頭皮のかゆみ早期改善！シャンプー選びと女性のための正しい洗髪方法

頭皮のかゆみに悩まされている女性は少なくありません。頭皮トラブルは、シャンプーの種類を変えたり、洗髪方法で改善できる場合が多いです。

間違った洗髪方法や、頭皮に合わないシャンプーでかゆみが出る可能性も。頭皮のかゆみは、精神的ストレスとなり辛い症状ですよね。

一度掻くと知覚神経を刺激し、ヒスタミンというかゆみを感じさせる物質が出ます。かゆみが止まらなくなり、さらに頭皮にダメージを与えてしまうのです。

そこで、頭皮のかゆみとなる原因を追求し、かゆみを防ぐケアの方法を解説！また、症状を改善するためのシャンプー選びのポイントもご紹介します。

頭皮のかゆみはどうして起こるの？6つの原因を徹底解説

頭皮のかゆみは、ストレスにもなり、つい引っ掻いてしまう場合も。悪循環の繰り返しでは、なかなか改善することはできません。

そこで、頭皮にかゆみが生じる6つの原因について徹底解説！原因がわかれば、適切な改善策を実践することができます。

外部からの刺激によるダメージ

肌のバリア機能の低下により、小さな刺激にも過敏に反応してしまうことで、頭皮にかゆみが生じてしまいます。

また、ドライヤーのかけすぎは頭皮を乾燥させてしまい、頭皮トラブルの原因になります。洗髪の際、高温のお湯もNG。外部の刺激は身の回りに溢れています。

加齢によるホルモンバランスの乱れやストレス

ホルモンバランスは、加齢やストレスが原因で崩れやすくなります。そのため、肌のターンオーバーが正常に働かなくなり、古い角質が蓄積されていきます。

新陳代謝が悪くなると、頭皮環境が悪くなってかゆみを引き起こしてしまうのです。顔の肌荒れと同様、加齢とともに頭皮にも影響が生じていきます。

シャンプーの洗い流しが不十分

しっかり洗い流しているつもりでも、意外と洗い残しがあります。女性は、髪の量が多いと頭頂部や後頭部は、きちんと流せていない可能性も。

部分的にかゆみが生じている場合は、シャンプーの洗い残しが原因かもしれません。シャンプーのつけすぎも一つの要因となるので注意が必要です。

食生活の乱れは「皮脂」が過酸化脂質へ変化

脂質の多い食べ物ばかりでは、過剰な皮脂のせいで頭皮の毛穴が詰まります。毛穴が塞がれると、不要になった老廃物が排出できなくなってしまうのです。

蓄積された皮脂は、過酸化脂質へと変化し頭皮トラブルを招きます。酸化した皮脂は、脂臭が発生する場合もあります。

皮脂の過剰分泌は「雑菌」を繁殖させてしまう

頭皮の皮脂が異常に分泌されると、雑菌が繁殖しやすく、その雑菌が原因で頭皮トラブルを招きます。

かゆくて掻きむしった部分に雑菌が繁殖し、脂漏性湿疹などの頭皮湿疹を引き起こす場合も。

フケやかゆみなどの症状が出るほか、薄毛になり最悪の場合、髪の毛が生えてこなくなってしまいます。

また、洗髪する頻度が極端に少ないと汚れが蓄積されるため、雑菌が増殖する原因になります。

「乾燥」はさまざまなトラブルを引き起こす

肌は乾燥すると、バリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下すると、さまざまな肌トラブルが発生し、頭皮にも悪影響を及ぼします。

また、抜け毛やフケが出る原因にも。頭皮の乾燥は、皮脂が過剰に分泌するため毛穴が詰まって、かゆみ以外にもトラブルを引き起こしてしまいます。

シャンプーが自分の肌に合っていない場合や、ブラッシング・洗髪のしすぎ・UV対策不足なども乾燥する要因となります。

エイジング世代はマラセチア菌の増殖＆皮脂量低下に注意！

肌の皮脂量が減少してくるエイジング世代は、頭皮トラブルも深刻です。皮脂量低下は、自然なことなので避けることができないのが現実。

ここでは、特に気をつけたいマラセチア菌について解説します。しっかり把握しておきましょう。

マラセチア菌の増殖で肌のサイクルが乱れる

頭皮のかゆみは、主に6つの原因がありましたね。加齢が原因の場合、ホルモンバランスが乱れることで、お肌のサイクルが崩れていきます。

サイクルが早まるので、まだ未熟な細胞の状態がむき出しになります。そのため、外部からのダメージを受けやすくなってしまうのです。

加齢とともに皮脂量が減少すると頭皮トラブルを招く

マラセチア菌は常在菌の一種で、乾燥を招く要因。マラセチア菌が増殖すると、頭皮を刺激する脂肪酸がたくさん出ることで頭皮トラブルを招きます。

エイジング世代にとって、皮脂量の低下を防ぐのは難しいですよね。必要な皮脂まで洗い流さないように、洗髪方法に気をつけなければなりません。

今日から実践！頭皮のかゆみを防ぐケアの方法

シャンプーは、髪質がサラサラになれば良いわけではありません。肝心なのは、頭皮なのです。あなたの洗髪方法を見直してみませんか？

そこで、頭皮のかゆみを防ぐ正しいシャンプーのやり方を解説！また、健康な頭皮を保つためのポイントも併せてご紹介します。

シャンプーは正しい洗髪方法で頭皮を守る

頭皮の汚れや間違った洗髪方法は、頭皮のかゆみの元となります。シャンプーは、「頭皮を洗う」ことが重要。

シャンプーの正しいやり方

1. まず、髪をキレイにブラッシングします。
2. 38~40度くらいのお湯に設定しましょう。
3. 頭皮から髪全体を、指の腹を使ってしっかり濡らします。
4. 水気を軽く切ったらシャンプーを適量手に取り、手のひらで泡立てます。
5. 頭皮に届くように、しっかり馴染ませましょう。
6. その後、髪全体に広げていきます。
7. 指の腹をジグザグに動かしながら、頭皮をマッサージするように汚れを落としていきます。
8. 地肌のヌルヌル感がなくなるまで、念入りにすすぎます。目安は3~5分程度。

髪の正しい乾かし方

1. 髪をタオルで挟みながら、ポンポンたたくように水気を取っていきます。
2. くしを使わず、手ぐしで髪を整えましょう。
3. ドライヤーを20㎝くらい頭から離した位置で当て、根元を中心に乾かします。
4. 根元が乾いてきたら、徐々に髪の表面や裏側もドライヤーを当てていきます。
5. 最後に、ドライヤーを冷風に切り替え、キューティクルを引き締めたら終了。

睡眠不足は頭皮トラブルの元

頭皮のかゆみなどのトラブルは、洗髪方法以外にも生活習慣の乱れが影響します。特に睡眠不足は、自律神経のバランスを崩しやすいので注意が必要です。

睡眠習慣が悪いと、頭皮の皮脂が過剰に分泌され炎症を引き起こします。睡眠不足による頭皮トラブルは、短期間でも症状が現れます。

生活習慣の乱れに心当たりのある方は、まずは睡眠習慣を整えてみましょう。生活習慣と、頭皮の状態は連動しやすいので気をつけてくださいね。

頭皮に大切な栄養素を積極的に取り入れよう！

脂質の多い食生活は、頭皮のトラブルを招きます。野菜を積極的に摂取して健康的な食生活を心がけましょう。

頭皮にとって大切な栄養素を把握して、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

• ビタミンB6：頭皮の血行促進効果
• ビタミンE：肌の代謝UP
• タンパク質：健康な髪を作る
• ビオチン：肌の炎症を抑制

頭皮のかゆみに効く！シャンプーの正しい選び方

頭皮トラブルがなかったとしても、シャンプー選びって迷いますよね。今はシャンプーの種類が豊富なので、どれが適切なのか選ぶのもひと苦労です。

そこで、あなたの頭皮に合ったシャンプー選びのポイントを解説！また、避けるべき成分も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

あなたの頭皮の肌質は？自分の肌質に合わせて選ぼう

頭皮のかゆみがあるのは、肌がデリケート状態。低刺激なもので、自分の肌質に合ったシャンプーを選ぶのがポイントです。

低刺激なもの

• 石けん系シャンプー
• 石油系界面活性剤不使用
• 無添加

主にこの3つのシャンプーであれば、肌への刺激を抑えることができます。安心して洗髪できるシャンプー選びが大切ですね

保湿効果のあるシャンプーを選ぶ

• オイル系シャンプー：頭皮に潤いを与え、しっかりとした洗浄力
• アミノ酸系シャンプー：敏感肌におすすめ。皮脂を落としすぎず優しい洗浄力

乾燥が原因でかゆみを引き起こしている場合は、優れた保湿力のあるシャンプーが最適です。肌に刺激を与えないように、優しい洗浄力のものが◎。

継続しやすい価格がベスト

自分の頭皮に最適なシャンプーが見つかっても、高価格なものだと継続しにくいですよね。お財布と相談しながら、継続できそうな価格の中で選ぶのが◎。

また、お試しサイズや、サンプルなどがあれば、まずは試してみることをお勧めします。

シャンプーボトルの成分表をチェック！

低刺激のものでも、成分表を見て「良い・悪い」を判断するのは難しいですよね。頭皮に刺激を与える成分を把握して、シャンプーボトルをチェックしましょう。

頭皮に刺激を与える成分

• ラウリル硫酸Na
• ラウリル硫酸カリウム
• ラウレス硫酸Na
• ラウレス硫酸アンモニウム

これらの成分は、頭皮に刺激を与え、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。デリケートになっている肌にはお勧めできません。

安全性の高いシャンプーの成分

• イミダソリ
• 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
• グルタミン
• ベタイン
• ラウロイルグルタミン酸Na
• ラウロイルメチルアラニンNa
• ココイルグルタミン酸Na

頭皮に刺激のある成分が含まれていないか、慎重にチェックしてみましょう。安全なシャンプーで、頭皮のかゆみを改善させてくださいね。

マラセチア菌などの殺菌には「薬用シャンプー」もおすすめ

低刺激のシャンプーや、正しい洗髪方法を実践しても、症状が治まらないようであれば薬用シャンプーを試してみましょう。

主な薬用成分

• グリチルリチン酸
• ケトコナゾール
• サリチル酸
• シクロピロックス
• ピリチオン
• ピロクトンオラミン

頭皮のかゆみにしっかりアプローチ！おすすめのシャンプー10選

頭皮のかゆみに効く肌に優しいシャンプーをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

• 【BELTA】ベルタシャンプー：参考価格：3,490円
• 【マイナチュレ】スカルプシャンプー：参考価格：3,900円
• 【haru】黒髪スカルプシャンプー：参考価格：5,600円
• 【さくらの森】ハーブガーデンシャンプー：参考価格：4,000円
• 【h＆s】モイスチャーシリーズ 地肌と髪のシャンプー：参考価格：480円
• 【オクト】オクトシャンプー：参考価格：790円
• 【カウブランド無添加シリーズ】カウブランド無添加シャンプー：参考価格：1,000円
• 【wen】クレンジングコンディショナー：参考価格：5,200円
• 【モーガンズ】ノンシリコン アミノ酸ヘアシャンプー：参考価格：2,800円
• 【ファンファレ】わたしのきまり：参考価格：5,000円

かゆみの原因を解消して健康な頭皮を取り戻そう！

頭皮のかゆみは、精神的なストレスにもなりますよね。一度掻いてしまうと、余計に痒くなってしまいます。頭皮を傷つけてしまっては悪循環の繰り返しに…。

正しい洗髪方法の実践や、自分の頭皮に合ったシャンプーを見つけて、かゆみを解消しましょう！

生活習慣の見直しも取り入れながら、早期の改善を目指して健康な頭皮を取り戻してくださいね。