枝毛だらけのバサバサヘアー!髪の傷みを引き起こしている原因5つ
枝毛トラブルは、髪のダメージが原因となって引き起こされてしまうもの。加齢と共にトラブルが気になり始めて、気付いたときには「枝毛だらけだった!」と語る方も少なくありません。
枝毛だらけの状況を改善し、さらなるトラブルを予防するためには、枝毛が発生する原因について正しく理解しなければいけません。
枝毛が発生する理由と、メカニズムについてわかりやすく紹介していきます。
枝毛は髪からのサイン!ヘアダメージを無視しないで
髪に枝毛が発生するのは、「ヘアダメージが蓄積しているサイン」でもあります。「枝毛だらけになってしまった!」という場合には、その分ダメージも蓄積しているということ。早急に原因について検討し、改善のための対策を講じることが重要です。
まずは髪が枝毛になるメカニズムからチェックしてみましょう。
キューティクルの破壊から引き起こされる枝毛の問題
人間の髪は、以下の三つの層で成り立っています。
- メデュラ
- コルテックス
- キューティクル
この中で、髪を構成する要素の中心となっているのがコルテックスです。髪の芯となるメデュラの周りにコルテックスが集まって髪を構成し、これをキューティクルが守るという仕組みになっています。
コルテックスは毛髪の約9割を占める成分で、タンパク質や水分を豊富に含んでいます。
正常であればキューティクルに守られているのですが、キューティクルが剥がれれば、コルテックスからたんぱく質や水分が流れ出してしまいます。
もともと髪は「縦に裂けやすい」という特徴を持っており、髪に必要な成分が流れ出てしまうことで、さらにその傾向が強くなります。こうして生まれるのが「枝毛」というわけです。
キューティクルが破壊される原因5つ
枝毛発生のメカニズムをチェックしてみると、髪の表面にあるキューティクルの働きが重要であることがわかります。
しかしさまざまな習慣が原因で、このキューティクルが破壊されてしまうケースが少なくありません。
以下の5つは、特に注意が必要な習慣です。「枝毛だらけで困った!」と思ったときには、自分に当てはまる点がないかどうか、チェックしてみてください。
- 髪に負担をかけるブラッシング
- 洗髪後の自然乾燥、もしくはドライヤーによる加熱状態
- 頻繁に行うカラーリング
- ホルモンバランスの変化
- 栄養や睡眠状態の悪化
それぞれが髪に与える影響について、詳しく解説していきます。
ヘアダメージを進行させるブラッシングに要注意
一般的には「髪に良い」とされるブラッシングですが、方法を間違えるとかえって髪を傷める結果になってしまいます。
- 絡んでいる髪を無理矢理引っ張る
- 濡れた状態でブラッシングをする
- ナイロン製のブラシで静電気を発生させる
これらのブラッシングは間違った方法。枝毛を増やす原因になってしまいます。
洗髪後は自然乾燥もドライヤーの使い過ぎもNG
キューティクルを守り、枝毛を発生させないためには、シャンプー後の髪の取り扱いにも注意をする必要があります。
まず避けるべきなのが、自然乾燥です。髪が乾くまでに時間がかかり、その間にどんどんタンパク質や水分が流れ出てしまいます。
基本は「ドライヤーを使って乾かす」のがベストですが、熱を加えすぎるとこちらもダメージの原因になってしまいます。髪の内部の水分は失われて、やはり枝毛が増えてしまうでしょう。
カラーリングやパーマ、そして白髪染めにも注意しよう!
カラーリングやパーマは、髪の内部に働きかけて色や形状を変えていきます。特にカラー剤は、キューティクルを剥がす成分も含まれているので注意が必要です。
加齢と共に枝毛が気になり始めた場合、「白髪のケアも同時に行いたい!」という女性も多いことでしょう。
白髪染めも、もちろん髪のダメージの原因となります。美容院で施術を受けたり、自然素材のカラー剤を使ったりと、髪へのダメージを少なくする工夫が必要です。
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エストロゲンの減少は、髪にも関わる!
40代以降の女性で髪の悩みを抱える方が増えてくるのは、ホルモンバランスの変化を迎える時期だから、という理由もあります。
これまでは豊富に分泌されてきた女性ホルモンは、閉経のリズムと共に一気に減少し始めます。女性ホルモンには「美しい髪をキープする」という作用もあるのですが、ホルモンバランスの変化によって、効果が薄れてしまいます。
エストロゲンの減少は、ある意味で仕方がないこと。この時期に、その他の理由が組み合わさると、「一気に枝毛だらけ」なんてことにもなりかねません。
注意が必要な時期と心得て、丁寧なヘアケアや体のリズムを整えることを意識してみてください。
栄養と睡眠のバランスが崩れると、枝毛は一気に増える!
枝毛のない艶やかな髪を保つためには、栄養豊富な食事と質の高い睡眠が必要となります。
アンチエイジングのためにダイエットをしたり、忙しい毎日の中でつい睡眠不足に陥ってしまったり…。こうした生活習慣が続けば、枝毛は徐々に増えていってしまうでしょう。
自分の意識一つで改善しやすいポイントですから、「枝毛が気になる!」と思ったときには、まずはこの原因をつぶしてみるのがオススメです。
軟毛の人は枝毛だらけになりやすい!充分に注意を
枝毛が発生する原因を紹介してきましたが、実は「枝毛が発生しやすい髪質」というものが存在しています。
- 髪が細く柔らかい人
- くせ毛の人
こちら二つのタイプに当てはまる方は、特に注意してヘアケアを行った方が良いでしょう。
髪が細く柔らかい人やくせ毛の人は、髪の内部に水分を蓄えにくいという特徴があります。髪質的にダメージに弱く、枝毛になりやすいのです。
水分量を保つために、トリートメントやオイルなどをしっかりと使って、積極的に髪に栄養を補給して守ることが重要です。
原因を知れば、枝毛の対処法・解決策も見えてくる!
枝毛トラブルの裏には、加齢による影響も確かにあります。しかし日常生活の中のちょっとした習慣を変えることで、トラブルを改善できる可能性も充分にあるのです。
髪に枝毛が多いと、どうしても膨らんだりパサついたりした印象につながってしまいがちです。残念ながら「若々しくて美しい」とは言えないでしょう。
まずは枝毛が発生する原因に目を向けて、自分に足りないところを探してみてください。それぞれに合った対処法を実践して、枝毛のないツルツルヘアーを目指していきましょう!
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