更年期の症状を無視しないで…自覚しやすい3つのポイント

女性であれば、いずれ迎える更年期。さまざまな不快な症状に悩まされるケースも少なくありません。体調だけではなく、精神的に不安定になってしまうことも考えられます。

とはいえ、女性ホルモンの減少が引き起こす更年期トラブルは、完全に避けるのが難しい問題でもあります。「避ける」のではなく、「上手に向き合う」ことで、適切に対処していきましょう。

そのためにはまず、「更年期の症状について知る」ことが大切です。いったいどのような症状が見られたら、更年期を意識するべきなのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

更年期に実感しやすい「体の不調」

更年期といえば、まずイメージしやすいのが体の不調です。女性ホルモンが減少し、自律神経が乱れることで、さまざまな不調を実感しやすくなってしまいます。

どのような症状が発現するのかには、個人差がありますが、40代に入って以下のような不調が見られ始めたら、更年期の影響を疑ってみてください。

女性の体のバランスは、「女性ホルモンが分泌される」ことを前提に、整っているような側面もあります。閉経が近付き、女性ホルモンの分泌量が減少してしまうと、様々な場所で不具合が起きてしまいます。

女性ホルモンの減少が、腰痛や肩こりの悪化につながる可能性もあれば、自律神経の乱れを生じさせ、それがほてりやめまい、頭痛やイライラなどのトラブルを生じさせることもあります。

女性ホルモンとは、直接結びつかないような不調も多いため、「あれ？体調を崩したのかな？」「何かで体を傷めたのかな？」なんて、誤解するケースも少なくありません。

まずは更年期に起こりうる体の不調について、正しい知識を身につけるところからスタートしましょう！

確実に忍び寄る「体内の老化」

更年期と共に、確実にやってくるのが「体内の老化」です。「たまたま更年期と時期がかぶる」ということもありますが、「更年期の症状が、老化をスピードアップさせる」という側面があるのも事実です。

老化は自然現象の一つですが、適切な対処法を実践することで、そのスピードを遅くすることができます。

更年期と共にやってくる体内の老化には、以下のようなものが当てはまります。

• 生殖能力の低下
• 肌質の変化
• 消化器官の能力低下

悩みのタネになりやすい「汗」

更年期の女性が、特に悩みを抱えやすいのが「汗」に関するトラブルです。外出先で汗について指摘され、恥ずかしい思いをした！なんて方も少なくないのではないでしょうか。

更年期に汗で悩まされやすいのも、自律神経の乱れが引き起こす、弊害の一つです。女性ホルモンを増やすのは難しいので、汗をかきやすい部位別に、上手に対処して乗り切っていきましょう。

女性が汗で悩みやすい部位としては、

• 顔
• 脇
• 背中
• 頭皮
• 手
• 足

などが挙げられます。汗のかきやすさや、悩みがちな部位には個人差があるもの。自分の症状に合わせて、具体的な対処法を実践してみてくださいね。

「仕方がない」と諦めるのではなく、上手に乗り切っていくことを考えてみてくださいね。

更年期の症状は、まず「知る」ところからスタートしよう！

加齢と共に訪れる、更年期。何らかの症状が現れたときにも、「まさか…」と認めたくない思いの方が、強くなってしまうことも考えられます。

しかし各種症状について、その詳細を「知る」ことでできる対策も増えてきます。自分に起きている症状から目をそらさず、上手に付き合っていくためのコツを身につけていきましょう。