモンの副作用

どんなものにもいえることですが、健康にいいからと言ってたくさん取ればいいというものではありません。

とくにシナモンは許容量を守って飲むことが重要です。成分の1つであるシナムアルデヒドには微量の毒素を含んでいるからです。

取りすぎると、腎臓や肝臓の機能を悪化させてしまう作用があるのです。必ず1日の4gという摂取量を守りましょう。

潰瘍や心疾患のある人は飲むのを控えましょう

シナモンは心拍数を急激に上げてしまう効果もあります。そのため、心臓病などを持っている方が飲むと負担がかかって危険です。

また胃や腸の潰瘍の治療中の方もお茶などで飲むことは避けましょう。シナモンには潰瘍を悪化させる働きがあります。

治療中の病気が更に悪くなってしまう可能性が無視できません。こうした病気をお持ちの方は、適切な量でも危険を及ぼすので、注意してください。

強い血管をつくり健康な体を取り戻す

シナモンの健康作用は、イライラの解消や代謝アップなど様々なものがありますが、特筆すべきなのは血管の修復力です。

老化やストレス、乱れた生活によって毛細血管がぼろぼろになっていると、体に栄養が届かず肌や髪の老化が進んでしまいます。

血行の改善はアンチエイジングに欠かせません。みずみずしい肌や艶のある髪の毛は若さの証でもあります。

ですが、シナモンには僅かでも毒性があります。効果を得たいために大量に飲んではいけません。

でも、適切な量を守っていれば大丈夫です。お茶に入れたりして、疲れ知らずの元気な体を取り戻しましょう。

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