整形でまぶたのたるみはどう改善できるのか。失敗する例も

確実にまぶたのたるみを改善させる方法として、整形という方法を選びたい、選ぼうと思っているという方も多くいらっしゃます。一言で整形といっても、たるみの原因やたるみ方によっていろいろな整形方法があります。

一般的にどのような方法がまぶたのたるみ対策として行われているのかをご紹介し、人気の切らない方法や脂肪除去について詳しくご紹介します。また、たるみ改善に健康保険が使えるかどうかもご紹介します。

また整形によって改善を希望したのに、失敗してしまう例もあります。実際にどのような失敗例があるのかも併せてご紹介します。

まぶたのたるみの原因と予防法

整形でたるみをなんとかしたい!と思っている方に、まずはどんな原因でたるんでしまったのか、また予防法についても先に触れておきます。

これらを見直し改善するだけで、もしかしたら整形をしなくてもまぶたのたるみが解消されるかもしれないからです。

まぶたのたるみの予防法については、こちらでチェックしてみてくださいね。

整形ではなく「隠す」ことや「改善」することもできます!

メイクでかくしたり、マッサージやツボ押しなどで改善していくことで悩みを解消できる場合もあります。

毎日1分だけの簡単な方法もあるみたいですよ。

アイクリームや美顔器などの力を借りてみるのもありです。

限界…という方でなければ、改善方法を試しつつメイクで隠していく方法もあります。

上まぶたの皮膚を取り除く手術が一般的な方法

まぶたのたるみの中でも、特に上まぶたのたるみの改善を行う時に、一般的に行われることが多いのが、余ってしまっている皮膚を取り除くという方法になります。

まぶたをこすってしまったり、洗顔の時にゴシゴシしてしまったり、目の使い過ぎ、アイプチやコンタクトの使用などによってまぶたの皮膚に負担をかけてしまうことで、まぶたの皮膚が伸びてしまい、伸びた皮膚が垂れ下がりたるみを起こすことがあります。

加齢によっても皮膚が伸びるという症状は起こってきます。それだけ目はとても働き者ということになりますよね。この伸びた皮膚が重力に負けてたるみを起こします。

まぶたのたるみを起こさせない洗顔方法については、こちらもチェックしてみましょう。

皮膚の伸びてしまった部分をメスを使って取り除き、糸で縫合をするというのが、上まぶたのたるみを整形で改善するときには一般的に行われている方法になっています。

この上まぶたの皮膚を取り除く手術は切除をする部分によって大きくは2つの種類に分けられます。

  • 上眼まぶた皮膚切除
  • 眉毛下皮膚切除

切除する場所に違いがありますが、この二つの切除術はどちらも余った皮膚を取り除いてから縫合を行うというたるみを改善させる方法です。

二重まぶたの固定と同時に行える【上眼まぶた皮膚切除】

実際に垂れ下がってしまっている皮膚を取り除いて糸で縫合をしてたるみ改善を行っていくのが、「上眼まぶた皮膚切除」という方法です。

直接たるんでいる部分を切除するためにたるみ改善効果はとても高い方法で、たるみ改善と合わせて二重まぶたの固定をしたいという場合におすすめです。後でご紹介しますが、眼瞼下垂の治療を行うための手術と同時に行うことも可能な方法になっています。

ただし、もともと皮膚に厚みがある方の場合には、この手術を行った場合に、たるみの改善は出来ても腫れぼったさが残ってしまうケースがあります。

手術後の回復が2週間から1か月ほどかかるケースもあるなど、術後のデメリットが比較的大きな整形手術ということができます。

傷跡が目立ちにくくダウンタイムが短い【眉毛下皮膚切除】

眉毛の下縁に沿ってメスを入れて皮膚を切除するのが、「眉毛下皮膚切除」という方法です。皮膚が厚い部分を取り除くことになるためもともと二重まぶただった方は、はっきりとした二重まぶたに戻ることも多くなります。

ダウンタイムと言って、手術を受けてから自然な状態に戻るまでも、1週間ほどしかかからないというものや、傷口が目立ちにくいといったメリットもあります。

たるみをすっきりとさせるだけではなく、軽い目元を取り戻したいという方にはおすすめの方法になります。

余った皮膚を二重まぶたにすることで切らずにたるみを改善できる

皮膚を切除する手術はどうしても切開をするという必要があるため、目立たなくても傷が残ってしまうというデメリットがあります。そこで、切らずにまぶたのたるみを取る方法として、上まぶたであれば二重まぶたの固定手術を受けるという方法があります。

埋没法による二重まぶた固定手術は、とても細い糸を使いあまっている皮膚を糸で止めていく方法です。(リフトアップ)

二重まぶた固定手術は瞼板法と挙筋法という二つの種類がありますが、たるみを改善するために二重まぶた固定手術を受けるときには、挙筋法を取ることが多くなります。

この挙筋法というのは、まぶたの皮膚と、その裏にある挙筋というところとを糸で止めていきます。眼球に傷がつく危険性もなく、瞼板法よりも安全性が高い方法になっています。

ただ、埋没法はまぶたの皮膚が厚い方や、脂肪が多くたるんでいる方には不向きな方法になります。たるみ改善のために埋没法で二重まぶた固定手術を受けると、たるみ改善を目的としていない場合に比べて、長持ちしにくいというデメリットもあります。

腫れぼったくたるんだまぶたは脂肪除去法ですっきりと

余っている皮膚を切除したり、糸で止めて二重まぶたに固定するといった手術は、脂肪が多いためにたるんでいるというまぶたにはあまり向いている方法とは言えません。

脂肪が多い場合には、脂肪除去法による改善が向いています。眼窩脂肪と言って、本来であれば眼球を守るために大切な脂肪を、適切な量だけ取り除くという方法になります。

眼窩脂肪はもともととても強い膜で覆われているため、たるみの原因となる事がありませんが、年齢と共に膜が弱まり、眼窩脂肪が流れてしまうことをせき止める能力が低下してしまいます。

さらに、代謝の悪さなどで脂肪がつきやすくなり、眼窩脂肪の量も増えてしまえば、はれぼったいまぶたになっていってしまいます。

膜を強化することはできませんが、余分な脂肪を取り除けば下まぶたが膨らんでたるんだり、上まぶたがたるみ垂れ下がるということを改善させるられます。

手術方法はメスで数ミリ皮膚を切開して、その部分から余分な眼窩脂肪を取り除くという方法が多くなります。

クリニックの美容治療:注入治療やレーザー治療、再生医療など

手軽にできて人気ですが、持続しないのが難点と言われている注入治療や、効果を持続させるには一定の間隔で施術が必要なレーザー治療、まだ効果が検証実証されておらず失敗するかもという不安が残る再生医療などもあります。

健康保険適用でできるたるみ対策もあります

皮膚が伸びてたるんでしまったり、脂肪の重みでたるんだ場合には、自費診療で整形手術を受けることになるため、健康保険の適用はありませんが、まぶたのたるみの整形手術には、健康保険適用で行える手術もあります。

眼瞼下垂と言って、まぶたを支える筋肉であるミューラー筋や眼瞼挙筋の機能が低下することで起こるたるみの場合です。

眼瞼下垂によるまぶたのたるみは、見た目が増えて見えるという審美の問題以上に、肩こりや頭痛、弱視といった健康上の問題を引き起こす危険性があることから、健康保険適用になる事があります。

ただ、眼瞼下垂の手術をすれば、きれいにまぶたのたるみが取れるかというと、一概にそうとも言い切れない部分があります。

健康保険適用で眼瞼下垂の手術を行った場合、見た目のきれいさではなくまぶたを持ち上げる機能を取り戻すことに重点が置かれるために、きれいな目元に仕上げられない可能性もある。という点がデメリットとしてあります。

費用面では低価格で行うことが出来るというメリットがあっても、きれいに仕上がらないという点は大きなデメリットですよね。

眼瞼下垂の手術を行い、さらに伸びてしまった皮膚を切除したり、二重まぶたにするといった手術を行うと、健康保険は適用されません。

機能の改善だけを目的とするのか、見た目のきれいさも求めたいのか。ということを考えて健康保険適用で眼瞼下垂の手術をするのかどうかを決める必要があります。

整形で失敗。まぶたのたるみの改善は難しい部分もあります

お金をかけてまぶたのたるみを整形により改善を試みたものの、思うような結果にならなかったり、逆に別の悩みが出てきてしまったという声は決して少なくはありません。

そこで、整形による失敗例などを参考に、失敗しない選び方について考えていきましょう。

皮膚の切除で傷口が目立ってしまう、まぶたが閉じなくなってしまう

伸びてしまったまぶたの皮膚を切除し、二まぶたの固定手術を同時に行うという整形は、たるみ改善の方法として比較的多い方法ですが、同時に失敗例も多い方法です。

一つは目を閉じたときに傷が目立ってしまうという点です。目を開けているときには傷は隠れているものの、目を閉じるとまぶたのところにくっきりと傷が見えるというケースです。

酷いケースでは、傷口がへこんでしまい、影が出来ることでより傷跡が目立つこともあります。

ひどいケースでは、まぶたの皮膚や眼輪筋の切除量が多すぎたために、まぶたが閉じなくなってしまうというケースです。

まぶたが閉じないとドライアイの状態になってしまい、角膜を傷つけてしまう危険性もあります。万が一まぶたを閉じられなくなってしまうといったような重度の失敗が起こったら、早めに修正手術を受ける必要が出てきます。

たるみ改善のために二重にしたのに眠そうな目に

切らないたるみ改善として二重まぶた固定手術を受ける方も多くいます。二重にすることで余った皮膚を折りたたみ、すっきりとした目元になりますが、これも失敗してしまうと常に眠たそうな目元になってしまうことがあります。

この眠たそうな目になってしまう理由は、二重の幅が広すぎるためです。糸で止めるだけの埋没法による二重まぶた固定手術であれば、糸を切れば元に戻せるため修正をすることは比較的簡単です。

ですが、上眼まぶた皮膚切除や脂肪除去などを合わせて行った場合などでは、修正が難しいケースがあります。

左右の目の形が見るからに違い不自然になってしまった

たるみとりの整形手術を受けたことで、左右の目の形が大きく変わってしまったという方もいます。

眼瞼下垂の手術を受けた方の中にも左右の目の開き方に差が出てきてしまったり、見た目にも目の大きさが違って見えてしまうということが起こることがあります。

眼瞼下垂の手術の場合には、10%程度の割合でまぶたの開き具合などに差が出ることがあります。割合としては比較的多いと思える数字ですよね。

このような場合も修正手術を行ったり、再手術を行うことになりますが、手術後数日以内であればすぐに再調整が可能ですが、一般的には手術後3ヵ月~6カ月たたなければ再手術を行うことが出来ないというデメリットがあります。

しっかりと相談をして選ぶことが失敗しないためにはとても大切

整形という手段でまぶたのたるみを改善しようと思うと、どうしても成功することしか考えられないかと思います。美容整形を行っているクリニックなどでも、成功例を紹介してくれるため、失敗した場合についてはなかなか考えられませんよね。

失敗例も参考にしながら、本当に整形によってケアをした方がよいのかということをもう一度考え、メリット・デメリットをしっかりと把握したうえで選択をしていくことが大切です。

セルフケアの方法も色々あります。

サプリでも効果が期待できそうですね!

第一印象を決める目元です。ぜひ後悔しない方法でケアをして頂きたいと思います。

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