味噌汁はダイエットと美容の味方!味噌パワーの秘密とオススメレシピ

お味噌汁ダイエットをしようとしている女性

体型の崩れや体重の増加が気になったとき、ダイエットに取り組む方も多いことでしょう。しかし何かと忙しい毎日の中で、「特別なことをするのは難しい!」と思うのも当然のこと。

ダイエットをするなら、なるべく毎日の生活に支障をきたさない方法を選ぶのがベストです。

そこで今回注目するのは、日本人にとって非常に身近な「味噌汁」を使ったダイエット法です。体型維持に役立ち、健康的に痩せられる味噌汁を作るコツや味噌汁ダイエットの方法、注意点をまとめます。

低カロリーで栄養バランスも良い味噌汁はダイエットにも最適

日本で古くから親しまれている「味噌汁」は、和食の中でも定番の一品と言えます。忙しい毎日の中でも、「味噌汁の香りで、ほっと癒される」なんて方も多いですよね。

日本人にとって、特別な味噌汁は、実はダイエットにも適しています。あらゆる具材を入れて楽しめる味噌汁は、それ一つでたくさんの栄養を摂取できます。

それにも関わらず、カロリーは控えめ。具なしの場合のカロリーは、1杯あたり約40キロカロリーです。そこに野菜を加えても、大体80キロカロリー程度となっています。

カロリーを抑えながら、非常に多くの栄養素を摂取できるという点で、「忙しい毎日の中でも健康的なダイエットに取り組みたい!」と願う女性たちの注目を集めています。

「味噌」に豊富に含まれる栄養素7つ

味噌汁の主役となるのは、やはり「味噌」。日本に古くから伝わる発酵食品で、以下のような栄養素を豊富に含んでいます。

  • 植物性たんぱく質
  • 大豆ペプチド
  • 大豆サポニン
  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • レシチン
  • ミネラル

植物性たんぱく質は、体内でアミノ酸へと変化。そこにはロイシン、イソロイシンと呼ばれる成分が含まれています。

このロイシンやイソロイシンには、筋肉の補強や修復のために体内の脂肪を燃焼させる効果があり、味噌汁なら毎日継続的に摂取することも難しくありません。

大豆ペプチドや大豆サポニンには腸内環境を改善させる効果があり、便秘の解消や体内の不要物をすぐに体外へと排出する機能をサポートしてくれます。

ビタミンB群にも脂肪燃焼を促す効果がありますし、ビタミンEには抗酸化作用や血流促進作用があります。

ダイエットのため、脂肪を燃焼させるサポートをしてくれる栄養素を、一気に摂取できるのが味噌汁の魅力というわけですね。

ダイエット効果が高いのは「赤味噌」

日本で使われている味噌は、大きく分けて3つの種類に分類されます。「白味噌」「合わせ味噌」「赤味噌」で、育った地域によって慣れ親しんだ味噌の種類が違っているはずです。

味噌は種類によって原料や作り方に差があり、含まれている栄養素にも違いがあります。三つの種類の中で、もっともダイエットに向いているのは、実は「赤味噌」。

これは赤味噌に、強い抗酸化作用を持つメラノイジンという成分が豊富に含まれているためです。

強力な抗酸化作用により細胞の若返りをサポートすると共に、その働きを高め、より一層脂肪燃焼を促してくれることでしょう。

とはいえ、「白味噌」や「合わせ味噌」では効果がないというわけではありません。飽きずに継続するためには、その日の気分に合わせて選ぶのもオススメです。

味噌汁ダイエット成功のコツは飲む順番!

味噌汁ダイエットには、

  • 一日三食のうち一食を、「味噌汁のみ」にする
  • 味噌汁を上手に活用して、食事のコントロールを行う

という二つの方法があります。状況に応じて、組み合わせるのも良いでしょう。

味噌汁を上手に活用して食事のコントロールを行う場合、大切なのは「味噌汁を飲む順番」についてです。ぜひ食事の最初に手を付けてください。

味噌汁を最初に飲み、その具材を楽しむことで満腹感を抱くことができます。その後の食事量を制限しやすくなるでしょう。

また最初に味噌汁を飲むことで、血糖値の急激な上昇を抑えることも可能になります。インシュリンの大量発生を防ぐことで、こちらもダイエットにつながるでしょう。

特に味噌汁は、ごはんとの相性が良い汁ものです。ごはんダイエットと組み合わせるのもオススメです。

関連記事:ご飯をしっかり食べてダイエット!もうリバウンドにおびえない!

味噌汁ダイエットにオススメの具だくさん味噌汁レシピ

味噌汁ダイエットをするなら、あらゆる栄養素を同時に摂取できる具沢山味噌汁を作るのがオススメです。多めに作って、食事のたびに楽しむのもオススメです。以下のレシピを参考にしてみてください。

具だくさん味噌汁の材料

  • だし汁  1リットル
  • タマネギ 1/2個
  • わかめ  適量
  • えのき  1/2パック
  • なめこ  1パック
  • 豆腐   1/4丁
  • 味噌   適量
  1. 鍋に出し汁を入れ、火をつける
  2. 具材をそれぞれ、下ごしらえして、食べやすい大きさにカットしておく
  3. 出汁汁が煮立ったら具材を加えて火を通す
  4. 火が通ったら味噌をといて、一煮立ちさせる

こちらは、4~5人分の味噌汁を一度に作るレシピとなります。「食事のたびに、毎回味噌汁を用意するのは難しい!」というときには、作り置きが便利です。

タマネギに含まれる「ケルセチン」は脂肪の吸収を抑え、硫化アリルには血液サラサラ効果が期待できます。

わかめやキノコ類はローカロリーながら食べ応えも抜群!また豊富に含まれる食物繊維が、お通じのサポートもしてくれるでしょう。

豆腐は代謝アップや糖質の吸収率ダウンに役立つ食材です。一杯の味噌汁に、ダイエット効果がギュギュッと詰まった一品となります。

味噌汁を作るときの水に、やさいくずから作った「ベジブロス」を使えば、特別な栄養素、ファイトケミカルも摂取できます。

ダイエットサポート力がより一層高まりますから、ぜひこちらの方も実践してみてください。

関連記事:野菜くずは栄養の宝庫!ベジブロスダイエットの仕組みと注意点

味噌汁ダイエットの注意点は、ずばり「塩分」と「具材」!

手軽でおいしく、しかも美容面でも良い効果を期待できる味噌汁ダイエット。「いいことづくめ」のように思えますが、実は注意が必要なポイントもあります。

以下の二つの項目を頭に入れて、逆効果にならないよう注意しましょう。

塩分の過剰摂取はむくみにつながる!

味噌汁といえば、塩分量が多いメニューとしても知られています。味噌汁ダイエットでは、味噌汁を継続的に摂取しますから、塩分摂取量にも気を配ってみてください。

塩分の過剰摂取は、むくみを発生させる原因の一つ。「味噌汁ダイエットをこんなに頑張っているのに、なかなか痩せない!」というときには、塩分が原因で体がむくみ、それが「痩せない原因」になっていることも…・

味噌汁ダイエットでの適量は「一食あたり一杯」です。また使う味噌を「減塩タイプ」へと変更することで、より安心感も高まるでしょう。

腎臓病や高血圧、生活習慣病を患っている場合、医師から「味噌汁」や「塩分」の摂取量について、指導を受けているケースもあります。医師に相談した上で、自分にとってベストな方法を選ぶようにしてください。

味噌汁の具材には糖質が高いものもある!

食事の最初に味噌汁を摂取することで、その後の食べ過ぎを防いだり、血糖値の急激な上昇を防いだりすることができる味噌汁ダイエット。

しかし味噌汁の中に入れる具材によっては、糖質が豊富で思うような効果が得られないものもあります。

  • イモ類
  • 人参
  • かぼちゃ
  • ごぼう

味噌汁の具材としては定番のように感じられますが、糖質を多く含んでいる食材でもあります。

これらの具材に偏ってしまうと、味噌汁ダイエットの効果を思うように実感できない可能性も。適度に組み合わせるようにしましょう。

味噌汁ダイエットは栄養面でのサポートも抜群!

日本人にとって馴染み深い味噌汁は、「発酵食品である味噌」と「あらゆる具材」との組み合わせで、あらゆる栄養素を複合的に摂取できる一品です。

脂肪の燃焼をサポートするほか、食欲や血糖値のコントロールにも役立ってくれますから、試してみるのも良いでしょう。

美容にも健康にもこだわった、大人のダイエットができるはずです。

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