老化でまつ毛がどんどん抜ける…具体的な原因5つを学ぼう!

まつ毛が抜ける原因について考えている女性

まつ毛が抜ける原因の一つが「老化」です。メイクや生活習慣とは異なり、こればかりは「自分の力でなんとかする」のが難しい問題でもあります。

しかし老化がまつ毛に与える影響を正しく知れば、影響を最小限に食い止めることもできるはず!

人が老いると、体内ではどのような変化が起きるのか。そしてどのように「まつ毛抜け」に関わってくるのか。老化のメカニズムについて、5つのパターンを紹介していきます。

細胞の減少や機能の低下

まつ毛は、毛根の中の「毛母細胞」の中で育てられます。10代から20代前半までの時期は、体を成長させるため、細胞は非常に活性化しています。

何か問題が起きたときでも、「グロースファクター」という成分が大量に分泌され、細胞を修復してくれます。

毛母細胞自身が活発に活動している上に、細胞が傷ついたときでも即座に修復されていきます。これにより、常に健康なまつ毛が生えやすい環境が整っています。

しかし残念ながら、細胞の働きは年齢を重ねるごとに低下していってしまいます。まず毛母細胞の数自体が減少し始めてしまいます。

若い時期であれば、毛母細胞が傷ついた分だけ、修復成分を分泌されたことでしょう。しかしグロースファクターの分泌も、20代前半をピークに、あとは下る一方です。

細胞が減り、徐々に傷ついていくことで、抜けるまつ毛の数は増えていってしまいます。

老化でまつ毛が抜けるポイント一つ目は、まつ毛の毛根の細胞の減少と機能低下です。「まつ毛を生やし、維持する」能力が弱くなり、脱毛量が増えてしまいます。

血管の老化で栄養と酸素が行き渡らない!

まつ毛を含めた「目元」は、老化が現れやすい部位と言えます。しわやしみができたり、たるみが気になったり…。まつ毛以外の悩みを抱える方も少なくありません。

なぜ目元に老化が現れやすいのかというと、「血流」が深く関係しています。

人間の目は生命を守るために非常に重要な役割を果たしています。この機能を維持するため、目元には大小さまざまな血流が複雑に絡み合っているのです。

細胞の一つ一つにまで間違いなく栄養や酸素を届けるためのシステムですが、残念ながら血液を運ぶ「血管」にも、老化現象は現れてきます。

血管はコラーゲンから作られていますが、若い時期にはしなやかで弾力があります。酸素や栄養素を効率よく全身に運んでくれるでしょう。

しかし年齢を重ねて血管が老朽化してくると、徐々に硬く、もろくなってしまいます。目元にも十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、まつ毛にも悪影響が出てしまいます。

ポイントの二つ目は、血管の老化による酸素や栄養分が不足してしまうこと。頭髪の抜け毛はよく知られていますが、同じことがまつ毛にも起こります。

潤い保持能力の低下…乾燥による影響はまつ毛にも!

若い時期には何もケアしなくても健やかで潤いのある肌をキープできていても、年齢を重ねると難しくなります。

実際に20代後半ごろから、乾燥肌で悩む方の割合は非常に増加してきます。

これは肌の内部にある天然保湿因子や細胞間脂質の量が減ってしまっているため。これらの成分は、肌の内部に水分を蓄える役割を果たしています。

この成分が減少すれば、肌の保水能力は低下してしまいます。目元の乾燥が進めば、バリア機能までもが低下してしまうでしょう。

乾燥した肌は、外部からのちょっとした刺激にも耐えられなくなってしまいます。健やかにまつ毛を育てることができなくなり、抜け毛を増やしてしてしまいます。

三つ目のポイントは、ずばり「目元の乾燥」です。

年齢を重ねると皮膚の内部に水分を蓄える機能が衰えてしまうため、こまめに、そして効果的に保湿する必要があります。

まつ毛抜け以外のトラブルを予防するためにも、重要なポイントです。

長年のメイクで蓄積されたダメージが老化促進

女性がメイクをし始めるのは、10代半ばから後半にかけて。

メイクの内容は年齢に応じてさまざまですが、一度やり始めると、多くの女性はずっと化粧品とお付き合いしていくことになります。

中でも目元のメイクは、印象を決定づける重要なポイント!アイライナーにつけまつげにマスカラなど…つい頑張りすぎてしまう方も少なくありません。

しかし、目元の皮膚はとても薄く、また各パーツを支える筋肉量も限られています。

毎日しっかりメイクをし続ければ、化粧品による肌への負担も気になります。またクレンジングによるトラブルも否定できません。

さらにつけまつげをとろうとするときには、まぶたを引っ張るようにしなければいけません。まつ毛の毛根にダメージを与えて、抜けやすくなってしまいます。

老化現象が起こり始めるのは、早い人で30代からだと言われています。しかし毎日のメイク習慣でダメージを与え続ければ、老化現象を促進してしまうでしょう。

20代でも、老化によるまつ毛抜けが起きる可能性もあるのです。

ポイント四つ目は、毎日のメイク習慣による老化促進です。「まだそんな年齢じゃないのに…」と思ったら、目元に負担をかけ過ぎていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。

エストロゲン減少によるホルモンバランスの変化

女性にとっては、加齢によるホルモンバランスの変化もまつ毛が抜ける原因の一つです。

女性に多く分泌されるのが女性ホルモンですが、これにはエストロゲンとプロゲステロンという二つの種類が存在しています。

エストロゲンは、成長期に女性らしい体つきへと変化させる他、コラーゲンの生成に関わるホルモンです。

毛髪にコラーゲンは欠かせない物質で、ハリやコシのある美しい毛が作れるのは、エストロゲンがきちんと働いているから。

一方プロゲステロンは生理前のイライラをもたらすホルモンです。あまり良いイメージを抱かないかもしれませんが、毛の周期を伸ばすという特徴を持っています。

卵巣機能が老化すると、やがて閉経の瞬間が訪れます。エストロゲンやプロゲステロンが一気に減少し、ホルモンバランスは崩れてしまいます。

頭髪はもちろんまつ毛にもその影響は及び、「生えてきてもすぐに抜ける毛が増える」「生えてきても、コシやハリがない」などのトラブルが起こりやすくなります。

閉経が近付いてきてきたタイミングで、まつ毛だけではなく頭髪の抜けも気になるようになったら、ホルモンバランスの変化が影響を与えていると考えられます。

ホルモンバランスを整えることで、まつ毛抜けを食い止められる可能性もあります。

もちろん原因は老化だけではありません!

まつ毛が抜ける原因は、老化以外にもいろいろとあります。

たとえば

  • 間違った方法で目元のケアを行っている
  • アイメイクでの負担が大きい
  • 病気による影響
  • 薬の副作用

などが挙げられます。

老化のメカニズムを知っても、あまりピンとこない場合には、生活習慣に問題が隠れているケースも。

「老化だから仕方がない」とあきらめる前に、こちらの方もチェックしてみてください。

老化だからといって、諦めないで!できる対策を頑張ろう

まつ毛が抜ける原因が「老化」と言われると、「じゃあもう仕方がないんだ…」なんて、諦めてしまう方も多いのかもしれません。

しかし人の体が老いるスピードには個人差があり、もちろん自分の努力で、遅らせることだって可能なのです。

特にまつ毛は、アイメイクやつけまつげで隠そうとすればするほど、トラブルが深刻になってしまいます。

自分の本当のまつ毛に自信を持っていられるよう、できることから対策をスタートさせていきましょう。

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