頭皮の皮脂の洗い方。汚れを残さずさっぱりと洗いきる方法

髪の毛や頭皮のトラブル…原因は様々ですが、皮脂汚れもその一つ。毎日シャンプーしていても、落としきれなかった汚れが頭皮に少しずつ蓄積していきます。

何気なくやっている髪の洗い方が実は間違っていて、そのせいで汚れがしっかり落ちていない事も。

頭皮の毛穴は大きく、顔の毛穴の約7倍程もあります。この為頭皮の皮脂と古い角質、そしてほこりなどの外からついた汚れが溜まりやすいのです。毛穴に溜まった汚れは放っておくとフケや頭皮湿疹の原因に。

この毛穴に溜まった汚れをしっかり落とすことで頭皮の状態が改善され、新陳代謝が良くなり血流も回復します。髪・頭皮の事でお悩みのあなた、頭皮の皮脂をきれいさっぱり洗い流しましょう!

こびりついた頭皮の皮脂…すっきりと洗い流すには?

とは言え毎日シャンプーしても落ちない汚れって、どうすれば落とせるんでしょう?今日は頭皮の皮脂汚れを落とす4つの方法をご紹介したいと思います。まずは普段の髪の洗い方から見直していきましょう。

余分な皮脂を残さない!正しいシャンプーの仕方とは

汚れをしっかり落とす事も大切なのですが、シャンプーで意外にも気を付けなければならない事、それは「皮脂を落とし過ぎない」ことです。

過剰に皮脂を洗い流してしまうと今度は頭皮が乾燥してしまい、乾性フケやかゆみなどの原因になってしまうのです。

汚れはしっかり落とし、皮脂は適度に残す。なんかハードル高くない?と思うかも知れませんが、正しい方法でシャンプーすれば大丈夫!次の手順を覚えていって下さいね。

  1. まず髪を濡らす前にブラッシングをします。もつれを取り、髪の表面についたほこりなどを落とします。
  2. シャンプーをつける前に、お湯だけで予洗いをします。髪を洗う時のお湯の温度は38℃~40℃。これより熱いと皮脂を落とし過ぎてしまい、冷たいと汚れがしっかり落ちません。適温で約2~3分、汚れを洗い流しましょう。
  3. シャンプーを適量(セミロングで1プッシュ程度)手に取り、泡立ててから髪につけます。…とは言っても手で十分に泡立てるのはなかなか難しいので、ある程度泡立てたら頭に乗せ、髪をクシュクシュと揉み込んでしっかりと泡立てていきましょう。スポンジをクシュクシュして泡立てるような感じで。
  4. 指の腹を使って下から上に、押し上げるような感じでマッサージしながら洗っていきます。毛穴に詰まった汚れを絞り出すようなイメージで。頭皮を傷つけてしまうので爪は立てないように!
  5. シャンプーが髪に残らないようしっかりとすすいでいきましょう。ちょっとしつこいかな?と思う位に念入りに。最後は頭皮に手を添え、手の窪みにシャワーのお湯を溜めながら、地肌もしっかりと洗って下さい。(これを「ためすすぎ」と言います)

トリートメントは毛髪をケアする為のものですので、頭皮につける必要はありません。なるべく頭皮を避けてつけるようにしましょう。そして、シャンプーと同じく洗い残しが無いようしっかりとすすいで下さいね。

週に一度のスペシャルケア!オイルで頭皮クレンジング

シャンプーの仕方を変えるだけでも皮脂汚れは落ちやすくなりますが、更に週に一度、特別なケアをすることで頭皮を清潔に保つことができます。

シャンプー前にオイルを使ったクレンジングをすることで、毛穴に詰まった汚れが浮き上がり、綺麗に洗い流すことが出来るのです。

頭皮専用のクレンジングオイルも市販されていますが、椿オイルやホホバオイル、顔用のクレンジングオイルなどでも問題ありません。あとはホットタオルがあれば自宅で手軽に出来てしまうんです。

  1. オイルをつける前に一度ブラッシングし、汚れを落としやすくします。
  2. 手にオイルを適量取り、髪をかき分けて頭皮にオイルを塗り込んでいきます。(髪には付けません)毛量が多い人など、やりにくいな…という場合は一度髪を濡らし、タオルドライしてからオイルを付けるといいですよ。
  3. 指の腹を使って揉み込みながらオイルをなじませます。
  4. ホットタオルで頭全体を包み、5~10分程度置きます。
  5. シャワーでオイルをしっかり洗い流してからシャンプーしましょう。

予洗い・シャンプーに炭酸水を使う

お酒を割ったりする時に使う無糖の炭酸水。最近は美容効果が注目され、そのまま飲む人も増えています。実はこの炭酸水、頭皮のケアにも使えるんです。ヘッドスパに使用する美容院もあるんですよ。

炭酸水の気泡は頭皮の皮脂や古い角質を包み込んで浮き上がらせる効果があります。また、炭酸水に含まれる二酸化炭素には、皮膚から吸収されると血管を広げる作用があり、これにより血行が促進されます。

市販の飲用炭酸水でも問題ありませんが、自宅で炭酸水を作るとコストダウンできますよ。簡単ですので是非作ってみて下さい。

用意するもの:

  • 食用の重曹
  • 食用のクエン酸

作り方:
水500mlに対し、重曹・クエン酸をそれぞれ小さじ1杯ずつ混ぜます。

炭酸が抜けてしまうので作り置きはできません。その都度使う分だけを作って下さいね。

炭酸水の使い方(1)予洗いに使用する
シャンプーをする前に炭酸水で頭皮を洗いましょう。ためすすぎの要領で地肌に炭酸水をたっぷりとかけて、指の腹で揉み込むようにマッサージします。頭皮を頭頂部に向かって引き上げるような感じで。
浮き上がった汚れをシャワーで洗い流してからシャンプーをします。
炭酸水の使い方(2)シャンプーに混ぜる
ペットボトルに炭酸水50mlと適量のシャンプーを入れ、よく振り混ぜて泡を作ります。
たっぷりの泡で頭を包み込むように洗いましょう。すすぎにも炭酸水を使うと更に効果的。

炭酸水による頭皮ケアは週に1回程度にしましょう。頻繁にやりすぎると皮脂が落ちすぎて乾燥の原因になるので要注意です。

ヘッドスパを利用する

自分でケアするのは面倒くさいなぁ…というズボラさんは、サロンなどのヘッドスパを利用してはいかがでしょうか。お店で受けるヘッドスパはプロの手によるクレンジングとマッサージで、頭皮環境を整え血行を促進する以外にも様々な効果が期待できます。

頭皮への効果としては、

  • フケの改善
  • 臭い・ベタつき・痒みを抑える

髪への効果は、

  • 髪質改善
  • ダメージケア
  • 抜毛・薄毛・白髪の予防
  • 育毛

その他にも、

  • 肩こり・目の疲れの解消
  • 顔のむくみを取る
  • リラクゼーション効果

などなど、心身ともにリフレッシュできる事間違いなしです。施術にかかる料金は、

  • ヘアサロン…¥5000~¥8000
  • ヘッドスパ専門店…¥5000~¥15000
  • エステサロン…¥10000~¥15000

というのが大体の相場になっています。

溜まった皮脂、キレイに落として頭皮のトラブルを解消!

いかがでしたか?髪の毛に覆われた頭皮はどうしても汚れが溜まりやすいもの。毎日ちゃんと洗っていても皮脂汚れが蓄積してしまうのもある意味不可抗力と言えます。

だからと言って放っておくと髪や頭皮のトラブルにも繋がりますので、やはり綺麗に洗い流す必要があります。頭皮の汚れが気になったら、今回ご紹介した方法を是非お試し下さいね。

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