頭皮のかさぶたには賢いシャンプー選びが重要!正しい改善策と予防法

頭皮にかさぶたができると、気になって剥がしてしまった経験はありませんか?良くないとはわかっていても、触ってしまうんですよね。

気になる頭皮のかさぶたを改善するためには、かさぶたができる原因をまず把握することが大切。

原因がわかれば、自ずと改善策も見えてきます。頭皮環境が悪化しないように、早めの対処をしていきましょう。

ここでは、頭皮にかさぶたができる原因や、賢いシャンプー選びのコツを解説!また、正しい洗髪方法とかさぶたの予防・改善についてもご紹介します。

頭皮にある白いかさぶたは何?7つの原因を徹底解説

一般的に、かさぶたは普通茶色ですよね。頭皮にあるかさぶたが白いのはなぜなのか?原因を突き止めて、しっかり対策していきましょう。

ここでは、頭皮のかさぶたができる7つの原因を徹底解説!また、かさぶたから出る汁の正体についても併せて解説していきます。

食生活や生活習慣の乱れ

ジャンクフードを筆頭に、脂の多い食生活は頭皮トラブルの元となります。栄養が不足すると、頭皮にも栄養が届かなくなるため、頭皮環境を悪化させます。

また、不規則な生活も頭皮環境に大きく影響してしまいます。睡眠不足やストレスなどは、お肌の状態を左右させます。

肌のターンオーバーが崩れると、バリア機能が低下するため肌はとてもデリケートな状態に。新陳代謝を妨げる生活は、頭皮に悪影響を及ぼしてしまいます。

質の良い睡眠を取るためにおすすめの寝方はこちらです。

ストレスも適度に解消していきましょう。

シャンプーが自分の肌に合っていない

シャンプーの成分が自分の肌に合っていない場合、頭皮環境が悪くなる可能性があります。刺激の強い成分が原因で、接触性皮膚炎になる場合も。

また、洗髪のしすぎにも要注意です。洗いすぎて、必要な皮脂まで流してしまうと、頭皮の状態が悪化し乾燥するため、かさぶたができる原因になります。

不要な皮脂の洗い残し、刺激の強いシャンプー、洗髪のしすぎは、頭皮環境を悪化させ、かさぶたなどの頭皮トラブルを招いてしまいます。

皮脂を残さずさっぱりと洗い上げることが大事です!

爪やヘアケアグッズで頭皮を傷つけてしまう

頭皮を傷つける要因として、まず爪で頭皮を掻く行為が挙げられます。また、ブラッシングによる頭皮への負担も、頭皮トラブルの原因に。

パーマやヘアカラーなどは、刺激の強い成分が配合されている場合が多いので、注意が必要です。

ドライヤーのかけ方、スタイリング剤の成分も、かさぶたを作ってしまう要因になりかねません。

白髪染めを使う際の注意点などをチェックしておきましょう。

頭に触れるものが不衛生

意外と見落としがちなのが、枕など毎日頭に触れるものの衛生面です。枕以外にも、帽子やタオルが不衛生な状態だと頭皮トラブルの原因になります。

細菌が繁殖して、痒みやかさぶたに繋がることで頭皮環境を悪化させてしまうのです。

頭に触れるもの全般の不衛生は、頭皮に雑菌が付着する可能性があるため、清潔に保つことがとても重要です。

脂漏性皮膚炎の可能性

脂漏性皮膚炎とは、常在菌のマラセチア菌が増えてしまうことで頭皮トラブルを引き起こします。

脂性の人に多く、頭皮の過剰な皮脂分泌により、頭皮を刺激してしまうのです。マラセチア菌は、皮脂をエサとして繁殖します。

マラセチア菌が皮脂を分解すると、脂肪酸にに変わって酸化するため皮膚炎を起こし、頭皮にかさぶたができる原因になります。

アトピー性皮膚炎の可能性

アトピー性皮膚炎の場合、頭皮は乾燥している状態。肌がデリケートになっていて、強いかゆみを伴っていることが多いです。

アトピー性皮膚炎は、バリア機能が衰えて肌のターンオーバーが早くなります。そのため、角質がかさぶた状になる場合も。

また、強いかゆみがあるため、頭皮を掻いて傷つけてしまい、固くて厚いかさぶたができる可能性があります。

白癬菌に感染している

白癬菌は、いわゆる頭皮の水虫です。白癬菌に感染すると、部分的に髪の毛が抜けて白いかさぶたができます。

かゆみを伴うため、爪の引っ掻き傷から菌が毛穴に入ってしまうと、頭皮環境はさらに悪化します。

湿度が高くて湿った場所を好み、帽子やタオルなどから感染するケースが多いです。頭皮の湿度が高いと、菌が繁殖しやすくなってしまいます。

かさぶたから出る汁は何?浸出液の重要性

浸出液とは、傷を治すために体が反応して出てくる液体のこと。かさぶたを剥がしたりした時に、透明っぽい汁が出てきたことはありませんか?

この浸出液は、細胞の再生機能もあり、止血の役割を果たしてくれます。傷を治して、浸出液の役割が終わるとかさぶたになるという仕組み。

頭皮にできた傷を体が治そうとしている証拠のため、浸出液を拭いたり止めたりせずに、放っておくのが◎。役割が終われば、自然と止まります。

また、傷が治るまでは、細菌に感染する可能性があるので、頭皮の清潔を保ち、触らないように注意しましょう。

かさぶたを刺激しない!賢いシャンプー選びのコツ

頭皮にかさぶたができたら、今までのシャンプーを変えてみるのが得策です。でも、どんなシャンプーが適しているのか知識が必要ですよね。

そこで、頭皮のかさぶたを刺激しないシャンプーの選び方について解説します。ぜひ、参考にしてくださいね。

無添加などの低刺激シャンプー

デリケートになっている頭皮には、低刺激なシャンプーが基本です。添加物がなるべく配合されていないものがベスト。

シリコンなども頭皮の刺激となるため、避けた方が良い成分です。また、ラウリル硫酸Naなどの成分は、洗浄力が強く、必要な皮脂まで落としてしまいます。
頭皮のかさぶたに良い成分
  • アロエエキス
  • 甘草エキス
  • イチョウ葉エキス
  • 海藻エキス
  • ヒノキチオール

上記のような天然由来成分は、頭皮トラブルにも刺激が少なく、安心して洗うことができます。

逆に、頭皮環境を悪化させる可能性のある成分を7つご紹介します。シャンプを選ぶ際に、成分表示をしっかりチェックしてみてくださいね。

  • エタノール
  • 合成ポリマー
  • シリコン
  • 人工香料
  • 石油系界面活性剤
  • 人工着色料
  • パラベン

添加物などの成分に十分注意して、頭皮のかさぶたを改善していきましょう。

アミノ酸系シャンプー

頭皮のかさぶたにオススメの「アミノ酸系シャンプー」は、頭皮への負担を軽減してくれます。頭皮環境を整え、皮脂のバランスを保つ効果があります。

アミノ酸系シャンプーは、次のような成分名で記載されています。

  • アスパラギン酸
  • 加水コラーゲン
  • グリシン
  • グルタミン酸
  • サルコシン
  • プロピオン酸
  • メチルアラニン
  • メチルタウリン

これらの洗浄成分は、必要な皮脂は残して洗浄するので、頭皮トラブルの肌にも安心です。

ポイントは、アミノ酸系洗浄成分の配合量。成分表示の3番目以内に記載されているものが望ましいですよ。

頭皮にかさぶたができた時の正しいシャンプー方法

シャンプー以外にも、頭皮トラブルを防ぐために洗髪方法を見直してみましょう。頭皮のかさぶたを予防・改善には、しっかり汚れを落とすことが大切。

ここでは、正しい洗髪方法や、ドライヤーでの乾かし方をご紹介します。正しいシャンプーの実践で、頭皮環境を改善し、健やかな肌を取り戻しましょう。

正しい洗髪方法で頭皮のかさぶたを予防・改善しよう

   
間違った洗髪方法では、頭皮の汚れをしっかり落とせていない可能性があります。頭皮に優しく、かさぶたを刺激しない正しい洗髪を行いましょう。

  1. まず、髪の毛をしっかりブラッシングしておきましょう。
  2. 38~40度くらいのぬるま湯で、頭皮にしっかり届くように予洗いします。
  3. シャンプーを手にひらに取り、よく泡立てます。
  4. 泡を頭皮につけて、指の腹で優しく汚れを落としていきます。
  5. 前髪の生え際や耳の後ろ、襟足も忘れずにしっかり洗いましょう。
  6. 最後に、頭皮全体をマッサージするイメージで洗い忘れがないようにします。
  7. シャンプー剤が残らないように、3~5分くらいかけてしっかり洗い流します。
  8. コンディショナーを毛先中心につけます。(頭皮につかないように注意!)
  9. しっかり洗い流したら終了です。
洗髪前にブラッシングすることで、髪の汚れを落とし、さらに予洗いで髪についた汚れを洗い流すイメージで行いましょう。

この作業をしっかりやると、泡立ちもよくなるため、少しのシャンプー剤でも十分洗髪ができますよ。

頭皮に水分を残さない正しい髪の乾かし方

洗髪が終わったら、早めにドライヤーで髪を乾かしましょう。自然乾燥は頭皮環境を悪化させるのでNG.

  1. 洗髪後、清潔なタオルでポンポンたたくように水分を取りましょう。
  2. 頭皮からドライヤーを20㎝程度離して、頭皮から乾かしていきます。
  3. 髪の毛をブロック分けしながら行うと、より早く頭皮を乾かすことができます。
  4. 頭皮が乾いたら、キューティクルに沿うように上からドライヤーを当てます。
  5. 全体的に、湿気がなくなったら、ドライヤーを冷風に変えましょう。
  6. 冷風でキューティクルを閉めたら終了です。
頭皮に水分を残さないことが大切です。正しい洗髪を行い、しっかり乾かすことで、頭皮のかさぶたを予防・改善していきましょう。

シャンプー以外にも3つの対処法でかさぶたの予防と改善をしよう!

正しい洗髪や頭皮に優しいシャンプー以外にも、かさぶたを予防・改善する方法があります。

ここでは、3つの対処法をご紹介しますね。頭皮トラブルを改善し、事前に予防もしていきましょう。

除菌スプレーで頭皮トラブルを防ぐ

頭皮に触れるものは、常に清潔な状態で使用したいですね。毎日洗うことが不可能な場合は、除菌スプレーを活用しましょう。

特に、帽子や枕は雑菌が繁殖しやすいため、注意したいアイテムです。除菌スプレーなら、手軽にできるのでオススメですよ。

頭皮トラブルを事前に防ぐことも大切ですね。清潔を保つことで、頭皮環境を予防・改善しましょう。

規則正しい生活や体の中からも改善する

食生活の見直しは、頭皮の健康だけでなく、アンチエイジングにも繋がります。頭皮環境の改善・予防に効果的な栄養素は、積極的に摂りたいですね。

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • オメガ3脂肪酸
  • オレイン酸
  • αリノレン酸
  • βカロチン
  • ポリフェノール
脂の多い食生活を避け、頭皮環境に良い食生活を心がけてくださいね。また、質の良い睡眠や規則正しい生活を意識して、頭皮トラブルを防ぎましょう。

ストレス発散して頭皮環境を改善

頭皮のかさぶたが気になると、ストレスになりますよね。しかし、ストレスは頭皮にも悪影響となります。

上手にストレス発散をして、頭皮の症状を悪化させないように心がけましょう。軽い運動なども効果的ですよ。

栄養もたっぷり摂って頭皮環境を改善し、ストレスが溜まらないようにしっかり予防していきましょう。

頭皮のかさぶたを悪化させないための注意点

デリケートになっている頭皮環境を、さらに悪化させないように3つの注意点に気をつけて改善していきましょう。

掻いたり剥がすと雑菌が入る可能性がある

頭皮にかさぶたがあると、とても気になりますよね。しかし、無理に剥がしたり、かゆくて掻いたりするのはやめましょう。

炎症部分から雑菌が入り、いつまでも治らないという悪循環になってしまいます。頭皮がかさぶただらけにならないよう注意してくださいね。

頭皮が乾燥肌の場合は保湿しよう

頭皮が乾燥しているなら、頭皮用の化粧水やオイルで保湿してあげると、乾燥による皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。

シャンプーも、天然由来の成分100%のものが理想です。添加物による頭皮環境の悪化を招かないように、成分には十分注意しましょう。

薬で治療が必要なのは「脂漏性皮膚炎」と「白癬」

脂漏性皮膚炎は、放っておくと慢性化しやすいため、皮膚科を受診して適切な薬で治療することが大切です。

白癬は菌が繁殖し、人から人へ感染します。自然治癒はしないので、悪化して脱毛がひどくなる前に専門医に診てもらいましょう。

白癬菌が完全にいなくなるまで、数ヶ月かかる場合もあります。症状が良くなってきても、途中で治療をやめずしっかり治しておきましょう。

頭皮のかさぶたに優しく効く!おすすめシャンプー7選

頭皮のかさぶたに優しくアプローチしてくれるおすすめのシャンプーをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

【ビオーブ】リフレッシュスキャルプシャンプー
  • 内容量:250ml
  • 参考価格:2,400円
【プラーミア】クリアスパフォーム
  • 内容量:170g
  • 参考価格:2,500円
【エクリナール】スキャルプシャンプー
  • 内容量:300ml
  • 参考価格:2,400円
【ユント】シャンプーモイスト
  • 内容量:300ml
  • 参考価格:2,000円
【KADASON】スキャルプシャンプー
  • 内容量:250ml
  • 参考価格:3,218円
【ウーマ】シャンプープレミアム
  • 内容量:300ml
  • 参考価格:3,800円
【デミ】ミレアムシャンプー
  • 内容量:800ml
  • 参考価格:2,000円

頭皮のかさぶたは清潔を保って予防・改善していこう!

できてしまった頭皮のかさぶたは、清潔を心がけながら優しくケアしていきましょう。頭皮に合ったシャンプーや生活習慣の見直しで、予防・改善!

なかなか治らない時は、頭皮環境が悪化しないように、自己判断せず、皮膚科を受診して適切な治療をしてもらいましょう。

健やかな頭皮を取り戻して、再度かさぶたができないように、頭皮に優しいケアを続けてみてくださいね。

髪の老化についてしっかりと知り色々と対策をしてみましょう。

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